第80回
藤田菜七子(藤田菜々子) 競馬界のアイドル?

3年目の藤田菜七子がキタ!

今回は、競艇だと「土屋南」や「山本宝姫」のような美人レーサーが大勢いるが、競馬だとデビュー3年目を迎えた紅一点、「藤田菜七子」騎手の、これまでを振り返っていきたいと思う。


藤田菜七子騎手デビュー年の2016年に、3年ぶりのJRA女性騎手誕生ということで、相当なフィーバーを巻き起こしたのは記憶にまだ新しく、このデビュー年に藤田菜七子騎手は6勝した

デビュー当初は厩舎所属騎手ということで、調教師である根本調教師が騎乗馬の差配窓口となっていたが、あまりのフィーバーぶりに根本調教師もさばき切れなくなり、2016年4月から、同厩舎の先輩である丸山元気騎手や5年目の原田和真騎手柴田大地騎手を担当している川島康孝(元ダービーニュース)エージェント契約(騎乗依頼仲介)を結ぶことになった。


2016年を通算6勝で終えた藤田菜七子騎手は、その後順調に勝ち星を伸ばし、14勝したのだが、2017年の年末に騎乗依頼がバッティングしそうになり、藤田菜七子騎手の所属厩舎である根本調教師が 激怒したことからエージェント交代という事態に発展。

「騎乗依頼のバッティング」に根本調教師の怒りを買ったというのがエージェント交代の最も信憑性の高い理由だが、一部では川島氏と藤田騎手の距離が「近すぎた」のが問題であったのではないか?という「ウワサ」もある。


川島氏は通常のエージェント業務以外にも、イベントなどに駆り出されることも多い藤田菜七子騎手に帯同したり、育成牧場に赴く際にも常についていっていた、という話があるくらいだ。
海外遠征の際にも付いていき、しかも手違い?で部屋が1室だったなんて噂まで出ている。ホントだろうか?
そこでこの状況を見かねた根本調教師が、エージェント交代に踏み切ったというのが「真相」であったという説も流れるほどに。



このような「ウワサ」のあった2017年だったが、藤田菜七子騎手はこの年を14勝で締めくくった。
そして、新しいエージェントの登場となるのだが、新エージェントはなんと戸崎内田博、来日時のR.ムーアを手がける中村剛士

現在関東リーディング1位の戸崎に、3位の内田博(2位田辺とは1勝差)を抱える、

敏腕エージェントの「中村剛士」だぞ。


そんな敏腕エージェントの元には、当然多数の有力馬が集まる。
その証拠に藤田菜七子騎手は、今年すでに9勝と、例年を上回るハイペースで勝ち星を積み重ね、通算勝利数でもJRA29勝、地方2勝で合計31勝となり、G1に騎乗できる権利を入手した。
…そのかわり30勝を超えてしまったので減量特典の3kg減が2kg減になってしまったが…
※地方での騎乗については、前回のコラム読んでw


女性だからとナメない方がいい。
これまでエージェントの関係で、騎乗機会や勝てる可能性のある騎乗馬に恵まれなかった藤田菜七子騎手だが、状況が変われば勝てることは今年の数字が証明している

そしてこれから夏競馬のシーズンと3場開催が続くので、騎乗機会も確実に増えるし、得意としいる新潟開催も待っている。

夏から秋への活躍が約束された藤田菜七子騎手、秋にはG1のファンファーレをターフ上で聞くことが、かなり現実味を帯びて来たぞw
コレは盛り上がる。くるぞ、藤田菜七子。


第79回
競馬の楽しみ方~地方競馬編

気になる3点

先々週から書き始め、周りの評判も良いので今回が最後、
南関東公営競馬(大井、船橋、川崎、浦和)と中央競馬との比較、第三弾といこうw

さーて、今週のお題は、以下の3点。

❶ 地方専用の厩舎はあるのか?
❷ 中央で成績が悪い馬は地方に行けるのか?
❸ 騎手の違い?


地方専用の厩舎はあるのか?

多分あまり知ってる人も少ないだろう。地方の場合、南関東4競馬場には競馬場内に 厩舎が併設されている

しかし競馬場内に馬が収まりきらない場合は、認定厩舎制度というのがあって、南関東4競馬場から認定を受けた施設だけが厩舎を設置することが可能となっている。
…そう聞くと、なんだそれならどこも申請して外に厩舎(外厩)持ってるだろ、と思うかもしれないが、2018年6月時点で認定を受けている施設は、わずか3つしか無い

野田トレセン(浦和競馬場認定)
小林牧場(大井競馬場認定)
小向厩舎(川崎競馬場認定)

以上の3つが南関東4競馬場が認定して、厩舎が存在する施設なのだが、中には競馬場内で調教するよりもはるかに高度な調教施設を有する施設もあるそうだ。

その筆頭といえるのが、大井競馬場が認定している小林牧場で、競馬場内にある厩舎はコース調教しかできないのが、小林牧場に厩舎を構えれば牧場内にある坂路コースを利用して調教が可能となっているのだとか。
画像をクリックするとポップアップで表示 
↑見学することもできるぞ。


また、上記以外にも騎手候補生や調教師、厩務員などを育成する施設として「地方競馬教養センター」という施設が栃木県那須市にあり、ここも地方競馬の外厩として認定されている。

基本的には中央競馬でいう競馬学校」と同じで、ここに放牧に出して調整しレースを使うことが認められている。施設には坂路コースもあればウォーキングマシンもあり、かなり高度な調教施設を有していることで有名だ。



中央で成績が悪い馬は地方に行けるのか?

(パターン1)
3歳馬がスーパー未勝利が終わった時点で勝ち上がれず、出走できるレースがなくなってしまうため、現役を続行するため地方の厩舎に転厩することがある。

この場合、「地方で2勝」すると賞金的に中央へ「再転入」することが可能になる。
500万条件への出走が可能となるが、制度上、中央の1勝馬と地方で2勝した馬と比較すると、本賞金的に中央での1勝馬が優先されるので、抽選で弾かれることが多いのも現状だが、500万条件を1度勝てば、中央の2勝馬と同格になれるのだ。


(パターン2)
ダートのオープン頭打ちになった馬が、地方に転厩するパターン。
ダートの条件戦を1つ1つ勝ち上がり、オープンに昇級し、1勝することはできたが、その後、賞金加算できずに除外の連続という、負の連鎖の陥ってしまった場合、悲しいが出走機会を得るために、地方競馬に転出するケースが多々ある。
例えば、中央から船橋に移籍し、出走機会を得られたことにより息を吹き返したキタサンミカヅキとかね。



騎手の違い?

何処がどう違うかを厳密に線引きするのは難しいのだが、シンプルに考えれば騎手試験の難易度が違い、中央の騎手試験の方が「圧倒的」にレベルや規制が高いため、中央の試験に受からなかった騎手候補生が、地方の試験を受けるというケースもある。

これは騎手人生の「入口」の部分の話。
実際には前回の競馬コラムでも書いたように、騎手になった後、地方である程度の成績を積み重ねて騎乗機会が増えるようになれば、中央の騎手より騎乗する機会が多いので、技術的に磨かれて、地方の騎手の方が技術が 上と一般的には見なされている。

一昔前は、そもそも技術を比較すること自体が困難だったのだが、前回説明した「交流元年」による「中央〜地方」の開国が行われ、地方のトップジョッキーであったアンカツや内田博、岩田、戸崎が大活躍したことで、地方所属騎手の力量を誰もが知るところとなったというのが現実だろう。

では、何故こうなってしまったかという理由を探すのであれば、

中央の騎手、例えば武豊が週末の開催で「障害レース」が無いと仮定すれば、最大で24Rであるのに対して、南関東時代の内田博や、戸崎は週に5日開催があるので物理的には60R騎乗することが可能となるため、圧倒的に「場数」に差が出るのだ
このことによって「経験値」が上がるということが推測される。

また、昔ほどではないにせよ、地方馬と中央馬の、馬自体の素質や力量差の違いは今もあるようだ。
素質や力量の高い馬は概ね「乗り易い、癖がない」という定義が成り立つとするのであれば、その部分で劣る地方馬は「乗りにくく、癖馬も多い」という定義も成り立つだろう。
そんな馬達を毎日相手にして、いかにして動かすかという、「弛まぬ努力」を続けた後に地方の頂点に立ったジョッキー達の腕は確かなものとなるのだ。

馬には申し訳ない例えだが「温室育ち」と「雑草」の違いと言っても過言ではないだろう。


…さて、三週間に渡りご紹介してきた「中央競馬」と「地方競馬」の違いですが、参考になっただろうか?
競馬予想で言えば、地方競馬では「必中インパクト (必中IMPACT)」という予想サイトが良い予想を出しているので、個人的には高評価にしている。料金も安いし、初回に還元されるポイントでも十分にタダで検証できるから、地方に興味がある人は登録してみるといい。(勿論、中央の予想も出している)


第78回
競馬の楽しみ方~地方競馬編

地方にビビる中央

先週書いたコラムに続き南関東公営競馬大井、船橋、川崎、浦和)と中央競馬比較していきたいと思う。
今回は第二弾だ。


皆さん、知っているかな?
地方競馬と中央競馬には「交流競走」という日があることを。
この「交流競走」の日に限っては、中央馬が地方のレースに参加できる日なのです。

南関東以外の地方会馬場も概ねてだが、地方競馬は水曜」に交流重賞交流競走が組まれることが多く、その際には水曜日の交流競走に騎乗馬がいる騎手はその日のレースに参加できるというルールとなっている。

しかし残念ながら実際には、中央の騎手が 地方馬に乗る機会はほぼ無く、理由は、ただでさえ中央に比べて賞金の低い地方競馬のレースに、中央競馬所属の騎手乗せるのは地方競馬の騎手界の反発を招くからだ。
これは武豊、デムーロ、ルメールとて例外ではなく、1日1鞍の騎乗で終わる騎手も普通にいる。

ただ例外があって、その例外とは内田博騎手戸崎騎手のこと。
決して過小評価されているわけでもなく、この両騎手は・南関東所属ということで、南関関係者とのパイプは今も厚く、また南関競馬を支えた功労者として積極的に騎乗依頼が来ている。

要するに、
水曜日に大井で交流重賞があり、中央の騎手も重賞以外の交流競走に乗りに行くんだが、その場合中央の馬には中央の騎手(地方の騎手を乗せる時もある)が乗るというのが一般的で、逆に地方の馬に中央の騎手が乗ることは、まずなく、その点において内田と、戸崎は古巣なので例外的に騎乗依頼があるということね。



現在、紆余曲折を経て地方、中央の交流戦のルールは概ね固まったが、ここに至るまではかなり色々な「シガラミ」が交錯してきたようだ。
私もなんとなく覚えていた知識の裏付けの為、改めて色々と調べてみると、昭和の時代は地方の騎手が中央のレースに乗ることは殆ど稀だったのだが、1995年に「交流元年」という謳い文句の下、中央競馬と地方競馬間の交流が大幅に拡大されることになり、地方主催で行う中央との交流重賞の整備や、条件つきではあったものの、地方在籍のままでの中央GI競走への出走が可能となったんだとか。

そしてこの「交流元年」延長線上に、ある現象が発生した
その現象とは、地方競馬所属のまま地方の競馬の騎手が中央のレースに乗るというケースが一気に増えただけでなく、
「中央の騎手」を「質、量」ともに凌駕するという現象が発展したのだ。


その地方の騎手とは誰あろう、「アンカツ」こと「安藤勝己」元騎手のこと。

地方競馬、当時笠松所属の騎手として脂がのりきっていた安藤騎手は、中央のレースを勝ちまくり始めた。
1997年からは、地方所属馬が出走できる中央競走枠が大幅に増加したこともあり、1999年には455戦55勝という成績を挙げ、この頃より「アンカツ」のニックネームが中央ファンの間にも完全に浸透した。

この結果、地方に在籍しつつ、騎乗機会の少ない中55勝を挙げた安藤勝己騎手に対して2002年7月、JRAは騎手免許試験の取り扱いを一部変更し、「受験年の前年以前の5年間において、中央で年間20勝以上の成績を2回以上収めている騎手に対しては騎乗技術試験は免除」という新要項を発表した。

当時、地方騎手でこれを満たしていたのは安藤勝己騎手のみで、この基準が後に「アンカツルール」と呼ばれることになった。


そして安藤勝己騎手が先鞭をつけた地方騎手の移籍、所謂「アンカツルール」に続いたのが岩田康誠騎手と、内田博騎手でした。
「アンカツ」を含むこの3人が当時、中央競馬移籍直後から勝ちまくったことは、知っている人もいるんじゃないでしょうか。


これに危機感を抱いたのが中央の騎手会(笑)
で、地方から凄腕がバンバン中央に流れてきたら新人騎手の騎乗機会が失われ、技術が育たないという意見が噴出した。

そのため、2010年以降は「受験年の前年以前の5年間において、中央で年間20勝以上の成績を2回以上収めている騎手」というルールが、成績に関係なく全ての騎手に1次試験受験が必須となり、新たに直近3年以内にJRAで年間20勝2回の騎手のみ、2次試験の実技が免除され、口頭試験のみとなる新規定となった。徹底して「JRA」だ。

このルールにおいて戸崎圭太騎手は10、12年に22勝を挙げ、規定を満たしているため2次は面接のみとなり、滑り込みでJRAの騎手となったが、以降は「交流元年」という文句自体が尻窄みとなり、現在では「戸崎で最後になる」と言われているくらいに、地方騎手の中央への門戸は一気に狭まってしまった


「JRAの騎手」の既得権益を守るための「鎖国政策」とでも言おうか。
日に何本も騎上して、鍛え上げてるアンカツや内田、岩田などの地方ジョッキーが来たことで、地方のジョッキーの腕が武豊に勝るとも劣らないことが証明されてしまったので、このまま開国を続ければ中堅以下若手の騎乗機会が失われるということを懸念して蛇口を締めたということ。

もちろん、賞金の部分も考えてだと思うが、「地方のジョッキーの方が上手い」というイメージを、これ以上増幅するのはマズイだろう!と、いう考え方から来ていると思うし、実際上手いと関係者は気づいているのです。
まぁ、それだけに地方競馬も見てると面白いんですがw


実際は、馬主や調教師は、地方の一流どころを積極的に乗せたいのが本音だろうね
それをJRAの騎手が「組合」という防波堤で対抗しているとイメージかな。
デムーロやルメールも、漢字の読み書きができなければ合格しないし(笑)
実際、Dバルジューも何度も不合格になっています(笑)


これからJRAは、第2の藤田菜七子の発掘など、ソッチ系に力を入れるのかもね。
金になるのがわかったから。


第77回
競馬の楽しみ方~地方競馬編

地方競馬を知る

今年もダービーが終わって、大井競馬場では東京ダービー、ジャパンダートダービーがまだ控えているけど今回は少し「地方競馬」について書こうかと思う。
「地方競馬」だとまだまだ「これから」のところもあるからな。

地方にもダービーがある。ということを踏まえ、南関東公営競馬(大井、船橋、川崎、浦和)と中央競馬を比較していきたいと思う。



地方競馬情報の詳細
JRAで馬の成績を見るのであればJRAのHPで見られるが、
「南関東公営競馬」に所属する馬の成績を見るのであれば、

南関東4競馬場|nankankeiba.com

というHPがある。
このHPで開催日開催時間(昼開催かナイター開催か等)なども確認ができる。
地方競馬だとどこで確認すればいいかわからない人も、新聞がなくても馬柱がココで見れる



地方競馬情報の賞金について
地方競馬の賞金は、中央競馬の賞金よりも格段に安いのだが、デムーロ曰くイタリア競馬の賞金が大井競馬の賞金とほぼ同じくらいだとコメントしてたな。

その大井競馬は、国内の地方競馬場で一番高い賞金を誇っている。
南関東4競馬場の中でも微妙な格差があり、各クラスの賞金は同じでも、集客数という点で大井競馬場がダントツのため、最も多くの賞金を負担できる大井競馬場に開催が集中し、逆に浦和競馬場は開催が少ないという現実もある。

大井競馬場JRA並みにコラボイベントにも力を入れており、常設のライブステージもある。
G1などの大きなレースの時は、音楽やお笑いのライブもあり、人気絶頂期のレイザーラモンのライブ時は、私も観たけど観客がスゴかったな。


地方競馬で最も高額賞金のレースは、年末に行われる東京大賞典8000万円

同様に地方競馬の祭典と言われるJBCクラシックも昨年までは同額の8000万円だったが、2018年は京都競馬場で行われるということから、賞金が9000万円にUPした
当然、集客力の影響も考慮されたんだろうな。

賞金がショボい? そうですねー、


因みに…
中央競馬のJRA 有馬記念 ジャパンCは、賞金3億円

やっぱ中央と地方は違いすぎ、、


世界を見ると、
ドバイワールドカップだと、7億円だ。

あと、凄いのがアメリカでペガサスWCというのがあるのだが、出走する意思のある馬が1億円を払って12頭が出走し、1着馬が8億5千万円。二着以降は不明。2016年からの試みなので毎年ルールが変わるそうだ。
…その点だとドバイも毎年賞金が変わる。


世界の競馬はケタが違う!


日本のクラシックも登録料というのが必要で、重賞だと第1回で2万、第2回で8万、G1だと第1回で6万、第2回で24万、クラシックだと第1回で1万、第2回で3万、第3回で36万、追加登録の場合は200万掛かるそうだ。
だけど、やはりケタが世界とは違うねw


今回は南関東4競馬場(通称南関)の概要と、レース賞金についてレポートしてみたけど、次回は地方競馬の騎手や厩舎について書こうかと思っている。


第76回
競馬の楽しみ方~注目馬編

極度の「ビビり」ワグネリアン

今週はオークスだ。

一番人気確実アーモンドアイについて、昨年ソウルスターリングで勝っているルメールが「去年よりも自信がある」…などと発言しており、本番でブッ放されたのではなんだか見えてそうだ。

当初、ダービー出走も噂されたアーモンドアイだったが、将来的に「繁殖に上がるしかない牝馬」なので、ダービーは将来「種牡馬になれる馬」に勝たせたいという社台グループの思惑のもと、順当にオークス出走となった。

他の陣営もアーモンドアイにほぼ白旗を上げているオークスのネタを競馬検証.comの競馬コラムで取り上げても「ありがち」でつまらないので、今回はダービーの面白ネタについて書くことにする。



馬体と能力は世代最強。しかしメンタルは?」…そんなタイトルにしようと思った今回の「競馬コラム」だが、その世代最強馬とは、2歳時にには「来年のダービーはこの馬で仕方がない」とまで言われたディープインパクト産駒のワグネリアンのこと。

だが、弥生賞でダノンプレミアムに敗れたあたりから少しずつメッキが剥がれて来て、皐月賞で7着に敗れからは、一気に評価は急落し、ついに「その他大勢」の中の一頭となり下がってしまった。
こうなってしまったのには、どうやら「確たる理由」があったようです。


実はワグネリアンはまだ精神的な幼さが残っているそうで、トレセンでも他馬の姿を見ると怖いのか、立ち上がってしまうことがある極度の「ビビり」らしい。

本来「サラブレッド」は生れつき臆病なことが多く、特に若いうちは怖がりな馬が多いそうで、例に漏れずワグネリアンも現時点でまだ「ビビり」から脱却できていないようなのだ。

ワグネリアンは2歳時に3連勝したのだが、その際の頭数はデビュー戦が10頭立て、野路菊Sが9頭立て、東京スポーツ杯2歳Sが7頭立てだった。
この頭数なら馬群も密集しないから、そこまで怖がる必要はなかったのだが、年が明けて弥生賞が10頭立てで、ここで新星ダノンプレミアムに土をつけられてしまったのだ。

ただ、この時はトライアルであるということであまり騒がれなかったのだが、本番の皐月賞は今まで最多で10頭立てまでしか経験してこなかった馬が、いきなり16頭立て。しかも1枠

なんで一枠を引いているのに 福永はワグネリアンを外に誘導したのか」という非難がネットなどに殺到した


確かに改めて実際パトロールフィルムを見てみると、福永はゲートを出てから最初のコーナーに入るまでワグネリアンを終始外へ外へと誘導している。
アレはワグネリアンが「ビビり」であることを知っていたからこその戦法だったのだ。
一枠から出して行って馬群に突っ込んでパニックになるのはリスキーな戦法であるというロジックから、あのような戦法をとったのだが、そんな真相を知らないファンは怒り心頭だったようだ。


おそらくワグネリアンの癖を知り尽くしている陣営は、敢えて皐月賞を捨てて、ダメージを与えずにダービーを迎えることを選択したのだろう。
そして「他馬を怖がる」という癖があるのを隠したかったんだろーな。

これでワグネリアンをめぐる嵐は一旦去ったのだが、今回は広い東京コース。
瞬発力を生かしたいワグネリアンにとって条件は一気に好転している。

馬群もそんなに密集しないため「ビビり」も最小限に抑えられるのではないだとうか。
さらには「ワグネリアン恐るに足らず」とまわりが思い始めているのも好材料かもしれない。

まさに「ピンチの後にはチャンスあり」だ。
ダービーでは要注意だぞ! ( ・ ・ )ムムッ!


第75回
競馬の楽しみ方~番外編★

騎手の体重は軽い方が有利なのか?

私の競馬を知らない友人から、よく「騎手の体重は軽い方が有利なんだろ?」って聞かれるので、その「騎手の体重ネタ」について書こうと思う。
改めて自分でも調べなおしたので、勉強になったw


騎手は「騎手」になるために「競馬学校」へ通わなければならないのだが、「競馬学校」への入学条件として、年齢による体重制限が設けられており、現在は競馬学校に入学する前にも様々な障害が彼らの前には待ち受けている。
「騎手」になりたいからと言って、気合いと根性では「どうしようもない」障害だ。


そう考えると、関東の小幡3兄弟のように親子揃って、兄弟も皆騎手になれたのはラッキーだ。

…と言うのも最近、父の初広氏は鞭を置き引退したのだが、それでも息子3人がデビューするまで中堅騎手として現役を全うしてた。
過去には交流重賞とはいえG1を勝ったこともある騎手で、若い頃は重賞も何度か勝っている。結構稼いだ部類に入るのではないだろーか。
「ならば息子も!」ってコトで、騎手を目指すケースは多々あり、父が品行方正ならばJRAもそれなりの「忖度」をしてくれる。

父のようになりたいと、幼い頃から乗馬学校に通い騎手を目指す人も多いけど、小幡3兄弟が全員騎手になれたのは、小柄な父初広氏の遺伝子が上手く伝わったからだ。
乗馬学校に通う生徒は騎手への試験を受ける前に、ある「年齢のタイミング」で「指の骨の長さ」を計測され、化骨のロジックを理由に「このままだと君は減量に耐えられない身長以上になるため、騎手になるのは諦めなさい」と、乗馬学校で勧告されるというケースもあるのだ。

死と隣り合わせのジョッキー人生だが、無事に騎手として人生を全う出来れば普通のサラリーマンよりも相当に多い収入1説によると1年間勝利がなく0勝で終えても、厩舎所属なら給料は保証され、諸々の手当も含めデビューした年から年収1000万円がほぼ約束されている。って説もある!)を得られるのが中央競馬の騎手だが、いくら忖度が得られても物理的な理由で弾かれてしまうのが現在の潮流のようだ。

それを考えれば、身長171cmの天才ジョッキー・武豊騎手はギリギリだとしても、で元騎手の幸四郎現調教師の身長は177cm
今考えれば絶望的な数字だ。この身長じゃ当時でもアウトで、そこは勿論JRAの忖度が当然あったんだろーけど、本人は相当減量に苦しんだことだろう。


「身長制限」があるからと言って、騎手にさせてもらえない訳ではない。
実際に2018年現在で見ると、他の騎手は平均で160cm前後の中、幸四郎騎手が引退し、最も背が高いのが皮肉なことに武豊騎手171cmだからな。
ハンデがあるはずの騎手が、誰もが知る武豊だ。


基本的に現在の現役ジョッキーは52kg前後を目安に体重をキープしているそうなのだが、武豊騎手は昔の逸話として「52kgで乗れるか」と調教師に尋ねられ、腕時計のバンドの緩み具合で減量できるかどうか判断できたんだとか。

勝負服や馬装具を装着することを考えると、54〜55kgが理想の体重で、この状態で57kgの斤量で乗らなければならない場合は、足りない分をベルト状の馬装具を腰に巻いて鉛をいれて調整している。

謙虚な日本人はこのような慣習を守り体調維持に努めているのだが、デムーロ、ルメールのような外国人ジョッキーは、身長こそ低いものの骨格が日本人とは違うため、なかなか上手く減量できず、53kg以下では騎乗しないと予め宣言している。ってネタも聞いたことがある。

そんなデムーロ、ルメールが52kgで騎乗する決断をしたのであれば、相当に勝負がかっていると判断していいだろう。
もともとヨーロッパに在籍していたデムーロ、ルメールは59kg近い斤量で乗るのが当たり前なので、日本人よりはきつい減量を強いられ続ける運命は仕方のないことなのだw


また逆に日本の競馬において定量戦では牝馬が55kg、牡馬が57kgがスタンダードなのだが、今後日本人の身長も欧米に倣い高身長化することも予想されるので、段階手にでも世界基準(古馬牝馬58kg、牡馬59.5kg)に合わせていくことが、「スポーツとしての競馬」の繁栄に繋がるのではないか?と、個人的には考えている。


第74回
競馬の楽しみ方~番外編★

時計スポンサーと雑談

時計のメーカー、スポンサーあれこれ。スポーツ競技でルール上「時計」を利用する競技は沢山あります。
今日はそんな雑学を話そうと思う。

…というのも、以前に『競馬のネタは、馬の知識が無いとわからない。』ってメッセージが「口コミ」で来たので、私としてはレース前の見解を述べてたのですが、もしかするとそーゆうネタって退屈なのかな?と、思い、今回のような個人的に話したい「ネタ」がある時は、自分も少し調べることで勉強にもなるので、「小ネタ」を書こうと思う。
なので、たまにこういうネタを挟むことにしたよ、どう( ・?・ )w



…さて、改めて。「時計」を利用する競技が沢山あるね、…ってトコから。

世界的に最も注目が集まるスポーツの祭典といえば、サッカーのW杯と夏季五輪か。
このようなイベントには必ず時計メーカーのスポンサーが存在している。
「昔からのなじみ」で言うと、甲子園の時計は長年日本のSEIKO(セイコー)がスポンサーだったけど、2001年頃から金の切れ目が縁の切れ目で、気づけばCITIZEN(シチズン)になっていた。

サッカーW杯だと、近年はHublot(ウブロ)がスポンサーになり、残り時間やロスタイムの表示、はたまた審判の腕時計などに自社の時計をこれでもか!って言うくらいに使ってる。まぁ、あれだけ見れば、スゴイ宣伝効果になるよな。

同様に2020年の東京オリンピックは既にOMEGA(オメガ)と決まっており、ゴルフの全米ツアーROLEX(ロレックス)だ。


では競馬をスポンサードしているメーカーはどの会社かというと、流石、時計と言えばスイス。
スイスのLONGINES(ロンジン)なのだ。
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ロンジンは、ワールドベストジョッキーシリーズをスポンサーしており、昨年はシリーズ最終戦のジャパンCでオーストラリアのH.ボウマン騎手シュヴァルグランで制し、首位のままチャンピオンを確定させた。

通常この賞は、フランスや英国のリーディングジョッキーが受賞するのだが、この年H.ボウマン騎手は、オーストラリアの歴史的名牝WINXS(ウインクス)でG1、6勝を含む9勝(現在ウィンクスは24連勝中でG1勝利数の世界記録を樹立したばかり)し、ロンジンが指定するオーストラリア圏のレースを全てウィンクスで勝ったため、昨年度のチャンピオンとなることができた。

日本で24連勝するのはただ事ではないけど、オーストラリアは1985年にパート1国に認定されてはいるものの、全体のレベルとしてはたいして高くないため、ウィンクスのような突出して強い馬が現れれば、24連勝も夢ではないという土壌があるにはある。

またウィンクスは牝馬であるため、牡馬に対して酷量の「ハンデを背負わされることがない」のも、この連勝を後押ししていると言えるだろう。

また、今週の天皇賞(春)もロンジンワールドベストレースホースランキングの対象レースとなっているため、シュヴァルグランで挑むH.ボウマン騎手も、力の入るところだろーねw


第73回
競馬の楽しみ方~番外編★

いたたまれない、当て馬

さて、今回の競馬コラムは、「男」ならいたたまれなくなる「当て馬」のハナシをしよーと思う。

…って、その「当て馬」の話の前に「種馬」について書こう。
桜花賞と皐月賞が終わり「クラシック」が始まったな〜って感じがしだしたところで、新種牡馬がいきなりクラクック初戦を勝ったから、改めて「種馬」についても調べ直してみた。


「種馬」の正式名称は「種牡馬」という。
現在日本 での人気No.1の種牡馬は、誰もが知る「ディープインパクト」だ。
1回の種付け料が3,000万円もする。(2017年の調べ)
今年はさらに1,000万上積みされて4,000万になるという噂。


そんなディープインパクトは、2010年から種牡馬入りをした。
この年は900万円から始まりで、大体これくらいの相場から種牡馬生活が始まる。

「来年4,000万円の種付け料を取るという馬が最初は900万円?」と思うだろーけど、何故ならスーパーサラブレッドでも人間と同じで、種付けしたからといって必ず受胎するとは限らないから、共用開始から数年は不受胎時全額返還という「保険」がつくそうだ。


この「保険」というのは生殖能力があるかないか、あるいは受胎率のバラツキなども考慮され、大体どの馬にも適用される「保険」なんだとか。
そして種付けをして確実に受胎し、そしてその馬が活躍すれば「種付け料」はガンガン上がって行くのだ。

ディープの場合、安定した種付け能力が証明されたため、右肩上がりに種付け料が上がり続けている。
2018年、ちょうど今頃(4~5月)が馬の繁殖時期なんだけど、

 一発4,000万円の大砲を、年間200~250頭の牝馬とヤリ続けているのだ。


…自分の馬がヤリ続けてくれるとガバガバと金が入る。…って仕組みは、なんだか「人間」が嫌になりそうだけど、しかし上には上がいるもので、2014年の記録によると欧州の種牡馬ガリレオは、なんと一発 5,300万円という、とてつもない大砲だったそう。

現在は「Private」となり非公開となってるが、私の調べたところだと、おそらく世界No.1の種牡馬が「ガリレオ」で、No.2が「ディープインパクト」のようだ。

…因みになんでこんなに「ガリレオ」が高いかって言うと、「ガリレオ」が2006年まで現役種牡馬であったことは確認できており、それまで欧州の至宝と呼ばれるくらいの価値の高い「サドラーズウェルズ」という馬がいて、その産駒の中でも最も良血で種牡馬となった後の評価も高いからなんじゃないかと思う。

つまり「サドラーズウェルズ」がディープの父「サンデーサイレンス」だとすれば、最高傑作の「ガリレオ」が「ディープインパクト」みたいなもんだ。



…さて、ここでやっと今回の本題「当て馬」の悲しい事情に話がつながるのだが、一応馬の「発情期(稼ぎ時)」としては4~5月となっているのだが、この時期にヤッてほしくても都合よくいくわけじゃない。

人間みたいに、スッポンとか朝鮮人参で、食べ物で精子が増えるとか、精力倍増とか、そういう調整ができるのか、今回調べてみたけど、そんな情報は流石に見つからなかった。
ただ、体調を整えるという意味ではサプリメントとかは食べさせてるんだとか。

オーナーとしては美尻の「かわいい牝馬」でもあてがって、兎に角 ヤリまくってもらいたいわけだが「当て馬」というのは「かわいい牝馬」のことではなく、「オスの馬」のことだ。

毎日毎日女をあてがわれたら、女に飽きて男色になる。…ってコトじゃない。
ヤル気の無いオスの前に、別のオスを出し、「あ、ヤベー、俺の女が寝取られる!」って思わせて「ヤル気」を出させる為の馬が「当て馬」だ。

当然、「当て馬」もヘンなポンコツではなくて(人間でもそれじゃ「寝取られる」って危機感感じないからな)人間で言うとこのイケメンで、たまに「当て馬」がヤっちゃって、できた子供の能力が高かったりもするそうだしな。


…ただ、悲しいのは基本的に「当て馬」のお役目は、スーパースターの種牡馬の「ヤル気」を出させるのが仕事。
なので、ギンギンにヤル気になっちゃっても、見るだけで「おあずけ」だ。
「ハイ、ハイ、お疲れさん」って言われて「おこぼれ」などにはありつけない。


どうだろう。男として、いたたまれなくならないだろーか。


第72回
競馬の楽しみ方~注目馬編

高松宮記念の注目馬

今週から一気にG1シリーズが始まるということで、今週は「高松宮記念」についての展望を書こうと思う。


おそらく一番人気デムーロ騎乗レッドファルクス
この馬がブレイクしたきっかけは2つある。
1つ目は馬が完成の域に近づいた時に絶妙のタイミングでデムーロのお手馬になったこと。

2つ目は絶対王者ロードカナロアが引退したあとの、2014年以降に突出したスプリンターが出現していないことが挙げられる。


また、この「レッドファルクス」のセールスポイントには競馬が上手いことが挙げられる。
2016年の5月にダートのオープン欅Sを勝った後、国内の芝のレースで「レッドファルクス」が馬券圏外となったのは昨年のマイルCSのみ
この時のレースはこの馬が得意としないマイル戦で、しかも鞍上がミルコでなくCデムーロならこの敗戦は度外視出来る。
物凄く突出して能力が高いわけではないところを「立ち回りのうまさ」でカバー出来ているのが、あんまり強そうに感じないこの馬の特徴とも言えるだろう。

今年のメンバーを見ても、どう考えても見下ろし系の立場で、こうなると余計に強いのがこの馬の特徴でもある。



…かといって「レッドファルクス」で絶対かといえば、最初から競馬が面白くなくなるから、
個人的に「逆転候補」の馬を何頭か選んでみた。


2015年と2016年の桜花賞馬がともに面白い存在だろうな。
レッツゴードンキレーヌミノルは桜花賞を勝ってしまったばっかりに、桜花賞やら秋華賞やらに出走せざるを得なくなり、その後リズムが狂ったが両馬とも本質はスプリンターだった。

レッツゴードンキは課題であった折り合いの心配がなくなったので、この舞台では能力全開となりそう。
フェブラリーSでも見せ場十分だったが、本当は京都牝馬Sを使う予定が仕上がりすぎたためにオーナーの鶴の一声でダートに出走したという経緯がある。
密かにいい頃の出来を取り戻しつつある岩田も不気味だし、面白い存在と言える。


レーヌミノルは新馬、小倉2歳Sを連勝した馬だ。
運よく桜花賞を勝ったが、このタイプがオークスで勝ち負けなんて出来るわけがない。
ベストの1200mに戻れば一発があっていいだろう。
前走でも4着に負けているが、16頭立ての16号ゲートでタイム差なしだからな。
もう1回8枠を引いたら流石に厳しいけど、内目の枠で流れに乗れれば、チャンスは十分だと思っている。



常識的にこの二頭にチャンスがありそうだが、飛び道具的な馬といえば、まず香港から参戦ブリザード

この馬は昨年のスプリンターズSにも出走し5着。
勝ったレッドファルクスから0.5秒差なら十分圏内だろ。


次に頭まではという感じだが、ダンスディレクター
この馬は走っては故障の繰り返しでこの歳まで来たが、前走の阪神Cで2着しているように衰えは見られない。
ハマれば十分に「一発」があるかもしれない。


最後に特大の飛び道具としてリエノテソーロ
デビューからの三連勝が全て1200m(ダート戦も含んでいますが)。
過去の実績から芝ダート兼用とも見えるが、NHKマイルで1分32秒5の時計で2着ならやはり適性は芝
前走でも流れに乗れない競馬ながら僅差の競馬をしているので、ここで全くノーチャンスってことはないだろう。

結論としては過去の実績が足枷になり、得意とするフィールドから遠ざかっていた馬がベストのフィールドに戻った時に一発を放つのが穴馬券となるのが今回の「高松宮記念」って予感がするw

ただ、レッドファルクスは抜けて強いわけではないが、この馬を馬券圏外に追いやる馬が一気に3頭現れるかというと、それも狙いすぎという気もする。


第71回
競馬の楽しみ方~春競馬編

やってきたぞ、春競馬。

「三寒四温」なんて言葉があるが、地球温暖化による異常気象の前には、今がむしろ正常気温となり、「三寒四温」は死語となる日も近いかもしれない。

競馬の方では土曜中山でカワキタエンカで重賞勝ちした池添騎手が号泣したというニュースが流れ、たかが中山牝馬Sで?…と、思ったら、花粉症ってオチだってさ。…つまらん(-。-;

戸崎騎手も花粉症に悩まされて体調が優れず勝ち星が増えていかないくらいで、「花粉症の騎手」ってのも自分のデータベースにインプットしとかなきゃな。って思ったw

けっこーバカにできない重要なファクターだ。



…さて「花粉症ジョッキー」の話は置いといて、
先週注目は何と言ってもサトノダイヤモンド」の国内復帰戦となった金鯱賞だろう。


キタサンブラック引退後の古馬戦線で、主役を張る馬ってコトで、サトノダイヤモンドはどうしても注目度が高く、報道が過剰になってしまうのはいたしかたのないことだが、今の時代「読まなくても良い情報」が勝手に目に入ってしまうってのも困りものだ。

サトノダイヤモンドの情報」と言えば、フランス遠征時にDDSP(軟口蓋背方変位)を発生していたとか、中間の追い切りで負けたことがない遼馬のサトノノブレスと併せて負けてばっかだとか、追い切りで動かなくなったのは燃え尽き症候群であったからだとか、散々の書かれようだったが、
終わってみればかなり良い感じの休み明けのレースだった。


結果は3着だったが、鞍上のルメールも全く無理をした感は無かったし、スローペースで他の馬が折り合いに苦労する中、この馬は掛かりもせず、行きっぷりも良かった。
上がりも最速で33.7秒、前述したように「無理をさせない競馬」でこの時計なら上々の滑り出しと言えるだろう。
喉についても、もし不安があれば牧場で何らかの処置をしていただろうし、今回見た限りでは全く問題ないと言えるのではないだろーか。


問題は今年は昨年制した天皇賞(春)をスキップし、今後大阪杯から宝塚記念というローテーションを進むということころ。

昨年は凱旋門賞を意識したため、馬を長距離仕様に作っていた感があったが、今年は春に関して言えば中距離仕様に戻さなければならない。
中距離を得意とする馬が「距離を伸ばす」のは過去の例を見てもそんなに難しくなさそうだが、その逆はなかなか難しいのではないかと推察する。

ただ、今回を見ても休み明け初戦としては上手く行った部類に入るし、絶好調時にはキタサンブラックを向こうに回し互角の競馬をしていた馬だからな。
「完全復活」なら距離云々は関係ないのかもしれない。



最後に一頭触れておきたいのが、日曜の阪神4R未勝利戦で逃げて9馬身ブッチギリディープインラヴという馬。

全兄が現種牡馬でダービー馬のディープブリランテ管理するのも同じ矢作調教師で、鞍上も同じ岩田騎手

デビューから2戦連続3着で「これくらいの仕上げでも勝てる」という、いかにも矢作厩舎がやりそうなパターンだったのが、2戦目も取りこぼしたことで「これはまずい」ってコトで一段ギアを上げた結果がコレ。すげえ。
岩田騎手も含め「これで負けたらしゃあない」という逃げの一手だったと思う。

まあ、1つは簡単に勝つとは思ってたが、3戦かかったのは計算外だっただろう。
馬券を買っているこっちにしてみれば「デキるのなら最初からヤレや」というところ。

皐月賞へ無理にでもというなら、日程的に中一週で毎日杯を使いしかないというが、ここはぐっと我慢して手堅くもう一勝してダービーを目指して欲しいところだ。
矢作厩舎ならやりかねないので不安だよ。


近年はくすぶりっぱなしの岩田騎手も昨年ファンディーナで復活の糸口が見えた感があったが、その後は尻窄み。
ならば今年こそはということで、この馬と心中してくるのではないかと思います。


第70回
競馬の楽しみ方~番外編★

中山キケン注意報


先週から阪神、中山は2ヶ月のロングラン開催に突入しましたねー。

阪神の馬場は芝が青々として良好な状態だけど、中山は「これが開幕週か!?」って言うよーな芝コースの状態だ。
この状態で今週は「弥生賞」が行われるのだが、正直、私が馬主だったら「やっぱ、やめよう」と強権発動したくなるくらいヤバイ。


先週の「中山記念」でもペルシアンナイトが出遅れたこともあったが、全く差せずの惨敗。
送り出した厩舎も「まさかあそこまで酷い」とは思わなかっただろう。かなり馬場の影響が出てた。


昨年ダービーを勝ったレイデオロを管理する藤沢調教師は、「皐月賞に挑む前に「2歳時に葉牡丹賞、ホープフルSと使ったことで馬が痛んだ。そのために前哨戦を使えなかった。古馬ならいざしらず、この時期の若駒にとっては中山コースはかなりタフなコースで、レイデオロの場合、それがモロに出たと思う」とコメントしていたからね。

8週間のうちAコース使用は6週間、皐月賞を含む最後の2週間がBコースなのだが、その間に皐月賞トライアルのスプリングSもある。
これからクラシックを目指す陣営にとっては、これは大誤算だろう。


JRAのホームページも確認してみた。
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直前情報(2月23日(金曜)正午現在の情報)

芝の状態

第1回中山競馬終了後、損傷箇所の凹凸整正及び洋芝追加播種、肥料散布を行い、1月下旬より約2週間のシート養生を実施しました。低温の影響で洋芝の生育が鈍く、3コーナーから4コーナー内側を中心に回復の遅れている箇所が見られます。

(以上JRAのHPより抜粋)


画像をクリックするとポップアップで表示 
↑内と外と芝の色が全然違う。

回復が遅れているのに使ったら芝の状態は更に悪くなるだろー。
更に、これでどこかのタイミングで雨でも降ったら、もうとんでもないことになるだろーな。
実際、天候が崩れてきそうだし。


皆さん、なるべく中山の芝のレースでは勝負しない方が無難かと思いますよー。大穴を狙うのなら(狙えるような競馬じゃないので、そこらへんの小学生にでも3つ番号選んでもらってもいいかもしれませんw)チャンスかもしれないけど、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」の精神で行くのなら止めることはいたしませんw

以上、中山注意報でした。


第69回
競馬の楽しみ方~調教師・厩舎編

解散厩舎エピソード

2月という時期は「厩舎が解散」する時期だ。

この「厩舎が解散」って言葉に聞き覚えのない人もいるかもしれないので、簡単に説明すると、競馬の「厩舎」ってのは1つの厩舎に「調教師」と呼ばれるのは1人だけで「調教師」以外は全部「厩務員」だ。
当然ながら「調教師」でないと「厩舎」は作れない。

…で、この「2月」ってのは2月末日が競馬で言うところの「節目」で「卒業シーズン」になるので、この時期に動きがあり「厩舎が2月に解散」することが多いのだ。

先ほど書いたように1つの厩舎に「調教師」は1人だけなので、この1人の調教師が定年とかで「辞める」と言ったら辞めざるえなくて、事実上の「解散」になってしまう。
そうなると多いとこだと30、40人の厩務員がいるから、皆別の厩舎に移っていくハメになる。


そして解散厩舎問題をより一層複雑にしている原因は、なんと今年2018年は解散する厩舎が「12厩舎」もあるってところだ。
基本的に「定年による解散が前提」で、調教師の定年はどういう基準か知らないが、どうも70歳となっているんだとか(ちなみに厩務員は65歳)

で、今年解散する12厩舎は以下の通り。

【定年】
池上昌弘 【美浦】
岩元市三 【栗東】
尾形充弘 【美浦】
加藤敬二 【栗東】
小島太 【美浦】
佐藤正雄 【栗東】
二本柳俊一【美浦】
福島信晴 【栗東】
目野哲也 【栗東】
和田正道 【美浦】

【勇退】
柴田光陽 【栗東】
二ノ宮敬宇【美浦】



今更ながらだが、今年は錚々たる顔ぶれが引退する。

上記12厩舎でG1勝ちがない厩舎は和田正道厩舎、 二本柳俊一弘厩舎、 柴田光陽弘厩舎、 佐藤正雄弘厩舎 、福島信晴弘厩舎、 池上昌弘厩舎の6厩舎。
つまり半分以上の厩舎がG1勝ち馬を送り出しているのであれば、そこに在籍する厩務員調教助手かなりの腕利きってことだ。



コレにまつわるトピックスとしては、テイエムオペラオーで一時代を築いた岩元厩舎がらみのモノで、テイメムオペラオーといえば和田竜二騎手で、引退するまでずっと手綱を取り続けていた。
これも師匠愛の賜物で、昨年96勝とキャリアハイを達成した和田騎手は、実は今年は年初から少し伸び悩み気味。

その理由は、和田騎手の元師匠の岩元市三調教師が、引退前に500勝したいがために、元弟子はこの2ヶ月というもの、岩元厩舎の馬に優先的に乗っていた為、残念ながらなかなか勝ち星が上がらず、スタートダッシュに失敗したと言われている。迷惑な師匠だw


和田騎手のエージェントは『優馬』の櫻井眞人で、松山弘平騎手も担当している。
通常 櫻井氏は和田騎手に優先的にいい馬を振り、松山騎手は2番手という構図だったのだが、和田騎手の師匠である 岩元市三厩舎の馬に優先的に乗っていたためなかなか勝ち星が上がらず、その分、松山騎手にいい馬が回り始め、先週も6勝を挙げて現在16勝で全国リーディング5位につけているんだが、影では「岩元厩舎が解散すればすぐに立場が逆転する。今だけ。」とささやかれているようだね。


それにしても岩元調教師は騎手時代に「マムシの市三」というアダ名をつけられていたそうなので、勝負へのこだわりはまったく衰えてないようだね(ちなみに現在は497勝なので、ちょっと厳しいかもな)。



もう一つのトピックスとしては、関東の二ノ宮調教師が定年を待たずして引退することを表明し、厩舎は解散することになった。
二ノ宮厩舎といえばエルコンドルパサーを筆頭に何頭ものG1馬を送り出した東の名門厩舎

現在の二ノ宮厩舎の看板馬と言えば、あの 阪神JFで1番人気に推されたロックディスタウンだが、この馬も関東の藤沢和雄厩舎に移籍することがかなり前に発表されている。


二ノ宮厩舎の解散に伴い、ここは特に腕利き厩務員の宝庫なので、既に激しい引き抜きあいが発生しており、かつて「あの名馬」を担当した「超」のつく腕利きベテラン厩務員が未来の関東を担う「あの名門厩舎」への移籍が決まったようだしな。

現状目立った動きといえばこの程度なんだが、これからどんどん転厩する馬も出てくるので、「これは」という動きがあればまたこのトピックでレポートしようかと思ってる。


第68回
競馬の楽しみ方~騎手編

日本人ジョッキーに足りないもの?

今回のネタは、「競馬最強の法則」の安田康彦騎手のインタビューが面白かったので、引用及び参照しましたw

ズバリ、
外国人ジョッキーと比べて、日本人ジョッキーに足りないものとは?
既に引退した某ジョッキーに外国人ジョッキーが席巻する現在の競馬界について、「日本人の何処が劣っているのか」と尋ねたところ、

「パワー」…と即答だったそう。


なんでも、そのジョッキー、現役時代に「元祖外国人ジョッキーのO.ペリエ」にかつて調整ルームで一緒になった時に、冗談半分で腕相撲を挑んだところ、瞬殺されたと語っていた。
また、往年のL.デットーリ(今でも十分現役バリバリだが)の背中は、物凄い形の逆三角形だったとも語っている。

そんな古い話を偶然見た後、これまた偶然に先週土曜の京都11Rの洛陽Sを見てたら、このレースで世界のムーアが伸び悩む未完の大器、サトノアーサー覚醒させたのを目にする。


昨年までのサトノアーサーはとにかく不器用…?

実はサトノアーサーはそこまで不器用な馬でなく、脚力も馬力もモノが違い過ぎて、日本人ジョッキー(川田騎手しか乗ったことがないのだが)ではコントロールできないため、不器用、器用さがないと言われていただけ。(川田騎手の手に余ったのか)
そのため兎に角、前半目一杯抑え込んで、直線勝負という競馬しか出来なかったというのが実情だったんだろう。

そして迎えた今回は、一応「空っ下手」と伝えられていた雨馬場、普通だったら積極的に買えない状況だった。
実際レースでもグアンチャーレが完全に抜け出して、追いすがるサトノアーサーは「流石にここからでは差しきれないだろう」という位置取りだった。

ところがだ、そこからムーアが追い出すと雨馬場もなんのそので、物凄い迫力でグアンチャーレに迫り、最後は競り落とした。グアンチャーレに騎乗していたフル吉君も「これで負けるのか」という思いだっただろー。
それくらいフル吉君も完璧な騎乗だった。

しかし、これこそが「パワー」なのだろう。
ムーアは完全にサトノアーサーをコントロール下に置き、秘めた能力を覚醒させた。

しかし、残念ながらムーアは外国人騎手のため連続騎乗が出来ない(短期免許は2月27日まで
出来れば剛腕系の騎手が合いそうなのだが、日本人では見当たらない。

デム、ルメもあんまり豪腕というイメージは湧かないからなぁ〜
重賞を1つでも勝てば、ドバイという選択肢もあるのだろうが・・

あ、1人いたか、豪腕ジョッキー。
案外豪腕だ。短期免許だが、中山記念ならまだ日本にいるだろーな。

その名は・・・十、二十、バルジュー!


第67回
競馬の楽しみ方~番外編★

「凍結防止剤」の影響〜どのように予想する?

冬競馬まっただ中の競馬が続いてるが、今回の競馬コラムは個人的に前から書こうと思ってた、
この時期ダートコースに撒かれる凍結防止剤」について解説しよーと思う。

凍結防止剤」とは、書いて字のごとくダートコースの砂の凍結を防止する薬剤なんだが、多分知らない人も多いと思うけど、コレがなかなか厄介な代物なんですわ(-。-;
…で、この「凍結防止剤」が撒かれたかどうかで馬場のコンディションが変わり、ソレを知っているか否かで「ダート」の予想の勝率が大幅に変わってくるのだ。


基本的にはダートコースの砂が、雨や雪、霜で凍ってしまいそうな場合に撒くんだけど、のべつまくなしに撒くというものではなく、撒く場合は、ダートコースが凍るとされる、ある一定の砂内の含水率が予想される場合にのみ撒くのだ。
実際、先週の「東京競馬場」は撒いたけど「京都競馬場」は撒かなかった。


ある程度の水分を含んだ砂と結合すると、凍結を防ぐと同時に砂に粘り気が出る状態となる。
いわゆるパサパサのダートとは違う意味で、パワーが必要な特殊なダート状態となるのだ。
例えていうのであれば、アメリカの粘土質のダートに近い状態になることが、よく言われている。

ただ、先週の「東京競馬場」は雪の残る影響で水を含むことがほぼ確実されていたから撒いが、実際は雪が想像以上に一気に溶け出したため、砂の中にある水が凍結防止剤と結合する前に雪解け水と一緒に流されたらしい。

芝コースもそうなんだけど、各コースは水はけを意識して基本的にコースの内側に排水されるように設計されてるから、一気に水が排水された先週は結合されずに、普通の水の浮いたダートコースとなり、脚抜きのいいダートコースとなっていた。

つまりは先週の「東京競馬場」は予想された以上の水がコース上に浮き出してきてしまったという状態になってしまったのだ。


金曜の時点で水をある程度含んだダートに対しては凍結防止剤を撒くことは有効なのだが、水が浮くまでの状態になると撒いても流れてしまうので撒かないと考えるのが妥当で、凍結防止剤を撒いたか否かはJRAの「馬場情報」で必ず公表される。
ただ、実際に水分と結合して「粘土状」になっているかのどうかってのはココが厄介なところの本質で、
「目視や勘」でしかはかり得ないというところなのだ。



JRAのホームページで凍結防止剤を撒いたと発表され、馬場状態が重、ないしは稍重、稍重に近い不良と確認できれば、ダートコースの砂内の水分と結合して粘土状のダートとなっていると判断して良いだろうね。

そして、凍結防止剤とダートの砂内の水分とが結合した状態でのダートは、粘土状なので脚抜きが悪くなり、馬が走るのにパワーを要する状態となるから、そんな場合は巨漢馬や、いかにもパワー型という血統、例えばアメリカ寄りの血統の馬が活躍する馬場となると考えて良いだろう。


結論としては概ね三段階の状態をイメージしておくといい。
凍結防止剤が撒かれたと発表があった場合・・・

1.重程度の馬場状態は結合して粘土状のダートとなり力が必要な状態か?
2.撒いたはいいが、思いほか乾くのが早く良馬場になってしまった場合は普通の良馬場と同じか?
3.馬場が想定以上の水分がコース上に発生している場合、凍結防止剤は結合する前に流れて効果がなくなっているか?


どうだろ? こーゆう馬場情報もダートで予想するには重要な「情報」です。
少々難解なものとなってしまっているかもしれないが、冬競馬はダートが主体だから、馬場状態を把握しているのとそうでないのとでは、馬券の買い方のアプローチも当然変わってくるもの。このあたりを意識して競馬に取り組むのもなかなか面白いものだって、伝えたかったのでしたw


第66回
競馬の楽しみ方~番外編★

ギリギリの悪天候でも開催!

雪にまつわる競馬の歴史先週は超絶・寒かったけど、今日は多少マシか。…しかし今週中にもまた大寒波が襲ってくるという予報(あくまでも)が出ているらしい。
来週の競馬は三日間開催も控えているので、開催中止とか順延とかにならないでほしい!

昔は雪が降って、芝コースが、安全上使えそうにないということで芝のレースを全部ダートに変更して施行されたという。
今では考えられない時代もあった。



調べてみたところ、最後に芝のレースが雪でダートに変更になったのは2008年が最後だそう。

この時は2008年2月3日、京都芝2000mの3歳未勝利戦がダート1900mに変更になった。
基本的に京都のダート中距離は1800mで行われていたんだが、この日はなんと12年ぶりにダート1900mが復活したんだとか。

その理由としては芝2000mのフルゲートの頭数がダート1800mだと入りきらないため、急遽ダート1900mを使用したというもの。
京都競馬場はダート1900mという番組も組めるコース形態であったために事なきを得たようだが、芝のレースに投票して、結果的にダートを使うという羽目になるというのは、今考えればヤケクソにも程があるというものw

そもそもどうしてここまでして強行に競馬を開催したかといえば、中止にして代替開催となると、それに伴うコストとともに売り上げが大幅にダウンしてしまうからだ。



覚えてる人も多いだろう。昨年、台風の中行われた菊花賞天皇賞だが、アレは騎手会が「安全面から競馬開催を中止して欲しい」と強硬に主張すれば中止になっていた可能性も十分にあったはずで、騎手の中には「無事回ってくるだけで精一杯」とコメントしていた騎手もいたぐらいだった。
誰も声をあげなかったからあの嵐の中でも強行開催としたが、騎手会が主張すればJRAも中止を余儀なくされたと思う。それくらいJRAとしては「代替開催」は避けたいのだ。


過去にも京都競馬場で開催日の途中から猛吹雪となり、当時の騎手会長であった河内洋騎手(現調教師)が「こんな中で競馬したら事故が起こる」とストライキも辞さない程の猛抗議をし、やっと以降のレースが中止になったことがあった程。

現在では今年の日経新春杯がそうであったように、「開催が危ないな」と想定されたら重賞の前売りを中止し、それとなく匂わせる施策をとっているJRAだが、昨年の天皇賞や菊花賞は前売りが始まった後に一気に天候が悪化したため、JRAも中止に際しての前売りの払い戻し等々、莫大な損失に見舞われることが明らかであったため強行に出たが、あれで、もし事故でも起こっていようなら大変なことになっていただろーな。


まぁ、個人的には今週末は開催中止とかにならないでほしいなぁ。
第65回
競馬の楽しみ方~番外編★

外国人勢の秘策

外国人勢の秘策今回の競馬コラムのタイトルは、ズバリ「外国人勢の秘策」だ。

これまでメディアに出ることがなかったネタであるが、つい最近、Mデムーロの弟であるCデムーロ

ポロっと喋ってしまった(>人<;)

ことで、ある意味「バレて」しまった外国人勢の秘策が露見してしまったのだ!!
その秘策とは、「武豊の後を取ること」だそうである。


なんでもかんでも武豊の後を取りに行ったら「ユタカがコケたら皆コケた」になってしまうが、ここ1番ではこの作戦は外国人勢にとってはかなり「有効な作戦」として意識されているようだ。

前述のCデムーロのコメントは、ホープフルSでタイムフライヤーを勝利させた際のもので、舞台となった中山芝2000mでは、どの馬も大なり少なりどこかでゴチャつく。

乗り馴れた日本人騎手ならともかく、短期免許の外国人騎手となると、その時点で一瞬迷いが生じるのはある意味必然で、そんな際にどうしたら良いかを先輩から密かに伝授されていたCデムーロは、レース中に前を行く武豊のジャンダルムを視界に捉え、武豊の後ろを取ることに成功し、抜け出したジャンダルムをきっちり捉えてゴールした。


武豊のような経験豊富で技術の高い騎手はレース中に変な動きをしないし、ペース判断も的確で、日本に慣れていない外国人騎手からすれば、とりあえず武豊についていけばペースもおかしくはならないし進路も自然と開くと認識しているようで、どうやら外国人騎手の中でこの乗り方は、ある意味「スタンダード」となっているようだ。

デビューから「前人未到」の数々の記録の扉を自らの騎乗技術でこじ開け続けてきた「武豊」であるが、2010年に定位置である全国リーディングトップの座から落馬による大怪我で文字通り「転落」。

その後怪我自体は治癒したが、エージェント制による弊害や、外国人騎手や内田や岩田、戸崎など地方騎手の台頭により定位置である全国リーディングトップにはそれ以来返り咲けていない。
実は全盛期並の勝ち星を挙げられない理由は、こんなところにもあるのかも知れない。


第64回
競馬の楽しみ方~注目馬編

今年の「3歳牝馬♀」はコイツだ!

先週は危うく京都が雪で中止になりそうだった。なんとか開催できてホッとした。
さてさて、先週は「3歳牡馬の展望」について書いたから、今週は「牝馬編」について書こうと思う。


2018年、牡馬ほどではないが、牝馬」ではこの4頭個人的には気になっている。

ラッキーライラック(栗東・松永幹)
アーモンドアイ(美浦・国枝)
リリーノーブル(栗東・藤岡健)
ロックディスタウン(美浦・二ノ宮)


ラッキーライラック(阪神JF勝ち)は新潟の新馬戦で石橋脩騎手が「この馬は化ける」と興奮してコメントしてたそうだが、その後アルテミスSを勝ち、無傷の3連勝を決めた。
新種牡馬オルフェーブル産駒なんだが、なかなか勝ち上がる馬がいない中、この「ラッキーライラック」は3連勝した。
気性が難しいオルフェーブル産駒なんだが、この馬は至って普通の気性のようで、そうでなければ3連勝は出来ないだろう。距離は伸びても良さそうなタイプで、牝馬にしては馬格もあり、まだまだ強くなるよーな気がする。


アーモンドアイ(シンザン記念勝ち)は新種牡馬ロードカナロアの重賞初勝ち馬で、同じ週に中山で牝馬限定重賞のフェアリーSがありながら 登録もせずに牡馬混合のシンザン記念に出走のため西下。
後方から追い込んだ脚には度肝を抜かされた人もいるだろう。この時期の牝馬は「冬」ということで代謝が悪く、牡馬との混合戦だと多少分が悪いのだが、この「アーモンドアイ」に関してはそんなセオリーは全く意味をなさなかったようだ。
2016年のシンザン記念で2着、その後桜花賞を制したジュエラーを彷彿とさせる脚だったのだがインパクト的には遜色のないもので、母が繰り上がりながらエリザベス女王杯勝ちのフサイチパンドラだから距離はもちそうだ。
体も470kg前後あり、これくらい馬格があると馬体減りを心配しないで攻められるから「良い要素」と言える。


リリーノーブル(阪神JF2着)はルーラーシップ産駒だが、牝馬に出たこと頑強な父に柔らかみが加わって「理想的な体」になったと言えるだろう。
所謂スピード、パワー兼備といったところだ。阪神JFではラッキーライラックに負けて連勝が途切れてしまったが、そこまで決定的に負けたわけではないので、年を経ての成長が問われるところだろう。この「リリーノーブル」も牝馬にしては馬格があるタイプだ。


ロックディスタウンは(札幌2歳S勝ち)無傷で挑んだ阪神JFでは崩れたが、ルメールが惚れ込んでいる馬
こちらもオルフェーブル産駒で、気性は素直で問題ないようなのだが、問題は厩舎だ。
二ノ宮厩舎は実は昨年から今年の2月を待たずに勇退し解散するという噂が様々なところで流れているのだ(公式発表はまだないようだ)。
本来ならば将来性ある馬なので、阪神JFで目一杯に仕上げたくなかったようだが、勇退を見越して仕上げすぎたのが裏目に出たという説もあるほど。
おそらく今はノーザン系の外厩に放牧されていると思うが、帰ってくる時は違う厩舎になっているかもしれない。



その他の馬の寸評

マウレア(美浦・手塚)
全姉に桜花賞馬アユサンがいるディープインパクト産駒。ディープの牝馬にしては比較的体は大きいほうで、標準型と言えるだろう。この馬もいいものを持っているんだが、もしかしたら「生まれた年が悪かった」ということになるかも。

ソシアルクラブ(栗東・池添学)
母に名牝ブエナビスタをもつキングカメハメハ産駒だが、全姉コロナシオンも今ひとつ。…悪い意味で似たような姉妹、ザンネン。

プリモシーン(美浦・木村)
フェアリーS勝ちのディープ産駒。例年はあまり評価の高くない重賞だが、今年に限れば勝ち馬は別格。着差は僅かも抜け出す脚の速さは余裕をもってのモノで、まだまだ全く底を見せていない。

モルトアレグロ(美浦・武井)
紅梅S勝ちのスペイツタウン産駒の外国産馬。阪神JF時には社台系の外厩で盛り上がった馬だがオープン特別を勝ち桜花賞の権利を得た。距離は未知数であるがマイルまではもちそうな雰囲気はある。


…さて、何頭か気になるところをピックアップしてみた。
牡馬に比べて突出した馬が少ないのはこの時期ならば仕方のないことと言えるが、現時点では牡馬のレベルが高いということなのだろう。
これから気になる馬が現れたら随時紹介していこうと思う。


第63回
競馬の楽しみ方~注目馬編

今年の「3歳牡馬♂」はコイツだ!

今年の3歳牡馬はコイツだ!2018年、最初の競馬コラムだなーw

毎年この時期になると来年のクラシックは云々となるのだが、ほんの1ヶ月前はワグネリアン(栗東・友道)が抜けていると言われていたけど、ここ最近、次から次へと凄い馬が出て来ている。
ということで、この時点での個人的な評価をしてみたいと思うぞ。

基本的には2018年は、この3強が抜けている印象。

ワグネリアン(栗東・友道)
タイムフライヤー(栗東・松田国)
ダノンプレミアム(栗東・中内田)


ワグネリアン(東京スポーツ杯2歳S勝ち)は金子真人HDゆかりの血統でディープ産駒。母系にブロードアピールがいる。普通に考えればマイラー。
金子オーナーも取り敢えず自己所有の繁殖牝馬に種付けしたら、とんでもない馬が出た!って感覚なんじゃなかろーか。距離はある程度は持ちそーだし、母系が骨太血統なんで、健康面に心配はない馬なんで個人的には良いところまでいくと思っている。


タイムフライヤー(ホープフルS勝ち)はハーツクライ産駒。ホープフルSが物凄い脚で、一気に株を上げた感じ。母の父がブライアンズタイムで母の全兄にタイムパラドックスがいる血統で、こちらも母系は頑強だ。
「ハーツクライ産駒」は「成長のハーツクライ」と言われるようにディープなどと比べると成長曲線が緩やかなのが特徴だが、それは遺伝的にハーツクライの血が濃く出るとそうなるようだ。
しかし、この時期の中山であれだけの脚を使える馬というのは滅多にいないのが事実。おそらく母の父ブライアンズタイムの血が濃く出ているために、化骨及び筋肉のつくスピードが早いので、早い段階で完成を迎えるのではないだろーか。


ダノンプレミアムはディープ産駒ですが、この馬はこれまで見て来たディープ産駒のどのタイプにも当てはまらない感じの馬。
ディープ産駒の特徴は「体型が中型で、体が柔らかく、切れる脚を使う」というのが主なのだが、この「ダノンプレミアム」は朝日杯を見ると、その全てがディープの特徴という「次元を超えている感」さえあると言っても過言じゃない。
管理する中内田調教師も現在売り出し中のようだが、調教師界のサラブレッドという観点からは言えば、物凄い経歴の持ち主。
そんなマイスターが送り出すこの馬は、もしかしたらディープインパクトの最高傑作となる「予感」さえします。



その他の馬の寸評

ルーカス(美浦・堀)
兄同様に奥手かもしれないね。現時点で人気先行だと思う。

グレイル(栗東・野中)
ハーツクライ産駒(京都2歳S勝ち)で、一応タイムフライヤーを負かしているので評価しないわけにはいかない。

ダノンマジェスティ(栗東・音無)
昨年の皐月賞馬アルアインの全弟でセレクトセールでの落札価格は 2億2千万円。昨年アルアインが皐月賞を勝った際に、音無調教師が「泰寿(池江)のやろう、余計なことをしてくれた」とプレッシャー感じてコメントしたいたって裏話もあった馬。
デビュー戦はスローの瞬発力勝負ながら上がり33秒0は秀逸。兄よりも柔らかみがあり切れがあるとのこと。

タニノフランケル(栗東・角居)
先日、稼業を次ぐために2021年で勇退することが発表された角居調教師。この馬は母ウオッカのフランケル産駒だが、今のとこ目立ったスピードも瞬発力もない。春は厳しいと思われる。



さて、
何頭か個人的に気になるところをピックアップしてみたが、まだまだこれからデビューし、クラシックに乗ってくる馬も当然出て来くるし、故障して休養を余儀なくされる馬もいるだろう。
昨年までに1勝以上した馬を取り上げてみたのだが、昨年が地味だっただけに今後も新星が突然現れても驚けない年に今年はなるような気がする。

これからもそんな馬が現れたら随時解説していこうと思う、今年最初の競馬コラムでしたw

※次週は「牝馬編」だ。


第62回
競馬の楽しみ方~番外編★

キタサンブラァ〜ック〜♪ あ〜り、がぁ〜とぉお〜♪

とうとう有馬記念が終わっちゃいましたねーー。
しかし、後にも先にもあんな盛大なセレモニーは見たことなかった。

北島三郎が、愛馬キタサンブラックのために曲を作ったのも、サブちゃんならではの演出。
「キタサンブラァ〜ック〜♪ キタサンブラァ〜ック〜♪ あ〜り、がぁ〜とぉお〜♪」


自分で歌うと涙が出てしまうのでビデオクリップにしたってのは、あのクオリティのPVだからYouTubeとかも考えてのシナリオだったのか。それか体調のこと考えてしたのか分からないが、曲が3番まであったのには驚いた。きっと言いたいことはまだまだあるんだろう。あまり続けると「ロード」になってしまうから3番まででw

そしてトドメは「祭り」
北島三郎も高齢で、体の具合が万全ではない中の熱唱は感動した。レースでこれ以上ないくらいに興奮し、さらには歌まで披露し、血管でも切れはしないかと心配だった。今年は何回「祭り」を聞けたことかw


それにしても本当に大御所は器が大きい。
武豊騎手清水久嗣調教師がセレモニーの壇上にいるのは至って普通の光景だったが、最初にキタサンブラックが勝ったG1である菊花賞の鞍上を務めた北村宏司騎手も壇上に招き、「流石」と思った。

キタサンブラックの調教パートナーを務める黒岩騎手をも探し出して、壇上に呼び寄せて感謝の言葉を伝えて「祭り」でとどめを刺したサブちゃん劇場は、本当に最高だった。
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あれだけファンを楽しませてくれれば、JRAもどんだけでも「忖度」するだろう。


まあ、この先ここまでのカップリングはなかなか実現するのは難しいと思うけど、同日の阪神の新馬戦では勝ったDMMドリームクラブの所有馬で、北野武命名したキタノコマンドールが評判馬が揃った中、勝ち上がったな。

今年のここまでの牡馬2歳路線はかなりの粒揃いだったが、キタノコマンドールは血統的にも姉にジャパンカップ2着のデニムアンドルビーをもつディープインパクト産駒だからな。

来年の夢は「最も運がいい馬が勝つ」という格言を持つ日本ダービーで、北野武の「コマネチ」が見られるのではないかと思う。…「コマネチ!」って、一瞬で終わるネタだけどなw

第61回
競馬の楽しみ方~注目馬編

朝日杯FS一発目こそが妙味。

…とうとうこの時が来た。
テンション上がっているのが私1人ではないと思うので、一応ご報告までにw

門別所属であったダブルシャープ中央移籍が、とうとう実現したのだ。


血統的にも申し分ない馬で、今回人気の一角タワーオブロンドンを地方馬の身で負かしている馬だから、なんとか中央移籍が叶わないかとずーっと気になってたんだが、今回ついに、前の地方の馬主さんから「中央の馬主資格を持つ馬主」さんへのトレードが決まり、栗東の渡辺薫厩舎へと入厩したのだ。

きっとここには地方馬主さんの涙無くして聞けない、ダブルシャープをここまでにした熱いストーリーがあるのだろう(≧ω≦)
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ダブルシャープは、既に11月の後半から栗東の坂路とCWで乗り込まれ、ここ目標にしっかり仕上がっているようだ。
クローバー賞で負かしたタワーオブロンドンだが、まさか地方馬に負かされるとはその時は思ってなかっただろうから、「調整もそれなりだった」という言い訳も立つが、ダブルシャープにしても地方の拙い調教施設でしか調整でいない状態で、あのタワーオブロンドンを負かしたんだから、力があるのは間違いないところでだろう。


タワーオブロンドンはその後2勝をともに圧勝し、メンバー中唯一の3勝馬となり、ここでも圧倒的一番人気になると思っていたら、ダノンプレミアムの方が下馬評が高いみたいだね。デビュー戦が圧勝、返す刀のサウジアラビアRCと連勝したのだが、楽勝で叩き出した時計が1分33秒0だから、言われてみれば強いね。


それでもダブルシャープにはまだまだ伸びしろが大きく期待できそうだ。
血統面も間違いない。

有馬記念の前に、個人的に楽しみにしているレースだ。
みなさん・・・・1回走ってからでは遅いですよ〜w


第60回
競馬の楽しみ方~番外編★

今年の阪神JFは楽しみな一戦

今週は阪神JF(ジュベナイルフィリーズ)だ。

当初は札幌2歳Sの覇者ロックディスタウンと、アルテミスSの覇者ラッキーライラックの一騎打ちかなと思っていた。
ともにオルフェーブル産駒で牝馬、今のところ牡馬にこれといった馬が出ていないオルフェーブル産駒は牝馬に出るといいのかと思っていた。


ロックディスタウンは新潟で新馬を勝ちながら、新潟2歳Sを使わずに札幌に持っていったのはルメールに合わせたようだ。
なんとしてもルメールを手放したくないってコトなんだろーね、賢明だ。

ラッキーライラックは新潟の新馬戦に騎乗した石橋脩が「この馬は化けるかも」と絶賛したという噂の馬で、実際連勝でアルテミスSを制した。

石橋脩がナンボのものかという疑念もあるが、一応は堀厩舎の準主戦騎手で、調教でも数々の堀厩舎の名馬にも乗ってるし、ドゥラメンテの背中を知る男だからね、話聞いてあげようよ。

…と、考えていると、彗星が2頭現れた。


先ずはルーラーシップ産駒リリーノーブルという馬。
この馬は新馬戦をぶっちぎって、続く自己条件の牝馬限定戦に出走。
どれだけのもんかなと思っていたら圧勝だった。
これはまだまだ奥がありそう。


そして最後に秘密兵器登場。

関西の超新星、中内田厩舎

…が、送り出すのがベルーガという馬。


キンシャサキセキ産駒でデビュー戦が1札幌の200m、そしてファンタジーSをともに後方一気の末脚で二連勝した。

データ派の人達からすれば、この馬は傾向に合わない馬だろーけど、同厩舎の新潟2歳S勝ちのフロンティアを引っ込めてこっちを使うくらいですから、これは脈アリなんじゃないのか?


しかも、
この中内田厩舎は先週の競馬でとうとう音無厩舎に抜かれtsものの、関西リーディング5位を死守していたトコ。
調べたら重賞も今年4勝してた。
しかも実質開業3年目。
しかも上位のリーディング常連厩舎が軒並み28馬房を有しているのに対して、中内田厩舎は「たったの」20馬房しかないんだとか。


それで、池江、角居、藤原英、矢作厩舎と互角を張るんですから大したもんだ。


中内田充」という調教師の凄いところは、調べれば調べるほどにまだまだあって、書き始めたら短編小説くらいになるので次の機会に譲るとして…ちょっとだけ書くのであれば、矢作調教師が開成高校出身でエリートと言われてるが、中内田調教師はそれのさらに斜め上を行く経歴の持ち主なのです。

機会があれば「中内田大特集」をやりたいと思ってる。いま調べてるとこ。
どうだろ?皆興味あるのかな?


まぁ、いずれにせよ、
今週注目は勿論ベルーガですね!


第59回
競馬の楽しみ方~騎手編

ジャパンカップ展望と、外人騎手との違い

先週のマイルCSはまたデムーロかい。
ムーアも乗れてないと言われながら完璧な騎乗かと思ったが、M.デムーロにしてやられたね。

今更ながらに思い知らされたが、やはり騎手としてのポテンシャルが、日本人ジョッキーと外国人ジョッキーでは根本的に違うのではないかと考えた。


そのきっかけとなったのは、某メディアで当時のことを語った「日本人ジョッキーのコメント」を見た時だった。

今年の秋の台風直撃の競馬開催において、そのジョッキーは「無事に回ってくるだけで命がけだった」とコメントしてたんだけど、まあ、言わんとするところはもっともで、その日がG1開催の日でなければ、確かに中止もあり得る状況だったのだが、中止に伴う売上のダメージは相当なものとなるだけに、強行開催となったが、乗っているジョッキーにしてみれば、まさに「回ってくるだけで命がけ」って状況だったんだろう。

ただ、その状況下で「無事に回ってくるだけで命がけだった」だった日本人ジョッキーに対して、涼しい顔でG1を勝ったのがデムーロだった。
菊花賞ではキセキ、天皇賞ではキタサンブラックには勝てなかったが、サトノクラウンに対して「渾身の鬼追い」をしてたのがデムーロ。


「無事に回ってくるだけで命がけ」のジョッキーに比べ、デムーロは「渾身の鬼追い」をやってたワケだから、この騎乗技術とメンタリティーの違いは「別格」で、日本人ジョッキーにしてみれば規格外。

ただ、そう考えると、今週のジャパンカップにおいて、驚愕の結論に至るのです。
天皇賞(秋)のキタサンブラックは、武豊が大して何もしていないのに自分からスイスイ進んで勝ち切ったのではないのか?

最後の直線でデムーロが サトノクラウンに起こしたアクションは凄まじかったのに対して、武豊は至ってスマートだったな。
…と考えると、キタサンブラック絶対能力は、「サトノクラウン」を遥かに凌駕していたという結論に至るんだよな。

また、あの日の馬場で天皇賞以外のレースで走った馬に、悪馬場での激走のダメージはあるのか?と検証もしてみたが、案外そういう結果は出てないようだった。
それもそのはずで「無事に回ってくるだけで命がけ」なら馬を激しく追うこともできず、それに伴い馬も痛まなかったと結論づければ全ての辻褄が合ってくるからな。


ただ、例外はある。
それは菊花賞及び、天皇賞の日に、デムーロもしくはルメールなどの外国人ジョッキーが乗っていた馬の場合。
これらの馬は彼らによって激しく動かされた可能性が高く、その分ダメージが大きかった可能性も高いだろう。

そうなると、サトノクラウン、ピーーーーンチか??
実際デムーロは現時点でサトノクラウンに乗るかシュヴァルグランに乗るか迷っているそう。
なので、もしかするとサトノクラウンの回復が遅れている可能性も高いのでは?と、考える(-。-;

この仮説は今週末のジャパンカップで結論が出るだろう。


第58回
競馬の楽しみ方~番外編★

京都競馬場の芝コースが、ヤバイ

デムーロ、これで年間JRA G15勝目かい。

それでもって今年のJRAのG1は16鞍全部乗って馬券圏外がたったの5回
高額賞金を目の前にした時の勝負根性は凄まじいな。マジで。

…で、調べてみたら、デムーロは全国現在リーディング3位だけど、獲得賞金は1位だそーだ。

驚異の銭ゲバぶりだな。


ルメールは事あるごとにリーディングを取りたいと話してるけど、デムーロからはそんな言葉はあまり聞いいたことない。
名より実を愚直に地で行ってるんだろ。
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そんなお金大好きデムーロ
今年のマイルCSレッドファルクスを袖にしてペルシアンナイトに乗ることが決まった。

より勝てるチャンスがある馬を選ぶのは自然の流れだけど、兄のお下がりを弟のクリスチャン・デムーロが面倒を見るとは。
でも今年のクリスチャンは、今までに来日していた頃とは比べ物にならないくらい腕が上がっているから、そうは馬鹿にできなさそうだぞw

それよりも問題は、京都の芝コース。
内がハゲて酷いっす。

それでもってそこを通った馬が止まらないのだから余計に酷い話。
エリザベス女王杯の後の12Rが、芝のマイル戦だったんだけど、大外18番枠から出たアドマイヤリアルが、影をも踏ませぬ勢いの逃げ切りだからね。
休み明けだが走れる仕上がりとはいえ、大外枠の逃げ馬なんて怖くて手が出せないよ。

京都9Rの黄菊賞もムーアの逃げ切り。
これくらいは好騎乗とみてもいいんだけど、2着が小林徹のケイティクレバーの逃げ残りだろ。
しぶとい馬とは思ってたがここまでとはね。勿論馬場のアシストのおかげ(笑)


そんな京都芝コース、一応今週から仮柵が設置されるので、少しはまともになるかもしれないが、そもそもが台風の影響で芝の状態自体が例年に比べ相当に悪い。
これ以上良くなる事は考えづらく、万が一にひと雨でも降れば先週と同じ馬場状態になるだろう。
そうなるとまたインを通れる馬ですよ。

マルターズアポジー
芝がヤバイ」と思ったら、とりあえずこの馬の名前を思い出そうw。


第57回
競馬の楽しみ方~注目馬編

やっぱりキタサン

手応えが良すぎて先頭に立つのが早くて焦りました。


いやあ、びっくりしたな、天皇賞秋キタサンブラック
なんかスタートであおっている馬がいて、なんとなく黒と茶色のボーダーっぽい勝負服で、まさかと思ったら、キタサンブラックがボッコリ出遅れてた。

週中に「調教量が少ない」とか「喉云々」とか言われてたんで、やっぱこりゃあ駄目押しだなと思ったのも束の間、各馬が内を避ける中キタサンブラックはあえて内をスイスイ通って4コーナー先頭。

それで題名の武豊の言葉。
道悪は確かに上手いと思っていたけど、ここまでとは。
長く競馬を見てるケド、久々にびっくりした。

だいたい、誰が喉が悪いなんて言い出したんだ。
私の調べでは言い出しっぺは「なんとかビーム」の「なんとか谷」という血統評論家だと思うんだが、違ったか?

週刊競馬ナックル」という競馬予想サイトなどでも、別ルートから週中に極秘情報としてキャッチしたよーなことが書いてあって、プチ箝口令的な雰囲気だったので、ココで私が各サイトで配信してる「情報」を勝手に自分のネタみたいに書きたくはなかったので、ソコには触れなかったけど、終わってみればなるほど。オカシな「誤報」が交錯していたようだ。


個人的には宝塚記念は武豊の乗りヘグりだと思っていたんで、こんな怪情報さえ出てこなければもう少し考え方も変わったと思ったのだが、しかしそれでもレインボーラインにはたどり着けなかっただろう。

レース前のグリーンチャンネルで、リアルスティールを出走させる矢作調教師にインタビューしていた話が出てて「ウチのは道悪はそこまでダメとは思わないけど、ここまで酷い馬場だとそういう問題じゃなく、もう馬の精神力の問題のような気がする」と言ってたが、上位3頭は物凄い精神力だったんだろう。
レインボーラインメンタルが強い馬だなー。

ステイゴールドはこんなタイプをよく出すから。
これだけの馬場で目一杯走ったら反動が気になるところだが、案外一番反動がないのが実はキタサンブラックのようにも映るね。
順調なら次も勝ち負けでしょうか?それにしてもキタサンに脱帽だ。

今年は菊花賞、天皇賞と2週連続の極悪馬場だったが、これも長い競馬経験上、思い返してみれば「ここまで」なのはほとんどなかったことだな。
おそらく今後の東京、京都の芝コースは酷いことになるだろう。
まだ一ヶ月もあるのに、まじで先が思いやられる。

今週はGⅠの谷間なので、久々に普通の競馬になってほしいところだ。


第56回
競馬の楽しみ方~騎手編

藤田伸二の「不合格」

先週はなんとなく平穏な競馬で終わったなぁー。

阪神で行われた神戸新聞杯も、ダービー馬レイデオロがダービー馬らしく勝ち、2着も夏の上がり馬キセキ、3着は春に不遇を囲ったサトノアーサーの巻き返しで結果人気通りの決着だった。

オールカマーも比較的平穏。
そんな中、あまり平穏でないトピックといえば元JRA騎手藤田伸二が、地方競馬騎手試験1次試験で不合格となったことかな。


受験前から「今年だけの一発勝負」と語っていたようだが、今になって思えば本当に復帰の意思があったのか?と、「受かれると思ったのか?」と、考えさせられるよな。
おそらく前例のないことなので、地方競馬の関係者も戸惑っただろーが、もし合格していようものなら中央、地方、両方の関係者の「悩みのタネ」となっていたことだろう。


藤田伸二で客が呼べる」というプラスの効果と、「藤田伸二が面倒を起こす」というマイナスの効果を天秤にかければ「不祥事」を嫌う公営競技としてみれば、結果としてはよかったということなんだろう。
「藤田伸二」ほどの元騎手に対し、試験の結果を決めるのは、結局のところ「有害」か「無害」か「有益」か「無益」か。ってことなんじゃないだろーか?…と、傍観者は思うのであった。


良きにつけ、悪気につけ、現役時代の藤田氏は問題の多かった騎手だったからなー。
売り上げが低調なのであれば、起爆剤としての効果は期待できただろうが、今はその必要がなかったってコトでしょー。

それ以前にテストの成績が散々であったならば、政治的な判断は必要なかったかもしれないけどね。
いずれにせよ、当の本人はどう思っているか分からないけど、業界からすれば終わってみればこの事象も「平穏」で「事なきを得た」という結果で治めたように見えるね。


さて今週は秋のG1の第一弾、スプリンターズS
絶対王者ロードカナロア引退後、この路線はずっと混沌としている。

そうなると今週は「平穏」ではなさそうな週となりそうな予感が少ししてきたぞ。個人的に気があった馬はナックビーナスなんだが、現時点では出れそうにないんだよね、ホント残念(≧ω≦)

運よく滑り込めたら(多分ないとは思うけど)応援してあげてくださいw


第55回
競馬の楽しみ方~ 秋競馬編

予感が ローズSで的中

3日間開催がようやく終わった。

この3日開催で一番印象に残ったレースは「ローズS」。
始まる前から勝ち馬のラビットラン気になっていた馬で、なぜかと言うと、この馬は父Tapitのアメリカ産馬で、今アメリカで一番高い種付け料を誇る馬だからだ。

ソレすなわち、この産駒で走る馬はダートでの出世を期待されるワケ
(日本ではUAEダービーを制したラニが一応の出世頭)。
ダートで期待されたこの「ラビットラン」が中京の芝戦で直線一気をキメた時には「この血統でこれだけ切れるんだ!」と驚いたものだ。


そして、この印象を後押しする事象が今年の小倉2歳Sで起こった。
勝ったのはラビットランの弟アサクサゲンキ

父はストームキャット直子Stormy Atlanticに変わってたが、この馬もアメリカ産の外国馬なので、まずはダートと考えるのが普通だろう。で、この馬も御多分に洩れず使い出しはダートだったのだが、2度使って期待ハズレで勝てず、芝を使ったところ、ぶっちぎって勝ち、返す刀の小倉2歳Sを連勝してしまったのだ。

小倉2歳Sは新馬戦を「ダートでおろした馬」は嫌われる傾向にあるから3番人気だったのだが、今回の姉の激走で、この馬の芝での未来もかなり明るいものとなっただろう。
そして、この兄弟の母のAmeliaという馬がもの凄く芝向きの馬を出すってことも、コレで証明されたハズだ。…母の父がDixeland Bandなら距離も持つはずなので、この兄弟の今後の活躍が大いに注目が集まることだろうな。



月曜に中山競馬場で行われた「セントライト記念」だが、こちらも2勝馬のミッキースワローが、皐月賞馬アルアインを豪快に差し切って重賞勝ち。
この「ミッキースワロー」にも相当驚かされた。


そもそもこのレース、皐月賞馬「アルアイン」以下は「サトノクロニクル」が実績で頭一つ抜け出ていたが、あとはその他大勢というメンバー構成で、最終的にはミッキースワローが2番人気になってたことにも驚かされたな。
人気になる要素は色々あるが、今回に限っては厩舎を中心とした関係者が相当に自信があったということだろ。
皐月賞馬を負かせる自信だ。
結果的に一般のメディアに対して相当「吹いた」ことが予想される。
そうでなければ一介の2勝馬がここまで人気になる理由は見当たらない。



今回のこの「ミッキースワロー」の勝利で考えさせられたのは「厩舎力」。

私の持論か、以前誰かが言ってたことが持論と勘違いしてるのか覚えてないが、「G1馬を排出することが出来た厩舎は、例えそれが偶然であってもG1仕上げを体験できるため厩舎力が上がる」ってのがある。

菊沢厩舎」はこの春アエロリットでNHKマイルを勝っており、この時に「G1仕上げ」を体験できたんだと思う。
「G1仕上げ」を体験することは様々な場面で良い波及効果をもたらし、G1ならこれくらいの仕上げ、ならば今回のG2ならこれくらいでいーだろーという、そんな匙加減(余裕もった調整)ができるようになると思うのだ。



また、今回の「ミッキースワロー」の勝利でもう一つ考えさせられたことは、前にもコラムで書いたことのある、なかなか終息の気配を見せないエージェント制廃止問題だ。

この「エージェント制廃止問題」は、東西でかなり温度差があり、関東では「廃止論が強い」ようだが、関西では「このままでええやん」という雰囲気で、そんな中、いち早くエージェントとの契約を解消したのがミッキースワローを勝たせた横山典騎手だ。

おそらく発想の転換だと思うんだけど「行動で示せば馬は集まる」という考えだったんではないだろーか。
横山典騎手だからこそスグにできたエージェントとの契約解消だと思うし、この決意がこの春の一連の成績に繋がっているのではないか。ってのが、私の個人的な見解だ。
ローズSカワキタエンカも「権利をとる競馬をしてくれ」と頼まれれば「結果を出す男」が横山典騎手。

ミッキスワローも元騎手で義弟の菊沢調教師と手を取り合って作り上げた馬で、同厩舎のアエロリットもおそらくそーなんだろーな。


エージェント制に胡坐をかくことを止めて、「全ては自己責任」という原点に立ち返った横山典騎手は既にベテランの域に入っており、ここでまた人間的に一皮向けたのかもしれないね。

そーいえば最近「ノリポツン」は見かけなったね(笑)
G1が目白押しの今後の秋競馬、台風の目はこの男だろ。


第54回
競馬の楽しみ方~ 秋競馬編

2017年秋競馬開幕 良血馬が3勝

秋競馬が開幕した。

今回の注目は新馬戦だ。

これから続々と来年のクラシックを担う馬たちがデビューを迎えるんだが、今週は開幕週からイキナリ良血馬が3頭勝ち上がってきたから面白い。
全て阪神芝の勝ち上がりなんだけど、なんと、名門池江寿厩舎は土日で3頭を使い分けて全て勝ち上がらせてきた。
いやぁー、マジたいしたもんだ。しかもだ、全て結構な高馬ばかり。


では一頭ずつ見ていくとしよう。

先ずは土曜の芝1600mを勝ち上がったのはKitten's Joy、母ビリーヴの外国産馬ジャンダルム
母ビリーヴはスプリンターズS勝ち馬で、繁殖生活Sex Lifeは海外で送っている(笑)
ジャンダルムをマイル戦に使ったのは、慧眼と言えるだろう。
また、強敵と目されていたミッキーアイルの全妹で、ディープインパクト産駒のスターリーステージを下したのも評価できる。


日曜は芝2000mを勝ち上がった、サンデーレーシング所属の ディープインパクト産駒シルヴァンシャー
母がアメリカの年度代表馬、エクリプス賞馬 アゼリの超良血馬で、クラブの募集価格は1億6000万という馬。
「シルヴァンシャー」は後方一気のレースはエンジンの違いを感じさせ、これまでのアゼリ産駒の中では最もスケールの大きさを感じさせる馬だ。


真打ちは芝1400mに登場したオルフェーブルの全弟デルニエオール
この兄弟は体が小さく出る傾向にあり、この馬も408kgという小柄な牝馬なのだが、いい切れ味を見せていた。

本来なら、血統的にデルニエオール」と「ジャンダルム」は使うレースが逆であってもおかしくないところを、上手く使い分けたのは流石。

これからもまだまだ良血馬がスタンバイしている厩舎もあるし、今後も楽しみだ。


第53回
競馬の楽しみ方~注目馬編

夏競馬が終わり、

夏競馬が終わったなぁーw

先週は色々驚くことが多かったんだが、新潟記念のタツゴウゲキには驚いた。
個人的にはどうしても血統が気になる方なんで、今更マーベラスサンデー産駒が重賞を勝つとは。ってカンジ。
既に今年、マーベラスサンデーは亡くなっているんだよな…


そうかと思えば、
札幌2歳Sで新種牡馬としてオルフェーブル産駒ロックディスタウンが早くも重賞を勝ったな。
競馬の「血統」って調べれば調べるほど、血統好きには面白いんだが、この土日のギャップには、やはり驚かされたね。


このレースでは、個人的に注目していた馬が他にもいた。
その注目馬はベーカバド産駒の道営馬ダブルシャープという馬だ。

注目した理由は道営馬(北海道)の身で出走したクローバー賞で、中央馬を負かして勝利したトコ。

で、この時に負かした相手が関東藤沢厩舎の良血馬ということで、「ダブルシャープ」を調べてみると母馬が結構な良血馬ってことがわかった。
ダブルシャープの父、ベーカバドも繋養先が優駿SSということで決して繁殖に恵まれていない状況ながら、コンスタントに活躍馬を出していましたので注目していたところに、この馬が登場した。

今回のレースでは出負けして最後方からの競馬で、少しだけ馬券を握っていた私は天を仰いだのだが、そこから捲り切っての3着、とりあえずは三連複90倍を仕留めたが、普通の中央馬でも止まる捲りにはマジで再度驚かされたなw

もう「素質」は間違いなく中央のオープン級なんで、中央に移籍して鍛えれば相当良いところまで行く感触はあるんだけど、残念なことに現時点では馬主さんが中央の「馬主資格」が無いようなので、そのまま移籍するというのは不可能

「ダブルシャープ」という馬は、このまま道営で埋もれさせるのは勿体無い素材の馬なので、なんとか中央で走らせてあげたいと思う今日この頃でした(-。-;


第52回
競馬の楽しみ方~騎手編

船橋に現れた、天才(?)中野省吾

みなさん、コンチワw

先週は札幌WAJS (ワールドオールスタージョッキーズ2017)が行われた。

このシリーズの開催にあたり様々なトピックがあったが、やはり注目のトピックは地方枠から参戦した船橋所属中野省吾騎手ではないだろーか。
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まず驚かされたのが、
このシリーズの選考レース4戦1、2、1、1着という異次元の成績を残して地方代表に選ばれたこと。

過去に大井の鉄人的場文雄騎手が、予選の1、2戦目を二桁着順で終え、3、4戦目をピンピン(両方1着の意)で決めて出場権を獲得した時もかなり驚いたが、今回の中野騎手の予選成績は前代未聞とも言える。

そして、予選の結果についての感想をインタビューで聞かれた際の中野騎手の返答がまたとんでもなくって、僕の覚醒している時は誰にも負けないと思うんです」と答えたそうw


更に、WAJS(ワールドオールスタージョッキーズ2017)が行われる札幌競馬場の印象について聞かれた際には「むしろ、教えてください」と答えたんだとか。
実際、中野騎手は実戦で芝コースで騎乗したのはたったの3回しかない。

「モレイラ、デムーロ、ルメールを、むこうに回して戦うことについては?」という質問に対しては、
負ける気はしません。自信はあります。」とのこと。
若干25歳の若武者で、このビッグマウスっぷりはいーねぇーw
結果だしてるからな。自分を自分の言動で追い込んで、自分を底上げするタイプか。


今回のシリーズ参戦にあたり、様々なメディアで彼の言動が取り上げられており、個人的には笑いが止まらないほど楽しく読んでいるんだが、1つ、気づいた人いるかな?…「もしかしたら?」と思わせる受け答えがあったw

その内容とは、
僕はメディアでは絶対に感謝の言葉を口にしないです。
それこそ、『関係者の皆様ありがとうございます』みたいなことは言いません。
そこは日本人なので、わざわざ言葉にして伝えなくても日本は察する文化ですから。
日本人らしく生きてきたからですかね。
あえてメディアでは言わないのですが、本当に周りのおかげだというのはわかっています。
もちろん、日々感謝の思いは思ったままそのままに伝えていますよ
」という内容。
注)「競馬ラボ」より抜粋引用


これを読んで、あるスーパースターの記者会見を思い出した。
その会見というのは「野球」のイチローがマーリンズに移籍した際、

「これからも皆さん応援よろしくお願いします・・・・とは僕は言いません。皆さんが応援したくなるような選手であることを目指していますので」
と語っていたのを超鮮明に覚えている。

なんとなく、ニュアンスが似ているような気がするが、気のせいか?

諸々、これから騎手生活の中で中野騎手の評価は付いてくると思うが、既に天才(?)の萌芽をこの時点で今回の出来事を覚えておくと、今後が楽しい。
楽しみだ。


第51回
競馬の楽しみ方~血統編

2017年 良血馬続々デビュー

皆さんこんちはー、暑いっスね。

夏競馬も中盤を過ぎ、競馬のカレンダー上では、お待ちかねの秋競馬が既に見えて来た感じですね!!
そして、秋が近づくにつれて、新馬戦のレベルが上がってくるのもこの時期だろう。


先日も、新潟の新馬戦で父フランケル母ウオッカとい超良血馬「タニフランケル」がデビューしたとこだ。
残念ながら2着に敗れたケド、相変わらずこの血統は大きく出るようで、500kgを超す馬体は明らかに余裕残しだった。 使って次は面白そう。



これより一足早く札幌でデビューし、新馬勝ちしたのが今年のダービー馬 レイデオロの全弟レイエンダで、レース後はルメールのリップサービスもあるとは思うけど「兄よりいいくらい」とも言われてたw

…しかし好事魔多しか、先頃骨折が発表された…
故障箇所は両前脚で左膝に小さな骨片が発見され、右膝にトゲ状の骨膜ということだけど、個人的には、この時期に早くが見つかってまだ良かったんじゃないかと思っている。
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…と言うのは、
昭和の時代の話なんだけど、昔は「若駒の脚元にソエが出ると赤飯を炊いて祝った」とか言ってたそうで、その理由としては「ソエ」が出るということは、それだけ脚力があるということの裏返しなので、骨さえ固まれば大物になるという期待を込めて、このような祝い事をしていたそーだ。

…だとすると、レイエンダの骨折も、これに似た症状と考えれば、そこまで悲観することではないと思っている。
むしろ、治療する時間がたっぷりあるので、「早期発見が功を奏した」と言っても良いのではないかと思っている。(全治6ヶ月との発表があった)



一昨年に皐月賞、ダービーを制したドゥラメンテも、この兄弟と同じ父のキングカメハメハだったが、この馬もダービーの後に両前の骨折が判明されてたからね。

ただ「ドゥラメンテ」の場合は、化骨がある程度進んだ後の骨折だったで時間がかかり、結果、再度脚を痛めて引退の憂き目となったが、思い起こせば、両前にダメージが出るということは走る馬に現れる「吉兆」とも言えるのではないかと改めて思ったよ。

レイエンダはキャロットファーム所属の馬なので、馬の現況を会員に知らせる義務があるために今回の発表に至ったのだが、これがもう少し規模の小さな牧場でしたら、おそらく発表さえもされなかったのではないだろーか。

兄のダービー馬レイデオロも、デビューから2戦した後「ソエ」で約半年の休養している。
おそらくレイエンダは故障が完治して戻ってくる頃には、更にパワーアップしていることだろう。
間違いなく注目馬だ。


第50回
競馬の楽しみ方~騎手編

乱れ飛んだ、ご祝儀馬

皆さんこんにちは〜w
世の中はお盆休みだけど、競馬は暦通りなので、また今週も競馬がやってきます。い〜ねw

さて、先週の競馬で気になったことなんだけど、1番のトピックスとしては三浦皇成騎手が復帰し、いきなり3勝3着3回をあげたことだろう。

妻の「ほしのあき」も安心したかな(-。-;
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三浦皇成騎手の怪我については以前の競馬コラムで「かなりヤバい怪我」だったことを伝えたけど、復活週でいきなり結果を出せたことは、本人が一番だろーけど関係者も「ほしのあき」もホッと胸を撫で下ろしていることだろう。献身的な看護?でペニオク事件これでチャラかな。まずは無事に復帰できたことを労ってあげたいと思う。


先週は三浦騎手の復活に合わせてジョッキーにゆかりのある各厩舎が勝ち負けになる「祝儀馬」を何頭か用意したのは想像に難くなく、その数も土日で12鞍、怪我の程度を考えれば3勝3着3回は上々の結果だったと言える。

そして、三浦騎手の復帰の陰に隠れて、この週に時と場を同じくして「騎乗停止からの復帰祝い」の祝儀馬を用意されたのが、松田大作騎手だった。

松田大作騎手が騎乗停止になった理由については、前の「競馬コラム」に書いたので今回は割愛するけど、松田騎手が騎乗停止になったのは今年の春の高松宮記念の直前で、この頃の松田騎手は、プライベートはおいといても、栗東トレセンの中での信頼がかなり上がっていた時期だったよーで、今年の高松宮記念馬のセイウンコウセイG1出走にまで漕ぎ着かせたのは、誰あろう、松田騎手だ。

普通に何もなければ、高松宮記念にも騎乗していた可能性もあった。


先週は勝ち鞍こそ無かったけど、4鞍騎乗し2着が1回、3着が1回ならまずまずの成績と言える。
騎乗馬の中には名門、池江寿厩舎の馬もいたぐらいだし、彼の反省の意栗東トレセンにしっかり伝わっているようだ。

競馬サークルの伝統的な手法の「ご祝儀馬」三浦騎手はともかくとして、比較的に好意的に騎乗馬が集まった松田騎手に集まってくる馬には、今後いい意味で注意が必要だ。


第49回
競馬の楽しみ方~騎手編

初重賞制覇 木幡巧也の知られざる性格

デビュー年に新人賞を獲得した小幡一家木幡巧也が、ラジオNIKKEI重賞初制覇を飾った。


積極性のある若手として関東ではかなり人気を博していたが、今年春の二度の騎乗停止で少し雲行きが怪しくなってきたとか。

若手なんだから少々荒っぽいくらいでいい」という積極的な騎乗で小幡巧也は新人賞を取ったが、これは所属する牧厩舎の全面バックアップもあったようだ。

そもそも牧調教師本人ががゴリゴリの体育会系で、小幡巧也が強引な競馬をして先輩騎手から人前で叱責されているのを見て「誰であろうと男は舐められたら終わりだ」と裏で励ましていたという。

そんなバックアップ?を受けてイケイケの競馬を繰り返してきた小幡巧也であったが、さすがにこの春の2度の騎乗停止には懲りたらしい。
2月の不注意騎乗はまだしも、5月にまたしてもイケイケの騎乗で不注意騎乗となり9日間の騎乗停止となった。

この時点で制裁点数ランキングが2位となったが、1位は無免許運転で長期騎乗停止中の松田騎手だから、実質1位というハチャメチャぶり。
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そりゃあ、先輩騎手も口うるさく言わざるを得ないだろう。
小幡巧也は超がつくほどの負けず嫌いで、負けたレースのVTRを検量室のモニターで見ながら、悔し涙を流すほどらしい。

おそらくこんなメンタリティーが制裁覚悟の騎乗につながっているのだろうが、これが続くようでは…

ちなみに昨年が45勝で今年が現時点で13勝、このままいけば減量の恩恵が取れるのも時間の問題、
せっかく重賞をいいタイミングで勝ったのだから、勝って兜の緒を締めて欲しいところだ。


第48回
競馬の楽しみ方~血統編

2017年 新馬戦

2017年 新馬戦夏競馬も一応、福島、函館、中京と終わり一区切りとなったところで、
今回は気になる新馬勝ち馬を何頭かかピックアッップしたいと思う。


まずは、
先週日曜に土曜に行われた芝1600m戦を勝ち上がったキャロットファーム所属ロードカナロア産駒トゥザフロンティアという馬だ。
母がエリザゼス女王杯勝ち、ドバイWC2着のトゥザヴィクトリーという超一流繁殖牝馬で、過去10回の種付けのうち6度キングカメハメハを付けられているあたりは期待のほどもお分かりだろう。

血統面だけなら中京開催で1、2を争う血統だ。
しかし騎乗したホワイト騎手のコメントはかなり「トホホ」なものだった。

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以下競馬ブックより抜粋
「僕のキャリアの中でも抜けて子供っぽかったけど、それでも勝ったんだから能力が抜けていた。
ゲートを出て200mくらいからいうことを聞かず、4角手前あたりから押して行かないとダメだった。前に並んでようやく能力を見せてくれたし、大分、学習はできたと思うよ」

-------------------------

…とのこと。
裏を返せば「これが本当に日本の評判馬なのか?」と思ったんではないかと思う。

同日にはエイシンフラッシュを父に、母型にビワハイジをもつブエナビスタの近親アーデルワイゼも勝ち上がった。
こちらの馬に騎乗したのは、若手売り出し中の荻野極騎手。案外あっさり勝てたようなことを言っていた。
謹慎にブエナビスタがいる血統で、この馬はシルクRH所属の馬。おそらく使い分けたんだろーな。


そしてもう一頭、実は勝ててはないけど、大注目だった馬が一頭いた。それは…
7月16日の中京芝2000mの新馬を使われたヘンリーバローズという馬。


実はこの馬、全兄にシルバーステート弟に先日のセレクトセールで2億6千万円で落札されたシルバースカヤの2016がいる超良血馬。
父は全てディープインパクトという、まさに馬の華麗なる一族
残念ながらデビュー戦は勝てなかったが、遅かれ早かれ勝ち上がってくるだろう。

今週から始まる新潟開催は、さらなる良血がスタンバイしています。
近年の新潟2歳Sは2013年のハープスターや イスラボニータをはじめ、良血馬がステップレースに選ぶ傾向にあるので、これから始まる新潟の新馬戦にも注目ですなw


第47回
競馬の楽しみ方~騎手編

三浦皇成騎手が復帰

まだ興奮してますw 先週のセレクトセールは凄かったなぁ。
高額落札者の顔ぶれは、相変わらず猛威を振るうゲーム機パチンコ業界の面々に加えてネットの巨人DMM.の参入古豪アドマイヤの復活と色々ありましたね…
いずれにせよ、セレクトセールの盛り上がりは競馬界の活況へと繋がるので、良いことだ。

さてセレクトセールに昨年2016年の8月に落馬負傷し、現在まで療養中の三浦皇成騎手が訪れるとか、訪れたとか。
どうやら復帰の目処が立ったようで、今回はその挨拶回りだったのだとか。

ケド、落馬事故で受けたダメージは相当だったらしく、古い記事を調べたとこと、JRAからの発表では、、、、具体的に書くと怪我の箇所が多すぎるため簡略化するとのこと。

・肋骨骨折8本(半分以上じゃないか)
・骨盤骨折5箇所
・気胸2箇所


って、競馬の骨折でこんなの聞いたことない。
これで復帰できるってコトのほーが驚きだ。
これだけの骨折をし、心が折れなかったことも驚きだ。
そこはほしのあきに支えられての復活か?…まぁ、色々とあったけど

リハビリだけでも相当に根性が必要だっただろう。
最近の情報によると本人は札幌開催後半に復帰の青写真を描いているようで、既に美浦での調教に騎乗しているそう。

また無事に騎乗できることをお祈りします。


第46回
競馬の楽しみ方~セレクトセール

2017 セレクトセール回顧

7月11日、12日北海道苫小牧市ノーザンホースパークで行われたセレクトセールが幕を閉じた。

前回の競馬コラムでは、劇中の競馬ドラマについて書いたが、今回はどのような購買者が2017のセレクトセールで話題を作ったのか話そうと思う。


まず初日の1歳馬のセリで超インパクトを与えたのが、新参の購買者であるDMM.com
今更、会社概要についての説明はいらないと思うけど、どうやら今後クラブ馬主として参入するようだ。

以下はスポーツ報知からの引用
==========
ネットメディア大手で幅広く事業展開する「DMM.com」が、新たにクラブ馬主として参入することが10日、明らかになった。今年4月にJRAの馬主登録が完了し、金融庁の認可も得たことで、早ければ今月29日からDMMドリームクラブ」としてスタートし、HPサイトで一口馬主の募集を開始する。

 10日に北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われたセレクトセールに参加した同社の野本巧取締役(48)は、ディープインパクト産駒の牝馬、ラヴズオンリーミーの2016を1億6000万円で落札。2016年ドバイ・ターフを制したリアルスティールを全兄に持つ良血馬。「リアルスティールの下で、下見もして決めていた。毛づやもピカピカだしね」と、1歳馬の“目玉”を用意できたことを喜んだ。

==========

初日にインパクトのある馬を競り落としたが、結果、2日間通して競り落としたのはこの馬を含めて3頭。

他の2頭はキタサンブラックの全弟の当歳牡馬を1億4500万円
そしてセレクトセール初登場となった、母ドナウブリー二のディープインパクト産駒の当歳牝馬(ジェンティルドンナの全妹)3億7000万円落札した。

競馬ファンなら誰もが知っている血統馬を落としたということは、シンプルに看板馬が欲しかったんだろ。
流石ネットに流通しているDMM3億7000万円は広告宣伝費。 わかりやすい。
今後どのような展開を見せるかわからないが、広告力のあるクラブということで、何かと話題になることだろー。



今回一番の盛り上がりを見せたのは、イルーシヴウェーヴの2017
落札価格はセレクトセール史上2番目の高額価格となる5億8000万円で、落札者はアドマイヤの近藤利一氏

報道によると、4億円を超えたあたりから場内に異様な分いいが漂い始めたということで、当の近藤氏も「途中から訳が分からなくなったけど最後まで行ってしまった」と、興奮冷めやらぬコメント残していたそう。
ちなみに弟分の大魔神佐々木は、(株) エスアール・コーポレーション名義で1頭落札してた。

高額馬の落札者の中で目立ったのはサトノでお馴染みの里見治氏、(株) ダノックス&野田みずき夫婦あたり。


今年の傾向としては、ぶっちぎりで高額なディープ産駒に迫ったのが時代を担うロードカナロア産駒が、かなりの頭数で落札されていたってトコだろーな。
安定株のハーツクライも健在、期待がかかるノヴェリストも検討した部類だろー。
オルフェーヴル産駒は思いの外、ふるいませんでしたね。

既に2歳馬の勝ち上がりのあるロードカナロア、我々の調査?によれば、今後は社台グループはディープとの両輪での活躍を現時点で考えているそう。

来年の今頃、「あの時のあの馬が」となるはずなので、さーて、どの馬がくるか今後が楽しみだw
(今回のコラムも、セレクトセールでテンション上がってる「Uスタッフ」と書きましたw)


第45回
競馬の楽しみ方~セレクトセール

2017 セレクトセール開幕

いよいよ2017年のセレクトセール北海道苫小牧ノーザンホースパークで開幕した。

初日の最高値で取引されたのが母リッスンディープインパクト産駒2億7,000万円で落札者は「サトノ」でお馴染みの里見治氏

全姉にエリザベス女王杯馬、タッチングスピーチで現3歳に全兄ムーブザワールドがいる血統。
ムーヴザワールドはデビュー戦を勝った後評判にはなったものの、その後いまひとつの競馬が続いており、そもそも、この血統は晩成タイプなので、長い目で期待できる一頭となるだろう。


これに続いたのが母シルヴァースカヤディープインパクト産駒2億6,000万円で落札者は(株)キーファーズ

この馬は 今回の上場馬の目玉だ。

奇跡のタイミングと言っても過言ではないだろう。


…と、言うのは、
この馬の全兄シルバーステートという4歳馬が6月24日の垂水Sを驚異的な時計で逃げ切ったことから、このドラマは始まった。。。

シルバーステートは2歳時に7月中京のデビュー戦を2着後、折り返しの未勝利戦を勝ち上がり、一息入れて秋に復帰し、紫菊賞で快勝した。
この時点では普通の2歳馬で、この時の勝利も早い上がりを計測しているものの、普通の域を少し出た程度で、これからが真価を問われるという段階だった。

…ケドその後、屈腱炎を発症してしまったのだ…
そのため3歳時は丸一年休養することとなり、そして4歳の5月に復帰した。
この時点で、まだ降級できていなかったこともあり1000万条件からのスタートなったのだが、復帰戦は難なく勝ち上がり、この時も、屈腱炎明けで、勝ち時計、メンバーとも平凡ということもあり、当時の評価は「取り敢えずは脚は大丈夫なようだ」くらいだっただろう。

しかし、その後大きな転機がおとずれたのだ。

この後クラス再編成が行われたため、この馬の身分は勝って同条件の1000万条件だったのだが、陣営が選択したレースは格上の1600万条件だった。
屈腱炎で1年半休んだ馬が復帰戦を勝ったからといっても、常識的には考え辛い、酷なローテーションだ。
だが、シルバーステートは復帰二戦目の芝1800mをコースレコードタイで逃げ切ってしまったのだ。コレは誰の目にも衝撃だっただろう。

普通では考えられないことが起こったということと、これからどれだけ強くなるんだろうかという2つの感情と期待で驚かされたのだ。



その3週間後、セレクトセールに登場したのが、この「シルバーステート」の全弟だったのです。

この馬は「あの馬」の弟、そして「あの馬」の衝撃的な勝利から血統面も改めてクローズアップされ、この母シルヴァースカヤは名牝デインスカヤの半妹で、ニジンスキー産駒 デインスカヤからは父をサンデーサイレンスにもつ、菊花賞2着馬シックスセンスが出ていることが改めて明るみに出たのでした…

全兄の衝撃走に引きづられる形で明るみでたその良血を、ビッダーたちが見逃すハズはない。
なんと競りは「一億円」から始まったんだとか。

災い転じて福となす、なんてモンじゃない話。
兄シルバーステートのあの走りがなければ、この馬が「億超え」となることは誰もが想像しなかっただろうな。

(株)キーファーズは、2015年のセレクトセールから新規参入し、母がフランスの名牝サラフィナを 1億6,000万円で落札し、「この馬で武豊とともに凱旋門賞へ行きたい」と高らかに宣言してたんだが、「ジュニアル」と名付けられたこの馬は、先週の中京芝1400mでようやく未勝利を脱出したところ。一応、今後の活躍を楽しみにはしてる馬。
2016年には母シャンパンドーロ(母の父メダグリアドーロ)のディープインパクト産駒を2億3,500万で落札しており、競争馬名「カザン」という名でデュー予定。


まだまだ、これから続々と良血馬が上々しますので、DMM.com情報他、の続報をお待ちください。
(今回のコラムは、セレクトセールでテンション上がってる「Uスタッフ」と書きましたw)


第44回
競馬の楽しみ方~番外編★

武豊 世紀の乗りミスか???

夏競馬が始まり、春競馬の思い出が徐々に薄れてきた今日この頃。

先日、あるマニアックなインターネット競馬媒体にて、私と同じような感想を抱いていた記事を見つけたので紹介したいと思う。


実は武豊、宝塚記念の当日、宝塚記念前の芝のレースで3つあるレースの内の2つ勝っているのだが(3歳500万:ヒシマサル、壬生特別:ダイアナヘイロー)、その2つのレースにおいて最後の直線で通ったコースが、ほとんど同じところだった…とのことです。

つまり、
その日の芝コースのグリーンベルトを、まぁ、本人もコンマ0.00の世界で探しながら乗っていたんだろうが、うまく見つけてしまったんだろう。
結果、本番の宝塚記念でも同じところを狙ったんだが、キタサタンブラックは伸びませんでしたねー。…無理もないが。


この結果を私なりに解釈すると、

「なんてセコく乗ってしまったんだろう??????」

思えば、レース前はキタサタンブラックの天皇賞の春の激走からくる反動をかなり気にしていたけど、結論としては「ダメージは気になくていい」でした。

それでも9着に敗れてしまったのは原因は?

キタサタンブラックストロングポイント、ストライドが大きて、スピードに乗るとそうそう簡単には止まらないって走りなんだが、どうも宝塚記念の日は、走りに豪快さを欠いている感じがしたね。

個人的には、おそらく武豊がグリーンベルト狙いを意識するがあまり、フットワークが小さくなってしまったのではないかと思う。


つまり、騎手が馬のストロングポイントである大きいフットワークを萎縮してしまったのでは???


本来は行く馬がいなければ自ら先手を取るキタサンブラック、実際逃げたのがシュヴァルグランなら、キタさんこの馬のハナを叩けない馬のはずはない。

結論は武豊が逃げよりもグリーンベルト狙いの走りをしたため、本来の走りができなかったんだろーなぁー。

武豊は「敗因は」について聞かれて「よくわからないです」答えていたけど、実際は分かっているのでは???
分かっていても立場的に「僕のミスです」と言えないのが武騎手だろう。

サブちゃんに内緒で謝って、もう一回サブちゃんにフランス語の練習をしてもらったほうがいいと思いんですけどw
多分、馬はピンピンしていると思うんだけどな。


第43回
競馬の楽しみ方~血統編

2017年新馬戦ネタ

春の東京開催も残るところあと一週で今週からは函館が始まる。

今回は先週の引き続き「新馬戦ネタ」を紹介しようかな。
注目は日曜東京に組まれた芝の二鞍で、牝馬三冠のアパパネの第二仔のディープ産駒がデビュー勝ちした。

馬主は母同様金子真人氏で、それにしても「ジナンボー」という名前はどうなんだろうねw
まぁ、馬を何頭も所有しているからこのような変わった名前をつけられるんだろうけど、もしもやっとなれた馬主なら、もっとカッコいい馬名にするだろうな…

一番仔は、土曜の未勝利に偶然出走してた「モクレレ」という馬で、これはハワイ語で飛行機」という意味を示す名前なんだとか。
残念ながらまだ未勝利だけど、こっちはハワイ通の金子オーナーらしい、さわやかな名前だ。
因みに、母のアパパネハワイに生息する赤い鳥に由来しているそうだ。

・・・それにしても「ジナン ボー」とは・・・。


ジナン ボーは、デビュー前に何らかの不安を抱えてデビューさえおぼつかない可能性があったんだろうか?
そうでなければこんな投げやりな名前(?)はどうかと思う。…まあ、話題の産駒のデビュー勝ちは、競馬を盛り上げる意味でもいいことだ。



もう一鞍はアイルハヴアナザー産駒ホーリーレジェンドという馬。
今更アイルハヴアナザーを取り上げて。
どういうつもりかと思われる方も多いかと思うが、このレースは芝のマイル戦だった。

マイネル軍団期待の新種牡馬としてアメリカからやってきたこの「ホーリーレジェンド」は、蓋を開けてみればやっぱりダート種牡馬で勝ち上がる産駒もほとんどがダート。
しかしこの「ホーリーレジェンド」は、生産がノーザンファームで所有も吉田勝己氏。勝ち時計も水準以上で、その滑らかな走りは完全に芝馬のそれ。


正直なところ、だった。その勝ちっぷりだった。を見て、いい走りをするなと思ったので血統を調べたらアイルハヴアナザーだったので驚いた次第だったのだ。

あらためて5代まで遡ってアイルハヴアナザーの血統を調べてみると、ふむふむ、これはアドマイヤムーン匂いが少しするね。
アドマイヤムーンエンドスィープの産駒で宝塚記念勝ちのスイープトウショウも同じ父を持ち、ともに父の父はフォーティナイナーだ。
フォーティナイナーもアメリカの至宝と言われた馬で、基本的にはバリバリのダート馬なんだけど、隔世を経て芝の大物を出すことがあるのです。

ホーリーレジェンド…暫く見守りたい一頭だ。


第42回
競馬の楽しみ方~血統編

2017 新馬デビュー

春の競馬もそろそろ一段落し、先週からは新馬戦がスタートしましたねー。
4鞍行われた新馬戦、勝ち馬の種牡馬をみて「なるほど」と唸らされた。

土曜
阪神5R 芝1600m  ケイアイノーテック ディープインパクト産駒
東京5R 芝1400m  ヴィオトポス    マツリダゴッホ産駒

日曜
阪神5R 芝1400m  ヴァイザー     ロードカナロア産駒
東京5R 芝1600m  ステルヴィオ     マツリダゴッホ産駒

普段、私はこの時期の新馬戦にはあまり頓着していないんだけど、今季の現状並んでいる種牡馬の顔ぶれを見ると「社台グループしてやったり」だなって感じた。


ケイアイノーテック」はディープインパクト産駒、父は今更の説明は不要ということで、母ケイアイガーベラはミスプロ×ダンジグというバリバリのアメリカ血統。バランスは悪くない!

ヴィオトポス」はマツリダゴッホ産駒。…マイネル軍団らしく、早めの仕上げでのアピールでしょうか。
個人的にはサンデー系の種牡馬ではかなりいい血統構成と感じていたマツリダゴッホがマイネルに囲われているというのは、イコール繁殖に恵まれないということなので少し残念。



さて、ここからが本番。
…というのは社台期待の新種牡馬二頭が、新馬解禁初日に勝ちあがるのは、狙ってできる芸当ではないが、
狙わなければ出来ない芸当でもある。


東京5Rに登場した新種牡馬は「ステルヴィオ」の父ロードカナロアを筆頭に、ストロングリターン、エイシンフラッシュ、ローズキングダムの5頭は全て社台系新種牡馬だったのだが、勝ったのはロードカナロア産駒のステルヴィオだった。
しかも、スプリント王の子供がマイルで新馬勝ちというのは絶大なインパクトで、更には堀厩舎から出走した1億3000万超えの良血ディープ産駒でモレイラ騎乗のサトノオンリーワンを負かしたのも含めれば、ダブルインパクトといえただろう。

阪神5Rは登場したのはエイシンフラッシュとノヴェリストのみだったが、ピンポイントでヴァイザーを勝たせたのはナイスとしか言いようがない。


ロードカナロアノヴェリストはともに非サンデー系で種牡馬としての利用価値は、今後の活躍次第のところもあるが、血脈的な側面を考えれば非常に高いだろう。
ステルヴィオの父、ロードカナロアは短距離志向的な側面があるが、父キングカメハメハに往年の勢いが失われつつある現在においてはとても貴重な種牡馬と言えるのではないだろーか。

ノヴェリストに関しては、アイルランド産馬で競走成績はドイツで、ドイツの至宝という声も上がってるそうだが、血統面からは、ハッキリ言って全く傾向はわからない。

まぁ、一応調べてはみたけど、それでもわからない。データが見当たらない。
「タイプとしては○○」とでも言えればもう少しなんとかなるんだが、血統には詳しいと自負しているつもり(笑)の私だけど、比較対象さえもわからないから、なんだかスッキリしなくて気持ち悪い。「ノヴェリスト」については今後徐々に解明されるとは思うので、折に触れてお知らせしますw


ノヴェリスト」について、とりあえずわかっている事。
バーラム系に属するようだけど、全くの亜流血統のようだ。…これ以上は調べてもおそらく無駄じゃないかな。。
母系は超重厚なヨーロッパ血統。
超高速馬場だった2013年のキングジョージで圧倒的な競馬を見せたこと。
オークス馬ソウルスターリングの母父であること。


…少し脇道にそれたが、来る7月のセレクトセールには、この2頭の産駒が多数上々されるので、この週にこの2頭が勝ち上がるのは社台SSにとってはこの上ない勝利であったと言えるね。
そして社台SSにとって重要なレースで勝ち星をとるようなことがあると、もしかすると「士気」だけなのかもしれないけど、「なんかあるのかなー」と、知った上で馬券を買うと良いことがあるかもね。


第41回
競馬の楽しみ方~騎手編

2017年安田記念と孤高の男、川田将雅

先週は安田記念サトノアラジンが優勝した。

サトノアラジンは、昨年の安田記念やマイルCSと勝てて不思議の無い下地は持っていた馬だったのだが、ようやく力を十分に発揮できたってことだろう。


その全てのレースで手綱を取っている川田将雅ですが、最近流れている噂と言えば
孤高の男」や「嫌われ者?」。

気にはなっていたので、この機会に調べてみた。

気になる「きっかけ」となったのは、よく区切りの勝利でインタビューとかがある。で、最近では岩田騎手の1400勝があった。
その際、普通はJRAの女性職員が「祝○○勝」と書かれたプラカードを後ろに掲げて記念撮影をするんだが、あれだけ昨年荒れまくっていた岩田騎手でさえ、若手を含めて記念のプラカードをJRAの女性職員から奪い合い写真に収まる、ってゆーのが「微笑ましい儀式」としてあって、JRAもそれをよしとする雰囲気なんだけど、川田騎手の場合、そういうのが一切ないらしい。
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↑写真で見ても一目瞭然ですねw


では、なんでこんなマジになっているかと言うと、一般的に言われているのは

川田は九州男児(佐賀出身)
曲がったことが嫌い(武豊に説教をした過去を持つ)

などなどがあった。
ただ、だからと言って天狗になっているわけでもなく、干されたとかという類の話題もない。

シンプルに「我が道」を行った結果、誰も付いてこなくなったということみたい。
そしてこれは意識しておこなれている振る舞いでなく、あくまでも「素」なのだそう。

なので、本人の態度にブレがないため、そこまで大きな問題とはなっていないみたいだ。
そして「腕」も確かな為、かつての松田博元調教師が重用したように年配の調教師には、かえってその生き方が好ましく映るのかもしれない。


まぁ、人付き合いが苦手なのかな。「そういう場面」でハジけるのが恥ずかしいシャイな人なのかもしれない。って思うと、こんな川田騎手の「キャラ」、役に立つ日が来るかは定かではありませんが、憶えておいてもよいかと思います。
個人的にはこういう不器用そうな人柄の川田騎手を応援してます。
第40回
競馬の楽しみ方~コラボ編

2017 ダービーは「キングダム×JRA」

それにしても今回のJRAのコラボは、また随分と金をかけたものだ。

今回は「週間ヤングジャンプ」で連載中の大人気漫画の「キングダム」と「JRA-日本ダービー×キングダム」のコラボだ。

昨年のジャパンカップが「日本相撲協会」とのコラボで「ジャパンスモウカップ」、
一昨年はジャパンカップ、有馬記念と「進撃の巨人」とのコラボで「進撃のジャパンカップ


JRAの広告費は青天井ですなw
ダービー当日もイメージキャラクターの松坂桃李柳楽優弥高畑充希土屋太鳳らが揃って来場と、大人も子供も馬券を買わないでも楽しめるイベントが満載だ。


公営ギャンブルの売り上げはその年の景気に左右されることが大きく、オグリキャップブームが巻き起こったバブル全盛当時は、ギネスブックにも認定され、今も破られない有馬記念の売り上げが「875億円」という記録が有名な話。

これだけ惜しみなくPR費用を使えるということは、競馬場への客足も伸びている昨今だけに、今がファンの囲い込みの絶妙のタイミングということなんだろう。



さて、今回は私も大好きな「キングダム」とのコラボなのと、昨年の「ジャパンスモウカップ」は過去一番面白かった企画だったのに忙しくて更新が遅れてしまい、更に撮ったキャプチャ画像を誤まって捨ててしまったので、テンション下がって更新する気が失せたってのもあり、今回は今のうちに「魚拓」しておこうと思う。

…今回の「キングダム×JRA」は公開当初からインパクト大で、「キングダム」読んでる方なら分かると思うが「政が王騎や信と馬を走らせるなんて…」こんな光景はありえない。などと、こんなところからテンションが上がってしまった(笑)
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画像自体はNHKで放送されていたアニメ版のキングダムのようで、しばらく前から「乞うご期待!」と踊らされていたw

そして待ちに待った「キングダム×JRA」のコラボ内容はと言うと…
3つのゲーム要素があるように見えるが、実際には2つほどが楽しめるものだった。

1つ目が「東京競馬場からの奪還」といったもので、謎解きゲームで、作戦完了すると「金券5万円分」…と、あるが、ただの「応募資格」が得られるってだけ。


2つ目が「ぶっ飛び飛信隊〜15頭の歴代ダービー馬を入手せよ!」といったもの。
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背景は「クラッシュ・オブ・クラン」や「戦国X」など「箱庭系」と呼ばれるスマホアプリのような雰囲気で、「ぶっ飛び戦場メーカー」なんてタイトルのものもあったので「どれだけ金かけてるんだ?」と期待が先行してしまうのだが、実際に検証を進めてみると、金はかかっているものの、ゲーム性としては「クソゲー」だった。


「ぶっ飛び飛信隊〜15頭の歴代ダービー馬を入手せよ!」は「モンスト系」と呼ばれる「モンスターストライク」が元祖弾いて戦うフリックゲームで、先ずはステージ選択だ。
懐かしい馬から最近の馬までが「キングダム」のキャラと並んでいるのだが、ここで1つ、JRAのあってはならないミスを発見。

それはこのステージ選択一覧の中央下部に「ステージ4 トウカイテイオー」で「王家の誇りで姜燕を倒せ!」とあるのだが、このキャラ画像は「姜燕」ではなく、間違いなく「王家」ではなく野盗あがりの「桓騎将軍」だ。…コレはJRAさん、やっちゃダメでしょ。

…で、とりあえず「オルフェーブル×王騎将軍」を選んで遊んでみると、直ぐ敗北作戦失敗
だが、次には1回のストライクで撃破したりと、少し慣れれば簡単すぎてつまらない。

ぶっ飛び戦場メーカーに至っては、てっきり自分のオリジナル砦を生成できるのかと思ったが、「名前」をカナで入れるだけで自動生成
コレも1回のストライクで勝利。100戦100敗の魔窟とか書かれてあるが、瞬殺だった。つまらない。


他に2017年5月27日〜6月25日まで東京競馬場内の「JRA競馬博物館」で「キングダム」のキャラと歴代ダービー馬のコラボイラストなどが展示されるって告知もあるが、よく見ると少しショボそうだ。



…正直なところ去年の日本相撲協会とのコラボの方が別格に面白かった。
アレは「B級ゲーム」ノリのところが私にはエラく刺さり、JRAにアプリ化してほしいとメールまで出しました。
力士が馬に跨って、ゲートインするところとか、馬と体格のいい力士のバランス、またダブルでのコラボで「ストリートファイター」も途中で参戦したり、力士が馬持ち上げて空飛んだりと、メチャクチャだったけど、アレは最高だったなぁ。。


その前が「進撃の巨人×JRA」だった。
アレは衝撃だったな、、確か「進撃の巨人」が異様な人気を出し始め、アニメ化したところでJRAとのコラボ企画が出て、「進撃の巨人のアニメ」とのコラボなので、実際に自分で「巨人」を選び、大きくして手前に置いたり、小さくして背後に巨人を設置することで遠近画像を作ることができて、そこに自分の馬で走るキャラを置くことで、アニメシーンを作ることができるといった、画期的なものだった。

あの頃は「ゲーム」ってものではなかったが、「ずっと残しておいて欲しかった企画、第一位」の世界に誇れるウェブ企画だったと思う。

そう思うと、今年の「キングダム×JRA」は、別に目新しいものがあるワケではなく、「スゴイ!」けど、個人的には既に来年に期待している。


第39回
競馬の楽しみ方~騎手編

2017、岩田の馬券買えます。

2006年に中央競馬移籍後、華々しい活躍を続けていた岩田康誠騎手だったが、昨年は目を覆うような大スランプに陥った。
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様々な奇行は各メディアで取り上げられていたので、今更の詳細は省こうと思うが(28年4月23日のコラム「競馬の楽しみ方~騎手編」にも書いてます。)、今年になって所謂「普通の岩田」に戻りつつあるようだ。

クラシック路線にファンディーナというパートナーを得たことも一つの要因になったのだろうが、至ってシンプルな要因はご子息の次男・望来君が順調に騎手過程を進み、そろそろ厩舎実習の課程に差し掛かるため、トレセンに息子が働いているという状況が出来上がることを考慮して、「息子に示しがつかん」と、ようやく気付いたのかもしれない。

元々の騎手としての技量は今更説明するまでもないレベルの高い騎手なので、普通に真面目にやっていれば自ずと結果がついてくる騎手でもあり、岩田復活の下地は着々と整いつつあるので、もぅそろそろ皆さんも安心して岩田の馬券を買っていいのではないかと思う。


話は変わって先週のNHKマイルだが、東京競馬場の時計の出方は尋常ではないな。
勝ち時計1分32秒3はこの時期の牝馬が出せるものをはるかに超えている。

アエロリットが強かったといえばそれまでのところもありますが、やはり高速馬場の影響は多分にある。
今週以降もこのあたりは気をつけたいね。


第38回
競馬の楽しみ方~番外編★

2017春競馬〜芝コースって一体どうなってるの?

皆さん、どもーw

今週はNHKマイルCが東京競馬場で行われる。
今回は「芝コースって一体どうなってるの?東京編を書こうと思う。


前回に解説した京都競馬場編では、天皇賞(春)を「最も時計の出やすい状態」に持っていくことのみに専念すればいいため、難しく考える必要はなかったんだが(実際レコードが出たしねw)

春の東京開催はG1が5つ、NHKマイルC、ヴィクトリアマイル、オークス、ダービー、安田記念と5週連続のG1開催だから「どこをピークに」というのは難しいところなので、常にいい状態をキープするように努めるしかないのだが、それでもやはり最も馬場が良好な状態で使いたいのがダービーウィークだろう。


芝コース」は一番幅の広いAコースから始まって、開催を追うごとにBコース、Cコースの順に傷んだ内を覆うように仮策を設置していきます。で、そのため徐々にコースは狭くなっていくんです、…と、狭いといっても18頭が走るのに十分な広さはあるけどね。

この方式は長年変わらずとられてるが、何故長年この方式が取られたか?…という「競馬ウンチク」を少し説明しよーと思う。



聞いたことはある方もいるかもしれないけど、競馬用語で「スタンド前発走」という言葉があって、それはそのままの意味で「東京芝2400mはスタート位置とゴール位置がメインスタンドの目の前になるように設定されている」ってこと。
これにより「ゲートインする馬の様子」と、「ゴール前の叩き合いの様子」を、観客席 から最も近いところで見られるようになり、より臨場感が大きくなるというのが芝2400mの特徴で、さらにCコース使用時は最もスタンドに近くなるので臨場感マックス状態になる。

サッカーでも意識的にピッチと観客席を近く作るスタジアムがあるように、やはりスポーツの醍醐味は臨場感なんだな!


流石にダービーウィークくらいの時期になると、芝コースの状態は内外イーブンとなるから、追い込み馬が大外を回せば手が届く位置に馬がいる(大袈裟かw)というような臨場感が味わえるって演出も兼ねてるんだな。面白いっしょ、よく考えられてるよねw

オークス週がBコースでダービー週からCコース使用というのも、やはり「競馬の祭典」という意味合いでダービーに重きを置いているJRAの思惑も このあたりに見え隠れする。

この「スタンド前発走」、知ると競馬場に脚を運びたくなるハズ。ぜひこの臨場感を味わってみると良いでしょー。ただ、ダービー当日は毎回大変な混雑なので事前に指定席を取ることをお勧めする。

第37回
競馬の楽しみ方~番外編★

先週の回顧〜まさに競馬祭り

皆さん、コンチワ!
先週は青葉賞アドミラブルが好時計勝ち、キタサンブラック天皇賞をレコードV香港ではネオリアリズムまでも海外G1制覇と、まさにお祭り状態だった!


天皇賞(春)は逃げたヤマカツライデンが3200m戦ではありえない驚愕のハイペースで逃げ、前半1000m通過が58秒3ならレコードも出ようというもの。
…ただ、そのペースに乗っても凌ぎきったキタサンブラックの心肺機能にはただただ恐れ入るばかりで、これは調教での坂路3本追いや、CW2週半追いなど、相当に負荷をかけた調教がそのまま身になった結果といえ、キタサンブラックはまさに王者といえる実力だ。
素質があるのは勿論なのだが、それに対してしっかり鍛えられた結果がこの二連勝につながったといえるだろう。



青葉賞勝ち時計が2分23秒6、スローになることの多いこのレースだったが、前半少しやりあったにしろ、そうそう出る時計ではない。
…それを最後方から一気のごぼう抜きで制したアドミラブル相当な逸材だろう。

ミルコも、ここを勝ってダービーもこの馬と戦前語っていたようで、有言実行となったが、実は皐月賞に二着のお手馬ペルシアンナイトにダービーでの騎乗を確約せずに「このレースが終わってから返答する」という話になっていたという「裏話」もあったくらいで、本番もおそらく連続騎乗となるだうな。


このアドミラブルは、これで三連勝となったが、実はデビュー戦が9着惨敗で、この時に明らかにそれと分かる「喉鳴りの症状」が出ていたため即手術に踏み切ってのものであったという。

喉鳴りの手術」といえば有名なのは現役時代のダイワメジャーで、手術が成功してからの活躍は今更説明してもというところだが、喉鳴りは(正式名称は「喘鳴症」)その症状の度合いにも術後の効果にも個体差があり、手術をすればすぐ治るというものではないのだが、技術は進歩しているようで、アドミラブルにとっては手術は成功したようだ。
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…それと冒頭にも少し触れたが、香港ではネオリアリズムなんと香港G1制覇を達成した。

ネオリアリズムは一時期低迷してたが、昨年の札幌記念を制して復活ののろしを上げると、とうとう海外G1を制するまでになったのは一にも二にも「堀厩舎の厩舎力」といえるのではないだろうか。

鞍上の”マジックマン” モレイラの騎乗もたいしたもので、道中後方に位置しながらも、スローとみるや一気の捲りに出てハナを奪うとそのまま押し切りという、まさにマジック騎乗。
もはや日本の馬のレベルは、完全に世界水準といえるところまで来ているといえるだろう。

これからフランス語を勉強しようと思います」という北島三郎オーナーも語っていたように、秋の凱旋門賞が今年も大いに盛り上がるだろう、今から楽しみだ。


第36回
競馬の楽しみ方~騎手編

2017 3月の事件山盛り〜③

2017 3月の事件山盛り〜③

先週末の驚きのニュース、3つ目が、


最後は高松宮記念ネタ。
セイウンコウセイが馬場のいい、ど真ん中に進路を取って突き抜けた。

この馬も実はここに至るまで「アホなドラマ」が実は裏で進行していたんですよ。

…というのも、
実はこの「セイウンコウセイ」に競馬を教え込んでいたのが、ここ3戦で騎乗していた松田大作騎手だったんだけど、現在騎乗停止中で、幸騎手への乗り替わりとなったのだが、その騎乗停止の理由無免許運転での速度超過という道交法違反という前代未聞のもので、松田大作騎手この事件を起こす前にも免許停止中にもかかわらずトレセンに車で通っていたとというから、あきれてものが言えない行状だ。

最初に免許停止になった理由は定かではないが、その時点で自身を戒めて仕事に打ち込んでいたのであれば、高松宮記念の鞍上はそのまま松田騎手であったことだろう。自分で棒にふってアホだ。

まさに「禍福は糾える縄の如し」を地で行った事象でありました(失笑)


第35回
競馬の楽しみ方~番外編★

2017 3月の事件山盛り〜②

2017 3月の事件山盛り〜②

先週末の驚きのニュース、2つ目が、


先日フラワーCを勝ったファンディーナだが、十中八九、桜花賞出走はないと言われてたところを、なんと皐月賞からダービーというローテーションが発表された。

距離をこれ以上短くしたくないと考えるのは普通で、桜花賞を使わないのであれば無難に考えるのであれば、フローラSからオークスなんだろーが、あの勝ちっぷりを見ると皐月賞を使いたくなるのも理解できる。

前走が全く無理をしていない競馬だから皐月賞はフレッシュな状態で使えるので、一気にメンバーが上がってもいい勝負になるとは思うけど、仮にいい競馬になったとしても、この時期に中山で厳しい競馬を経験せるというのは個人的にはお勧めしたくないところ。

牡馬であっても余程抜けた馬でなければ、春の二冠は難しいものだからな。
皐月賞だけを取り行くというのであれば、まだ理解で来るのだが、どういう意図があるのやら。。

いずれにせよレースが楽しみになってきた!


第34回
競馬の楽しみ方~エージェント編

競馬のエージェント制度に激震

1月末に美浦トレセンで行われた美浦所属の騎手とJRA側とで懇談会があり、今後の「騎手エージェント制度」についての話し合いがもたれ、基本方針として「専門誌及びスポーツ紙のTMとエージェントとの兼業を認めない」との通達が出たんだとか。

現状のルールは「騎手3人と減量ジョッキー1人まで」であるが、今後一年を目途に担当枠を一人に絞るという内容で話が進んでいるそうである。

ちなみに現在、JRAが今後目指す「専業エージェント×騎手一人」という条件を満たしているのは、なんと武豊と平林雅芳氏(元ホースニュース・馬のトラックマンで現在は競馬評論家)のコンビのみ。


今回の件を受けて「TMを辞めて専業エージェントに転身する」とい表明したエージェントは関西でたった2人。

逆にこの方針にいち早く反応したのが関東の横山典と蛯名で、契約していた兼業エージェントとの関係を解消したようだ。
これだけのビッグネームならエージェントなしでも馬は集まるだろうが、問題は若手騎手。…彼らは自分で営業したりする経験など皆無で、エージェントなしでの騎乗馬確保は苦しくなるというのが関係者の見解らしい。って、そりゃそーだ。(-。-;


この一報を見て思いだしたのが「男」藤田伸二
先日、生まれ故郷の道営で騎手を目指すとの報道があったが、藤田がJRAの免許を返上した理由の一つに、一部の騎手に有力馬が集中するエージェント制の弊害を強く訴え、「リーディングの順番が年頭から決まっているような世界。何が面白いのか?」と、モチベーションの低下を引退理由にあげていたな。

今回の施策はまさにこの弊害にたいしてのもの。
ならば今こそ道営でなくJRAでもいいのではないか。
過去にも一度騎手免許を更新せずに引退した騎手が復帰したケースは数例あり、物理的には不可能ではない。

個人的には是非もう一度「男・藤田伸二」の騎乗超見たいのが本音で、私以外にも同じ考えの藤田ファンは大勢いるだろう。

今回の施策に対して実際にアクションを起こした人間はまだごく僅かで、今後も状況を追いかけ続ける必要のある「エージェント制度問題」なので、この問題については随時レポートさせて頂きますね。


第33回
競馬の楽しみ方~騎手編

悩める岩田の運命を変える超新星、ファンディーナ。

悩める岩田の運命を変える超新星ディープインパクト牝馬、ファンディーナ。」というのが、今回の競馬コラムの正式タイトルにしたい。文字数が入らなかったので…

丁度今から約3年前に、デムーロルメールが正式にJRAの騎手になった。
その1年前には戸崎圭太、この頃を起点に、現在の「デム、ルメ、戸崎時代」の幕が開いたのだが、ではそれ以前はどうだったのかと思い起こしてみると、間違いなく岩田の時代だった。


絶対スプリント王ロードカナロア、最強牝馬ジェンティルドンナ、ダービー馬ディープブリランテ、数えあげればきりがないのだが、2015年に桜花賞をレッツゴードンキで勝ち、その年も重賞13勝と、絶頂期にいた岩田は明けて2016年、厳密に言えばその年の後半から突如スランプに陥り、2016年はなんと重賞0勝と大凋落。彼の身の回りに起こったスランプの原因については、あまりにも色々あったため、ここで改めて説明はしないけど、メンタル的に消耗していたのは明らかで、私も岩田を応援してるので見てて辛かった。

そんな岩田に手を差しのべた関係者は何人もいたのだが、どうにも改善の兆しがなかったため、心配した回りは栗東の大御所に頼み、なんとか岩田に話してみてくれないかと懇願し、「わかった」岩田と話をしでみたところ「僕は心の病ですから」と、いかんともし難い返答にお手上げだったそうです。


…そんな岩田、2017年になり一応は「今年は心を入れかえる」と宣言し、今年はここまで重賞2勝とまずまずの成績なのだが、かつての武豊がそうであったように、一旦流れを手放すと元に戻すのは至難の技。

たたでさえ「デム、ルメ、戸崎」が強力なラインとなっているならば、かなりの困難を極めるところだろう。
ただ、競馬の神様も時に捨てたものではないな、という巡り合わせを演出してくれる。

武豊の場合はそれがキズナという馬だった。
そこから息を吹き返した元祖天才は、今はキタサンブラックという最強のパートナーを得て輝きを取り戻した。


岩田の場合、ファンディーナ」という馬がそうなるかもしれない。


噂によると、岩田は「フェブラリーステークス」の当日、G1に騎乗馬がいたんだけど、ファンディーナの「つばき賞」とかち合ったため、真面目にG1を捨てファンディーナの自己条件に乗ろうかと最後の最後まで迷った末、最終的には次は岩田に戻すという確約をとった為、一旦は川田に譲ったのだそう。

そのファンディーナは今週4月20日(月)のG3中山フラワーC」に登場します。当然鞍上は岩田。

そして幸いなことに、この馬は生産、所有ともにターフスポートということで、社台系にありがちな強奪も無さそうなのは、岩田にとっても運が向いてきたと言えるのではないだろーか。
大事に使うのであれば、桜花賞を自重しオークスとなるだろうが、使った後状態が良ければ桜花賞参戦もあるだろう。


…え、もうフラワーCを勝った様な話になってる?

大丈夫。
ぶっちぎりです。…頑張ってくれ!!!


第32回
競馬の楽しみ方~エージェント編

昨今エージェント事情

クラシックシーズンも間近に迫り、続々とトライアルが終わり、やっと勢力図が出来上がってきた。

駆け込みで権利を取る素質馬もチラホラ出ており、なかなか盛り上がっているのではないかと思うところだが、その反面、チューリップ賞ソウルスターリングのように「やっぱり強かった」と再認識させられる馬もやはりいる。


さて、今回は昨年末から変化のあったエージェントの事情について考う。

三年目を迎えたデム、ルメ、コンビ(ミルコ・デムーロクリストフ・ルメール)だが、昨年はルメールがあと一歩のところでリーディングを取れそうだったが、残念ながら戸崎に僅差で敗れ、丁度そのさなか、デムーロがエージェントを変えたという事件があった。


デム、ルメはそれまで競馬日本の豊沢氏が担当していたんだが、昨年末にデムーロが理由は定かではないけど、豊沢氏とのコンビを解消し、関西競馬ブックの「井上氏」との新コンビとなったのだ。


デムーロとルメールは仲が良いことで知られており、所謂「盟友」、リーディングがなかったデムーロが自分とかち合うことでルメールがリーディングを取れないのは本意ではないという気持ちが働いたのかもしれない。

新エージェントとなった井上氏は、同じ関西競馬ブックの小原氏と並びエージェントの草分け的存在で、現役当時のアンカツを担当していた人物だ。

ただ、この方は、TMのキャリアでいえば中堅からベテランの域に移行しつつある方で、アンカツを担当していた時期は、アンカツの性格が乗り移ったかどうかはわからないけど、所謂「山っ気」がない人だった。

アンカツ引退後は川田(川田将雅)を一人で見ていたのだが、昨年末から川田、デムーロという布陣になったのだ。
そうなると、なかなか使い分けが難しく、中山記念の週は西に川田のシュウジ、東にデムーロのネオリアリズムとなったのが、ネオのほうは結果的に間違えて勝ってしまったが、当時デムーロは全く色気がなかったそうだ。東西で何頭かのオファーがありながら
どうせユウガ(シュウジ)とルメール(アンビシャス)が勝つんだからどれでもいいよ・・・と、京都記念を勝たせたサトノクランとの堀厩舎ラインを重んじてネオリアリズムを選択したという裏話もあった。


先週も川田は弥生賞に角居厩舎の良血グローブシアター、デムーロは関西でオープン特別の大阪城Sのアストラエンブレムに騎乗し、結果デムーロは勝ったが、川田は惨敗となった。


三年目になって、それなりに評価が固まってきたデム、ルメだが、デムーロはちょっと鼻が高いというか、勝負になりそうもない馬での騎乗の際には乗り方が雑、方やルメールは常に丁寧というのがもっぱらの評判だ。

「せっかくデムーロに頼んだのにあの乗り方は」…という、厩舎関係者の声も多かったなら豊沢氏も頭が痛かったことだろう。
…ただ、勝ち負けになる馬に乗せたときのデムーロの集中力は逆に評価が高い。
さらにはG1で伸るか反るかの騎乗をした際に弾けさせるのも、デムーロの魅力だ。

逆にルメールは博打は打たないタイプの堅実騎乗。
どういう結果が欲しいかとなった際に、どちらを使うかという選択を厩舎関係者はしているようだ。


かといって、デムーロがダメなわけではなく、実際結果も残しているわけで、これはもうキャラというしかないだろう。中山記念がいい例だと思う。
ルメール騎乗のアンビシャスは「次が本番」という乗り方であり、実際仕 上げもそういう仕上げ、つまりセットでルメールだったんだけど、ネオリアリズムに連続騎乗する可能性なんてデムーロは全く考えていなかったはず。


より日本人らしくなってきているのがルメールで、日本語は上手くなってきているけれど本質はあまり変わっていないのがデムーロだろう。

こういう見方をすることで馬券作戦に役立つかもしれないので、ぜひご参考にw


最後に今週の豆知識。

Q.障害の馬は、どうやって障害を飛ぶか?

A.目の前に障害があるから勝手に飛ぶ。騎手は特に何もしません。(某元障害騎手が教えてくれました)


第31回
競馬の楽しみ方~春競馬編

2017年の牝馬クラシックの有力馬

今回の競馬コラムでは、2017年の牝馬クラシックについて、現時点での有力馬を検証していきたいと思う。


まずは獲得賞金最上位のフランケル産駒ソウルスターリングをあげないわけにはいかないだろう。
無傷の三連勝阪神JFを制しており、実績は断然。阪神JFが少し派手さに欠けるものだったが、時計の1分34秒0は優秀で、今一つメンバーが揃わなかったために簡単に勝ちすぎた勝負だった。
インパクトに欠けたものだったが「ソウルスターリング」の実力を示すことができた。

あわせて先週のアーリントンCをアイビーSで負かした、ペルシアンナイトが鮮やかに差しきったことは、この馬の強さを後押しする材料となるだろう。今後の予定はチューリップ賞から桜花賞という王道 路線ということで、まずはチューリップ賞に注目だ。


次位は一応阪神JF2着を評価しなくてはならないので、リスグラシューといこうか。
重賞のアルテミスSを勝ってG1を2着。実績的には文句なしなんだが、こちらは小柄なハーツクライ産駒で、もう少し体がパンとして来てほしいのが正直なところ。
こちらもチューリップ賞から桜花賞というローテーションが発表されている。この「リスグラシュー」にとっては「どれだけ成長しているか」が鍵になるだろう。


三番手には、東京のクイーンCを制したアドマイヤミヤビ急浮上という感じだな。
デビュー戦で2着に敗れたが、その際に繰り出した上りは34.1秒で、その後三連勝したのが三戦とも上り33秒台の切れ者だ 。
こちらもハーツクライの産駒だが、なんか馬格があり完成度が高そう。
2走前に負かしたカデナが、その後京都2歳Sを制しているのも「アドマイヤミヤビ」の力を裏付けることとなる。

「アドマイヤミヤビ」は血統、体型的に距離がもう少しあったほうがいいタイプで、クイーンC時も鞍上ルメールがかなり押していく場面が見られながらの33秒台の切れ。全体時計も申し分なく、まとめて負かせる素材だ。

これまでの4戦全てに手綱を取ったルメールが、ソウルスターリングが先約という事もあり既にデムーロを確保済との事で桜花賞はまたしてもデム、ルメ対決となるかもしれない。
ちなみにソウルスターリングの三連勝の全ての手綱もルメールで、本人も悩ましかっただろーな。

これだけ いい馬が回ってくれば、そりゃーリーディングも争えるワケだ。



穴っぽいところで面白いのは、フェアリーS勝ちライジングリーズンという馬。

こちらは知る人ぞ知る、コアな競馬ファンが愛する「牧雄馬」。「牧雄馬」とは、マイネル軍団総帥の岡田繁幸氏実弟岡田スタッド代表岡田牧雄の所有馬を表す符丁で、兄の繁幸氏が何処か少し「宇宙っぽい」のに対して牧雄氏はかなりの理論派。
この馬もブラックタイド×キングカメハメハという格安配合だ。


最後に激熱の一頭も紹介(笑)
その馬はディープインパクトの真打ようやく登場という感のファンディーナという馬。
デビュー戦が持ったまま9馬身差の圧勝、折り返しのつばき賞は1馬 身3/4と少し差が縮まったようにも見えるが、使った上りが33.0秒。京都開催の最終週の荒場馬であったことを加味すれば物凄い脚だろう。

この後は中山のフラワーCを予定していると言われてる。
牝馬にして500kgを超す雄大な馬格の持ち主で、素質は相当だろう。

ただ、
仮に桜花賞を目指すのであれば、使い出しが遅かった分、ローテーションが少しタイトだから、自重してオークスとなる可能性もある。
慎重派の高野調教師だから、その可能性は十分あると思われるが、もし桜花賞を使うという事になれば勝算がなければ使わない調教師さんだから、これは台風の目となるだろーな。

是非、これらの馬の今後に注目してくださいw


第30回
競馬の楽しみ方~春競馬編

2017年クラシック展望 牡馬編

フェブラリーS、終わりましたね〜。
終わってみれば率直に言うと少しレベルが低かったかなという印象だった。
勝ったゴールドドリーム抜けた実績がないにもかかわらず、二番人気というのはやはりデムーロ人気だったのかな。それで勝つんだから一応力はあるんだろう。

それにしても種牡馬ゴールドアリュールってすごいな。土曜に亡くなったようなので、ご冥福をお祈りします。


…さて今回は現時点のクラシック展望をしてみたいと思う。
と言うのは、共同通信杯の勝ち馬スワーヴリチャードが勝った際に「とうとう出た(?)」って感じがしたからだ。

…鞍上の四位騎手は朝日杯を勝ってサトノアレスというお手馬もいるんだが、当時が6番人気の勝利なら間違えて勝っちゃった感が強く、コイツぁまったく大物感がない。
負かした相手もたいした馬はいないので、そこまで評価はできない。同厩舎に無傷の三連勝中のレイデオロという馬もいるけど、この馬も戦ってきた相手を考えるとまだまだ全幅の信頼は置けないだろー。

そんな中、スワーヴリチャード推しの理由の一つとしては、四位ジョッキーがダービーの勝ち方を知っているという点か。
陣営からは皐月賞直行と既に発表されてるが、皐月賞はお釣りを残してダービーへという風に上手くいけば見通しは明るいだろう。


しかしなぁああ・・・・・・・・・・・、
このスワーヴリチャードを東京スポーツ杯2歳Sで負かした馬がいる。…その名はブレスジャーニー
冠号トーセンの島川さんの生産馬なんだけど、ただ一回負かしたわけでなく、この馬は東京スポーツ杯2歳Sの前にサウジアラビアRCという重賞も勝っていて、現在重賞二連勝中なのだ。


この世代で重賞二連勝があるのはこの「ブレスジャーニー」だけで、普通ならこれだけの戦績なら話題になっておかしくないのだが、調べないと名前も見つからないような馬なのは何故か。

その理由としては、まず血統が父バトルプランというバリバリのダート血統、厩舎も関東本間忍厩舎、主戦柴田善臣(フェブラリーSのサウンドトゥルーの乗り方は酷かったね)、一応母系にダイナカールが入ってるからエアグルーブ一族といえば一族なんだけど・・・・購買価格は 激安270万円 (2015年北海道サマーセール)で、中央獲得賞金7,350.0万円(メッチャ回収してる!!)、サトノの里見氏がセレクトセールで2億円の馬をバンバン買っているのに比べると、もう言葉が見当たらないトコ。
トーセンの島川さんも金持ち馬主という事であれば中央で5本の指に入るのですが、ご本人もまさかまさかの結果だろう。


今年のクラシックが「混沌」としててつまらないのはデム、ルメ、戸崎に確たるお手馬がいないというのと、素質馬が京都の悪馬場で悉く不運な競馬を続けているというのもあるだろう。

まだこれから出てくる馬もいるかもしれないが、例年だと、もうすでに遅いからな。
昨年のように上位何頭かの持ち回りというようなことはないだろう。

今後も新G1の大阪杯やドバイ、クラシックトライアルなど、暖かくなるにつれて話題豊富な時期となるから、今後も面白いお話があればどんどん紹介していきますね〜w


第28回
競馬の楽しみ方~番外編★

ホープフルSの呪い? その原因は?

1/31に「重賞競馬総合コラム/ ホープフルSが、G1昇格?」というタイトルのコラムを書いた。
書いた内容は、2018年から2歳G1への昇格を申請中のホープフルSのことだが、今回はその「続編」といこう。

…「ホープフルSの続編」と言っても今回のハナシは「過去にホープフルSを使った馬はその後、結構な割合で故障することが多い」という、少し謎めいたジンクスについてだ。
これを「ホープフルの呪い」と言う。


ひとつ例として挙げたいのが、私も他で読んだ記事を要約して紹介するが、
2015年に新馬戦、ホープフルSと勝ちあがったハートレーという馬は、ノーザンファームが3歳世代で一番期待を寄せている馬だったようで、競馬関係者の間では「ディープインパクトの最高傑作」と評価が高かった。

…だが、ホープフルSの後のレースで共同通信杯に挑戦するが、その際に管理する手塚調教師は予定していた鞍上が白紙となってしまい、誰を乗せるかとマスコミに聞かれた手塚調教師は「鞍上は誰でもいい。それくらい誰が乗っても勝てる」と言い放ったくらいに自信満々だったそうだが、結果はと言うと、横山典弘騎手が騎乗し、9着と大敗してしまう。

そしてその後の皐月賞で巻き返しを狙った調整をしていたのだが、今度は左前脚の危険サインが見つかり、春のクラシックを断念することになってしまったのだ。

このハートレーのホープフルS勝馬のクラシック離脱は、2014年のシャイニングレイに続いて2年連続で、ここ15年以上、1999年の勝ち馬エアシャカールを最後にホープフルSの覇者がクラシックで勝つことはなく、この現実をみると、ホープフルSは実は2歳馬にとって「鬼門のレース」となってしまっているのだ。
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…で、その「故障する原因」は推測の域を出ないのだが、「ホープフルSを使ったダメージではないか」とも言われているのだ。

…こんな声が上がるのは、「2歳の時期にタフな中山芝2000mを使う」って事は、人間が思っている以上に馬にダメージを与えると可能性が高いと、みている関係者もいて、実際にデータもそのようになっているのであれば、もう傾向と見ても良いのかもしれないが、残念ながらそのようなものはない。

思い起こせば中山芝1600mで行われていた時代の朝日杯を使いたがらない馬が過去にも何頭もいたし、実際使った馬で大成した馬は、当時、裏2歳G1と言われていたラジオNIKKEI賞と比べれば少なかったように思える。


今更ながらこんなデータに気付かされたが、考えてみればみるほど思い当たる節は沢山あります。

最もシンプルな例としては昨年の皐月賞馬ディーマジェスティだ。
昨年の皐月賞はまさに「劇勝」という言葉がピッタリのもの凄い勝ち方だったが、その反動がもろに出て、ダービー前に回復に手間取ったのは周知の事実だった。
あわせて、その後、秋に最後のクラシックの菊花賞を目指してセントライト記念から始動したが、またもや、その後今一つの競馬を続けた。
これらを考えるとやはり若駒にとって中山芝コースは、どうやら避けた方がいいコースなのではないかって感触になってきた。
同じ条件で施行されている京成杯の勝ち馬がその後出世しないのもデータに当てはまる。


これはホープフルSがG1に昇格されなければ掘り下げていなかったデータであり、自分でも驚いたが、これがもしかすると「ホープフルの呪い」の「原因」なのかもしれない。
そしてその答えは昨年の勝ち馬レイデオロがもしかしたら出してくれるのかもしれない。

決して喜ばしいことじゃないし、外れることに越したことないが、もし仮に今年も「故障」なんてことになったら、これは立派なデータとなり、見直した方がいいだろうね。


第27回
競馬の楽しみ方~血統編

ハービンジャーに注目

前回のコラムで、最後にステイゴールドが出てきたところで終わったので、そのまま「血統に話」をしよう。

今回は今年私が注目している種牡馬の話をしたいと思う。

今年私が注目している種牡馬3歳世代で特に注目したいのが、ハービンジャーです。


現在社台系の繁殖牝馬サンデーサイレンス牝馬、さらにはサンデーの子供たちの牝馬で飽和状態となっている。

そうなると、サンデー系につける種牡馬としては現状は二択となってしまう。

まずは「キンカメ」ことキングカメハメハ、次にハービンジャーとなり、実績的には断然キングカメハメハなんだけど、やはり結構高齢化しているため全盛期と比べると少々物足りなくなってきている。


そこで牧場のほうでも次に続く種牡馬をということで選んだのが、ハービンジャーだ。
スピード系のノーザンダンサー種牡馬ということで素材としては申し分のない種牡馬だが、新種牡馬というのは、その成長曲線をつかむのに時間がかかるものだから、マカヒキを筆頭とする現4歳のディープ産駒をディープの完成型とするのであれば、ここに至るのに5年の歳月がかかっているというのが現状なんだよな…待ち遠しい。

当歳、1歳、2歳と育成の段階での負荷のかけ方のさじ加減のノウハウは、時間とともに蓄積されていくものなので、ディープで5年かかったのなら、それくらいでようやくディープ産駒の作り方がわかってくるようになったという事だろう。


ハービンジャーは今年で3年目。
そろそろ成功と失敗のノウハウは蓄積されていい時期。繁殖牝馬の質も高いので、今年はブレイクの予感がする…と、期待しているのは私だけだろーか。
同時に、今年はディープ産駒で抜けた馬がまだ出てきていないように、残念ながら意外に不作の年なのかもしれない。

まぁ、そーなるとますますハービンジャーの出番があるかも。ってことになる。

今年のクラシックは、ハービンジャーに注目しとくといーんじゃないかな?

第26回
競馬の楽しみ方~番外編★

砂と凍結防止剤の化学反応??

うっわ!  しまったぁああああ!!
折角コラム書いたのに、更新エラーになってた!!
急いで更新しなおそう。(2017/1/17(火)10:40現在)


競馬のほうも毎年の風物詩みたいになってるけど、この時期の京都は雪での開催順延が毎年多いです。

今週のレースも火曜に振り替えになったものの、一度京都競馬場に入厩して一旦トレセンに戻しての再輸送はどう考えても不確定要素になるので、火曜に馬券勝負しようとするのであれば慎重に勝負することをお勧めする。
そして無意識に購入した馬券が万馬券に化ける可能性も「大」だ。


…おかげでというか、日曜は中山を集中して見ることが出来たので、ちょっと「気づいた傾向」をお知らしよーと思う。


中山も雪が舞っていたようにとても寒い中出の競馬となり、この時期は寒すぎてダートが凍るので凍結防止剤が撒かれます。
これは毎年の事なんだけど、今年に関していえば砂と凍結防止剤の化学反応とでも言えばいいのか、とにかく中山ダートは前が止まらなかった。

短距離、中距離を問わず…「え?」と、いうような馬の逃げ切りが2レースくらいあったので、これはもしかすると「砂と凍結防止剤の化学反応」の傾向としてとらえてもいいかもしれない。
芝コースも2開催目ということで結構芝が荒れてきており、一昔前の中山の傾向とでも言おうか、こちらも案外前が止まらない。

偶然だろうか??

もう一つ気づいたことがあるんだが、
中山10Rに行われたニューイヤーSで、勝ったのがマイネオーラムで2着がグランシルク、3着がウインファビュラス…
…コレ、なんとステイゴールド産駒のワン、ツー、スリー決着だったということに気づいただろーか。オープン競争なので、これは「参考になる傾向」ではないだろーか。
かつてゴールドシップが中山の鬼と言われていたようにステイゴールド産駒は中山でめっぽう走りますw

迷ったらステイゴールドってのも「アリ」だろう。


第25回
競馬の楽しみ方~番外編★

2017年挨拶と、今日だけ個人競馬

2017、明けましておめでとうございます。

例年通り東西金杯で始まった2017年の中央競馬だが、東西ともに一番人気の馬が勝ったので、競馬予想サイトでも的中したのが多かったし、配当はともかくとして個人予想で購入した人も、的中した人は多かったのではないだろーか。

やはり中山のほうはどうにもメンバーが弱いように感じたねー。
一番人気ツクバアズマオー貫禄勝ちだった。

ツクバアズマオーはステイゴールド産駒なんだけど、じっくり育てられていー感じに古馬になったなという感じがする。
ただやはりメンバーに恵まれた感は大きいので、もう一回様子を見たいところだね。
中山が合いそうなので、AJCC(G2)あたりで通用するなら本格化と見ていーんじゃないだろーか。


京都のほうは注目を集めたのがエアスピネル
菊花賞以来の競馬で、菊花賞三着の後休ませて「来年はマイル路線へ」と早々と宣言していた。

ただ個人的には3000mの競馬からいきなり1600m、しかも菊花賞が武豊曰く「まともに掛かった」競馬だったとのことから距離短縮で折り合えると安易に考えるのはどーかな?って思っていたんだけど、前日の我が愛用の専門誌を見たところ、そこそこのメンバーにもかかわらず上から下まで◎だ。

…そこまで信用してもいいのか?…とも思ったが、日本一の専門誌と私が認める専門誌のTMがそこまで言うのなら…と、友人には元ネタは言わずに「個人的アドバイス」をw。やはり予想サイトの情報は勿体ないからね。予想サイトのことも言ってないし。腹をくくって三連単一着固定にし、的中したのは良かったものの、あれで110,00円ち ょっとですか。
まあ、当たったから良しとしましょう。

終わってみて考えさせられたのは現明け4歳世代のレベルの高さだね。
エアスピネルは個人的世代ランク暫定4〜5位の馬、その馬がG3のハンデ戦なら物が違うという、シンプルな考えで良かったのかもしれない。

2着のブラックスピネルも個人的世代ランク推定15位前後の馬、この世代は今年の競馬界をリードしていくこととなるだろう。

スピネル同士で決まった京都金杯ですが、もしかして今日は「友引」だっけか?と思ったけど違ったw…あ、大安とか仏 滅とかのアレね。
…なんだかこういうの信じちゃうタチなのね。友引の日って、本当に不思議なことに連れ目(番号が連続しているということ)、枠ゾロ目が凄くよく出るんだよね。木幡ファミリー馬券もあったりして。
「ジンクス」とかじゃなくて、気にして見ていると案外面白い発見がある競馬。


もう一つのついつい見るのが「出目」。
所謂サイコロを何百回降っても均等に同じ目が出るという「出目均等の法則」というヤツね。
「競馬」にも実はこんな要素はあるんですw

あと、今日だけもー少しだけ「個人競馬」のハナシをさせてw
あくまでも個人的な予想出しで、予想サイトとは別枠で完全に個人的に愉しんで、うんざり気味の友人にだけ力説してる私の個人的な競馬へのロジカルなアプローチはπrの二乗、円周率を常に意識して枠の内外を考えながら組み立てるんだけど、もしそうなら内枠の出現率が本来 圧倒的に高いはずなのに、1日の競馬で概ねすべての枠が出現する。。

後半残り3レースくらいからは競馬場ごとに「今日の出てない枠は?」なんて調べてしまうマイロジカル。
抗えない自然の宇宙の力、第6次元のチカラとでもいいましょうか?

…私の言ってることは聞き流してください。
やはりデータをもとにロジカルに予想する競馬予想サイトを見てた方が良いでしょーw
でなければ私個人ても予想家になれてますもんね(笑)
ではでは、皆さま今年も競馬を楽しみましょー。


第24回
競馬の楽しみ方~競馬総合編

2016年の競馬、思い返してみて、

2016年の中央競馬も終わりましたね〜⭐︎

2016有馬記念、いい競馬だったなぁ。
今年一番印象に残る事」はなんだったのかな?…って考えてみると、藤田七菜子(藤田菜々子)を筆頭に色々あった。

JRA的には一番の収穫は、間違いなく海外馬券」だろう。

マカヒキが挑戦した凱旋門賞の売り上げが約42億円。
これは馬券を売ったほうも驚きの数字だったのではないだろーか。


レースの格もそうだろうが、初の試みであったことや、日本から挑戦したマカヒキが前哨戦を勝ったことから「もしかしたら」と、期待するファンが増えたことがこれだけの売り上げに繋がったと言えるだろう。

これに続いたのが香港の38億円。
日本馬が13頭出走したということも原因として大きいけど、13頭も招待した香港のアシストも大きいだろう。
…というのは、あとから出た裏話で、香港ヴァ—ズに出走したスマートレイアーは当初、香港マイルにしか登録していなかったのだが、「香港側からヴァ—ズに出てくれ」と内々に話があって出走に至ったそうだからな。

凱旋門賞もそうだが、主催する香港サイドも「日本の強い馬が来れば現地での馬券が売れる」」という現実をここ数年実感していたようで、「スマートレイアー」の実力、力量と言うよりは裏技を使ったみたい。やはり「カネ」だガネw

その他の海外馬券はカレンミロティックが出走したメルボルンCが6億円ヌーヴォレコルトが出走したブリーダーズCフィリーアンドメアは8億円と、一気に売り上げは下がっているものの、やはり勝てるかもしれない馬が出走することがスポンサーの動きと連動しての売り上げに直結するということなんだろう。

シンプルにこの企画だけで100億円を売り上げたJRAだが、当初はもっと低い予想だったようでうれしい誤算と言えるだろう。(2014凱旋門賞でレールを敷いてくれたキズナオルフェーブルの貢献、そしてタイミングもあった)


来年2017はドバイワールドC

ついに馬券発売対象になるので、

凱旋門賞や香港開催並みの売り上げが期待できるだろう!



これだけ売り上げがあれば、もっと広告費をかけて認知度を上げるであるとか、遠征する馬に報奨金や補助金を付けるなどの施策を講じれば、もっと積極的に遠征する馬も増えることだろう。

ただ、来年2017は大阪杯がG1になるので、そちらとの兼ね合いも難しいところだろうが、今年の秋を見ても香港に13頭も出走していながらも有馬記念にそれなりのメンバーが揃ったように、近年の中央競馬界は馬の質が向上し、さらに質の各々得意なカテゴリーに分散する事によって、全体的に層が厚くなっていると感じられるので、今後はますます海外馬券は重要な財源となるだろう。

来春にはヨーロッパで凱旋門賞に次ぐ格を持つ「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス」も開催される。
ここに有力馬が出走するようなら、さら成る売り上げが見込めるだろう。

そんなこんながありましたが、2016年は香港Cのモーリス、やはりこの馬が一番衝撃的でしたね!


第23回
競馬の楽しみ方~番外編★

昨年の2歳チャンピオンが揃って故障。

昨年の2歳女王で、NHKマイルCの勝ち馬メジャーエンブレム左後肢に異常が生じ、今後の予定が白紙となったことがサンデーサラブレッドクラブのHPで発表された(-。-;


HPによると、
放牧先の福島・ノーザンファーム天栄で、左後肢の半腱半膜様筋に痛みが出て経過観察してきたが、なかなか痛みが引かない状態で、X線検査では骨に異常はみらず、今後の予定はあらためて検討するとの事。
紫苑S(9月10日、中山)で復帰し、秋華賞(10月16日、京都)を目指す予定だっただが、残念な結果となった。


さらには昨年の朝日杯FS勝ち馬で2歳王者であったリオンディーズにも故障が発覚した。

これから始まる秋競馬の主役の一頭が、戦線離脱というかたちになってしまった…

リオンディーズは秋は神戸新聞杯から天皇賞・秋を目標に調整されていた。だが、14日の1週前追い切りの後に熱感が認められ、翌日にエコー検 査し故障が判明し、怪我の原因は、左前繋部浅屈腱炎との診断がでたそうだ。

現時点で全治は9か月の模様。
どう考えても2016、秋競馬での復帰は諦めるしかないだろうな…


大変残念なニュース。
実はこの2頭の主戦はメジャーエンブレムルメールリオンディーズデムーロで、ともに外国人ジョッキーだったのが、これが偶然なのか、ここで私の持論というか、少し気になることを書かせてもらうと、外国人ジョッキーは、日本人に比べ馬を動かす技術に長けており、その結果多くの勝利ものにしているのは事実なのだが、この弊害としてあるのは馬が実力以上に動きすぎるためにレース後に反動が出たり、このような故障につながるのではないか??って、ずっと考えていた。

これが原因とは断定はできないが、少なからずの要因ではないかと思ってしまう…


第22回
競馬の楽しみ方~ 秋競馬編

サマーシリーズ2016&セントウルS2016

秋競馬開幕!

サマーシリーズが今週で終わりを迎えるが、2000m部門スプリント部門チャンピオンが既に決定している。

2000m部門は、七夕賞を勝って新潟記念2着のアルバートドッグ
スプリント部門はアイビスSDを勝って北九州記念2着のベルカントが二連覇となった。残るのはサマーマイル部門ジョッキー部門だ。


マイル部門は今週の京成杯AHピークトラムが一着を条件に、もしかすると優勝の可能性があるかもしれない。橋口厩舎は父の時代にこのレースでサマーマイルチャンピオンのクラレントを出しているからね。縁のあるレースかもしれない。


ジョッキー部門はほぼデムーロに6pt差で戸崎でほぼ決定かな。一応、あと2レース残っており、デムーロはウリウリでセントウルSを予定してて、勝てば即優勝、二着なら一応同点で、戸崎京成杯AHで騎乗するカフェブリリアントが6着以下なら同点のチャンピオンが二人誕生する可能性は少しだけ残されてる。

今週の見どころは一応こんなところもあるんだけど、やはり最大の注目はセントウルS出走予定ビッグアーサーだろう。
一週前追い切りが、なんと栗東坂路49.5秒、半端ないっ!

父はサクラバクシンオーで息長くスプリント路線の主役種牡馬として活躍していたし、母はキングマンボで、かつての短距離絶対王者ロードカナロアと同系で、ハイブリッドスプリンターの血統構成。ここを勝つようだと、黄金時代が長く続くかもしれない…

要注目レースでしたw


第21回
競馬の楽しみ方~地方競馬編

地方の超新星!マイネル軍団秘密兵器、トラスト!

地方の超新星!
ついにベールを脱いだマイネル軍団総帥岡田繁幸の秘密兵器トラスト

2016年9月3日に行われた、札幌2歳Sを制したのは噂の評判馬トラスト
この馬は川崎所属馬で、オーナーはマイネル軍団の総帥である岡田繁幸氏だ。

敢えて中央に入厩させずに所属は川崎であるが、マイネル軍団の外厩で鍛えてレースを使うのは、かつてのコスモバルク(皐月賞2着)のパターン。

今回、やはりなにが凄いって、地方馬札幌2歳Sを制したのは実に15年ぶりで、本来なら中央初挑戦の前走のクローバー賞でその存在を知らしめるはずだったんだが、あのモーリスをも苦しめた生憎の超重馬場で2着。…そのことは2016年8月25日に書いた「2016クローバー~地方競馬情報」ってコラムを読んでほしい。

…で、予定通りであったかどうかは定かではないが、ここに出走してきましたw


しっかし、クローバー賞と札幌2歳Sではメンバーレベルが天と地の差。…クローバー賞のメンバーは、中央所属で未勝利を勝っていたのがブラックオニキスただ1頭で、その他は中央の身勝利馬と地方所属馬。

対して札幌2歳Sは武豊の4000戦勝はこの馬かと言われていたマンハッタンカフェ産駒のタガノアシュラ(デビュー戦で負かしたサトノアリシアはその後未勝利、クローバー賞を連勝)など錚々たるメンバー。…これらを相手にハナを主張し逃げ切りメンバーレベルを考えればトラストが、中央のオープンで十分通用する下地は証明された!ってコトだ。

大物を出す事で名前が売れてきているスクリーンヒーロー産駒でもあり、距離は融通が利くはずで取り敢えず現時点では世代一番馬の評価が与えられ、今後の活躍が楽しみであるトラストだ。
…ちょっと今回のコラムは玄人向きな内容になっちゃったかな?…要は、番狂わせを演じるかもしれないダークホーストラストは、注目しといたほうがいい馬ってコトねw


第20回
競馬の楽しみ方~地方競馬編

2016クローバー~地方競馬情報

ひとつ前の競馬コラムでも、私がテンション上がって書いていた川崎の怪物として知っている人なら知っている、2歳馬トラストが、ついに中央デビューを果たした!
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画像:競馬ニュース.TVより引用


これまでに派手な戦績と期待値込みで一番人気に押されてたが、残念ながら二着。しかも、出走馬は中央の未勝利勝ち馬がたったの一頭で、あとは中央未勝利馬と地方馬というメンバーというかなりオイシイ組み合わせだったのに、だ。
この組み合わせなら、評判馬として勝っておきたかったところだっただろうが、結果二着で勝ち馬は唯一の中央一勝馬のブラックオニキス

この結果からジャッジするのであれば、中央で未勝利くらいは勝てるだろうというトホホな結果だが、この日はあのモーリスをも苦しめた不良馬場、洋芝の重馬場で、モーリス以外の札幌記念出走馬も「相当に馬場が重く脚が止まった」と語っているように、結構な道悪だった。

…となると、このレースでトラストの力量を測るには判断基準としてはあまりアテになるデータとならず、逆に言えばそんな「道悪」をこなしたということは、少なくともパワーはあるってことなんだろう。
川崎の深いダートで連勝しているのであればパワーはあって当然で、今回は「素質の片りん」を一応見せたという事で良しとしましょうw
次走で軽い芝のレースで結果が出なければ評判倒れという事になるだろうが、「もう一度見なければいけない馬」だろう。要チェックだ!


第19回
競馬の楽しみ方~騎手編

藤田七菜子の最近は?

デビューから6カ月経った今年のJRA新人騎手ですが、春先の藤田七菜子フィーバー(ナナコフィーバー)は少々沈静化の模様。

というのも、最初の数ヶ月はどの新人が「乗れる」新人かどうかは実際乗せてみないと分からないので、「ならば」ってコトで、藤田七菜子を重用し競馬界を盛り上げようというムードが当初はあったんだけど、やはり競馬は個人が金払って馬に乗ってるわけじゃないからね。ここにきてデビュー直後に比べれば藤田七菜子の騎乗機会はかなり減ってきてるのがリアルなとこだ。

その理由としては、今年デビューの見習い騎手のレベルが高い事にあるといえるだろう。

西の筆頭が 南関東大井競馬所属の坂井英光を父にもつ坂井瑠星(サカイリュウセイ)で、既になんと17勝。
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画像:南関魂 高橋華代子の南関東競馬ブログより引用

所属が昨年の関西リーディング常連の矢作厩舎という事もあり、馬の質が高いって事も確かにあるけど、矢作師も「いくら大井と縁のある俺でも下手とわかっていれば取っていなかった」と、坂井英光にコメントしているようにその評価は高い。
坂井英光のことは厩舎でも重用されてて、今年の5月に自厩舎のイクラトロ(ふざけた名前だよなーw)に騎乗し勝たせているけどその際には矢作師から「勝ち切るイメージで乗ってこい」と指示され、実際勝っているんだから、その腕も確かなものってことなんだろう。

そうなると3kg減は大いなる魅力で、騎乗回数は2016年8月時点で藤田菜々子159回に対して坂井瑠星は157回、それでいて同じ3kg減の藤田菜々子の五倍の勝ち星ならどちらを乗せるかは誰が見ても明らかなものだろう。…可愛くっても悪いが指名できないのよ…(*´з`)


…これに負けていないのが東の筆頭木幡ブラザースの木幡巧也(コワタタクヤ)。
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画像:MASAに来いブログより引用

この家族は父初広、兄初也、そして巧也と読みにくい事この上ない(コワタも珍しい苗字だし)木幡ファミリーで、そんな木幡巧也も既に21勝を挙げており、同じ関東なら普通なら巧也を乗せざるを得ないって有望な見習いジョッキーだ。
…また、弟の活躍に奮起して兄 木幡初也も9勝しており、木幡ブラザースのワンツーもしばしば見受けられるほどとなっている。

さらには見習い騎手斤量の「恩恵ルール」が2016年から改正され、今までは、斤量の恩恵を受けられる期間がデビューから3年と定められてたんだけど、今年2016年から5年に延長された事によって「一旦減量が取れて利用価値の下がった騎手が減量復活」となり、デビュー4年目、5年目の岩崎翼などに再度騎乗が集まり始めている。
そして、所属厩舎の根本厩舎で一年先輩に当たる野中悠太郎が先日の新潟競馬において一日3勝の固め打ちを成し遂げるなど、ここにきて藤田菜々子には厳しい逆風が吹きまくっているのが現状だ。

騎乗機会が与えられ続けるライバル達はこれからも斤量の恩恵が続く限りは重用され続けるだろう。
この現状を打破するには、もう可愛いってだけの「人気」には頼れないので、地力で打破するしかないだろう。やっぱ、藤田菜々子が乗ると競馬場も明るくなって言うか、皆期待してると思うから頑張ってほしいなぁー!

ただ、そうは言ってもまだまだデビューしてようやく半年が過ぎたばかりの藤田菜々子に大きな期待を寄せるのは酷というものかな。

これからも藤田菜々子を暖かく見守っていきましょうw


第18回
競馬の楽しみ方~セレクトセール

セレクトセール2016

セレクトセール」とは、日本競走馬協会が主催する、日本最大の競馬、競走馬のセリ市だ。

この日本競走馬協会は、社台グループが中心となって設立されたので、社台グループの牧場から毎年多くの競走馬が上場されており、高額落札馬の大半が社台グループ生産馬となっているため「社台のセリ市」とも言われている。セレクトセールの様子は毎年グリーンチャンネルで生中継されているので、興味がある人は来年からでもみるといい。

…と、そんな「セレクトセール2016」だが、今年は、2016年 7月11日から12日まで2日間にわたって開催され、2016年のセレクトセールは、過去最高の149億4210万円という売上を達成して幕を閉じた。

今年のセレクトセールでもっともお金を使ったのは、既報通り「サトノ」でお馴染みの里見治氏。
パチンコ・パチスロ機の開発・販売を行い、業界大手の一角に成長させた、あの「セガサミーの会長」として今や競馬界で最も勢いのある馬主さんだ。
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↑里見治氏の画像:「サンスポ 競馬予想王」より引用させて頂きました。

里見氏は2日間で8頭のディープ産駒を含む13頭を購入し、合計13億 2700万円のお買い上げとなった。

里見氏が初日に狙っていたのは「イルーシヴウェーヴ16」(牡)で、ディープインパクト産駒の当歳馬としては史上最高額となる2億8000万円で落札。アイルランドを拠点にする世界的なクールモアグループとの競り合いを鮮やかに制したのだ。

そして、注目されたのは今年のダービー2着馬サトノダイヤモンドの全弟「マルペンサ16」(牡)、トーセン冠号でおなじみの島川氏が果敢に競りかけ、引くに引けなくなった里見氏は 再び2億8000万円で落札。
里見氏は「今年のダービーで悔しい思いをしたのでなんとか競り落としたいと思ってました。いい馬が買えたので満足度は100%。金額はちょっと行き過ぎだけど」と苦笑いとの事。

しかし、「今年のダービーで悔しい思いをした」という理由での爆買い、次元が違う。


ちなみに里見氏は昨年のセレクトセールでも7億6300万円を使っており、今やセレクトセールにとってなくてはならない馬主の一人だ。
またセレクトセール以外でも庭先取引(セールを経由せずに牧場との直接交渉での取引)で馬を購入しており、その金額は年間20億円に達するのではないかといわれているようだ。…こんな大金をかけて庭先取引できるのは、長けた目利きができなければとてもできることではない。

そんな最強の目利き里見氏の馬選びディープインパクトの調教師だった池江泰郎氏が行っていて、里見氏と池江氏は契約関係にあり、月額100万円の報酬をもらっているという噂も聞いたことがある。…そんなもんじゃないかな?いずれも都市伝説レベルですけどw



ディープインパクトといえば「神オーナー」の金子正人オーナーも今年はかなりの投資をした。
ディープインパクト」や「キングカメハメハ」など、伝説の名馬を自ら所有していた馬など総額8億3700万円は、一般人の感覚とはケタ外れなレベル。秋には愛馬マカヒキが凱旋門賞2016に挑戦するなど、まさに日本競馬を牽引する馬主と言えるだろう。

今年のセレクトセールでは、里見氏よりも投資額は少なかった金子氏だが、金子氏の場合は自身が所有権の何割かを有する繁殖牝馬を庭先でも購入出来るので案外こんなものになるのだろう。
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↑金子真人氏の画像:「競馬ニュースTV」より引用させて頂きました。



逆にかつて栄華を誇りながら、今はちょっとかつての豪快さが失われたとも言われているのが、アドマイヤでお馴染み近藤利一氏。

…2007年には総額13億円以上をセレクトセールで使ったこともあるが、今年は6頭で2億9300万円。…それでも平民には理解しがたいお買い物金額なんですがw
今回、近藤利一氏が購入したのはジャスタウェイの初年度産駒。この日8頭目の同産駒としてアドマイヤテレサの2016が登場すると、活発に競り合いが続いたが、一歩も譲らず落札。「たまには意地を見せんとな」と1億4000万円で決めると満足げに会場を後にしたそうだ。
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↑近藤利一氏の画像:「サンスポ 競馬予想王」より引用させて頂きました。


近藤利一氏には今年のセレクトセールに熱い想いがあった。
2014年のオーストラリアG1・コーフィールドCを日本馬として初制覇したアドマイヤラクティ(父ハーツクライ)の半弟で、その兄は続くメルボルンCのレース後に急死し。「ラクティの弔いや。死んだ馬がかわいそうやん。親としての責任感がある」と遠くを見ながら言葉を続け、「牧場で見た時から、この馬だけは手放せないと思っていた。そうじゃないと調教師に申し訳ないし、これが思いやりじゃないかな」。兄同様に栗東・梅田厩舎へ預託予定だそうです。
…泣ける!!こういうドラマが応援したくなるんだよな。


さらにジャスタウェイのオーナーで脚本家の大和屋暁氏はジャスタウェイ産駒を4700万円で購入、大魔神こと佐々木主浩氏も2500万円でキングカメハメハ産駒を購入と著名人も話題を提供しました。


第17回
競馬の楽しみ方~地方競馬編

川崎競馬から怪物出現?その名はトラスト。

先月16日、川崎競馬場で開催された2歳限定レースの若草特別で、マイネル軍団総帥の 岡田繁幸氏が所有するトラストが、後続に約15馬身差をつける異次元の勝利で、デビュー2連勝を飾った。


 岡田総帥所有の地方出身馬といえば、2003年から活躍したコスモバルクが有名で、北海道の旭川でデビューすると 外厩制度を利用して地方所属馬のまま中央競馬のクラシックに参戦。
皐月賞やジャパンCで2着するなど、中央顔負けのスターホースの一頭として活躍した。さらには、2006年にはシンガポールのエアラインズCを制して、地方馬初の海外G1馬となっている。

そんなコスモバルク伝説から10年、岡田氏はクラブ法人株式会社サラブレッドクラブ・ラフィアンの代表取締役社長を退任。一線から退いた後も、その類まれなる相馬眼を活かして、中央で戦える超一流の逸材を発掘しては地方所属馬のまま中央競馬への挑戦を繰り返している。

特に、2014年の京成杯を制したプレイアンドリアルは、当時の3歳クラシック路線の中でも間違いなく上位の存在で、ダービーへの出走も確実視されていたんだが、脚部不安を発症し、そのまま無念の引退となった…


…あれから2年。
岡田総帥がトラストに懸けている期待は極めて大きく、またトラスト自身もそれに見合うパフォーマンスを見せている。


トラストには、「大物感があるし、可能性は計り知れない。この時期の2歳馬で、これだけの馬に乗ったことないです」…と、話すのはレースで騎乗した森泰斗騎手。南関東のトップジョッキーにこれだけのことを言わせるのは、相当な器である証ではないだろーか。
 地方競馬とはいえ、後続を約15馬身、タイムにして2.4秒も突き放したのだから、それも当然のコメントか。だが、管理する川崎の河津裕昭調教師は「予想通り。1回使って、追い切りの動きが素晴らしくなったし、これくらいはやれる」と、この圧勝劇を当然のものとしているから驚きだよな。

さらにその秘めたる能力の裏付けとなるのが、
その走破タイムでトラストが記録したダート1400m、1分31秒4は、その日の川崎競馬で、1つ年上の3歳馬限定で行われた全てのレースよりも1秒以上速いタイム。それも自らがスタートから敢然と逃げ続けて記録しただけに、その価値は極めて高く、当然最後は流しての競馬なだけに追っていればさらに時計が詰まっていただろう。

トラストには「芝の適性も間違いなくある。中央のG1に進めます」…河津調教師がそう話すのは、決して根拠がないわけではない。

トラストの父は昨年の年度代表馬モーリスや、有馬記念を勝ったゴールドアクターと同じスクリーンヒーロー。
母馬もサンデーサイレンスの血を引いており、血統的にも一介のダート馬ではなさそうだね。
「現時点でプレイアンドリアルと同じか、それ以上」と2014年のクラシックで有力視された偉大な先輩と比較できるのも、2年前にプレイアンドリアルで中央に挑んだのが河津調教師本人だからであり、さらに岡田総帥はすでにプレイアンドリアルの果たせなかった日本ダービー制覇の夢を軽く飛び越えて、来年6月に開催される英国ダービー(G1)にトラストの登録を済ませているそーだっ!(毎度おなじみの無茶ぶり…w)


現在は北海道新冠町のビッグレッドファーム明和に放牧に出ており、リフレッシュ中。
次走は札幌のコスモス賞(8/13)か、クローバー賞(8/21)に進む予定となっている。

柴田大知騎手が鞍上を務める予定で、セレクトセールの週には牧場で調教に騎乗。その感触を「とても2歳とは思えない迫力。調教も物凄い動きで、プレイアンドリアルとタイプは違うけど、今のままであれば、あの馬よりも当然上にいくと思う」と、これまた大絶賛。 関係者の期待の大きさに違わぬ走りを見せてくれるのか、JRAデビューの日が待ち遠しいところだ。

また「今年の世代は自信がある」と岡田繁幸氏が豪語していたように、実は地方デビューの秘蔵っ子』は、Jトラスト1頭だけではないようだ。
「コスモバルクやマイネルレコルト(2004年朝日杯FS勝ち)よりも調教は動いている」というのが、コスモバルクと同じ道営・門別の田部和則厩舎で管理される予定のエスティームだ。

英ダービーへの一次登録はされなかったものの、この馬についても「英ダービーなど、海外のレースを視野に入れている」というほどのスケール。早くも日高地区では「ロージズインメイ産駒のすごいのがいる」との噂が立っているとのことで、コチラはまだデビューを迎えていないが、トラストと同様に今後の活躍への期待は大きい。

果たして、地方の怪物トラストの「本当の力」はどの程度のものなのだろうか?この、地方競馬から中央へいくサラブレッドの発見が、この時期ならではの、地方競馬の魅力である。


トラスト」…偉大なる先輩プレイアンドリアルやコスモバルクを超え、かつてのオグリキャップのような活躍ができれば、本当に英国ダービーの制覇も見えてくるかもしれない。まずは、その動向に注目したいですね。
…そういえば余談ですが、以前、後に「アブソリュート」に改名した「新生トラスト」って評判の悪かった投資系の競馬サイトがあったなぁ~。ドメインを見てみたら「pc.trust1985.jp」だったw


…最後に。
史上最高だった昨年の131億7350万円を、17億円以上更新する149億4210万円を売り上げた、セレクトセール2016だが、主催の日本競走馬協会の会長代行を務める社台ファームの吉田照哉代表は、「英国のEU離脱で日本の株価が下がり、影響を受けるかと思ったが、心配はなかったし、(数字が伸びたことに)驚いている」と大成功を喜んでいたようだ。

…確かになぁ…、英国のEU離脱が影響するかもって、庶民の私とは心配事の次元が違うようですw
この続きは次回の競馬コラムで書こうと思う。


第16回
競馬の楽しみ方~春競馬編

春競馬 回顧クラシック編

皆さんこんにちは。いよいよ梅雨も明け本格的に夏ですね~w
この時期は、「競馬の暦」からみれば中盤戦。
この中盤戦、更には秋を見据えての馬券作戦の前に、一旦春競馬を振り返ってみようと思う。

わかりやすく月ごとに覚えておきたいレース、印象に残ったレースをクラシック編と古馬編に分けてピックアップしてみたので、皆さんも思い出してもらえると楽しめると思う。


春競馬 回顧クラシック編

1月 シンザン記念

1月のシンザン記念での勝ち馬はロジクライなんだけど、その後故障して 春はここで一旦終わりだったが、このレースの2着馬が後の桜花賞馬のジュエラーだった。
放送したアナウンサーが「矢のような伸び」と実況したように言葉通りに、もの凄い伸びだった。この時点で「桜花賞はこれか!」と思わされたが実際に勝ったからな。…この馬は新種牡馬ヴィクトワールピサの初年度産駒でもあり、「この産駒は走るな~」という印象を受けた。


2月 クイーンC

2月のクイーンカップでの勝ち馬は後のNHKマイルカップ勝ち馬のメジャーエンブレム。メジャーエンブレムは前年の暮れに阪神JFを勝っており、ここは桜花賞に向けての始動戦となったんだが、内容は驚愕のものとなった。…冬のこの時期の東京マイル戦で 1分32秒5を持ったままの5馬身差勝ちで、これは前の週の古馬重賞の東京新聞杯が勝ち馬スマートレイアーで1分34秒1。…単純比較で1秒6も早かった。

スマートレイアーはその後の阪神牝馬Sも連勝しヴィクトリアマイル4着。
既にこの時点で古馬G1級のポテンシャルを見せていたなら、牝馬ながらにNHKマイルカップを勝ったのもう頷ける。
まだ2016の秋はどの路線になるかわからないが、同世代同士の対決なら秋華賞は脚質的にも間違いなくチャンスだろうな。


3月 弥生賞、チューリップ賞

弥生賞勝ちのマカヒキは後のダービー馬となるんだけど、この時期から既にリアルに「ディープインパクト2世」を感じさせる走りだった。2016 凱旋門賞が楽しみだね。(平成28年07月04日更新の「凱旋門賞 (10月)」)

チューリップ賞勝ちのシンハライトは、ライバルのジュエラーを競り落として無傷の3連勝を飾り、この時期にマイル戦で1分32秒台で走れている訳だから、このレース2着のジュエラーと前述メジャーエンブレムは、3頭ずんどこで能力が抜けていたってことだ。


4月 桜花賞、皐月賞

桜花賞では揉まれこんで最後に失速したメジャーエンブレム…自分の競馬が出来ないと脆いという弱点を露呈してた。壮絶な叩きあいを制したのは前述ジュエラーで、とんでもない馬が出たと思ったら、残念ながらまさかの故障。早い復帰が待たれます。

皐月賞はあっと驚くディーマジェスティだったが、これはある意味人気の盲点だった。…ただ、ダービー云々を置いておいてここでメイチにつくったという話だったが、それでも坂を上ってから更に伸びた脚凄ぇ!の、一言だった。
2着のマカヒキも、この馬の激走にはこの時は霞みましたな。昨年の朝日杯FS勝ち馬のリオンディーズは、このあたりからどうにもメンタルが不安定になってきちゃったって感じだ。


5月 NHKマイル、オークス、ダービー

NHKマイルはオークスを捨てて挑んだメジャーエンブレムが貫録勝ちとなった。
桜花賞を教訓に、変に抑えず力任せに行っての逃げ切り勝ちで、2月のクイーンカップの時点で東京マイルで1分32秒台で走れていた馬、ある意味順当勝ちだろう。
父のダイワメジャーがそうだったように、早いラップを刻んで後続になし崩しに脚を使わせるという戦法があっているようだ。
これから更に成長するようなら、父ダイワメジャーを超える馬になっても驚けないだろう。ただ、距離はもって2000mってとこかな…

オークスは3強のうち2強がいなければシンハライトが順当勝ちだった。
最後は一瞬ひやっとしたけど、体当たりして進路を確保し馬群をこじ開けた勝負根性が、この馬のセールスポイントだろう。コース問わずに走れている馬なので、取り敢えずはローズステークスから秋華賞で、勝ったらJC(ジャパンカップねw)でいいんじゃないかな。

ダービーでは、マカヒキが鬼脚を炸裂させて勝った。
2着サトノダイヤモンドの上がりが33.4秒、ディーマジェスティがマカヒキと同じ33.3秒と大差はなかったんだが、数字に表れない瞬発力がこの馬が抜けていたというだろう。

2着のサトノダイヤモンドは、この時点ではここまでが精いっぱいってカンジで、瞬発力勝負に向く馬ではないので、個人的には「むしろよく走った」と感動すらしてしまったw…で、3着の皐月賞馬ディーマジェスティは、マカヒキと同じ上がりを繰り出したんだが、サトノダイヤモンドに寄られる不利もあったにはあったんだろうけど、やはり皐月賞で走り過ぎて疲れが抜けきらなかったのか、最後の一伸びを欠いたんだと思います。
…ここまでレベルの高い馬がメンバーに揃うと、皐月賞、ダービーの両方を取るのは至難の業だろうね。「マカヒキと2冠を分け合えたという事で良し」としてもいいだろう。


ちなみにマカヒキは2016年度の 凱旋門賞挑戦が決まっており、サトノダイヤモンドは案外菊花賞向きのスピード持続型なので、取り敢えず一冠を取りに行くのが無難だろうな。ディーマジェスティはマカヒキ並みの切れ者と見てるので、今年は古馬勢が手薄なので個人的には天皇賞からJCと向かってほしいですね!

…総括としては、
牝馬路線は引き続き「シンハライトが中心」と見ていいのではにだろーか。
牡馬路線で大きく強調したいのは皐月賞、ダービーともにディープインパクト産駒がワン、ツー、スリーを飾ったという事。…これは、とても大きなファクターとなっている。
…というのは、牝馬は初年度から活躍馬を出していたディープインパクトだったが、牡馬でこれだけ圧倒的な成績を残せたのは多分今年が初めてで、産駒5期目でようやく牡馬のディープ産駒の仕上げ方を掴んだと考えていいだろう。この3頭以外にも、まだまだ遅咲きのディープ産駒はこれから出てくるはずで、夏の上がり馬も当然ディープ産駒になると思いますよっ!


第15回
競馬の楽しみ方~夏競馬編

2016 地方競馬・夏競馬を楽しもう!

うだるような暑さが続き、いよいよナイター競馬本番の季節がやってきました。
しっかし、大井競馬場の営業努力には頭が下がるねぇ~w


平日の昼よりは夜の方が集客があるのは当たり前なんでしょうが、それにしてもトゥインクル競馬と言いながら、実は3月~12月まで ナイターやってるんだからねぇー(笑)
大体夏以外は寒いでしょ。しかも海のすぐそばだし、夏は涼しげに映るカモメも冬は寂しさを醸し出す。

とは言え、これからビールの上手い季節ですね。ナイター競馬に一番いい時期なので、競馬初心者の人なんか、これくらいの時期から競馬場に遊びに行くといいかもしれません。…因みにG1シーズンでも今の時期でも、競馬の配当は同じなので、いつでも競馬は楽しめますw


先週の「帝王賞」は、コパノリッキーが「かしわ記念」に続いて連勝した。中央でも、一応フェブラリーSを連覇しているように実績はあるんだけど、やっぱ地方の深い砂が合っているのだろう。この馬は馬体が540kgもある馬なので、一旦スピードに乗ると簡単には止まらないタイプなんだよね。

更には地方の交流戦だと地方馬と力差があり、中央の競馬のようにあまりつつかれる事もないので、今回のような連勝に繋がったんだろう。
こういうのも夏競馬の見どころなんだよなぁ~



次に私が楽しみにしているのは、7月13日大井競馬場で行われるジャパンダートダービー

人気を集めそうなのが、ユニコーンSの上位3頭で、特に上位の2頭、ゴールドドリームストロングバローズはここでも人気の中心となるのではないだろうか。
この2頭の実力は「ほぼ互角」と言えそうで、大井の馬場への適性と2000mという距離がポイントとなりそうだ。そして忘れてはならないのがケイティブレイブだろう。前走の兵庫ChSでは、ゴールドドリームを7馬身千切っての圧勝しているからなー!

あと、今回は最近、先行馬に乗らせると絶好調の武豊騎手が騎乗するのもポイント。
なんとなくイメージがコパノリッキーと被ってるし、ここでも一気の逃げ切りが見られるかもしれない。

一方の地方勢のエース格は東京ダービーを制したバルダッサーレ。中央から転厩初戦だった前走が、7馬身差の圧勝でした。
私が思うに、JRA勢にかろうじて対抗できるのはバルダッサーレくらいだと思うんですが、どう思います?


これからは海風が気持ちよくビールが美味い季節です。
「競馬初心者」の方にアドバイス。地方競馬のセオリーは、前述コパノリッキーでわかるように「でかい馬を買え」ですね。あとは、「迷ったら外人ジョッキーを買え」…あ、こっちはG1の時かなw
ま、是非勝利の美酒をJDDで味わってもらいたいですね!

…最後に。
当サイトでも「優良」に評価している予想サイトの中で、地方競馬の予想を出しているのは「高配当21」と、「ターフビジョン」でも【地方競馬の鬼】ってプランが80ptで提供している。あと、「競馬スピリッツ」は地方競馬専門サイトが別にあるね。

新聞買って自分の予想で楽しむのも良いし、予想サイトのアドバイス見て競馬するのも良いでしょう。
競馬は楽しむものなので、負け気味の日なんかは馬券買わなくても夏の日差しを浴びて楽しみましょうw


第14回
競馬の楽しみ方~調教師・厩舎編

外厩調整!・・・写真が撮れません!!

皆さんこんにちは。今回の競馬ブログテーマはずばり「外厩調整!」です。
…って、そもそも外厩って何?って思うよね。


「外厩」とは、読んで字のごとく「外にある厩舎」で、馬が短期放牧される際に牧場に入るんだけど、ソコにはトレセン顔負けの厩舎施設があり(普通に坂路とかウッドとかあります)、管理馬が多い厩舎は敢えて放牧に出して、そこで調教して仕上がったら入厩して即競馬に使う…って為に造られたものなのです。

年々外厩を使って馬を仕上げる厩舎が増えてきてて、成績も上がってきている厩舎も多くいるんだけど、それに伴い様々な弊害と言うか、今まで起きなかった事象が所々で発生しているんですねー。


タイトルの「写真が取れません・・・」ってやつだけど、コレは、「この事象」を説明すると、今年3月27日いに行われた高松宮記念に出走したアルビアーノ(3着)なんだけど、競馬新聞の調教欄をみると一週間前の調教の数字がスッコ抜けてた。

それもそのはず、
この馬は放牧先のノーザンファーム天栄(関東の社台系の馬はここを良く使われてる)から、規定ギリギリ(当該レースに出走する馬はそのレースの10日前までにトレセンに帰厩しなければいけないというルールがある)の、10日前に帰厩したから、ハプニングが起きました。

レース10日前というと1週前の木曜日、ただしトレセン入厩時は検疫があるため実際に馬場入り出来るのは金曜日となり、本来一週前調教は水曜か木曜に行われるため、当然一週前調教は出来ません。
これでは調教を見て状態をチェックするTMは困った事でしょうが、実はもっと困っていたのは競馬週刊誌のカメラマン。


実は「ギャロップ」や「競馬ブック」に掲載する有力馬の馬体写真は、レース一週前の水曜か木曜に撮影するのが常(あんなもの誰も見てませんが・・・・)なんだけど、その時に「関東一番手のアルビアーノが美浦トレセンにいないんだから、そりゃあ慌てますよ」…って、関東の某カメラマンの発言。

こうした規定ギリギリの入厩は 条件戦であれば以前から散見されてたけど、大一番に仕上げで臨むG1レースでは異例中の異例で、これで物議をかもしたのが昨年のオークスの「ルージュバック事件」だ。
この時もギリギリ入厩でしたが、肝心のルージュバックはオークス2着、アルビアーノも外枠不利の馬場で3着なら、最近ではこの方法も実際「アリ」とみなす厩舎も増えている。


そこで顕著な例が、実は昨年全国リーディングを千切って取った関東堀厩舎の今年の小倉攻勢。

「あすなろ賞」を勝って後にスプリングSを勝ったマウントロブソンを例に取ると、同馬はノーザンファームしがらきから直接小倉競馬場に入厩、やはり一週前調教はなく、日曜日とレース週の水曜の調教二本で快勝。
…そしてこの小倉開催で堀厩舎は7戦して5勝の荒稼ぎ、マウントロブソン以外の何頭かはもう少し前に小倉に入厩してたとはいえ「しがらき→小倉入厩作戦見事に成功したと言っていいだろう。


腕利きスタッフによるハイレベルな調教を課している堀厩舎でも、外厩使いのギリギリ入厩があることには驚いたが、ただこれは賢いやり方。
小倉に滞在すると調教は、競馬場の芝とダートコースでしか行えない。…ならば美浦から持っていくかという選択肢もあるが、そうなると輸送時間がベラボウにかかる。
ならば調製施設豊富な関西の「しがらき」で調整し、規定ギリギリに小倉入厩。10日間くらいなら多少調教施設が不足していも対して影響はないし直前の長距離輸送なしでいどめるメリットは大きい。
「今回上手く行ったのだから他の厩舎も真似してくるんじゃないか」…と、前出トラックマン。

トップステーブルの堀厩舎が結果を残した以上、こうしたケースは、

間違いなく今後増えるだろう。


第13回
競馬の楽しみ方~騎手編

どうした岩田康誠騎手!? 元NMB48の島田玲奈カフェ?

今回は、競馬界情報。
元NMB48島田玲奈経営のアイドルカフェ入店も、写真の「風貌」に不安と心配の声続々で...その男とは!??

元NMB48島田玲奈が経営する“夢を応援するカフェ”というコンセプトの「saq * cafe」。

スタッフがかわいい「純喫茶」ということで、店舗のある大阪心斎橋でも有名な店なのだが、その「saq * cafe」にJRA騎手岩田康誠騎手が来店したようだが、競馬ファンが異様にざわついている。
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「saq * cafe」は公式Twitterを20日に更新。
ソコには、経営者である島田と岩田騎手のツーショット写真が。

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「岩田騎手が来てくれました かっこいい! 怖そうに見えて優しいです笑 サインも頂きました」と、コメントも添えられている。これ自体は個人の趣味であり、アイドルが経営するカフェに行くことに問題はない。しかし、ファンを驚かせたのは岩田騎手の“風貌”だ。


写真の通り、岩田騎手は坊主頭の上にサングラスを乗せ、ドクロマークのついたTシャツにダウンベストを着用。ヒゲをたくわえ、さらに表情も「オラオラ」と完全にコワモテだった。「危険な匂いしかしない」「40代のオッサンなのに」「どこに向かってるんだ岩田」「田舎の青年キャラはどこへ」など、ネット上では心配の声が上がっている。
そして「けっこう好きだったのにガッカリだ」「昔に戻ってくれ」と、毒気のない風貌の岩田騎手に戻ってほしいという声もあった。


ファンの中には、岩田騎手最近の「成績」との関係性を上げる声も多い。
現在岩田騎手は26勝(4月21日時点)で、リーディング9位と決して成績が悪いわけではない。しかし、その「中身」はずいぶんと変わってしまった。

昨年まで面白いように勝っていた重賞は、今年は現状未勝利。愛馬であったヌーヴォレコルトのためにスポット的に関東に拠点を移したが、出走した大阪杯では完敗を喫し、香港遠征では武豊騎手が騎乗することに。

春のG1開催で競馬界が盛り上がる中、これまででは考えられなかった「福島競馬場騎乗」という、ローカル開催への参戦……ジェンティルドンナにロードカナロア、ゴールドシップにダノンシャークとG1勝利を重ねていた2、3年前とは明らかに状況が違う。そんな中での今回の風貌に腐るなよ岩田」と心配する声もある。


有力馬への騎乗が激減した理由は諸説ある。
M.デムーロと、C.ルメールという通年外国人騎手のアオリを受けた、昨年自殺した後藤浩輝騎手を、生前2度落馬させたことによる競馬サークル内での印象悪化など、様々な理由が取りざたされている。確かに風貌は大きく変化しているが、その影響もあるのだろうか。…本当に岩田騎手には頑張ってもらいたい。


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藤田伸二元騎手がブログで岩田康誠をディスっている件
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↓藤田伸二元騎手のブログより一部抜粋

あれから1年
2016-02-27 12:00:33
今日は俺の44回目の誕生日…
この歳になると何も嬉しい事は無いのだが…
去年を思い出す…
去年の誕生日は、確か金曜日で俺は朝の飛行機で阪神競馬場へと向かっていた…
この時期だけに雪の影響もあるので早めに移動してた訳で…
ちょうどお昼頃だったと思うが、マサミ(松岡)からの電話…
『後藤さんが死にました!!!』


でも自殺はアカン…
でも良い奴やった…
とにかく原因を作った人間が一番クズなのは確かだろう……
1度目の落馬事故なんか、1度も見舞いにも行ってないと言う…
で奴はG1で勝って馬上でバンザイ………
俺には見苦しく映ったな…
ホンマにクズや。


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…なにが「男道」だよ。
藤田伸二が岩田康誠騎手のことキライなのは、藤田伸二の暴露本(実はかなり面白かったのだが)でもよく分るし、色々と言い分はあるのは至る所で言いまくってるから分かるよ。また、我々には到底理解のできない怒りもあるのかもしれないが、引退した男が「ネット」や「書籍」を使って現役の騎手の名を晒し、馬頭するってのはどうかと思うぞ。
騎乗スタイルが褒められていたね、うん。特別模範騎手賞2回で優れた騎手なのは認める。だが、かなり性格悪いよな。オラオラやるのは良いが、対等に言い返せないフィールドでやるのは「男道」に反しているんじゃないだろーか?

岩田騎手のことは「内面が弱ってるほど外見で虚勢を張る」というファンからの指摘もある。…後藤騎手の件で岩田騎手を事あるごとに糾弾している藤田伸二元騎手がいるが、「プライベートのオラつき方が似てきた」なんて声まで……とりあえず、今の岩田騎手の姿は、ファンが望むものでないことは確かなようだ。

弱っているならね、自信を取り戻してほしい。
藤田伸二のエゲツないブログにより弱っているのでなく、「男」だからね、元NMB48の島田玲奈に会いたくなったのか、かわいー子のいるカフェに行ってみたい。って思ってただけで、単純に「行きたかったから行った」のなら、安心w子持ちはよ~く、分かる。そして、照れ隠しの強面兄さんなら、まぁ、それも分かる。…が、ガチで路線変更考えてるなら、優秀な騎手であり、人に好かれる田舎の明るい兄さんだっただけに、戻ってほしーものだ。


第12回
競馬の楽しみ方~番外編★

パリの競馬旅行記①

今回は、かなりプライベートなエピソードですw

秋晴れのシャルル・ド・ゴール空港に降り立った若き日の私。初の五伯七日のパリ旅行でありました。
同行したメンバーは三人だが、残りの二人は私ほど競馬に人生捧げてないのと、本業の服の展示会の為、昼間は完全に別行動となったので、早速私が目指したのは、凱旋門賞が行われるパリロンシャン競馬場だった。

しかしこの週は実は凱旋門賞の翌週、競馬があるかどうかもわからなかったが、日本と同じ事情なら競馬場の中には入れるはずで、競馬がなくても景色だけでも思い向かったのでした。


…と、その前に、パリの事情を簡単に説明しておきますね。
私の先入観では「花の都パリ」でしたが、何度もパリを訪れた事のある同行した先輩からパリジャンの気質について言われてたのが「あいつらラテンだから」と。…

私の頭の中はクエスチョンマークで埋め尽くされました。
しかしこの事実は日を追って痛感させられるのです。

まず、パリの人々は観光客を馬鹿にしています。というよりは、「フランス語を話さない人間」を馬鹿にすると言った方が当たってるかもしれません。

日常英会話には困らない私でしたが、英語をしゃべってくれるのは ホテルのフロントと公共交通機関の人間のみ(彼らは一応英語を話す事を義務付けられています)。

そして現地のパリジャンは相手がフランス語を話せないとわかるやいなや、凄く意地悪になります。

ロンシャン競馬場を目指した私は、ホテルのフロントでメトロの道順を聞き、最寄駅で降りて駅の新聞売り場で現地のおばちゃんに「ここからロンシャンまで歩いてどれくらいか」と尋ねると、「一時間もかからない」と言われ、まあ、それくらいなら景色も見ながらの散歩にもなるかと思い歩き始めました。

その行程の途中にはパリの名所ブローニュの森があり、テニスの全仏オープンが行われるスタッド・ローラン・ギャロス(Stade Roland Garros)も横目で見ながら歩き始めた私でした。


しかし歩くこと1時間、
一向に競馬場の陰さえも見えてきません。結果、三時間歩かされました。そうです。見事に騙されたのです。…先ほどは、「新聞売り場で現地のおばちゃん」と書きましたが、訂正します。

「新聞売り場の現地のクッソ、ババァ!」です。

そんなこんなで、なんとか辿りついたロンシャン競馬場でしたが、ある程度覚悟はしていましたがやはり開催はなく、しかもガッツリ施錠されていて中に入ることは叶いませんでした。
ま、想定内であったので取り敢えずロンシャン競馬場の回りでも歩いてみるかと思い、金網越しに競馬場を見ていると、中から人が出てきました。


幸運にもその「お方」は、競馬場内に住んでいる庭師の方で、やさしく英語で対応してくれたのです。
そこで「今日は開催がない事を承知で来たけど何処かで競馬開催はあるか?」と尋ねると「サンクルー競馬場ならやってる。たしかタダ券があったからちょっと待ってろ」と、なんと、言って家に戻りタダ券をくれ、丁寧にバスの乗り継ぎも教えてくれたのでした!!!

若き日の、私の競馬愛が伝わったのでしょうか、ロンシャン競馬場をわざわざ見に来て、呆然と放心状態だった、はるか遠方のアジアの猿に同情してくれたのでしょうか?

後にも先にもいじわるされなかったのはこの人だけです(笑)
お礼を言って、向かったサンクルー競馬場エルコンドルパサーがかつて滞在した競馬場でした。

ようやく辿りついたサンクルー競馬場、
ぉおおお!! ここが、フランスの競馬場ぉおおお!!」1人で興奮しまくりですw
ならば馬券勝負だと考えましたが、ここまで相当に歩き喉が渇いていた私は大井競馬場にでも来てる乗りでビールを飲もうと売店へ。

かの地でのメジャーなビールはクローネンバーグでした。
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これでようやく冷たいビールが飲めると思い注文し受け取った瞬間に、私は愕然としました。
その理由?

なんと常温だったのです。


…な、なんでパリまで来てこんな ヌルいビール飲まなければアカンの?
でも仕方がないのでそのまま飲んだところ、これが美味いのなんの。パリのビールは常温で飲んで上手いように造られてたようです。

さあ、喉も潤したことだし馬券勝負と意気込んだのですが、全く買い方がわかりません。


仕方ないので無難に馬連を買おうと思い勝ったのですが見事外れ。…だと思い、しかし諦めきれない私は払戻所に行き「この馬券は当たってないか」と聞いたところ、「当たってるよ」と!??


なんと間違えてワイドを買っていたのが功を奏したようでした。

馬券の結果は散々でしたが、雰囲気を楽しむという意味では十二分に楽しめた一日でした。
急ぎ足のフランス競馬紀行でしたが、当時の旅のエピソードはまだまだ山盛りありますので第二弾で紹介します。
…そして数年後に「凱旋門賞」も見ることになるのでした…


パリはラテンでしたw


ロンシャン競馬場への行き方



第11回
藤田菜七子(藤田菜々子) 競馬界のアイドル?

藤田菜七子(藤田菜々子)フィーバー

今年16年ぶりに誕生した女性ジョッキー。その名は藤田菜七子(藤田菜々子)騎手

愛らしい笑顔で2016年3月にデビューしたばかりなのに、既に藤田七菜子のウィキペデイアが立ちあがっているくらい女性騎手 菜七子フィーバーはとどまるところを知らない様子。
ちょっとネットで検索すると「藤田菜七子(藤田菜々子)騎手 の情報」が溢れかえっている。

今回はそんな、競馬界で超常現象を引き起こしている「藤田菜七子(藤田菜々子)騎手」の様々な驚きのエピソードを紹介しよう。
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↑JRAに女性騎手誕生(デイリースポーツ)


・藤田菜七子(藤田菜々子)騎手、高知競馬に参戦。入場者数なんと三倍増!

通常開催の高知競馬は平均入場者数800人のところ、この日はなんと2583人!この競馬離れしている中、競馬界に貢献している経済効果は計り知れない。


・菜七子熱心な調教で好感触、4月からエージェントも

これまでは師匠の根本師が 他厩舎からの騎乗依頼の窓口となっていたが、4月からはエージェント(騎乗依頼仲介者)をつけることになった。


・菜七子が馬名に!根本厩舎に入厩予定「プリンセスナナコ」

ナナコが馬名になった!? サラブレッドクラブライオンの2歳募集馬で美浦・根本康広厩舎に入厩予定の『クールレディの14』(牝、父メイショウボーラー)が、プリンセスナナコという名前で競走馬登録されることが7日、分かった。

同馬は1口3万5000円で総額700万円(200口)。現在も出資する会員を募集している。


・藤田菜七子(藤田菜々子)騎手 有名芸能事務所の「ホリプロ」と契約を結ぶことが内定

 ホリプロといえば、綾瀬はるか石原さとみなど一流タレントを多数お抱えの誰もが知る事務所。
藤田七菜子騎手=女性騎手=ルックスや愛嬌などのフィーバーぶりに多くの事務所が目をつけていたようだが、想いを成就させたのは同事務所だった。

 現役スポーツ選手も多数在籍していることで知られるホリプロ。

プロ野球の菊池雄星投手やボクシング世界王者の井上尚弥選手なども同事務所と契約している。
藤田菜七子(藤田菜々子)騎手には、今後テレビCMや番組出演依頼が来ることは必至。
その上でのマネジメントやメディア対応を任せるということなのだろう。このような騎手は武豊以来。

先日は藤田菜七子(藤田菜々子)騎手の熱狂的なファン(ニートなおっさん)が、関係者のフリして藤田菜七子(藤田菜々子)に近づき、堂々とゼッケンを盗み、しかもそのゼッケンにサインまでもらう事件もあった。コレは結局犯人の母親が謝りに行って発覚したんだが、そんな熱狂ファンが今後も増えるだろうから、しっかりしたエージェントも付けないとね。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

いやいや、まさに「藤田菜七子(藤田菜々子)」の競馬デビューは前代未聞のエピソード満載で書ききれませんが、調べれば調べるほど凄い情報量だ。


これくらいはまあ…なんとか想像の範疇だったが、最近私が最も驚いた、いや実際に体験したエピソードが…
私は馬券を買う際に一応オッズを見るのだが、馬券をインターネット投票、所謂PATシステムで買う場合、馬の単勝オッズというのは10倍を切ると赤い文字で表示されるという仕様になっているのだが、あるレースで玄人目にあり得ない馬が10倍を切っている事象を発見、「なんで?」と思ったら騎手欄に藤田菜七子(藤田菜々子)の名前が・・・これは異常。

今もたしかあるが、JRAが行っているサービスで「応援馬券」というサービスがあり、例えばディープインパクトの単勝もしくは複賞をウインズや競馬場で所謂「紙」の状態で購入すると馬券の紙面に「頑張れディープインパクト」とプリントされるというサービスがありました。
…最後に買ったのは有馬の時のキズナかな?

馬券は100円から買えるので、この応援馬券サービスなら紙の状態で馬券を保存できるので、記念品として保存できるのだが、インターネット投票で応援馬券を買っても何も残らないのに、先ほどの単勝オッズの異常現象は、正にこの「藤田菜七子の応援馬券」で発生した競馬界の異常現象。
この異常投票は理解の範疇を超えています!!


いつかはこのフィーバーも沈静化するでしょうが、今後も【藤田菜七子 異常現象】を発見したら皆さんに報告しますw


第10回
競馬の楽しみ方~調教師・厩舎編

2015年3月版 調教師・厩舎編

調教師~厩舎編今回は馬券勝負の際に参考にする、競馬における所属厩舎についてお話します!

昨年の全国リーディングベスト20は以下の通りで、これらの厩舎の馬が出てきたらまずは要注意でしょう。

      ≪ 主な活躍場 ≫
1位 堀宣行  54 ドゥラメンテ、モーリス
2位 池江泰寿 49 ミッキークイーン、サトノダイヤモンド
3位 藤原英昭 48 ストレイトガール
4位 友道康夫 42 マカヒキ
5位 矢作芳人 41 リアルスティール
6位 松永幹夫 41 アウォーディー
7位 安田隆行 36 コンテッサトゥーレ
8位 音無秀孝 36 ミッキーアイル
9位 手塚貴久 36 アジアエクスプレス、ハートレー
10位 石坂正  35 モーニン、シンハライト
11位 松田博資 35 引退
12位 尾関知人 35 サクラゴスペル
13位 昆貢  35 ヒルノデイバロー
14位 西園正都 34 ハクサンムーン
15位 角居勝彦 34 リオンディーズ
16位 須貝尚介 34 ロジクライ
17位 斎藤誠  34 ヌーヴォレコルト
18位 高野友和 34 ショウナンパンドラ
19位 藤沢和雄 32 ロサギガンティア
20位 田村康仁 32 メイジャーエンブレム

この中で各厩舎の特徴を見ていくと、まずは1位の「堀厩舎」だが、OP馬(オープン馬:収得賞金など最高ランクに属する馬) の宝庫であり、関東の厩舎で全国リーディングを取ったのは藤沢厩舎以来で新時代の到来と言えるでしょう。

2位は同じくOP馬の宝庫で関西一位の「池江厩舎」は安定感があります。

3位の「藤原英厩舎」は少し特徴があり短期放牧、所謂外厩を使うのをあまり好みません。そのため休み明けはあまり走らず、叩いた後が勝負というのが定石です。

4位友道厩舎」は今年はマカヒキでのブレイクが期待できます。好みもあるかもしれませんが長距離戦を使うのが好きみたいです。

5位は今年のリーディング1位を快走している「矢作厩舎」。看板馬リアルスティールは今後ドバイを控えており楽しみな厩舎です。
この人は競馬関係者筋では変わりものという事です。父が大井競馬場の調教師の矢作和人、その縁で今年は大井競馬所属の 坂井英光騎手の息子さんで今年デビューの坂井 瑠星(サカイ リュウセイ)騎手を厩舎所属として預かっています。

この厩舎の特徴は他のリーディング上位厩舎と比較して極端に出走馬の連対率が低いです。その理由はとにかく数を使うからなのです。ですので、出てきたら即買いという訳ではなく、ここぞという時に仕上げてくるのが特徴です。

西高東低と言われて久しい競馬界ですが、関西の上位陣は概ねここ5年くらい顔ぶれが変わりませんがその中で頭角を現してきたのが昨年のジャパンカップをショウナンパンドラで勝った「高野厩舎」です。
前出の矢作厩舎もそうですが、G1を勝つと預けられる馬の質が一気に上がり、それに比例して厩舎成績も上昇します。
矢作厩舎もディープブリランテでダービーを制するまでは凄く地味な血統の馬ばかりでしたが、それを気に馬の質が一気に上がりました。高野厩舎にも同じようないい効果が今後期待できるでしょう。


関東での有望株は17位ながらも一気に勝ち星を伸ばした「関東斉藤誠厩舎」。
この馬もオークス馬ヌーヴォレコルトの登場で勢いがついてますので今後の活躍が期待できます。


最後に20位の「関東田村厩舎」、この厩舎はまだG1勝ちはありませんが 桜花賞の有力候補のメジャーエンブレムが控えており、この馬が桜花賞もしくはもしくはオークス、NHKマイルを勝つと勝たないでは今後の事を考えると天と地の差があるでしょう。

こんなふうに競馬を見るのも実に楽しいです。

次回は騎手編が出来たらと思いますので今後もよろしくです!!!!!!


第9回
競馬の楽しみ方~ 秋競馬編

2015年 12月の競馬

今回は「12月競馬の楽しみ方」について書きたいと思います。

今年もあとわずかとなりましたが、皆さんいかがお過ごしですか?
私はと言えば、2015年有馬記念と、残り少ない競馬開催に全力投球でクリスマスは愛する競馬に捧げるって感じですw

そんな状態なのでせめて馬券は楽しみたいですね!
そして12月、12月と言えば「餅つき競馬」。知ってる?「餅つき競馬」?表現が古いって?まぁ、昔から変わらないからねーw

その「餅つき競馬」ですが、正月の餅代くらいは稼がなければってところからその意味来てるんですよ。
でも今はあまりモチを食わないんだけどね。そういえば昔「モチ」ていう名前の馬がいました。アナウンサーはここぞとばかりに気が利いたセリフかと思っていたのか、「モチ粘る」を連呼していましたよ。…ベタですね。

さてさて餅つき競馬、これには二つの意味があります。基本的に厩舎としてのステイタスになるのは東西で各5位以内に入る事です。

現在の厩舎リーディングは関東堀厩舎が独走状態。全国一位厩舎は是が非でも取りたいタイトルなので、今更ですが年内の堀厩舎はメイチで勝負です。

ちなみに過去10年の最多勝調教師は下記の通りです。

2005年 瀬戸口勉   栗東   54勝
2006年 森秀行    栗東   48勝
2007年 藤沢和雄   美浦北  48勝
2008年 池江泰寿   栗東   51勝
2009年 藤沢和雄   美浦北  56勝
2010年 音無秀孝   栗東   52勝
2011年 角居勝彦   栗東   59勝
2012年 角居勝彦   栗東   57勝
2013年 角居勝彦   栗東   56勝
2014年 矢作芳人   栗東   56勝

で、まあ一位はほぼ確定しているので東西5位前後に居る厩舎が注目厩舎と見ていいです。
そんな中で特注厩舎はまず、西では松永幹厩舎です。既に厩舎新記録は更新しており現状40勝で現在関西3位4位5位が39勝で昨年の最多勝厩舎矢作厩舎友道厩舎が迫ってきており気が抜けないところでしょう。

当然追いかける二厩舎も年内メイチでしょうね。

現状は

1位 池江寿  46勝
2位 藤原英  45勝
3位 松永幹  40勝
4位 矢作 39勝
5位 友道 39勝

池江寿藤原英矢作厩舎はもうリーディング常連ですのでまあ、あまり執着はないかもしれませんが松永幹、友道厩舎は初のベスト5がかかっているのでこの二厩舎は特注でしょう。
逆に「ヤラズ」が多発するのも実は「餅つき競馬」のもう一つの特徴です。なんで稼がなければいけない年末にヤラズなの?
例えばリーディング常連厩舎が今年は巡り合わせが悪くなかなか勝ち星が増えないとします。
そうするともう既に「来年こそは」というモードに入って、今年の勝ち星を来年まで取っておくという事象も発生します。
関西では須貝厩舎なんかはそんな雰囲気ですね。

では関東はと言うと

1位 堀    52勝
2位 手塚   34勝
3位 尾関   32勝
4位 藤沢和  31勝
5位 木村   31勝


ここでポイントは、最近は冴えませんが、過去に1995年から6年連続と、1年おいて再度2000年から3年連続リーディングとなった、世界の藤沢厩舎現状3位につけているところ。
堀厩舎は既に藤沢の追い越した感があるので置いておいたとしても、他の若手厩舎としては「世界の藤沢厩舎を勝ち星の数で抜いた」というのは非常に高いステータスとなります。
この3厩舎もメイチで来ます。

年末のこの時期は実はこんな楽しみ方もあるんですw
ジョッキーのほうは福永騎手が独走状態だったんですが、怪我で年内絶望。そこへ戸崎が猛然と追い込みをかけてます。
戸崎は二年連続がかかっているのでこれもメイチです。

皆さん是非参考にしてくださいね!!!!!!!!

第8回
競馬の楽しみ方~過去の名馬編

有馬記念過去の名馬

    有馬記念過去の名馬

  1. 2000年 テイエムオペラオー

  2. 2000年の有馬記念当日の朝、他馬が暴れているのを見て興奮したテイエムオペラオーは、壁に顔面を強打して鼻血を出す怪我を負ってしまった。

    岩元師は出走についての判断を迫られたが、顔面が腫れ殆ど片目が塞がった状態での出走が決断された。

    レースがスタートすると、逃げてレースを引っ張ると予想されていた、ホットシークレットが出遅れてスローペースの密集した展開となり、他馬のマークが集中したテイエムオペラオーは進路を塞がれ、直線に入っても後方11番手に置かれたままであったが、坂を下り終えた辺りで馬群がばらけると、馬群の中団後方からそれを割くように末脚を繰り出し、ゴール前でメイショウドトウをハナ差捉えて勝利を辛くも収めた。
    なお、この苦戦を間近で観戦していた竹園オーナーは「馬も騎手も、涙が出るくらい可哀想でした」とコメントしている。

    これによりテイエムオペラオーは重賞8連勝GIを5連勝を達成し、年間無敗で2000年を終えた。天皇賞に以前の優勝馬が出走できる制度(勝ち抜け制度の廃止)になって以降、古馬中長距離路線のGI競走5戦天皇賞(春)宝塚記念天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念)を完全制覇したのはテイエムオペラオーのみである。

    また、この年からスタートした秋季GI3競走天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念)を同一年で完全制覇した馬への特別報奨金1億円(当時。現在は内国産馬2億円、外国産馬1億円)も獲得し、JRA賞ではテンポイントシンボリルドルフ以来3頭目となる満票で年度代表馬及び最優秀4歳以上牡馬に選ばれた。
    (名馬、テンポイントの名を使う不評サイトは止めてもらいたい)



  3. 1998、99年 グラスワンダー

  4. 1998年の有馬記念は、ファン投票上位のうち同期の東京優駿日本ダービー)優勝馬スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、1600m路線で国際的に活躍したタイキシャトルが出走しなかったものの、グラスワンダーを含む8頭のGI優勝馬が顔を揃えた。
    グラスワンダーは14位での選出となり、馬主の半沢は「当日の人気もそれぐらいだろう」と見込んでいたが、実際にはスペシャルウィークを破り皐月賞と菊花賞を制したセイウンスカイ、前年の天皇賞(秋)優勝馬エアグルーヴ、当年の天皇賞(春)優勝馬メジロブライトに次ぐ4番人気であった。

    スタートが切られると、セイウンスカイが単騎での逃げを打ち、グラスワンダーは道中7~8番手を追走。
    第3コーナーから先団に進出していき、最後の直線残り200m地点でセイウンスカイを捉えて先頭に立つ。そのまま抜け出すと、最後は追い込んできたメジロブライトを半馬身退けて優勝。
    朝日杯以来、約1年ぶりの勝利を挙げた。なお、外国産馬による有馬記念優勝は史上初、7戦目での優勝は史上最短キャリアの記録であった。

    的場は「坂を上がってからはさすがに長く感じたが、なんとか我慢してくれた。2戦使ってこの秋の中では一番の状態。それでもまだいい頃の出来と比べたら物足りないと思っていたが、よく復活してくれた」と語り、尾形は競走内容について「パーフェクトと言っていい」と的場を称えた。
    馬主の半沢は「正直言って、まさかこの有馬記念で復活するとは夢にも思わなかった。的場騎手がこの馬を選んでくれたし、もう1頭のお手馬のエルコンドルパサーがジャパンカップを勝ったときは、申し訳ない気持ちで重圧になった。4連勝で朝日杯を制したときがこの馬の人生のパート1であるならば、有馬記念を勝ったこれからがパート2。頑張ってこれから切り開いていってほしい」などと語った。


    1999年の有馬記念のファン投票では、宝塚記念に続きスペシャルウィークに次ぐ2位となった。当日は7頭のGI優勝馬が顔を揃えたが、人気は最終的にグラスワンダー2.8倍、スペシャルウィーク3.0倍と両馬が上位で拮抗した。

    有馬記念、最初の1000m通過が65秒2という「超スローペース」で推移するなか、グラスワンダーは第3コーナーから進出を開始、それに次いでスペシャルウィークも追走をはじめる。的場は当初「スペシャルウィークがやってくるのを限界まで待つ」という作戦を思い描いていたが、前をゆくツルマルツヨシの手応えが良かったことから、これを捉えるため予定よりも早くスパートをかけた。

    最後の直線半ばを過ぎ、グラスワンダーとスペシャルウィークは競り合う形になりながら、前をゆくテイエムオペラオーとツルマルツヨシを交わし、そのまま馬体を並べて入線。的場をはじめ、尾形らグラスワンダーの関係者は「負けた」とみており、その一方でスペシャルウィーク騎乗の武豊は勝ったとみてウイニングランを行い、正面スタンド前に戻ってきてからは2、3度ガッツポーズを繰り返した。

    しかしスペシャルウィークが検量室前の枠場に戻ってきた瞬間、着順掲示板の1着欄にグラスワンダーの「7」が表示され、ハナ差でグラスワンダーの勝利が確定した。

    検量室内でグラスワンダーの先着が公示された瞬間、尾形は「やった」と叫んで両腕を突き上げ、そのままスペシャルウィーク調教師白井寿昭と握手を交わした。

    的場は「よく残ってくれたなあ」と口にしながら、尾形厩舎調教助手の臼井武と握手を交わした。
    インタビューにおいては「負けた、と思った。ゴンドラ席から降りるエレベーターにも、暗い気持ちで乗った。よく差し返してくれたものだ。あれがこの馬の底力なんだろう」(尾形)、「ゴールに入った瞬間は差されたと思っていたから、掲示板に馬番が上がった瞬間は、正直おどろいた。
    ハナ差だけでも前に出られたことに感謝している」(的場)などと語った。
    有馬記念の連覇はスピードシンボリ(1969~70年)、シンボリルドルフ(1984~85年)に続く史上3頭目、間に宝塚記念をはさんだ「グランプリ三連覇」は、スピードシンボリに続く史上2頭目の記録であった。



第7回
競馬の楽しみ方~競馬総合編

2015年、人間考察も馬券力

今回の競馬コラムは人間考察をテーマに考えてみました。

皆さんも馬券を買った時に何度もあると思います。「お前かよ」「やっぱお前だったか」何てこと。
当然皆さんそれぞれ好きなジョッキー、好きな厩舎はあると思います。でもそこばかりに偏ると馬券の回収率もそのジョッキーや厩舎のバイオリズムに偏ってしまいます。今回はあんまり好きじゃなけど買っておかないとしょうがないみたいなテーマで進めます。


まずジョッキー。何も考えずに買いの今アツいトップ3は・・

C.ルメール

M.デムーロ

戸崎圭太

この3人でしょうね。野球でいう安打製造機、勝ってくれの時はこの3人でしょう。なぜこの3人かというとシンプルです。


情が絡まない」…つまりしがらみがないのです。

中堅、ベテランの騎手は調教手伝ってもらったりだので義理での騎乗も多いです。さらには縁故関係、実際血縁関係が非常に多いのも競馬サークルの特徴、いわゆる日本人的な馴れ合いですね。
そんなところを現時点で一番ドライに考えられるのはこの3人です。

(そしてよくある悪質な競馬予想サイトでは、ここら辺の「裏情報」がアルとか、ナイとか…だから「勝てる」とか言いきってたりするんですね)



一昔前までなら内田博も入れてよかったのですが最近は往年の体調もなく戸崎の勢いには程遠いです。しばらくは「並」の評価ですね。


まずこの3人は人気であろうがなかろうが、黙って買いです。

その次のグループとなるとやはり短期免許系外国人となりますが、いまやルメール、デムーロがいるのでこの次以降の評価でいいです。案外低迷している馬のカンフル剤的に乗せてくること多いですから。


この3人以外の日本人リーディング近辺にいるジョッキーは案外「ここ勝たなくてもいいから次もセットで」みたいのが多いのでその辺の見極めが若干難しですね。


で、ここまでのカテゴリーが「やっぱお前か」系で押さえておかなくて失敗した系です。
次のカテゴリーが「ここでお前来るかよ」のくすぶり系。

まず筆頭が


松岡正海


これ結構来るんですよね。腕は確かなんですけど人づきあいが上手くないというか営業下手というか。


でも持って来るときはくるんです。「こいつ抜けちゃったよ」キングです。それ系は次に吉田豊、このジョッキーも腕は確かだけど恵まれない系、しかし競馬に行っては手を抜かずにしっかり乗ります。

そして元祖「ここでお前来るかよ」はやっぱり江田照騎手ですね。一応入れておこうかって遊び心で仲間に入れてあげると結構高配当になります。



最後に減量系、今更かもしれませんが松若風馬です。
今年二年目ですが減量の恩恵が続く限りみんな乗せたがる一番手です。実際勝ち鞍も多いですし。その次の減量系は石川裕紀人騎手ですね。この騎手は関西からもかなり人望があるみたいで池江寿厩舎とかからも平気で人気馬頼まれてます。

まとめると、これらのジョッキーは基本的に全部「ヤリ」です。


迷ったら迷わず入れよう


・C.ルメール

・M.デムーロ

・戸崎圭太


抜けて悔しい


・松岡正海


という格言を作ってみました。ぜひ活用してください。
次回はやったりやらなかったり系を特集したいと思います。お楽しみに。

第6回
競馬の楽しみ方~夏競馬編

2015年 夏競馬

9月から2015年度の秋競馬が始まりました。
9月と言えば例年夏の上がり馬が台頭してくる時期なんですが、9月初頭の時点ではこれといった目立った馬はいなかったんですよ。


うーん、「夏の上がり馬」は、どーも盛り上がらんなあって…って思ってた矢先に、出ました、出ました、上がり馬。

その「上がり馬」とは・・・・・秋華賞トライアルの紫苑Sを8番人気でぶち抜いたマンハッタンカフェ産駒の「クインズミラーグロ」。


8月の新潟で「500万」から再スタートしたんですが、この時期は降級馬が相当強い。ところがこの馬、休み明けを2着した後折り返しの特別を快勝。

デビュー時に412kgしかなかった馬体も、休ませて438kgまで成長し、「これは」と思わせる成長ぶりで勢いそのままに、トライアル挑戦したところ、スタートで安目を売りながらも器用に馬群を縫いながら、直戦では鋭く割って出てきて勝っちゃいました。
…ま、勝てると思ってましたけど(自分馬券はあたらずorz)。


でも本番もこのくらいの人気で出てきてくれたら期待大ですね。

そんなこんなで2週後のオールカマー、ここでも出ましたスーパー上がり馬
同世代の「ヌーヴォレコルト」がせこく内をぴったり回ってくるのに対して、この馬は後ろから行って異次元の末脚で一気の脚でメチャメチャ弾けました。


中山であそこまで弾ける馬を見たのは久々ですね。
本当なら叩いてエリザベス女王杯が陣営の青写真だったんでしょうけど、あまりの弾けぶりにビックリ仰天の厩舎も馬主も急遽、天皇賞(秋)参戦を高らかかに宣言しちゃいました。

でもこの馬も馬鹿にしたもんじゃないですよ。
その証拠に歴代の秋華賞馬なんですが、新設G1なんであんま価値が高いG1とは思ってなかったんですが、調べてみるとなんと勝ち馬は キラ星のごとく輝く馬ばかりで二度びっくり。


以下歴代勝ち馬。

・ショウナンパンドラ
・メイショウマンボ
・ジェンティルドンナ
・アヴェンチュラ
・アパパネ
・レッドディザイア
・ブラックエンブレム
・ダイワスカーレット
・カワカミプリンセス
・エアメサイア
・スイープトウショウ
・スティルインラブ
・ファインモーション
・テイエムオーシャン
・ティコティコタック
・ブゼンキャンドル
・ファレノプシス
・メジロドーベル
・ファビラスラフイン


ね、凄いでしょ。
実は秋華賞って実は出世レースだったんですね。

ショウナンパンドラ」は馬名前が地味だから天皇賞は人気しないから美味しいですよ。
今から楽しみですね。


これに対して一気に評価を下げたいのが同世代のオークス馬「ヌーヴォレコルト」です。
1番人気に応えての2着でしたが勝ち馬には完全に完敗。内を器用に回っての経済コースを通って、岩田マジックは上手く行ったかに見えましたが、勝ち馬にこれだけ負かされると もう一回やっても結果が変わるとは考えづらいです。


さらにこの馬には実は裏話があって、夏の間イマイチ体調がさえず毛艶もひどかったみたいです。
本来鹿毛馬(ま、茶色っぽいって思ってください)なのに栃栗毛(茶色より黄色掛った毛色)かと思わせるほどのくすぶっていたみたいです。

茶色から黄色ですよ。顔色悪いったらありゃしないって感じですわ。


そんな状態なのに、岩田が2週前に追い切りに来て跨った際「どうもピンとこん」とか言い出して、1週前追い切りにも自ら率先して騎乗し、闘魂注入ちゃったみたいなんです。

岩田的には間に合ったという感触だったみたいですが・・・・。


一応レースでは見せ場も作り2着確保なら体面は保ったかもしれませんが、そんな経緯がありながらメキメキにやっちゃったらこの後どうなっても知りまへんで。


岩田の気持ちはわからないでもないですが、この馬この後相当危ないですわ。
皆さん気をつけて見ていてくださいね。


今回この馬には「夏の下がり馬」の称号をささげます。


第5回
競馬の楽しみ方~競馬総合編

スプリント界にもディープの風が吹くか?

ども、「2.5代目 馬将」です。
僕もコラムを書くことにしましたw

今現在、最も種付け料が高く、繁殖牝馬の質が高い種牡馬は言わずと知れた「ディープインパクト」。(そんな伝説の馬の名前を使ったりするから「Deep Impact」というサイトはディスられるんですがw)

…けど、そんな「ディープ産駒」でも決してオールマイティーではない。
実績を残す産駒の特徴は、やはり父譲りの切れ味が上手く遺伝したタイプで、活躍の場も芝のマイルから長くても「クラシックディスタンス」までだ。
力のいる馬場にはやはり向かないようで、ダートでは「コレ!」と言える活躍馬がいない。


グレードレースのステイタスはやはりなんと言っても「芝のクラシックディスタンス」、…そしてマイル路線で、繁殖牝馬もその「馬場に合った血統」がつけられているのは「血統」に興味を持って見ていると気づくところもある。(「血統」見てると面白いですよー)


そういえば、大馬主である「ゼンノ」の冠号で有名な「大迫氏」は、セレクトセール(馬の競り)で億単位の馬採算度外視だけで、次々に競り落としてるが、あるインタビューでその真意について問われると、あっさりと「だってダービー勝ちたいんだもん」と答えていたなぁー。

…億単位ですよ? あまりにもストレートな回答にフイてしまいました。


…まぁ、ココまでで言いたいことはと、いうと、当たり前すぎる話で申し訳ないのだが、ダービー馬はダービー馬から生まれ、「ダービー・トゥ・ダービー」を地で行くのがディープインパクトなのである。ってことだ。


…しかしここにきてこの傾向に異変が起きつつある。


その異変を起こそうとしているのは皮肉にも現役時代のディープインパクトの馬主である「金子正人氏」所有の牝馬で、関西の名門、「藤原英厩舎所属」の「ウリウリ」という馬だ。


この「ウリウリ」というかわいー名の馬の血統背景はと言うと、マイルからそれ以上という、定番配合ながらマイルの重賞を勝った後は泣かず飛ばず
もぅ、これ以上距離を延ばしても逆効果と踏んだ藤原英調教師は、ディープ特有の切れを思い切って短距離路線にぶつけてきたのだ。

…その効果はあっさりと吉と出て、1400m戦の重賞を3着した後、同じ距離のOP特別をアッサリ勝利し、その後更に距離を短くして、スプリント重賞の「CBC賞」にぶつけて、もの凄い切れ味でぶち抜いてしまったのである!


初年度産駒の「リアルインパクト」が1400mの重賞を過去に勝ってはいるが、1200mの重賞勝ちは「ウリウリ」が初めて。
今後はスプリント路線を歩むことになるだろうが、名門厩舎なだけに万が一にも将来的に「スプリンターズS」にでも勝とうものなら、種牡馬「ディープインパクト」の価値は更に上がる事になる。


勝たないまでも、勝ち負けまで持ち込むくらいの競馬が出来れば「第二のウリウリ」を目指して意識して、短距離を狙う厩舎も増える事が予想されるんじゃないだろーか。
スプリント路線でも「ディープ旋風」が巻き起こっても、なんら驚けない。

…そうそう、忘れてはいけないのが、ディープインパクトと並んでの二枚看板種牡馬である「キングカメハメハ」もスプリント路線に絶対王者「ロードカナロア」を送り出しており、これまでディープ産駒がスプリント路線に目を向けていなかっただけの話で、キンカメ産駒に出来てディープ産駒に出来ないという事は実際問題、ないだろう。


そして更に期待されるのは、種牡馬としてスプリンターも出せるとなれば、星の数ほどいる「サクラバクシンオー産駒」の繁殖牝馬との配合も今後増えてくるだろうな。

ただ、やはり競馬の王道は「ダービー・トゥ・ダービー」
やはりまだまだダービー馬は、ディープやキンカメを父に持つのがステイタスとなるだろう。

ならば代用品で全兄「ブラックタイド」をスプリンター系の牝馬に配合すればディフュージョンラインの完成かw??


いずれにせよ今後の「ウリウリ」の活躍次第では種牡馬ディープインパクト価値は、更に大きく変わる事となるだろう!



第4回
競馬の楽しみ方~血統編

3歳クラシックから紐解く血統の勢力図の異変。

桜花賞を制したのはキングカメハメハ産駒レッツゴードンキ
皐月賞を制したのもキングカメハメハ産駒ドゥラメンテ

これまで産駒がデビューして以来、桜花賞を完全制圧してきたディープインパクト産駒の連勝が止められた

2004年の日本ダービー馬キングカメハメハ
2005年の日本ダービー馬ディープインパクト

ほぼ同じ世代で、日本ダービーをその強烈な強さで圧倒した、2大最強ダービー馬

父親になった今、現役時代は戦うことになかった、この2頭が強烈なライバル関係を築きあげている。
他の追随を許さない、その横綱的ポジション。


サンデーサイレンスの血が入っていない良血肌馬にはディープインパクトの血が配合され。
サンデーサイレンスの血を受け継ぐ良血肌馬にはキングカメハメハが配合される。

2強時代。

この勢力図を書き換えることができなかったマンハッタンカフェ産駒ルージュバック
5月のオークス、そして日本ダービーは、ディープインパクト産駒が巻き返すのかどうか

ダービーは、皐月賞であの強さを見せられたら、ドゥラメンテ2冠濃厚というのは否めない。
オークストライアルダービートライアルで、化け物が登場してくるのを楽しみにしておきたい。

第3回
競馬の楽しみ方~春競馬編

2015年 春のクラシックに向けて!

桜花賞皐月賞の一番の前哨戦が終わった。

桜花賞トライアルのチューリップ賞を制したのはココロノアイこれ以上はないという競馬をした。

2着はディープ産駒のアンドリエッテ。末脚が凄い馬。距離が延びればさらに良くなりそうな不気味な馬。


3着レッツゴードンキ。この馬は強い。本番で一番怖い存在な気がする。ディープ産駒による桜花賞連覇を止めるとすれば、この馬か!?といった感じ。

弥生賞は、勝ったサトノクラウンはさすがの競馬。強い。本番で福永が乗れないのが残念


2着のブライトエンブレム。これが一杯かな?というレースだったと思うけど、皐月賞本番でもそこそこはやれそうな感じ。


3着タガノエスプレッソ・・。よくやったと思うが、ちょっとうやっぱりキツイかなと思う。


このメンバーに加えて、フィリーズレビューから桜花賞に出てくる馬もいるが、現状ではチューリップ賞組が中心になりそう


牡馬は、スプリングステークス組もよく注目しておいた方がよさそう。

この時期になると、徐々にワクワク度が増してくる。

第2回
競馬の楽しみ方~春競馬編

2015年 春のクラシックを見据えて

有馬記念でスターホースが続々と引退したが、これから競馬を楽しむためにはやはり春のクラシックを見据えて競馬を見ることに尽きる。


3歳重賞が続々と本格化していく時期。

今週末にはきさらぎ賞、来週には牝馬のクイーンカップがある。きさらぎ賞には牝馬のルージュバックが挑戦。なんだか牝馬がきさらぎ賞に出るということに違和感がありすぎる。しかも関東馬。なんでだろう。それだけの大物ということなのかどうかなのか。

勝算がなければ、こんなローテは組まないだろうけど。ダービーに出走させるということなのかな。




共同通信杯もあるけど、ゴールドシップが共同通信杯からのローテで皐月賞を制覇したということもあって、以前は共同通信杯はそこまで重視しなくて良いのかと思ってはいたけれど、リアルスティールドゥラメンテが対決予定ということもあって、すごく楽しみ。

牝馬はちょっと難しい。クイーンカップ・・これは難解なレースになると思う。


京都記念でキズナが復帰するということで、どんなレースを見せてくれるのか、まだオフシーズンのような季節だけど、2月の競馬というのはなかなかおもしろくなりそう。

フェブラリーステークスもあるし、徐々に競馬熱も上がっていきそう。


とにかくダービーを獲るためには、今月の競馬はちゃんと見ておいた方がいいだろう。
第1回
競馬の楽しみ方~競馬総合編

2015年 競馬開幕

先日の有馬記念で、



と近年の競馬を盛り上げてく
れたスターホース引退しました。


寂しい気もしますが、また楽しみな馬がきっと出て来てくれるはず。


どんな馬が活躍するのか、2015年競馬も楽しんでいきたいと思います。

早速、明日からは正月競馬の金杯が開催


中山金杯で注目したいのは、

キングカメハメハ産駒(キングカメハメハの子供達)の2頭。


今年2015年の競馬も、ディープインパクト産駒vsキングカメハメハ産駒の2大産駒が中心となるでしょうから、その視点でどんな馬がG1を勝つのか、追って行きたいと考えています。


それでは、また!


一方の京都金杯は、


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