最終更新日:2024年03月19日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:114,930

競馬の楽しみ方~注目馬編 (今年の3歳牝馬はこの馬だ!) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

先週は危うく京都が雪で中止になりそうだった。なんとか開催できてホッとした。
さてさて、先週は「3歳牡馬の展望」について書いたから、今週は「牝馬編」について書こうと思う。


2018年、牡馬ほどではないが、牝馬」ではこの4頭個人的には気になっている。

ラッキーライラック(栗東・松永幹)
アーモンドアイ(美浦・国枝)
リリーノーブル(栗東・藤岡健)
ロックディスタウン(美浦・二ノ宮)


ラッキーライラック(阪神JF勝ち)は新潟の新馬戦で石橋脩騎手が「この馬は化ける」と興奮してコメントしてたそうだが、その後アルテミスSを勝ち、無傷の3連勝を決めた。
新種牡馬オルフェーブル産駒なんだが、なかなか勝ち上がる馬がいない中、この「ラッキーライラック」は3連勝した。
気性が難しいオルフェーブル産駒なんだが、この馬は至って普通の気性のようで、そうでなければ3連勝は出来ないだろう。距離は伸びても良さそうなタイプで、牝馬にしては馬格もあり、まだまだ強くなるよーな気がする。


アーモンドアイ(シンザン記念勝ち)は新種牡馬ロードカナロアの重賞初勝ち馬で、同じ週に中山で牝馬限定重賞のフェアリーSがありながら 登録もせずに牡馬混合のシンザン記念に出走のため西下。
後方から追い込んだ脚には度肝を抜かされた人もいるだろう。この時期の牝馬は「冬」ということで代謝が悪く、牡馬との混合戦だと多少分が悪いのだが、この「アーモンドアイ」に関してはそんなセオリーは全く意味をなさなかったようだ。
2016年のシンザン記念で2着、その後桜花賞を制したジュエラーを彷彿とさせる脚だったのだがインパクト的には遜色のないもので、母が繰り上がりながらエリザベス女王杯勝ちのフサイチパンドラだから距離はもちそうだ。
体も470kg前後あり、これくらい馬格があると馬体減りを心配しないで攻められるから「良い要素」と言える。


リリーノーブル(阪神JF2着)はルーラーシップ産駒だが、牝馬に出たこと頑強な父に柔らかみが加わって「理想的な体」になったと言えるだろう。
所謂スピード、パワー兼備といったところだ。阪神JFではラッキーライラックに負けて連勝が途切れてしまったが、そこまで決定的に負けたわけではないので、年を経ての成長が問われるところだろう。この「リリーノーブル」も牝馬にしては馬格があるタイプだ。


ロックディスタウンは(札幌2歳S勝ち)無傷で挑んだ阪神JFでは崩れたが、ルメールが惚れ込んでいる馬
こちらもオルフェーブル産駒で、気性は素直で問題ないようなのだが、問題は厩舎だ。
二ノ宮厩舎は実は昨年から今年の2月を待たずに勇退し解散するという噂が様々なところで流れているのだ(公式発表はまだないようだ)。
本来ならば将来性ある馬なので、阪神JFで目一杯に仕上げたくなかったようだが、勇退を見越して仕上げすぎたのが裏目に出たという説もあるほど。
おそらく今はノーザン系の外厩に放牧されていると思うが、帰ってくる時は違う厩舎になっているかもしれない。



その他の馬の寸評

マウレア(美浦・手塚)
全姉に桜花賞馬アユサンがいるディープインパクト産駒。ディープの牝馬にしては比較的体は大きいほうで、標準型と言えるだろう。この馬もいいものを持っているんだが、もしかしたら「生まれた年が悪かった」ということになるかも。

ソシアルクラブ(栗東・池添学)
母に名牝ブエナビスタをもつキングカメハメハ産駒だが、全姉コロナシオンも今ひとつ。…悪い意味で似たような姉妹、ザンネン。

プリモシーン(美浦・木村)
フェアリーS勝ちのディープ産駒。例年はあまり評価の高くない重賞だが、今年に限れば勝ち馬は別格。着差は僅かも抜け出す脚の速さは余裕をもってのモノで、まだまだ全く底を見せていない。

モルトアレグロ(美浦・武井)
紅梅S勝ちのスペイツタウン産駒の外国産馬。阪神JF時には社台系の外厩で盛り上がった馬だがオープン特別を勝ち桜花賞の権利を得た。距離は未知数であるがマイルまではもちそうな雰囲気はある。


…さて、何頭か気になるところをピックアップしてみた。
牡馬に比べて突出した馬が少ないのはこの時期ならば仕方のないことと言えるが、現時点では牡馬のレベルが高いということなのだろう。
これから気になる馬が現れたら随時紹介していこうと思う。


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結果:2-6-9 シンプルに不的中の原因を考えれば、何故2着⑨ワープスピードが抜けかに尽きる。

この馬は、京都芝3000mの古都Sで3勝クラスを勝ちOP入りした後、長距離重賞の王道であるステイヤーズS(G2)で4着、ダイヤモンドS(G3)で3着と、長距離重賞での実績を積み上げてきていた馬だ。
既に前走では馬券圏内になっているのに…ローテーションもバッチリだが、何故だろう。
普通におさえられる馬のはず

対して推奨されている⑪ゴールデンスナップは、堅実無比の馬ではあったが未だ3勝クラスの馬で格上挑戦。
距離経験も2600mまでしかない。

血統的にこなせるという希望的観測はあったかもしれないが、これらの要素を⑨ワープスピードと比較すれば明らかにこちらが上。
実績が全く劣る

馬券になれば高配当となっていたであろうが、芝の3000m超のレースで牝馬というのは過去の傾向から考えても分が悪い。

果敢に狙った馬券だったかもしれないが狙い過ぎたようだ。

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結果:4-7-2

メンバー的に逃げ先行馬が不在でペースが遅くなるのは戦前から見えていた一戦なら何故先行馬を抑えにいかなかったか?

実際に勝ち馬④シックスペンスはスローペースを3番手でしっかり折り合い抜け出しての勝利。

2着は、まんまとスローペースに落として逃げ粘った⑦アレグロブリランテ。
この馬は新馬戦を勝った後の萩Sで6着と敗れた後、短期放牧に出されていた。
復帰戦の若竹賞で馬体を22kg増と大きく増やしながら2着していたなら、成長していたと判断できたし叩いての上積みも期待できた。

今回も前走と同じ中山1800m、格上挑戦も頭数手頃と見て果敢に挑んできた馬。
調教でもしっかり動けており、展開利も予想できた
ならば、何故この馬をピックアップできなかったか?

3着②ルカランフィーストは、前走で前出⑦アレグロブリランテを負かしていた馬。
言わずもがなコース経験はあった。
2番枠を引いたことで展開利を活かす先行策に出るという予想も出来たはず。
実際に、新馬戦では先行しての勝利もあった。
ローテーション的にも、勝って叩き2戦目のここなら狙えてよかったはず。

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何故狙わない?(狙えない?)

推奨馬で敗れた⑤チャンネルトンネルは使い出しが芝の1400m、その後マイルを2戦。
この使い方を見れば、距離が長いことは想像できたはず。
実際に最後はバテてしまっていた。

今回は中山コース、少頭数、展開という要素をもう少し意識すれば何とかなってよかったレースと感じる。