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スランプなジョッキー達
和田竜二騎手、205戦ぶりの勝利
先週の日曜、中京12Rでアップデート(牡4)が勝利。
騎乗した和田竜二騎手は、これが2023年の初勝利となった。▲ 和田竜二騎手205戦ぶりの勝利
2023年が始まって約1ヶ月。それまでの間に勝ち負けを見込める馬への騎乗チャンスは何度かあったが、それらをモノにできず2月に入ってようやく片目を開けることができた…のだが、このスランプはなんと今年だけの話ではないのである。
遡ること昨年の11月。
11月19日の阪神8R(イスラアネーロ)以来、先週までの約2ヶ月半近く勝ち星から見放されていたのだ。
騎乗数にして205戦ぶりの勝利。
その間の勝率は…書くまでもなく悲惨なものだ(苦笑)
「しんどかったですけど、とりあえずホッとしました」とは先週、その勝利を挙げた後の本人談だ。
テイエムオペラオーとのコンビで一世を風靡した和田竜二騎手も45歳のベテランとなり、ひと頃に比べると騎乗数も決して十分に集められているわけではないし、トップジョッキーほど毎週のように有力馬が回ってくる状況でもない。
見方を変えればこういう時期があっても決して不思議ではないかもしれないが、やはり本人としては気が気でなかったはずだ。
これを機にポンポンと勝ち星を積み重ねていって欲しいところだ。
良い記録と同じくらい、悪い記録は表に出されやすいもので、昨年「3桁目前の岩田望来騎手。名門厩舎の宿命」でも書いたように岩田望来騎手が重賞での連敗記録を続けていた時も同じように取り沙汰されていた。
良くない流れの時は何をやっても上手くいかないし、一度トンネルを抜ければ何事もなかったように順調にいくことが多い。デムーロ騎手も、過去ワースト記録を更新中
そんな悪い流れを引き寄せているジョッキーが今もう1人いる。
それがデムーロ騎手だ。
デムーロ騎手は、今年1月14日に勝ってからここまでの期間、49戦未勝利を続けている。
和田竜二騎手の4分の1なら…と思いたいところだが、こちらは近年の成績を見てわかる通り騎乗馬の質が和田騎手とは雲泥の差だ。
勝利前提での騎乗依頼もこれまで沢山あっただけに、これには本人もそうだが関係者も頭を抱えてしまっている。
デムーロ騎手、過去に44連敗という記録を持っていたが、今はそれを上回ってのワースト記録を更新中で、こちらのトンネル脱出も非常に気になるところである。
クラシック戦線に向けて各ステップレースなどでの騎乗予定もすでに入ってきている状況だけに、少しでも早い段階で本来のペースを取り戻したいだろう。
昨年はGⅠ未勝利に終わり、日本での同期デビューでもあるルメール騎手には大きく差をつけられている状況だ。
奮起が期待される今シーズンだけに、気合が入り過ぎて空回り…とならなければいいのだが。
最終更新日:2023年02月09日に更新しました。
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