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競馬の楽しみ方〜競馬業界を考察する (飲酒運転が大影響) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです


今年の7月、1人の調教師の飲酒運転により、厩舎の勢力図に大きく影響が出て来た。


…その話の前に「厩舎のおさらい」をしておこう。
関東では安泰の上位3トップの厩舎は、藤沢和雄厩舎堀宣行厩舎国枝栄厩舎。そしてプラス「その他」というのが関東厩舎大体の勢力図だ。

関西では毎年1〜5位が入れ替わるのも特徴で、常連組では矢作芳人厩舎音無秀孝厩舎池江泰寿厩舎藤原英昭厩舎角居勝彦厩舎が1〜5位のしのぎを削っていたのだが、ここに割って入ったのが超新星中内田厩舎

どの厩舎も中堅で今が一番稼げる年齢の調教師が多いため、このラインナップに割って入るのは至難の技のハズだったのだが、そんな中で開業4年目で5位以内に入る勢いの中内田厩舎は異例の早さ」だ。

中内田調教師の場合は、日本で最初に誕生した育成牧場である信楽牧場の社長が父親という、超の付くサラブレッドで、中内田調教師本人も優秀な調教師になるべくきひたむきに努力した結果、まわりからの信頼も厚く今の地位を獲得した人物だ。
なのでこの実力は決して父親の「お譲り」ではなく、本人の努力という納得できるストーリーといえる。



…さて、関西のリーディングの現状はこのような状況で、そんな中リーディング常連厩舎ではあるが、唯一全国一位を獲得したことがないのが藤原英昭厩舎
そんな背景もあってか、今年は年初からロケットスタートを決めてここまで1位の座をキープし続けているのだが、ここに来て藤原英昭厩舎の悲願を打ち砕く可能性を秘めた「事件」が発生した。



その「事件」とは関西リーディングの常連であった角居勝彦調教師が今年7月に飲酒運転で逮捕され調教停止になったこと。
飲酒運転の基準値である0.15ミリグラムをわずかに超えた0.18ミリだが、完全にアウトだ。
競馬の角居調教師が飲酒事故で逮捕 
↑角居調教師が飲酒事故で逮捕された
そしてその影響で、

「角居厩舎」の管理馬は、暫定的に栗東の「中竹厩舎」の管理馬となった。




その結果、中竹厩舎は角居厩舎に所属していた馬が勝った場合も、管理する中竹厩舎の勝利とカウントされるため、中竹厩舎は一気に全国調教師リーディングの2位に躍り出ることとなった。

中竹厩舎の勝利数だが、昨年は24勝。今年は既に43勝。それもそのはずで、中竹厩舎がJRAから貸与されている馬房数は22、角居厩舎が30

つまり、
52馬房をフル回転して使える状態なのだから。


中竹厩舎は、超・タナボタだ。



これに対して先ほど話してた、唯一全国一位を獲得したことがない藤原英昭厩舎は28馬房、この状況で逆転されないほうが不自然だろう。

このせいで、万が一にも藤原英昭厩舎がリーディング1位を獲得することができなかったら…藤原英昭厩舎のせいではない「不幸」なハナシだけど、現時点で想像できるのは関係者を失望させ、競馬ファンの掲示板で相当ディスられるかもね。別に悪くないんだけど…


今後、さらに大ごとになる場合、中竹厩舎が勝っても今年だけ特例で「参考記録扱い」になる事もありえる。
何にせよ過去に前例がないため全く想像がつかない。


現在は名目上管理しているのが中竹厩舎に変わったというだけで、角居厩舎のスタッフはそのままの状態で角居厩舎の番頭格の人物が管理馬を仕切っているという話。
コレがいつまで続くのか。

角居調教師の処分期間はまだ正式に決定されていないが、、過去の事例と照らし合わせると6ヶ月程度と言われている。
調教停止となったのが7月であるため、年内はこの状況が続くことが予想される。

角居厩舎所属であった人馬は「中竹B組」と揶揄されてる。

事は諸々、複雑な様相を呈しているが、このゴタゴタの行方が気になっているのは私だけではないはず。
今後の成り行きに注目だ。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2023/05/27

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトのことをある検証サイトでは9戦9勝の、回収率は1358.1%と、満点評価のサイトだと推奨していたのだが、競馬検証.comでも1ヶ月かけて検証すると、8戦1勝の、回収率 9%という、全く別モノと言えるほど乖離した検証結果となった。

一体どうすればこうも検証結果が変わるのか

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ブレイクホースレーシングの無料予想(2023/05/27)

検証するのは土曜「京都11R 葵S(GIII」の無料予想の検証となり、ダービー週に行われる、3歳春のスプリント王を決めるレースだ。

目下4連勝中のビッグシーザーや、前走を5馬身差の完勝で決めたルガル、行きっぷりの良いモズメイメイ等、錚々たるメンバーが揃った。
ブレイクホースレーシングは、いつもの馬連5頭BOXで推奨してきたのだが、上記3頭の中で唯一買い目から切ったモズメイメイが1着となった。

2,1,3,6,5番人気と選んで、上位人気の中で唯一切った4番人気のモズメイメイが1着となるとは、運の無さに呆れてしまう
このレースの買い目を監修した予想担当のツキの無さに感心する。
こんな予想担当が有料情報も監修しているとしたら皆さんはどう思うだろう?

そもそも、この時期の3歳馬にはまだそれほどの能力個体差は無く、日頃の練習の成果や騎手の技量が成績に現れ易い。
3歳限定戦が無くなった後、夏を超える頃になると馬自身の能力差がハッキリしてくる。

この上位人気6頭の騎手メンバーにおいて、武豊を差し置いて角田和や団野騎手を選択するとは如何なものか?
しかも、前走唯一の桜花賞組であり(この時点でワンランク上だ)、京都内回り1200m戦で行きっぷりが良く鞍上が武豊騎手であれば、切る理由など見つからないはず

そのあたりを踏まえた上で、買い目の予想をしてもらいたいものである。

ブレイクホースレーシングのことを優良と評価している検証サイトがあるが、改めてこのような検証サイトと、競馬検証.com検証結果を見比べてもらいたい



2023/05/28

モーカルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

モーカル無料予想(無料情報)も、1ヶ月に及ぶ長期検証を行った。
検証結果は的中率30%の、回収率8%といった、
お世辞にも「まぁまぁ」とも言えない結果となった。

そんなモーカルだが、以下日曜「東京8R 青嵐賞」を検証するのだが、久々に「こりゃあ酷い」と思った買い目であった。

モーカルという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ モーカルの無料予想(2023/05/28)

このレースは、メインのダービーと同じ距離で行われるレースであり、昔からこのレースを見てからダービーの馬券を買うというファンも多い。

レース前のオッズでは外枠の2頭に人気が集中しており、1番人気の◎9エイカイマッケンロに2番人気の〇11エクランドールという、面白くもない選択であった。

まあ▲以下の相手には、6番人気▲1ネイチャーシップ、9番人気△5ダノンターキッシュ、10番人気の穴7ホウオウユニコーン等が選ばれてはいたが、明らかにワイドの高配当を狙った適当なチョイスであることは明らかである。

レース結果は、1着には外枠でも1番人気との同枠である8ドリームインパクト(7人気)、2着には武豊を擁する6キャルレイ(3人気)、そして3着は3エクセレントタイム(4人気)が入り、モーカルが予想した5頭は1頭も馬券圏内に入らないという不測の事態となった。
いや、予想通りの事態というべきであろう。

モーカルが提供したレース

1番人気馬が飛んだ時に同枠が馬券になるなんてことは日常茶飯事だし、10頭前後の少頭数で武豊が騎乗する有力馬を切るなんてことは、ご法度だろ
武豊は下位人気だと馬券圏内には殆ど来ないが、上位人気となると尋常ではない力を発揮する。

実際にGI戦に限ったデータだと、1〜4番人気では1着は90勝あるが、5番人気以下だと0勝という記録がある。
そんなの「常識」なのだが、そんなことも知らないのだろうか。

それにしても、11頭中5頭(1,2人気在中)出して1頭も馬券圏内(3頭)に絡まないとは、どれほどの確率だろうか?
以前のモーカルなら、ここまでの醜態を晒すことはなかったと思うが、あまりに酷すぎてレースを間違えたのかとさえ思った。