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競馬の楽しみ方~注目馬編 (一口馬主界のレジェンドと、オジュウチョウサン。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 一口馬主界のレジェンド

  2. 先週の土曜東京9Rにおいて南部特別を勝った「障害界の帝王オジュウチョウサン
    「JRAのコラボ企画」の競馬コラムの時に触れたけど、そのオジュウチョウサンここ2走は獲得賞金合計「500万条件」の開成山特別と、今回の「1000万条件」の南部特別
    両方とも地方だ。

    11連勝」は障害時代の連勝記録を含むもので、アナウンサーの実況は、絶叫に近いものだったw


    …「オジュウチョウサン」の馬主である長山尚義オーナーは、競馬界最強の「持っている馬主」金子真人オーナーには及ばないにしてもかなり「持っている」馬主であることは確か。
    オジュウチョウサンの長山尚義オーナーについて競馬コラムで書く 
    ↑オジュウチョウサンの長山尚義オーナー


    長山尚義オーナーが馬主になった「キッカケ」は、当時30代のサラリーマンだった長山氏が「11PM」という深夜番組で大橋巨泉がまだ一口馬主の創成期、「馬主もどきができる」と言ったのを聞いたのがキッカケだったらしい。
    学生時代から「馬の血統」に関する知識オタクだったそうで、独学で学んだ長山氏は「社台サラブレットクラブ」の会員に申し込み、最初に買ったサッカーボーイがいきなりG12勝という強運の持ち主で、それ以降、バブルガムフェローダンスインザダークステイゴールドと、G1馬を続々と射止めた。


    そして11年にはオルフェーブル、12年にはジェンティルドンナと3冠馬2頭に出会い、ダービーの口取りも経験した。2017年にはソウルスターリングに出資しオークスの口取りにも参加した。
    これらの名馬、いずれも一口馬主だったのだから凄い。

    これだけでも十分凄いことなのに、これまでに出資もしくは所有した馬は118頭出資馬で通算272勝所有馬で29勝G1は25勝、うち、種牡馬入りは7頭

    馬主歴32年で年間平均3〜4頭は所有している計算となり、それでこれだけ良い馬を射止めるのだから、長山尚義オーナーとオジュウチョウサンは「障害界」と「一口馬主界」という前代未聞の最強コンビと言えるだろう。


    「持っている」一口馬主のレジェンドだ。



  3. 次は「ジャパンC」

  4. 長山尚義オーナーはオジュウチョウサンが2018年4月の中山グランドジャンプを制したことにより「もう障害界に敵はなし」と判断し、平地参戦を表明し2連勝し、現在は1600万条件に在籍中だが、この先の長山尚義オーナーの目標は「有馬記念」にあるという。

    有馬記念には「ファン投票」というルールがあるが、「開成山特別」では入場者数は前年比38.3%増を記録し、オジュウチョウサンのグッズを買う長蛇の列ができ、購入まで1時間もかかったというから、出走することは難しくはないだろう。
    長山尚義オーナー曰く「出走するからには勝ち負けにならなければ意味がない」と、スタミナ豊富なオジュウチョウサンは「ステイヤーズS」か「ジャパンC」を「有馬記念」の前に挟むことを示唆していたが、本日正式に「ジャパンC」参戦が表明した

    「ジャパンC」出走となると、格上挑戦となるためフルゲート18頭がオープン馬で埋まれば出走できなくなるが、現時点で出走の意思を示している日本馬は12頭前後で、外国馬の来日が少なければオジュウチョウサンが「ジャパンC」に出走できる可能性はありそうだ。


    尚、長山尚義オーナーが拘った武豊騎手はマカヒキでジャパンCに挑む公算が強く、騎手は調整中とのことだが、かつて長山氏は「武豊騎手が乗れなければ石神騎手」と公言していたように、コンビ復活も考えられそーだ。


    いずれにせよ、ここで勝ち負けにならないようでは「有馬記念」で好勝負することなど絵に描いた餅に終わるのは明白だろう。
    平地で連続騎乗した武豊騎手は「この上のクラスでの競馬となると時計面でまだ未知なところがある」とコメントしていたように、オジュウチョウサンが「平地重賞で勝ち負けできるか」が「有馬記念」出走の試金石となるはずで、この結果いかんでは年末の中山が大賑わいになる可能性も大きく期待できるだろう。

    「ジャパンC」で勝てるか、オジュウチョウサン 
    ↑「ジャパンC」で勝てるか、オジュウチョウサン


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2023/05/28

モーカルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

モーカル無料予想(無料情報)も、1ヶ月に及ぶ長期検証を行った。
検証結果は的中率30%の、回収率8%といった、
お世辞にも「まぁまぁ」とも言えない結果となった。

そんなモーカルだが、以下日曜「東京8R 青嵐賞」を検証するのだが、久々に「こりゃあ酷い」と思った買い目であった。

モーカルという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ モーカルの無料予想(2023/05/28)

このレースは、メインのダービーと同じ距離で行われるレースであり、昔からこのレースを見てからダービーの馬券を買うというファンも多い。

レース前のオッズでは外枠の2頭に人気が集中しており、1番人気の◎9エイカイマッケンロに2番人気の〇11エクランドールという、面白くもない選択であった。

まあ▲以下の相手には、6番人気▲1ネイチャーシップ、9番人気△5ダノンターキッシュ、10番人気の穴7ホウオウユニコーン等が選ばれてはいたが、明らかにワイドの高配当を狙った適当なチョイスであることは明らかである。

レース結果は、1着には外枠でも1番人気との同枠である8ドリームインパクト(7人気)、2着には武豊を擁する6キャルレイ(3人気)、そして3着は3エクセレントタイム(4人気)が入り、モーカルが予想した5頭は1頭も馬券圏内に入らないという不測の事態となった。
いや、予想通りの事態というべきであろう。

モーカルが提供したレース

1番人気馬が飛んだ時に同枠が馬券になるなんてことは日常茶飯事だし、10頭前後の少頭数で武豊が騎乗する有力馬を切るなんてことは、ご法度だろ
武豊は下位人気だと馬券圏内には殆ど来ないが、上位人気となると尋常ではない力を発揮する。

実際にGI戦に限ったデータだと、1〜4番人気では1着は90勝あるが、5番人気以下だと0勝という記録がある。
そんなの「常識」なのだが、そんなことも知らないのだろうか。

それにしても、11頭中5頭(1,2人気在中)出して1頭も馬券圏内(3頭)に絡まないとは、どれほどの確率だろうか?
以前のモーカルなら、ここまでの醜態を晒すことはなかったと思うが、あまりに酷すぎてレースを間違えたのかとさえ思った。


2023/05/27

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトのことをある検証サイトでは9戦9勝の、回収率は1358.1%と、満点評価のサイトだと推奨していたのだが、競馬検証.comでも1ヶ月かけて検証すると、8戦1勝の、回収率 9%という、全く別モノと言えるほど乖離した検証結果となった。

一体どうすればこうも検証結果が変わるのか

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ブレイクホースレーシングの無料予想(2023/05/27)

検証するのは土曜「京都11R 葵S(GIII」の無料予想の検証となり、ダービー週に行われる、3歳春のスプリント王を決めるレースだ。

目下4連勝中のビッグシーザーや、前走を5馬身差の完勝で決めたルガル、行きっぷりの良いモズメイメイ等、錚々たるメンバーが揃った。
ブレイクホースレーシングは、いつもの馬連5頭BOXで推奨してきたのだが、上記3頭の中で唯一買い目から切ったモズメイメイが1着となった。

2,1,3,6,5番人気と選んで、上位人気の中で唯一切った4番人気のモズメイメイが1着となるとは、運の無さに呆れてしまう
このレースの買い目を監修した予想担当のツキの無さに感心する。
こんな予想担当が有料情報も監修しているとしたら皆さんはどう思うだろう?

そもそも、この時期の3歳馬にはまだそれほどの能力個体差は無く、日頃の練習の成果や騎手の技量が成績に現れ易い。
3歳限定戦が無くなった後、夏を超える頃になると馬自身の能力差がハッキリしてくる。

この上位人気6頭の騎手メンバーにおいて、武豊を差し置いて角田和や団野騎手を選択するとは如何なものか?
しかも、前走唯一の桜花賞組であり(この時点でワンランク上だ)、京都内回り1200m戦で行きっぷりが良く鞍上が武豊騎手であれば、切る理由など見つからないはず

そのあたりを踏まえた上で、買い目の予想をしてもらいたいものである。

ブレイクホースレーシングのことを優良と評価している検証サイトがあるが、改めてこのような検証サイトと、競馬検証.com検証結果を見比べてもらいたい