第119回
競馬の楽しみ方~血統編

サトノアレス、欧州で種牡馬なるか?

  1. 良血流出も日本では飽和状態のディープインパクト種牡馬

  2. ディープインパクト種牡馬は、良質血統馬ではあるが、日本では飽和状態となっている。
    どこもかしこもディープ系だ。

    そんな中、先日JRAからの発表で、サトノアレスが引退し、欧州で種牡馬になる可能性がでてきているそうだ。
    日本の競馬サトノアレスが欧州で種牡馬
     
    欧州ではサドラーズウェルズ系を根幹とした、ノーザンダンサー系が圧倒的なシェアを誇るのに対し、ヘイロー系(サンデーサイレンス系)であるディープインパクトはかなり異端の血となる。
    まぁ、日本馬が欧州で種牡馬になることはディープインパクト産駒以外まずないだろう。



  3. 自由度の高いディープの血

  4. …また、欧州がディープインパクトの血を欲しているもう一つの理由として、昨年の英2000ギニーを勝ったサクソンウォリアーやフランスダービーを勝ったスタディオブマンのように、既に成功例が出てて、さらには配合の自由度が非常に高いことも挙げられる。

    配合の自由度」というのは同系同士の配合をインブリード(ノーザンダンサー系父×ノーザンダンサー系母のように)というのだが、インブリードは日本語に直すと近親配合で、近親配合は気性難や、健常な産駒が生まれない可能性を高い。
    だが、ここでディープインパクトを欧州馬と配合するとほぼアウトブリードとなり、その点の心配がなくなるという利点が見込めるのだ。


    …そして今回のサトノアレスについて決め手となりそうなのが、母系にストームキャット(ノーザンダンサー系)の二代母であるクリムゾンセイント(Crimson Saint)の血を内包していることが大きいと言える。

    はじめに書いたように、ノーザンダンサー主流の欧州にあっても「血」は超一級の価値があり、尚且つ先述したように「配合の自由度」という、ほぼどんな牝馬にも種付けができるディープインパクト産駒の種牡馬なら相当な目玉商品となりそうなのだ。

    既に引退し種牡馬入りしたサクソンウォリアー種付け料は1回3万ユーロ(約380万円)
    もしこのトレードが実現すれば、この金額と同等、もしくは、それ以上の種付け料となるのではないだろうか。

    因みに生まれた産駒の実績にも比例するが、日本馬でダービー馬クラスだと300万〜500万くらいが相場で、産駒の競争実績が上がるにつれて種付け料も上がるのだ。

    だが、このまま日本で種牡馬入りしたとしてもディープインパクトの血は日本国内では既に飽和しており、日本での種牡馬としての未来は大きく期待できないため、まさに欧州行きは「渡りに船」となりそうなのである。


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