第32回
競馬の楽しみ方~エージェント編

昨今エージェント事情

クラシックシーズンも間近に迫り、続々とトライアルが終わり、やっと勢力図が出来上がってきた。

駆け込みで権利を取る素質馬もチラホラ出ており、なかなか盛り上がっているのではないかと思うところだが、その反面、チューリップ賞ソウルスターリングのように「やっぱり強かった」と再認識させられる馬もやはりいる。


さて、今回は昨年末から変化のあったエージェントの事情について考う。

三年目を迎えたデム、ルメ、コンビ(ミルコ・デムーロクリストフ・ルメール)だが、昨年はルメールがあと一歩のところでリーディングを取れそうだったが、残念ながら戸崎に僅差で敗れ、丁度そのさなか、デムーロがエージェントを変えたという事件があった。


デム、ルメはそれまで競馬日本の豊沢氏が担当していたんだが、昨年末にデムーロが理由は定かではないけど、豊沢氏とのコンビを解消し、関西競馬ブックの「井上氏」との新コンビとなったのだ。


デムーロとルメールは仲が良いことで知られており、所謂「盟友」、リーディングがなかったデムーロが自分とかち合うことでルメールがリーディングを取れないのは本意ではないという気持ちが働いたのかもしれない。

新エージェントとなった井上氏は、同じ関西競馬ブックの小原氏と並びエージェントの草分け的存在で、現役当時のアンカツを担当していた人物だ。

ただ、この方は、TMのキャリアでいえば中堅からベテランの域に移行しつつある方で、アンカツを担当していた時期は、アンカツの性格が乗り移ったかどうかはわからないけど、所謂「山っ気」がない人だった。

アンカツ引退後は川田(川田将雅)を一人で見ていたのだが、昨年末から川田、デムーロという布陣になったのだ。
そうなると、なかなか使い分けが難しく、中山記念の週は西に川田のシュウジ、東にデムーロのネオリアリズムとなったのが、ネオのほうは結果的に間違えて勝ってしまったが、当時デムーロは全く色気がなかったそうだ。東西で何頭かのオファーがありながら
どうせユウガ(シュウジ)とルメール(アンビシャス)が勝つんだからどれでもいいよ・・・と、京都記念を勝たせたサトノクランとの堀厩舎ラインを重んじてネオリアリズムを選択したという裏話もあった。


先週も川田は弥生賞に角居厩舎の良血グローブシアター、デムーロは関西でオープン特別の大阪城Sのアストラエンブレムに騎乗し、結果デムーロは勝ったが、川田は惨敗となった。


三年目になって、それなりに評価が固まってきたデム、ルメだが、デムーロはちょっと鼻が高いというか、勝負になりそうもない馬での騎乗の際には乗り方が雑、方やルメールは常に丁寧というのがもっぱらの評判だ。

「せっかくデムーロに頼んだのにあの乗り方は」…という、厩舎関係者の声も多かったなら豊沢氏も頭が痛かったことだろう。
…ただ、勝ち負けになる馬に乗せたときのデムーロの集中力は逆に評価が高い。
さらにはG1で伸るか反るかの騎乗をした際に弾けさせるのも、デムーロの魅力だ。

逆にルメールは博打は打たないタイプの堅実騎乗。
どういう結果が欲しいかとなった際に、どちらを使うかという選択を厩舎関係者はしているようだ。


かといって、デムーロがダメなわけではなく、実際結果も残しているわけで、これはもうキャラというしかないだろう。中山記念がいい例だと思う。
ルメール騎乗のアンビシャスは「次が本番」という乗り方であり、実際仕 上げもそういう仕上げ、つまりセットでルメールだったんだけど、ネオリアリズムに連続騎乗する可能性なんてデムーロは全く考えていなかったはず。


より日本人らしくなってきているのがルメールで、日本語は上手くなってきているけれど本質はあまり変わっていないのがデムーロだろう。

こういう見方をすることで馬券作戦に役立つかもしれないので、ぜひご参考にw


最後に今週の豆知識。

Q.障害の馬は、どうやって障害を飛ぶか?

A.目の前に障害があるから勝手に飛ぶ。騎手は特に何もしません。(某元障害騎手が教えてくれました)


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