最終更新日:2024年04月25日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,541

競馬コラム~騎手編 (岩田「令和」初の天皇賞制覇なるか?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 岩田康誠の完全復活祭、「令和」初の天皇賞制覇なるか?

  2. 今週は京都競馬場で伝統のGⅠである天皇賞(春)が行われるが、昨年レインボーラインで勝利した、岩田康誠騎手に今年もチャンスのある馬が巡ってきた
    岩田康誠騎手の画像 
    ↑岩田康誠騎手


    その馬とは、菊花賞3着ユーキャンスマイル

    菊花賞では「ユーキャンスマイル」に武豊騎乗で3着だったが、当時の武騎手の乗り方を見ていると「勝ちに行く競馬」でなく、ロスのない競馬を心がけて乗ったら3着だったという印象だったので、その後の万葉Sで連続騎乗の武騎手は「勝ちに行く競馬」で勝ったと思ったところを、まさかのノーマークの逃げ馬ヴォージュを残してしまい痛恨の2着。


    そして次走に選んだのが2月16日に行われたダイヤモンドSだが、この日武騎手は京都牝馬Sでリナーテに騎乗したため、ユーキャンスマイル岩田康誠騎手乗り替わりとなった。
    元々ユーキャンスマイルを管理する栗東友道康夫厩舎は、開業当初から岩田騎手を重用しGⅠを2勝しており、友道康夫厩舎↔︎岩田ラインは悪くない関係にあったため、岩田康誠騎手に再び白羽の矢が立った。…というのが、当時の経緯だったのだろう。


    ただ、数年前の競馬コラムでも「悩める岩田の運命を変える超新星、ファンディーナ。」という記事タイトルで書いた、岩田騎手の「大スランプ」と言われていた時期は友道康夫厩舎との関係も希薄になっていた。

    では改めて岩田騎手の「大スランプ」を振り返るが、
    何故、岩田騎手が「大スランプ」に陥ったと世間から言われるようになったのかというと、単純に


    制裁点の多さ」が原因だったようだ。


    つまり、「大スランプ」と言われていた時期は「強引な競馬が多い」という声が多かった時期と重なり、「強引な競馬=制裁を受ける」という図式は至ってシンプルで、2014年の岩田康誠騎手が「制裁点74点」は一流と言われる騎手にとしてはどう考えても多すぎる制裁点だった。


    強引な競馬を繰り返す制裁点が積み重なる騎乗停止が増える


    …というのは厩舎側から最も嫌われる要因で、岩田康誠騎手の技術は高く評価されていても、肝心なところで騎乗停止になる騎手には厩舎側も頼みたくても頼めなくなり、この部分は馬主の手前も大いにあり、岩田騎手の技術を頼りにして騎乗依頼をした愛馬が、岩田が騎乗停止になったため鞍上が宙に浮いてしまったら馬主も怒り心頭となるだろう。
    だから、そういった理由で厩舎側もその前の布石として岩田騎手への騎乗依頼を減らしたってこと。


    ただ、流石に岩田騎手もこの負のスパイラルに気付いたらしく、2016年は制裁点19点2017年は17点2018年は27点と、失地回復に努めた結果、自動的に騎乗機会が増えはじめ、復活していくことになった。

    そもそも岩田騎手の技術は超一流であることは誰もが認めるところで、制裁が減ったことで騎乗会が増えればそれに伴い勝ち星もついてくる。


    そうなれば自然と馬の質も上がり、その結果が昨年のレインボーラインでの天皇賞制覇に繋がったのだ。
    世間では「岩田はスランプ」と囃し立てられていたが、実際はスランプなどではなく、物理的に騎乗数が減ったため、馬の質が落ちただけだったのだ。


    さらに今年は「今年の新人騎手はチョット…」でも書いたが、息子岩田望来(みらい)騎手も新人デビューしたので、息子よりも制裁点の多い親というのは、大先輩岩田騎手の立場上、許されるものではないと本人も改めて感じたようだw
    岩田康誠騎手と、息子の岩田望来の画像 
    ↑岩田康誠騎手と、息子の岩田望来騎手


    その点も考えて騎乗し続けている岩田騎手は、今は正に元来の騎乗技術の高さに丁寧さが加わった感があるので、今年は再ブレイクの可能性も高いんじゃないだろうか。…と、私だけでなく色々なメディアでも言われているぞw

    ここでユーキャンスマイルを勝たせ、2年連続天皇賞(春)制覇となれば、岩田株も上昇間違いなし「令和」初の天皇賞制覇という「おまけ」も付いてくるなら岩田騎手には大きく期待できるんじゃないだろうか!


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2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。