最終更新日:2024年04月26日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,544

【女性騎手】藤田菜七子について (藤田菜七子、WSJS参戦決定!) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 藤田菜七子、WSJS参戦決定!

  2. 今年も札幌競馬場で行われるWSJS(ワールドスーパージョッキーズシリーズ)だが、「やっぱり藤田菜七子騎手の参戦が決定した。

    「藤田菜七子騎手の参戦」と聞いて「また客寄せパンダか?」とみるファンも多いだろうが、これはWSJSの選考基準の中に「JRAの選考委員会で顕著な活躍を認められた騎手」というのがあり、先日「藤田菜七子ウィメンズジョッキーWC優勝」でも書いたが、スウェーデンで行われたウィメンズジョッキー・ワールドC優勝したことが「顕著な活躍」と認められたんだろう。

    また同時に藤田菜七子がウィメンズジョッキーWCで優勝したことは、国外の知名度をかなり上げた結果となった。
    国内に目を向けてみても、今年の藤田菜七子騎手は18勝を挙げ、全国リーディング30位は堂々の成績で通算でも70勝に到達している。
    ここまでくると単なる「客寄せパンダ」ではなくなり、「実力派ジョッキー」と呼ぶには程遠いが、WSJSに出る「資格はある」と言えるだろう。



  3. 藤田菜七子、WSJS参戦するけど大丈夫か?

  4. …名称は変わったものの、1987年から長い歴史を持つこのシリーズは、昔は純粋に勝利度数を基準に選考していたため藤田菜七子騎手は「まだ相応しくない」と見る向きもあるだろうが、2015年から選考基準が変わったため、「現在の基準なら」十分に相応しい騎手となったと言える。

    ウィメンズジョッキー・ワールドC優勝は十二分に顕著な活躍で、その証拠に8月に英国のアスコット競馬場で行われるシャーガーCにも女性騎手選抜チームに選ばれている。
    つまりは世界基準で「顕著な活躍」をしているということが認められているということだ。

    先日も大井競馬場に行ったら、藤田菜七子騎手が遠征に来ていた。その際、知る人ぞ知る南関東のカリスマ場立ち予想士である吉富隆安氏が、藤田菜七子騎手が騎乗したレースについての口上の中でこう語っていた。

    こないだ東京スプリントでコパノキッキングで来てた時見ましたが、ありゃプロだね。凄いです。泥んこの馬場で顔が真っ黒になりながら凄い迫力で追ってましたよ。彼女(藤田菜七子)は人気だけじゃなく実力もありますよ。女だからといって馬鹿にしちゃいけません」と。

    コパノキッキングは8月に盛岡競馬場で行われるクラスターCに藤田菜七子騎手とのコンビで出走予定だ。
    コパノキッキングと藤田菜七子騎手のコンビ画像
     
    藤田菜七子騎手を重用している「Dr.コパ」こと小林祥晃氏は、このレースの結果次第ではアメリカで行われるBCスプリント参戦も示唆(勝てないようなら韓国で行われるコリアスプリントも視野)し、「私のテーマは藤田菜七子に重賞を勝たせること」ともコメントしている。

    世界が認め、南関東のカリスマ場立ち予想士が認め、GⅠ馬のオーナーが認める藤田菜七子。
    これからもまだまだ、沢山の新しい記録を次々に作り続けることになるんだろう。


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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。