最終更新日:2024年04月24日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,520

競馬コラム~騎手編 (D.レーン騎手、25歳の台風の目) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. D.レーン台風!オーストラリアより上陸

  2. 先日の「ルメール・ファーストでM.デムーロの心情いかに?」という競馬コラムにも登場したD.レーン騎手

    オーストラリアから3週間前に来日した時点では「D.レーン? ダレ?」という状態であったはずの豪州産のジョッキーが、わずか3週間で、日本の競馬の頂点に立とうとしているのをご存知だろうか?
    ダミアン・レーン騎手の画像 
    ↑大活躍のダミアン・レーン騎手



  3. D.レーン騎手の活躍っぷり

  4. D.レーン騎手は来日2日目にして、いきなり3連勝を含む4勝
    しかも外国人騎手が対応に苦しまされることが予想されてたダート競馬でもあっさり勝利し、そのD.レーン騎手の鮮やかな勝利に「」だったので調べてみたとこ、オーストラリアでもダート競馬の経験は豊富にあった騎手のようで、D.レーン騎手にしてみれば「何を今更?」といったとだったらしいw

    そして来日3日目にして新潟に遠征し、初の重賞騎乗となった新潟大賞典(GⅢ)では16頭立ての8番人気。しかも、初の重賞騎乗であるだけじゃなく重賞初挑戦のメールドグラースを勝たせ、俄然存在感を示したのだ。

    2週目は1勝しかできなかったものの、芝、ダート問わず馬券に絡むこと7回とまたもや躍進して身元引き受け人である社台グループからの評価は上がりっぱなしだw

    それと、2週目にはある事件が発生した。
    この事件についても先日の「ルメール・ファーストでM.デムーロの心情いかに?」で書いたが、その週に行われたGⅠ・NHKマイルCでルメール騎手が騎乗グランアレグリアが斜行による失格処分を受け、その為ルメール騎手は騎乗停止になった

    ルメール騎手が騎乗停止になったため、向こう3週間にルメール騎手が騎乗予定であったノームコア(ヴィクトリアマイル)、コントラチェック(オークス)、サートゥルナーリア(ダービー)は「全て」レーン騎手に乗り替わることが決定した。


    騎手からの乗り替わりで、しかもレコードのおまけ付き
    …更に5/12の日曜、この日はヴィクトリアマイルでノームコアに騎乗したのだが、ルメール騎手からの乗り替わった馬の中では最も勝つ可能性が低いとみられていた馬で、なんと、


    日本のGⅠを、2度目の騎乗で勝利


    …という、とんでもない大偉業を達成したのだ。
    しかも、この日もレコード勝ちのオマケ付き。


    この日の東京競馬場は芝コースの状態が良く、ある程度速い時計で決着することは予想されていたが、それでもペースをしっかり読みきって、道中それなりの位置を取らなければ勝てなかった競馬だ。
    結果、2着のプリモシーンとは同タイムながらクビ差勝利となり、この違いは外をまわした2着プリモシーンに対して、内目のポジションで距離ロスを極限まで抑えたコース取りをしたD.レーン騎手の「腕」の違いとしか言いようがなく、2着の福永騎手も「マジかよ???」と、言いたくなるくらいの完璧な騎乗だった。

    更に驚いたのは、同日の最終レースだ。
    出遅れ癖のあるイーグルバローズという馬に騎乗していたのだが、案の定かなりの出遅れ。普通なら終戦となりそうなところを最後方から上がり最速の脚で全馬ゴボウ抜きで勝利しました。しかもダート



  5. D.レーン騎手、25歳の強さ

  6. 正直、これまで過去から現在にかけて、デムーロ、ルメール、スミヨン、モレイラなどの騎乗を目の当たりにして来ましたが、D.レーン騎手ほどの「腕達者」は久しぶりに見た


    彼のストロングポイントは「ブレない」ことだろう。
    D.レーン騎手が馬を追い出すと、とにかく馬が最短距離を物凄いスピードで真っ直ぐ進んでいき、「豪腕」と言われる騎手の多い外国人勢だが、25歳という若さも手伝って相当な腕力が彼にはあるんだろう。

    また、元騎手の安藤勝己も「上半身の安定感が凄いし、落ち着きも追い方も25歳らしからぬ老獪さ。普通ならプリモシーンが差し切っていい立ち回りをそれで凌ぎきったのには脱帽しかない」とベタ褒めしてたからな。

    春のクラシックオークス週ダービー週が残っているが、ダービーで騎乗予定のサートゥルナーリアは、牧場関係者が必要な「通過点」と考えているのであれば、よりハードルが高いのはオークスになりそうだ。
    ここで騎乗予定のコントラチェックだが、抜けた馬がいない中の一頭という評価が妥当で、乗り方次第では「なんとかなる」馬と言える。
    4週間でGⅠ・3勝?「令和の競馬」は既に我々にとって未体験ゾーンに突入しているようだw



  7. D.レーン騎手の短期免許が切れる

  8. また、レーン騎手の短期免許「6月25日」で切れる

    つまり宝塚記念週まで騎乗可能で、ここまでの想像をはるかに超えた成績を目の当たりにすれば、社台グループの目の色も変わり、社台グループはルメール騎手復帰後もレーン騎手との「2頭体制」を目論んでいるようだ。
    ルメール復帰までの、残り2週間は「レーン・ファースト」となるのは間違いないが、ルメール復帰後、一旦は「ルメール・ファースト」に戻されることだろう。ただ、残りの4週間でレーン騎手がさらなる活躍を見せれば、いくら不動の「ルメール・ファースト」でも、状況が大きく変わることも予想される25歳、令和一号の「台風」は競馬界に発生しそうですw

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2024/04/22

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2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。