最終更新日:2023年06月02日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:111,132

競馬の楽しみ方~注目馬編 (今年の3歳牝馬はこの馬だ!) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

先週は危うく京都が雪で中止になりそうだった。なんとか開催できてホッとした。
さてさて、先週は「3歳牡馬の展望」について書いたから、今週は「牝馬編」について書こうと思う。


2018年、牡馬ほどではないが、牝馬」ではこの4頭個人的には気になっている。

ラッキーライラック(栗東・松永幹)
アーモンドアイ(美浦・国枝)
リリーノーブル(栗東・藤岡健)
ロックディスタウン(美浦・二ノ宮)


ラッキーライラック(阪神JF勝ち)は新潟の新馬戦で石橋脩騎手が「この馬は化ける」と興奮してコメントしてたそうだが、その後アルテミスSを勝ち、無傷の3連勝を決めた。
新種牡馬オルフェーブル産駒なんだが、なかなか勝ち上がる馬がいない中、この「ラッキーライラック」は3連勝した。
気性が難しいオルフェーブル産駒なんだが、この馬は至って普通の気性のようで、そうでなければ3連勝は出来ないだろう。距離は伸びても良さそうなタイプで、牝馬にしては馬格もあり、まだまだ強くなるよーな気がする。


アーモンドアイ(シンザン記念勝ち)は新種牡馬ロードカナロアの重賞初勝ち馬で、同じ週に中山で牝馬限定重賞のフェアリーSがありながら 登録もせずに牡馬混合のシンザン記念に出走のため西下。
後方から追い込んだ脚には度肝を抜かされた人もいるだろう。この時期の牝馬は「冬」ということで代謝が悪く、牡馬との混合戦だと多少分が悪いのだが、この「アーモンドアイ」に関してはそんなセオリーは全く意味をなさなかったようだ。
2016年のシンザン記念で2着、その後桜花賞を制したジュエラーを彷彿とさせる脚だったのだがインパクト的には遜色のないもので、母が繰り上がりながらエリザベス女王杯勝ちのフサイチパンドラだから距離はもちそうだ。
体も470kg前後あり、これくらい馬格があると馬体減りを心配しないで攻められるから「良い要素」と言える。


リリーノーブル(阪神JF2着)はルーラーシップ産駒だが、牝馬に出たこと頑強な父に柔らかみが加わって「理想的な体」になったと言えるだろう。
所謂スピード、パワー兼備といったところだ。阪神JFではラッキーライラックに負けて連勝が途切れてしまったが、そこまで決定的に負けたわけではないので、年を経ての成長が問われるところだろう。この「リリーノーブル」も牝馬にしては馬格があるタイプだ。


ロックディスタウンは(札幌2歳S勝ち)無傷で挑んだ阪神JFでは崩れたが、ルメールが惚れ込んでいる馬
こちらもオルフェーブル産駒で、気性は素直で問題ないようなのだが、問題は厩舎だ。
二ノ宮厩舎は実は昨年から今年の2月を待たずに勇退し解散するという噂が様々なところで流れているのだ(公式発表はまだないようだ)。
本来ならば将来性ある馬なので、阪神JFで目一杯に仕上げたくなかったようだが、勇退を見越して仕上げすぎたのが裏目に出たという説もあるほど。
おそらく今はノーザン系の外厩に放牧されていると思うが、帰ってくる時は違う厩舎になっているかもしれない。



その他の馬の寸評

マウレア(美浦・手塚)
全姉に桜花賞馬アユサンがいるディープインパクト産駒。ディープの牝馬にしては比較的体は大きいほうで、標準型と言えるだろう。この馬もいいものを持っているんだが、もしかしたら「生まれた年が悪かった」ということになるかも。

ソシアルクラブ(栗東・池添学)
母に名牝ブエナビスタをもつキングカメハメハ産駒だが、全姉コロナシオンも今ひとつ。…悪い意味で似たような姉妹、ザンネン。

プリモシーン(美浦・木村)
フェアリーS勝ちのディープ産駒。例年はあまり評価の高くない重賞だが、今年に限れば勝ち馬は別格。着差は僅かも抜け出す脚の速さは余裕をもってのモノで、まだまだ全く底を見せていない。

モルトアレグロ(美浦・武井)
紅梅S勝ちのスペイツタウン産駒の外国産馬。阪神JF時には社台系の外厩で盛り上がった馬だがオープン特別を勝ち桜花賞の権利を得た。距離は未知数であるがマイルまではもちそうな雰囲気はある。


…さて、何頭か気になるところをピックアップしてみた。
牡馬に比べて突出した馬が少ないのはこの時期ならば仕方のないことと言えるが、現時点では牡馬のレベルが高いということなのだろう。
これから気になる馬が現れたら随時紹介していこうと思う。


関連コラム

無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2023/05/27

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトのことをある検証サイトでは9戦9勝の、回収率は1358.1%と、満点評価のサイトだと推奨していたのだが、競馬検証.comでも1ヶ月かけて検証すると、8戦1勝の、回収率 9%という、全く別モノと言えるほど乖離した検証結果となった。

一体どうすればこうも検証結果が変わるのか

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ブレイクホースレーシングの無料予想(2023/05/27)

検証するのは土曜「京都11R 葵S(GIII」の無料予想の検証となり、ダービー週に行われる、3歳春のスプリント王を決めるレースだ。

目下4連勝中のビッグシーザーや、前走を5馬身差の完勝で決めたルガル、行きっぷりの良いモズメイメイ等、錚々たるメンバーが揃った。
ブレイクホースレーシングは、いつもの馬連5頭BOXで推奨してきたのだが、上記3頭の中で唯一買い目から切ったモズメイメイが1着となった。

2,1,3,6,5番人気と選んで、上位人気の中で唯一切った4番人気のモズメイメイが1着となるとは、運の無さに呆れてしまう
このレースの買い目を監修した予想担当のツキの無さに感心する。
こんな予想担当が有料情報も監修しているとしたら皆さんはどう思うだろう?

そもそも、この時期の3歳馬にはまだそれほどの能力個体差は無く、日頃の練習の成果や騎手の技量が成績に現れ易い。
3歳限定戦が無くなった後、夏を超える頃になると馬自身の能力差がハッキリしてくる。

この上位人気6頭の騎手メンバーにおいて、武豊を差し置いて角田和や団野騎手を選択するとは如何なものか?
しかも、前走唯一の桜花賞組であり(この時点でワンランク上だ)、京都内回り1200m戦で行きっぷりが良く鞍上が武豊騎手であれば、切る理由など見つからないはず

そのあたりを踏まえた上で、買い目の予想をしてもらいたいものである。

ブレイクホースレーシングのことを優良と評価している検証サイトがあるが、改めてこのような検証サイトと、競馬検証.com検証結果を見比べてもらいたい



2023/05/28

モーカルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

モーカル無料予想(無料情報)も、1ヶ月に及ぶ長期検証を行った。
検証結果は的中率30%の、回収率8%といった、
お世辞にも「まぁまぁ」とも言えない結果となった。

そんなモーカルだが、以下日曜「東京8R 青嵐賞」を検証するのだが、久々に「こりゃあ酷い」と思った買い目であった。

モーカルという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ モーカルの無料予想(2023/05/28)

このレースは、メインのダービーと同じ距離で行われるレースであり、昔からこのレースを見てからダービーの馬券を買うというファンも多い。

レース前のオッズでは外枠の2頭に人気が集中しており、1番人気の◎9エイカイマッケンロに2番人気の〇11エクランドールという、面白くもない選択であった。

まあ▲以下の相手には、6番人気▲1ネイチャーシップ、9番人気△5ダノンターキッシュ、10番人気の穴7ホウオウユニコーン等が選ばれてはいたが、明らかにワイドの高配当を狙った適当なチョイスであることは明らかである。

レース結果は、1着には外枠でも1番人気との同枠である8ドリームインパクト(7人気)、2着には武豊を擁する6キャルレイ(3人気)、そして3着は3エクセレントタイム(4人気)が入り、モーカルが予想した5頭は1頭も馬券圏内に入らないという不測の事態となった。
いや、予想通りの事態というべきであろう。

モーカルが提供したレース

1番人気馬が飛んだ時に同枠が馬券になるなんてことは日常茶飯事だし、10頭前後の少頭数で武豊が騎乗する有力馬を切るなんてことは、ご法度だろ
武豊は下位人気だと馬券圏内には殆ど来ないが、上位人気となると尋常ではない力を発揮する。

実際にGI戦に限ったデータだと、1〜4番人気では1着は90勝あるが、5番人気以下だと0勝という記録がある。
そんなの「常識」なのだが、そんなことも知らないのだろうか。

それにしても、11頭中5頭(1,2人気在中)出して1頭も馬券圏内(3頭)に絡まないとは、どれほどの確率だろうか?
以前のモーカルなら、ここまでの醜態を晒すことはなかったと思うが、あまりに酷すぎてレースを間違えたのかとさえ思った。