最終更新日:2024年04月26日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,544

有馬記念 (12月・GⅠ) (2018有馬記念、オジュウチョウサンの勝算は? ) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2018有馬記念の注目馬は、オジュウチョウサン

  2. 2018有馬記念注目馬ファン投票3位オジュウチョウサンだ。

    オジュウチョウサンに勝算はどれほどあるのか?

    そもそも、2018年有馬記念でオジュウチョウサンがなせ注目なのか?


    今年の有馬記念は既にファン投票が締め切られ(12月6日締め切り)、ファン投票1位は、昨年のダービー馬で今年の天皇賞(秋)の勝ち馬レイデオロが順当におさえ、2位アーモンドアイ (回避)も順当と言えるだろう。

    ただ、3位オジュウチョウサンはまだ平地では1600万条件の身であることを考えれば、前代未聞の得票数と言える。
    2018有馬記念の注目馬、オジュウチョウサン 
    ↑ついに2018有馬記念だ、オジュウチョウサン


    (追記:2018/12/19)
    有馬記念2018年ファン投票1位で、最注目馬の「レイデオロ」についても「2018有馬記、レイデオロの勝算は?」というタイトルで記事を書いたので、流し読みして頂けたら幸いですw



  3. 2018有馬記念で人気のオジュウチョウサン、なぜ?

  4. ここまで多くのファンがオジュウチョウサンに注目した理由は、大小様々なものがあると考えられるが、一つの理由としては昨年まで主戦場としていた「障害界」で2016年から足掛け3年前人未到の11連勝を飾ったことで、「障害界の史上最強馬は果たして平地でも強いのか?」という、同馬の平地での実力に興味を持ったファンが増えていったことがあると言える。私もその1人だ。


    そして、その興味の延長線上で、オジュウチョウサンは昨年の2017年有馬記念ファン投票1278票を集めている。
    さらに2017年度のJRA賞でも3票とはいえ、障害馬であるオジュウチョウサンが年度代表馬に投票されたことも(有効投票数290票。287票を得たキタサンブラックが年度代表馬)前代未聞といえ、これもファンの耳目を集めた要因と言えるだろう。


    2018年は4月の中山大障害(J・G1)から始動し、あっさりと勝利し、その後に行われた宝塚記念ファン投票では昨年の有馬記念ファン投票を大幅に上回る4268票を獲得した。

    この予想外のファン投票現象は、「絶対障害王オジュウチョウサンの平地での実力を見てみたい」というファンの思惑が次第に大きくなってきていることを示しており、また、これらの流れがオーナーである一口馬主のレジェンド、長山尚義氏の心に火をつけ「障害界に敵なしのオジュウチョウサンを平地で一流馬にぶつけてみたい」という夢物語の実現を目指すことになったのだ。

    これら諸々が2018有馬記念に出走するオジュウチョウサンが注目に値する理由だろう。


    そして、ここからこの物語が徐々に現実に近付いていくのだが、「有馬記念出走」という夢に一気に弾みをつけさせたのが今年2018年7月の福島開催で行われた「開成山特別」だった。
    鞍上はオーナーからの熱烈なラブコールを受けて騎乗を快諾した武豊騎手
    そして武豊騎手は開成山特別においてオジュウチョウサンをアッサリと勝利へと導いてしまった。
    2018有馬記念で人気のオジュウチョウサンが開成山特別で見せた圧勝 
    ↑オジュウチョウサンが開成山特別で見せた圧勝の瞬間


    正直なところ、オジュウチョウサンの平地での脚力は、全ての関係者が半信半疑だっただろう。
    終わってみれば3馬身差の圧勝

    そしてこの勝利で完全に完全にスイッチが入ってしまったのが、オジュウチョウサンの長山尚義氏オーナー
    長山オーナーはこの勝利の後「障害戦は有馬記念まで使いません。有馬記念を本当に狙っていきます。これで有馬記念の出走権利は得られたので、あとはファンの皆様に人気投票をお願いするためにもマスコミの方々に盛り上げてもらえればと思います」と、有馬記念出走を超・アピールしていたw

    しかしこの時点では、500万条件を勝った一介の条件馬。
    多くの競馬ファンは「なに言っちゃってんの?」と、オジュウチョウサンに対しては「絶対障害王」の称号がなければ「ファンの多い馬であることは認めるが、500万条件を勝ったくらいで有馬記念出走を目指すと宣言するなんて笑止」ってな具合だったのだが、なんとオジュウチョウサンは昇級初戦で1000万条件の南部特別も連勝してしまったのですw

    つまり「平地で底を見せていな状態」が出来上がりつつあるのが現状。
    そして有馬記念への出走権利もファン投票3位で得ていることもあり(ファン投票10位以内の馬が優先的に出走可能)現在厩舎では夢物語のフィナーレに向けて渾身の仕上げを施している真っ最中なのである。



  5. 注目馬オジュウチョウサンが「来る」理由を3つ

  6. 個人的見解ではあるが、オジョウチョウサンが「来る」理由を3つを挙げてみよう。

    【来る理由その1】
    父・ステイゴールドに、母・父シンボリクリスエスという配合は中山芝2500mへの適性という点において、かなり高水準の血統構成であるため、スタミナと勝負根性が問われる展開になった際には、十分に対応可能な舞台設定と言える。
    また「障害」で鍛えに鍛えたスタミナは出走馬中No.1といっても過言ではないため、ハナを主張しての離し逃げが嵌れば驚愕の逃げきりまであっても驚けないだろう。


    【来る理由その2】
    今年の有馬記念出走予定馬は、順調度を欠いていたり、出走にすら漕ぎ着けられなかったりする馬が多いという印象がある。
    また、完全に峠を越えたサトノダイヤモンドのような馬が引退レースに選んで出走してきたりするなど、全体的に非常に出走メンバーのレベルが低いのが現状。
    あわせて「この秋は最初からここが目標」という実力馬や実績馬が不在であるのも、ここ一本に照準を定めたオジュウチョウサンには追い風となるだろう。


    【来る理由その3】
    高速決着に一抹の不安を抱えるオジュウチョウサンに対して、今の中山は極端に時計が速い馬場でないため自在性のあるオジュウチョウサンであれば立ち回りと武豊の腕次第でなんとかしてしまう可能性も否定できない。また完全にノーマークを決め込む騎手も多く、特に今年は外国人ジョッキーが多数騎乗するので、マークが緩めば緩むほどチャンスは広がるだろう。


  7. 注目馬オジュウチョウサンが「来ない」理由を3つ

  8. 今度は、オジョウチョウサンが「来ない」理由を3つを挙げてみよう。

    【来ない理由その1】
    芝の平地実績でオジュウチョウサンを圧倒する馬が実力どおりに力を発揮した場合。

    今年の有馬記念で平地実績において筆頭格とされるのが、冒頭でも人気投票1位と紹介した昨年のダービー馬レイデオロだ。
    3歳時はスタートの悪さと二の脚が遅いことで中山コースを不得手としてきたが、今年は同じ中山コースで行われた産経オールカマーを圧勝しているように弱点は払拭したと言えるだろう(ただ、ゲートに関する癖は突発的に発生する場合も多いので過信は禁物)

    これに続く馬となるキセキは、今まで悪かった部分が徐々に解消されて現在も緩やかな上昇カーブを描いているので、この馬のペースにハマるとオジュウチョウサンどころか前出レイデオロさえも苦しい戦いを強いられることになる可能性もあるかもしれない。

    また、昨年のジャパンCの覇者シュヴァルグランは、今年のジャパンCで4着と成績を落としているが、この馬の大レースでの激走には常に「鞍上ボウマン」という強力な助っ人が騎乗しており、前回の「競馬コラム」でも少し書いたが、今年は満を待してのコンビ復活となるので、鞍上強化によってこの馬らしさが戻って来ればまとめて面倒をみられるシーンさえも想像ができてしまうから怖い。


    【来ない理由その2】
    超G1級のスピード決着となった場合。

    今回のメンバーでハナを主張するのはキセキくらいしかおらず、鞍上川田も誰も行かなければまず「逃げ」の手に出ることが濃厚。
    そしてキセキは前走のジャパンCでアーモンドアイ の世界レコードを誘発する高速の逃げを演出しているため(実際に同馬の走破タイムも従来のレコードを更新している)世界レベルの高速逃げをキセキに打たれた際に、オジュウチョウサンがついていけるか?という点においては大きな疑問符がつく。


    【来ない理由その3】
    そもそも平地の絶対スピードがG1レベルで足りなかった場合。

    オジュウチョウサンの「スタミナ」「勝負根性」「立ち回りの上手さ」「身体能力」は、どの出走馬と比べて遜色はないが、G1を勝ち負けするレベルとなると、誰もが言うようにやはりどうしても「潜在スピード能力」が必要となる。

    世界レコード決着となった今年のジャパンCがいい例で、1着のアーモンドアイから6着のサトノダイヤモンドまでは世界レコードを更新する走破タイムを計時している。
    これは展開や馬場状態次第ではスピード決着にも対応できる「潜在スピード能力」を秘めていることを意味しており、オジュウチョウサンにこの部分が足りなかった場合は苦しい戦いとなる可能性が高いだろう。



    2018有馬記念に出走予定のオジュウチョウサンについて様々な視点から検証してみました。
    どんなスポーツにおいても「偶然」「ラッキー」「運」という要素が人の思惑を狂わす結果になることが往々にしてあるので、これらの要素をオジュウチョウサンが味方につければ、好走の可能性も十分にあるだろう。
    鞍上武豊というのも、今回に限っては、なんとも妙味のある要素なので、様々な要素が噛み合うことによってオジュウチョウサンの「夢物語」は夢ではなくかもしれません。

    楽しみです。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/20)


【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。