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競馬の楽しみ方~騎手編 (岩田「令和」初の天皇賞制覇なるか?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 岩田康誠の完全復活祭、「令和」初の天皇賞制覇なるか?

  2. 今週は京都競馬場で伝統のGⅠである天皇賞(春)が行われるが、昨年レインボーラインで勝利した、岩田康誠騎手に今年もチャンスのある馬が巡ってきた
    岩田康誠騎手の画像 
    ↑岩田康誠騎手


    その馬とは、菊花賞3着ユーキャンスマイル

    菊花賞では「ユーキャンスマイル」に武豊騎乗で3着だったが、当時の武騎手の乗り方を見ていると「勝ちに行く競馬」でなく、ロスのない競馬を心がけて乗ったら3着だったという印象だったので、その後の万葉Sで連続騎乗の武騎手は「勝ちに行く競馬」で勝ったと思ったところを、まさかのノーマークの逃げ馬ヴォージュを残してしまい痛恨の2着。


    そして次走に選んだのが2月16日に行われたダイヤモンドSだが、この日武騎手は京都牝馬Sでリナーテに騎乗したため、ユーキャンスマイル岩田康誠騎手乗り替わりとなった。
    元々ユーキャンスマイルを管理する栗東友道康夫厩舎は、開業当初から岩田騎手を重用しGⅠを2勝しており、友道康夫厩舎↔︎岩田ラインは悪くない関係にあったため、岩田康誠騎手に再び白羽の矢が立った。…というのが、当時の経緯だったのだろう。


    ただ、数年前の競馬コラムでも「悩める岩田の運命を変える超新星、ファンディーナ。」という記事タイトルで書いた、岩田騎手の「大スランプ」と言われていた時期は友道康夫厩舎との関係も希薄になっていた。

    では改めて岩田騎手の「大スランプ」を振り返るが、
    何故、岩田騎手が「大スランプ」に陥ったと世間から言われるようになったのかというと、単純に


    制裁点の多さ」が原因だったようだ。


    つまり、「大スランプ」と言われていた時期は「強引な競馬が多い」という声が多かった時期と重なり、「強引な競馬=制裁を受ける」という図式は至ってシンプルで、2014年の岩田康誠騎手が「制裁点74点」は一流と言われる騎手にとしてはどう考えても多すぎる制裁点だった。


    強引な競馬を繰り返す制裁点が積み重なる騎乗停止が増える


    …というのは厩舎側から最も嫌われる要因で、岩田康誠騎手の技術は高く評価されていても、肝心なところで騎乗停止になる騎手には厩舎側も頼みたくても頼めなくなり、この部分は馬主の手前も大いにあり、岩田騎手の技術を頼りにして騎乗依頼をした愛馬が、岩田が騎乗停止になったため鞍上が宙に浮いてしまったら馬主も怒り心頭となるだろう。
    だから、そういった理由で厩舎側もその前の布石として岩田騎手への騎乗依頼を減らしたってこと。


    ただ、流石に岩田騎手もこの負のスパイラルに気付いたらしく、2016年は制裁点19点2017年は17点2018年は27点と、失地回復に努めた結果、自動的に騎乗機会が増えはじめ、復活していくことになった。

    そもそも岩田騎手の技術は超一流であることは誰もが認めるところで、制裁が減ったことで騎乗会が増えればそれに伴い勝ち星もついてくる。


    そうなれば自然と馬の質も上がり、その結果が昨年のレインボーラインでの天皇賞制覇に繋がったのだ。
    世間では「岩田はスランプ」と囃し立てられていたが、実際はスランプなどではなく、物理的に騎乗数が減ったため、馬の質が落ちただけだったのだ。


    さらに今年は「今年の新人騎手はチョット…」でも書いたが、息子岩田望来(みらい)騎手も新人デビューしたので、息子よりも制裁点の多い親というのは、大先輩岩田騎手の立場上、許されるものではないと本人も改めて感じたようだw
    岩田康誠騎手と、息子の岩田望来の画像 
    ↑岩田康誠騎手と、息子の岩田望来騎手


    その点も考えて騎乗し続けている岩田騎手は、今は正に元来の騎乗技術の高さに丁寧さが加わった感があるので、今年は再ブレイクの可能性も高いんじゃないだろうか。…と、私だけでなく色々なメディアでも言われているぞw

    ここでユーキャンスマイルを勝たせ、2年連続天皇賞(春)制覇となれば、岩田株も上昇間違いなし「令和」初の天皇賞制覇という「おまけ」も付いてくるなら岩田騎手には大きく期待できるんじゃないだろうか!


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競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2023/05/28

モーカルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

モーカル無料予想(無料情報)も、1ヶ月に及ぶ長期検証を行った。
検証結果は的中率30%の、回収率8%といった、
お世辞にも「まぁまぁ」とも言えない結果となった。

そんなモーカルだが、以下日曜「東京8R 青嵐賞」を検証するのだが、久々に「こりゃあ酷い」と思った買い目であった。

モーカルという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ モーカルの無料予想(2023/05/28)

このレースは、メインのダービーと同じ距離で行われるレースであり、昔からこのレースを見てからダービーの馬券を買うというファンも多い。

レース前のオッズでは外枠の2頭に人気が集中しており、1番人気の◎9エイカイマッケンロに2番人気の〇11エクランドールという、面白くもない選択であった。

まあ▲以下の相手には、6番人気▲1ネイチャーシップ、9番人気△5ダノンターキッシュ、10番人気の穴7ホウオウユニコーン等が選ばれてはいたが、明らかにワイドの高配当を狙った適当なチョイスであることは明らかである。

レース結果は、1着には外枠でも1番人気との同枠である8ドリームインパクト(7人気)、2着には武豊を擁する6キャルレイ(3人気)、そして3着は3エクセレントタイム(4人気)が入り、モーカルが予想した5頭は1頭も馬券圏内に入らないという不測の事態となった。
いや、予想通りの事態というべきであろう。

モーカルが提供したレース

1番人気馬が飛んだ時に同枠が馬券になるなんてことは日常茶飯事だし、10頭前後の少頭数で武豊が騎乗する有力馬を切るなんてことは、ご法度だろ
武豊は下位人気だと馬券圏内には殆ど来ないが、上位人気となると尋常ではない力を発揮する。

実際にGI戦に限ったデータだと、1〜4番人気では1着は90勝あるが、5番人気以下だと0勝という記録がある。
そんなの「常識」なのだが、そんなことも知らないのだろうか。

それにしても、11頭中5頭(1,2人気在中)出して1頭も馬券圏内(3頭)に絡まないとは、どれほどの確率だろうか?
以前のモーカルなら、ここまでの醜態を晒すことはなかったと思うが、あまりに酷すぎてレースを間違えたのかとさえ思った。


2023/05/27

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトのことをある検証サイトでは9戦9勝の、回収率は1358.1%と、満点評価のサイトだと推奨していたのだが、競馬検証.comでも1ヶ月かけて検証すると、8戦1勝の、回収率 9%という、全く別モノと言えるほど乖離した検証結果となった。

一体どうすればこうも検証結果が変わるのか

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ブレイクホースレーシングの無料予想(2023/05/27)

検証するのは土曜「京都11R 葵S(GIII」の無料予想の検証となり、ダービー週に行われる、3歳春のスプリント王を決めるレースだ。

目下4連勝中のビッグシーザーや、前走を5馬身差の完勝で決めたルガル、行きっぷりの良いモズメイメイ等、錚々たるメンバーが揃った。
ブレイクホースレーシングは、いつもの馬連5頭BOXで推奨してきたのだが、上記3頭の中で唯一買い目から切ったモズメイメイが1着となった。

2,1,3,6,5番人気と選んで、上位人気の中で唯一切った4番人気のモズメイメイが1着となるとは、運の無さに呆れてしまう
このレースの買い目を監修した予想担当のツキの無さに感心する。
こんな予想担当が有料情報も監修しているとしたら皆さんはどう思うだろう?

そもそも、この時期の3歳馬にはまだそれほどの能力個体差は無く、日頃の練習の成果や騎手の技量が成績に現れ易い。
3歳限定戦が無くなった後、夏を超える頃になると馬自身の能力差がハッキリしてくる。

この上位人気6頭の騎手メンバーにおいて、武豊を差し置いて角田和や団野騎手を選択するとは如何なものか?
しかも、前走唯一の桜花賞組であり(この時点でワンランク上だ)、京都内回り1200m戦で行きっぷりが良く鞍上が武豊騎手であれば、切る理由など見つからないはず

そのあたりを踏まえた上で、買い目の予想をしてもらいたいものである。

ブレイクホースレーシングのことを優良と評価している検証サイトがあるが、改めてこのような検証サイトと、競馬検証.com検証結果を見比べてもらいたい