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競馬の楽しみ方~注目馬編 (キタサン、引退後の古馬戦線) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

「三寒四温」なんて言葉があるが、地球温暖化による異常気象の前には、今がむしろ正常気温となり、「三寒四温」は死語となる日も近いかもしれない。

競馬の方では土曜中山でカワキタエンカで重賞勝ちした池添騎手が号泣したというニュースが流れ、たかが中山牝馬Sで?…と、思ったら、花粉症ってオチだってさ。…つまらん(-。-;

戸崎騎手も花粉症に悩まされて体調が優れず勝ち星が増えていかないくらいで、「花粉症の騎手」ってのも自分のデータベースにインプットしとかなきゃな。って思ったw

けっこーバカにできない重要なファクターだ。



…さて「花粉症ジョッキー」の話は置いといて、
先週注目は何と言ってもサトノダイヤモンド」の国内復帰戦となった金鯱賞だろう。


キタサンブラック引退後の古馬戦線で、主役を張る馬ってコトで、サトノダイヤモンドはどうしても注目度が高く、報道が過剰になってしまうのはいたしかたのないことだが、今の時代「読まなくても良い情報」が勝手に目に入ってしまうってのも困りものだ。

サトノダイヤモンドの情報」と言えば、フランス遠征時にDDSP(軟口蓋背方変位)を発生していたとか、中間の追い切りで負けたことがない遼馬のサトノノブレスと併せて負けてばっかだとか、追い切りで動かなくなったのは燃え尽き症候群であったからだとか、散々の書かれようだったが、
終わってみればかなり良い感じの休み明けのレースだった。


結果は3着だったが、鞍上のルメールも全く無理をした感は無かったし、スローペースで他の馬が折り合いに苦労する中、この馬は掛かりもせず、行きっぷりも良かった。
上がりも最速で33.7秒、前述したように「無理をさせない競馬」でこの時計なら上々の滑り出しと言えるだろう。
喉についても、もし不安があれば牧場で何らかの処置をしていただろうし、今回見た限りでは全く問題ないと言えるのではないだろーか。


問題は今年は昨年制した天皇賞(春)をスキップし、今後大阪杯から宝塚記念というローテーションを進むということころ。

昨年は凱旋門賞を意識したため、馬を長距離仕様に作っていた感があったが、今年は春に関して言えば中距離仕様に戻さなければならない。
中距離を得意とする馬が「距離を伸ばす」のは過去の例を見てもそんなに難しくなさそうだが、その逆はなかなか難しいのではないかと推察する。

ただ、今回を見ても休み明け初戦としては上手く行った部類に入るし、絶好調時にはキタサンブラックを向こうに回し互角の競馬をしていた馬だからな。
「完全復活」なら距離云々は関係ないのかもしれない。



最後に一頭触れておきたいのが、日曜の阪神4R未勝利戦で逃げて9馬身ブッチギリディープインラヴという馬。

全兄が現種牡馬でダービー馬のディープブリランテ管理するのも同じ矢作調教師で、鞍上も同じ岩田騎手

デビューから2戦連続3着で「これくらいの仕上げでも勝てる」という、いかにも矢作厩舎がやりそうなパターンだったのが、2戦目も取りこぼしたことで「これはまずい」ってコトで一段ギアを上げた結果がコレ。すげえ。
岩田騎手も含め「これで負けたらしゃあない」という逃げの一手だったと思う。

まあ、1つは簡単に勝つとは思ってたが、3戦かかったのは計算外だっただろう。
馬券を買っているこっちにしてみれば「デキるのなら最初からヤレや」というところ。

皐月賞へ無理にでもというなら、日程的に中一週で毎日杯を使いしかないというが、ここはぐっと我慢して手堅くもう一勝してダービーを目指して欲しいところだ。
矢作厩舎ならやりかねないので不安だよ。


近年はくすぶりっぱなしの岩田騎手も昨年ファンディーナで復活の糸口が見えた感があったが、その後は尻窄み。
ならば今年こそはということで、この馬と心中してくるのではないかと思います。


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競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2023/05/28

モーカルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

モーカル無料予想(無料情報)も、1ヶ月に及ぶ長期検証を行った。
検証結果は的中率30%の、回収率8%といった、
お世辞にも「まぁまぁ」とも言えない結果となった。

そんなモーカルだが、以下日曜「東京8R 青嵐賞」を検証するのだが、久々に「こりゃあ酷い」と思った買い目であった。

モーカルという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ モーカルの無料予想(2023/05/28)

このレースは、メインのダービーと同じ距離で行われるレースであり、昔からこのレースを見てからダービーの馬券を買うというファンも多い。

レース前のオッズでは外枠の2頭に人気が集中しており、1番人気の◎9エイカイマッケンロに2番人気の〇11エクランドールという、面白くもない選択であった。

まあ▲以下の相手には、6番人気▲1ネイチャーシップ、9番人気△5ダノンターキッシュ、10番人気の穴7ホウオウユニコーン等が選ばれてはいたが、明らかにワイドの高配当を狙った適当なチョイスであることは明らかである。

レース結果は、1着には外枠でも1番人気との同枠である8ドリームインパクト(7人気)、2着には武豊を擁する6キャルレイ(3人気)、そして3着は3エクセレントタイム(4人気)が入り、モーカルが予想した5頭は1頭も馬券圏内に入らないという不測の事態となった。
いや、予想通りの事態というべきであろう。

モーカルが提供したレース

1番人気馬が飛んだ時に同枠が馬券になるなんてことは日常茶飯事だし、10頭前後の少頭数で武豊が騎乗する有力馬を切るなんてことは、ご法度だろ
武豊は下位人気だと馬券圏内には殆ど来ないが、上位人気となると尋常ではない力を発揮する。

実際にGI戦に限ったデータだと、1〜4番人気では1着は90勝あるが、5番人気以下だと0勝という記録がある。
そんなの「常識」なのだが、そんなことも知らないのだろうか。

それにしても、11頭中5頭(1,2人気在中)出して1頭も馬券圏内(3頭)に絡まないとは、どれほどの確率だろうか?
以前のモーカルなら、ここまでの醜態を晒すことはなかったと思うが、あまりに酷すぎてレースを間違えたのかとさえ思った。


2023/05/27

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ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトのことをある検証サイトでは9戦9勝の、回収率は1358.1%と、満点評価のサイトだと推奨していたのだが、競馬検証.comでも1ヶ月かけて検証すると、8戦1勝の、回収率 9%という、全く別モノと言えるほど乖離した検証結果となった。

一体どうすればこうも検証結果が変わるのか

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ブレイクホースレーシングの無料予想(2023/05/27)

検証するのは土曜「京都11R 葵S(GIII」の無料予想の検証となり、ダービー週に行われる、3歳春のスプリント王を決めるレースだ。

目下4連勝中のビッグシーザーや、前走を5馬身差の完勝で決めたルガル、行きっぷりの良いモズメイメイ等、錚々たるメンバーが揃った。
ブレイクホースレーシングは、いつもの馬連5頭BOXで推奨してきたのだが、上記3頭の中で唯一買い目から切ったモズメイメイが1着となった。

2,1,3,6,5番人気と選んで、上位人気の中で唯一切った4番人気のモズメイメイが1着となるとは、運の無さに呆れてしまう
このレースの買い目を監修した予想担当のツキの無さに感心する。
こんな予想担当が有料情報も監修しているとしたら皆さんはどう思うだろう?

そもそも、この時期の3歳馬にはまだそれほどの能力個体差は無く、日頃の練習の成果や騎手の技量が成績に現れ易い。
3歳限定戦が無くなった後、夏を超える頃になると馬自身の能力差がハッキリしてくる。

この上位人気6頭の騎手メンバーにおいて、武豊を差し置いて角田和や団野騎手を選択するとは如何なものか?
しかも、前走唯一の桜花賞組であり(この時点でワンランク上だ)、京都内回り1200m戦で行きっぷりが良く鞍上が武豊騎手であれば、切る理由など見つからないはず

そのあたりを踏まえた上で、買い目の予想をしてもらいたいものである。

ブレイクホースレーシングのことを優良と評価している検証サイトがあるが、改めてこのような検証サイトと、競馬検証.com検証結果を見比べてもらいたい