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競馬の楽しみ方~注目馬編 (ディープ最後の砦・アドマイヤビルゴ) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. ディープインパクト最後の砦・アドマイヤビルゴも名義変更

  2. 先週、京都で行われた3歳新馬戦で、ディープインパクト産駒アドマイヤビルゴ(栗東友道康夫厩舎)が勝ち上がった。
    5億8千万円のディープインパクト産駒・アドマイヤビルゴが勝った
    2017年のセレクトセールで、5億8千万円(税抜き)で落札されたアドマイヤビルゴ、落札した冠号「アドマイヤ」の馬主近藤利一氏だが、愛馬のデビューを見届けることなく昨年末に逝去している。

    その後、故・近藤利一氏の現役所有馬 計38頭は全馬、冠号アドマイヤの馬は全て、前妻の馬主「近藤英子ではなく後妻の若妻近藤旬子氏に名義変更された
    近藤利一氏の後妻、近藤旬子氏の写真画像
     



  3. アドマイヤと武豊の長いドラマ

  4. 昨年末に他界した近藤利一。その後冠号アドマイヤの名義変更。そして今回のデビューに至ったのだが、この一連の流れを経てアドマイヤビルゴの鞍上は、まさか武豊騎手が務めた


    近藤利一武豊騎手関係2007年4月、香港クイーンエリザベスⅡ世杯でアドマイヤムーンに騎乗した武豊騎手が敗戦し、この「香港レース」はアドマイヤムーンの移籍金に大きく影響を及ぼす重要なレースだったため、敗戦した武豊騎手に激怒した近藤利一が『何だ、その積極性のない競馬は!』と辛辣な言葉を投げつけ、武豊騎手は近藤利一から干されることとなった。
    武豊も「もういいです」という一言を残して、以来アドマイヤと武豊は

    絶縁関係となっていた。



    しかし今回のアドマイヤビルゴの騎乗を武豊と指名したのは誰あろう近藤利一だった。

    病床にあるなか近藤旬子夫人にこの意を託した近藤利一は『ディープに乗ったことのあるのは武豊だけだから』と、今までの確執はもういい。という悟りの境地からかは定かではないが、遺言的に夫人に託した言葉が今回の騎乗依頼に繋がったそうだ。

    モノ言う馬主と、トップジョッキー。
    互いに吐いた言葉は引っ込められない状態が、本当に長く続いていたが、こんな形で雪解けとなるとは思わなかった。



  5. 馬主近藤旬子がアドマイヤビルゴを今度どう使うか

  6. ディープインパクト最後の砦・アドマイヤビルゴは、既に2歳でGⅠが終わってからのデビューで、クラシックを目指すには少々遅いデビューとなったのだが、それというのもデビュー戦時のアドマイヤビルゴの馬体重は434kgだったので、現時点でもまだまだ完成度が低いということだったのだろう。

    だが既にアドマイヤビルゴの調教師である友道氏曰く「次は弥生賞」と明言している。

    弥生賞は「ディープインパクト記念」と銘打たれているだけにローテーションとしては理想的で、近年出走頭数も少なくなっている状況から1勝馬でも出走はおそらく可能であろう。

    ただ、友道師曰く「まだ成長途上段階で今回は素質だけで勝った」と語っているように本格化はまだまだ先と見ているようだ。

    ここを「素質だけ」で再度勝利するようなら5億8千万の落札価格に見合った「素質馬」と目されることになりそうだが、完成途上の馬を無理して使わないのも、また「友道イズム」とでも言えようか。

    今後は注目度と馬の成長度の間で使い方を悩むことになりそうだ。


    それと、実は馬主が近藤利一から夫人の近藤旬子に変わったことで、この馬の将来は案外いい方向に向きそうそうだ。と言う意見も出ている。

    それはどういうことかと言うと、
    近藤利一が存命の時、夫婦で互いに異なる馬を所有していた近藤夫妻だったが、近藤旬子があまりレースに馬を使わないことに対して夫の利一氏が「お前の馬はレースに使わない飾り物か?」と叱咤したところ旬子氏は「そうです」と答えたという逸話がある。(近藤利一にこんなこと言えたのは婦人くらいだw)

    これは「馬がかわいそう」とかそういう考えでレースに使わなかったわけではなく、この話を踏まえ考えられるのは、現オーナーである近藤旬子がクラシックを意識せず馬の成長に合わせてレースに使っていく可能性は十二分に考えられると言うこと。

    そして管理する友道調教師も無理に使わないことで有名でもある。これは期待できる話だ。

    仮にクラシック三冠を全てとっても落札価格には及ばない高額馬のアドマイヤビルゴ。…既に素質の片鱗を見せているアドマイヤビルゴの今後の活躍に、誰もが注視することになるだろう。


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2023/05/27

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトのことをある検証サイトでは9戦9勝の、回収率は1358.1%と、満点評価のサイトだと推奨していたのだが、競馬検証.comでも1ヶ月かけて検証すると、8戦1勝の、回収率 9%という、全く別モノと言えるほど乖離した検証結果となった。

一体どうすればこうも検証結果が変わるのか

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ブレイクホースレーシングの無料予想(2023/05/27)

検証するのは土曜「京都11R 葵S(GIII」の無料予想の検証となり、ダービー週に行われる、3歳春のスプリント王を決めるレースだ。

目下4連勝中のビッグシーザーや、前走を5馬身差の完勝で決めたルガル、行きっぷりの良いモズメイメイ等、錚々たるメンバーが揃った。
ブレイクホースレーシングは、いつもの馬連5頭BOXで推奨してきたのだが、上記3頭の中で唯一買い目から切ったモズメイメイが1着となった。

2,1,3,6,5番人気と選んで、上位人気の中で唯一切った4番人気のモズメイメイが1着となるとは、運の無さに呆れてしまう
このレースの買い目を監修した予想担当のツキの無さに感心する。
こんな予想担当が有料情報も監修しているとしたら皆さんはどう思うだろう?

そもそも、この時期の3歳馬にはまだそれほどの能力個体差は無く、日頃の練習の成果や騎手の技量が成績に現れ易い。
3歳限定戦が無くなった後、夏を超える頃になると馬自身の能力差がハッキリしてくる。

この上位人気6頭の騎手メンバーにおいて、武豊を差し置いて角田和や団野騎手を選択するとは如何なものか?
しかも、前走唯一の桜花賞組であり(この時点でワンランク上だ)、京都内回り1200m戦で行きっぷりが良く鞍上が武豊騎手であれば、切る理由など見つからないはず

そのあたりを踏まえた上で、買い目の予想をしてもらいたいものである。

ブレイクホースレーシングのことを優良と評価している検証サイトがあるが、改めてこのような検証サイトと、競馬検証.com検証結果を見比べてもらいたい



2023/05/28

モーカルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

モーカル無料予想(無料情報)も、1ヶ月に及ぶ長期検証を行った。
検証結果は的中率30%の、回収率8%といった、
お世辞にも「まぁまぁ」とも言えない結果となった。

そんなモーカルだが、以下日曜「東京8R 青嵐賞」を検証するのだが、久々に「こりゃあ酷い」と思った買い目であった。

モーカルという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ モーカルの無料予想(2023/05/28)

このレースは、メインのダービーと同じ距離で行われるレースであり、昔からこのレースを見てからダービーの馬券を買うというファンも多い。

レース前のオッズでは外枠の2頭に人気が集中しており、1番人気の◎9エイカイマッケンロに2番人気の〇11エクランドールという、面白くもない選択であった。

まあ▲以下の相手には、6番人気▲1ネイチャーシップ、9番人気△5ダノンターキッシュ、10番人気の穴7ホウオウユニコーン等が選ばれてはいたが、明らかにワイドの高配当を狙った適当なチョイスであることは明らかである。

レース結果は、1着には外枠でも1番人気との同枠である8ドリームインパクト(7人気)、2着には武豊を擁する6キャルレイ(3人気)、そして3着は3エクセレントタイム(4人気)が入り、モーカルが予想した5頭は1頭も馬券圏内に入らないという不測の事態となった。
いや、予想通りの事態というべきであろう。

モーカルが提供したレース

1番人気馬が飛んだ時に同枠が馬券になるなんてことは日常茶飯事だし、10頭前後の少頭数で武豊が騎乗する有力馬を切るなんてことは、ご法度だろ
武豊は下位人気だと馬券圏内には殆ど来ないが、上位人気となると尋常ではない力を発揮する。

実際にGI戦に限ったデータだと、1〜4番人気では1着は90勝あるが、5番人気以下だと0勝という記録がある。
そんなの「常識」なのだが、そんなことも知らないのだろうか。

それにしても、11頭中5頭(1,2人気在中)出して1頭も馬券圏内(3頭)に絡まないとは、どれほどの確率だろうか?
以前のモーカルなら、ここまでの醜態を晒すことはなかったと思うが、あまりに酷すぎてレースを間違えたのかとさえ思った。