第79回
競馬の楽しみ方~地方競馬編

気になる3点

先々週から書き始め、周りの評判も良いので今回が最後、
南関東公営競馬(大井、船橋、川崎、浦和)と中央競馬との比較、第三弾といこうw

さーて、今週のお題は、以下の3点。

❶ 地方専用の厩舎はあるのか?
❷ 中央で成績が悪い馬は地方に行けるのか?
❸ 騎手の違い?


地方専用の厩舎はあるのか?

多分あまり知ってる人も少ないだろう。地方の場合、南関東4競馬場には競馬場内に 厩舎が併設されている

しかし競馬場内に馬が収まりきらない場合は、認定厩舎制度というのがあって、南関東4競馬場から認定を受けた施設だけが厩舎を設置することが可能となっている。
…そう聞くと、なんだそれならどこも申請して外に厩舎(外厩)持ってるだろ、と思うかもしれないが、2018年6月時点で認定を受けている施設は、わずか3つしか無い

野田トレセン(浦和競馬場認定)
小林牧場(大井競馬場認定)
小向厩舎(川崎競馬場認定)

以上の3つが南関東4競馬場が認定して、厩舎が存在する施設なのだが、中には競馬場内で調教するよりもはるかに高度な調教施設を有する施設もあるそうだ。

その筆頭といえるのが、大井競馬場が認定している小林牧場で、競馬場内にある厩舎はコース調教しかできないのが、小林牧場に厩舎を構えれば牧場内にある坂路コースを利用して調教が可能となっているのだとか。
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↑見学することもできるぞ。


また、上記以外にも騎手候補生や調教師、厩務員などを育成する施設として「地方競馬教養センター」という施設が栃木県那須市にあり、ここも地方競馬の外厩として認定されている。

基本的には中央競馬でいう競馬学校」と同じで、ここに放牧に出して調整しレースを使うことが認められている。施設には坂路コースもあればウォーキングマシンもあり、かなり高度な調教施設を有していることで有名だ。



中央で成績が悪い馬は地方に行けるのか?

(パターン1)
3歳馬がスーパー未勝利が終わった時点で勝ち上がれず、出走できるレースがなくなってしまうため、現役を続行するため地方の厩舎に転厩することがある。

この場合、「地方で2勝」すると賞金的に中央へ「再転入」することが可能になる。
500万条件への出走が可能となるが、制度上、中央の1勝馬と地方で2勝した馬と比較すると、本賞金的に中央での1勝馬が優先されるので、抽選で弾かれることが多いのも現状だが、500万条件を1度勝てば、中央の2勝馬と同格になれるのだ。


(パターン2)
ダートのオープン頭打ちになった馬が、地方に転厩するパターン。
ダートの条件戦を1つ1つ勝ち上がり、オープンに昇級し、1勝することはできたが、その後、賞金加算できずに除外の連続という、負の連鎖の陥ってしまった場合、悲しいが出走機会を得るために、地方競馬に転出するケースが多々ある。
例えば、中央から船橋に移籍し、出走機会を得られたことにより息を吹き返したキタサンミカヅキとかね。



騎手の違い?

何処がどう違うかを厳密に線引きするのは難しいのだが、シンプルに考えれば騎手試験の難易度が違い、中央の騎手試験の方が「圧倒的」にレベルや規制が高いため、中央の試験に受からなかった騎手候補生が、地方の試験を受けるというケースもある。

これは騎手人生の「入口」の部分の話。
実際には前回の競馬コラムでも書いたように、騎手になった後、地方である程度の成績を積み重ねて騎乗機会が増えるようになれば、中央の騎手より騎乗する機会が多いので、技術的に磨かれて、地方の騎手の方が技術が 上と一般的には見なされている。

一昔前は、そもそも技術を比較すること自体が困難だったのだが、前回説明した「交流元年」による「中央〜地方」の開国が行われ、地方のトップジョッキーであったアンカツや内田博、岩田、戸崎が大活躍したことで、地方所属騎手の力量を誰もが知るところとなったというのが現実だろう。

では、何故こうなってしまったかという理由を探すのであれば、

中央の騎手、例えば武豊が週末の開催で「障害レース」が無いと仮定すれば、最大で24Rであるのに対して、南関東時代の内田博や、戸崎は週に5日開催があるので物理的には60R騎乗することが可能となるため、圧倒的に「場数」に差が出るのだ
このことによって「経験値」が上がるということが推測される。

また、昔ほどではないにせよ、地方馬と中央馬の、馬自体の素質や力量差の違いは今もあるようだ。
素質や力量の高い馬は概ね「乗り易い、癖がない」という定義が成り立つとするのであれば、その部分で劣る地方馬は「乗りにくく、癖馬も多い」という定義も成り立つだろう。
そんな馬達を毎日相手にして、いかにして動かすかという、「弛まぬ努力」を続けた後に地方の頂点に立ったジョッキー達の腕は確かなものとなるのだ。

馬には申し訳ない例えだが「温室育ち」と「雑草」の違いと言っても過言ではないだろう。


…さて、三週間に渡りご紹介してきた「中央競馬」と「地方競馬」の違いですが、参考になっただろうか?
競馬予想で言えば、地方競馬では「必中インパクト (必中IMPACT)」という予想サイトが良い予想を出しているので、個人的には高評価にしている。料金も安いし、初回に還元されるポイントでも十分にタダで検証できるから、地方に興味がある人は登録してみるといい。(勿論、中央の予想も出している)


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