連日の猛暑で各厩舎では馬への暑さ対策に様々な手法が用いられているのを知っているだろーか?
馬的に、「近年のトレンド」となっているのが「ミスト」。
最近では各馬房に、霧状の水を噴射するミストが設置され、そのミストを効率よく馬にかけるために扇風機が回っているのが今では当たり前になっており、そりゃー何億もかかった「お馬様」だから、これくらいは当たり前になっている。
競馬開催日にもパドックにミストが設置されている風景を見た人もいるでしょ。
そこで、トレセン内で使われているミストについて、ある厩舎の取材記事で、
昼間は1分間噴射して3分間止まるように設定され、さらにそこへ扇風機の風を送ることによって快適な温度を保つようにしている。
涼しくなる夜は1分間噴射して6,7分間止まるように設定するなど工夫している。
ただ冷やすだけならそこまで面倒もかからないが、ミストを出しっぱなしにしたり、扇風機をかけないと馬が水浸しになってしまい、逆に外気温と差が出てしまうと、その温度差で体調を崩してしまう馬もいるので常に外気温を想定し、適温である外気温からマイナス3度になるように設定している。
…と、まるで生まれたての馬の飼育でもしているかのような神経の使いようだ。
それにしても朝夕の温度差を考慮して、馬への暑さへのケアがここまで徹底されていたことには驚かされた。
さらにはある厩舎では厩舎の前にビッシリと「よしず(竹や葦などの、すだれ)」が貼られている厩舎もあった。
「よしず」は日光を遮断しながら風を通す効果があり、馬房内に熱を通しにくく、馬の夏バテを防ぐのに効果的なのだそうで、このような「よしず」を使った暑さ対策は、トレセン内各所で使われてる知恵らしい。
調教師とかおじぃちゃんとか多いからな、色んな「古の知恵」があるんだろう。
競走馬は「経済動物」と評されることがあるが、はじめにも書いたように、億越えで取引された競走馬を預かり管理するにはこれくらいのケアも当たり前なんだね。
最終更新日:2022年08月14日に更新しました。
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