最終更新日:2024年04月25日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,543

【女性騎手】藤田菜七子について (売上増22億円 藤田菜七子騎手、初G1の影響) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 売り上げ増22億円の女・藤田菜七子騎手、初G1の影響

  2. 2019年 2月17日に東京競馬場で行われたフェブラリーSだが、藤田菜七子G1騎乗の効果があらゆる面に波及し、全ての面において例年を上回るフェブラリーSとなった。今回はその効果をまとめてみた。
    藤田菜七子騎手初G1のフェブラリーSで惜しくも5着 
    ↑初G1のフェブラリーSで惜しくも5着



  3. 藤田菜七子騎手、初G1の影響〜売り上げ

  4. 馬券の売り上げは、前年比117.2%約22億円アップ)。

    13年ぶりに150億円を突破


    入場者数は、前年比121.8%(9年ぶりの6万人超えとなる6万1141人)。
    徹夜組も前日夕方時点で前年の219人から415人と倍増、府中競馬場正門前には大きな列が作られた

    約2万人増


    東京競馬場内のタフィーショップではフェブラリーS出走馬の馬番別ボールペンが1000個、同キーホルダーを1100個用意したが、コパノキッキングが入った【11番】が正午には売り切れた

    その他、トートバッグ、クリアファイル、ステッカー、タオルなど藤田菜七子関連グッズが飛ぶように売れ、この現象は東京競馬場に限らず、同時開催の京都競馬場でも起こっていたようだ。



  5. 藤田菜七子騎手、初G1の影響〜こんなこともありました

  6. ・レース前のパドックで、藤田菜七子騎手がオーナーの小林祥晃氏(通称Dr.コパ)から願掛けの塩をまいてもらうw

    ・レース後の勝利騎手、調教師の共同会見に先立ち藤田菜七子騎手の共同インタビューが別のスペースを設けて行われたのも異例。
    テレビカメラ10台と普段はほとんど見かけないスチールカメラがズラリと並んだ。「目が潤んでいたように見えたのですが」というインタビューの質問に「泣いてません」と語気を強めて否定する。ゲートに入る時に感極まって泣きそうになったと語る。

    ・武豊騎手のコメント「僕の初G1騎乗は6着だった(1987年菊花賞レオテンザン)。彼女が勝って僕が2着というのが1番きついと思っていました」とコメントしてたが、武豊騎手はもしかしたら「あの馬」に負けるかもと思っていた節がある。

    ・オーナーの小林祥晃氏はコンビ続投を明言。「無事なら次は4月10日大井競馬場で行われる東京盃」。

    ・フジテレビ「みんなの競馬・フェブラリーS」の平均視聴率が7.6%で、前4週平均から3ポイント上昇。
    瞬間最高は10.9%(尚、関西テレビ「競馬BEAT」では平均視聴率が9.5%で前週比2.5ポイント上昇、瞬間最高は10.9%)。

    ・指定席満席、駐車場が満車になるのが通常よりもかなり早かった。



  7. 藤田菜七子騎手、初G1の影響〜総括すると

  8. レースが始まる前、つまりは根岸S後に藤田菜七子騎乗が陣営からアナウンスされた時点で、勝ち負けは置いておいたとして、実際にゲートイン出来るかは「コパノキッキング」の体調もあるし、実現するかどうかは個人的にもなんだか半信半疑であったが、結果的にちゃんと仕上げ、出走させた陣営には高い評価を与えるべきだと思う。この出走でどれだけ楽しい祭りになったことか。

    そして今回の藤田菜七子フィーバーだが、彼女の年齢がまだ21歳(2019年2月時点)ということもあり、今回のフェブラリーSは「まだまだ序章に過ぎない」と言えるだろう。


    それに、今年デビューの新人ジョッキーの中には女性騎手はいないが、既に競馬学校には「第二の藤田菜七子」を目指す騎手候補生がスタンバイしている。
    ちなみに名前は「古川菜穂騎手」で、見た目の華は藤田菜七子センパイの方があるが、女の子は変わるからな…期待されてるぞ(笑)
    第二の藤田菜七子と期待される古川菜穂騎手 
    ↑第二の藤田菜七子と期待される古川菜穂騎手


    勝利騎手インタビューで武豊騎手は、この歴史的な1日について問われ、「僕も歴史的な1日だと思います。なにせ全てが初めてのことですから。彼女が頑張って彼女がつかんだものなので素直に健闘を称えるべきだと思います。僕自身の勝利ももちろん嬉しいですが、彼女が乗ったおかげで全体が盛り上がって、そんな中で勝てたというのは感無量と言えます。何事も経験はプラスになります。次は初めてじゃないわけですから、これが当たり前のようになるといいですね」と締めくくっていた。

    既に欧州や豪州では女性騎手の騎乗は当たり前の時代となっている。
    そんな世界の趨勢に対して、2019年フェブラリーSからはじまり、ようやく日本も世界の女性ジョッキーに追いつける下地を感じさせる歴史的な1日となった。


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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。