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2月15日、小倉5Rで藤田菜七子落馬
2020年2月15日(土)に小倉5Rでランサムトラップに騎乗した藤田菜七子騎手が落馬した。 -
サウジ断念。本当に痛い藤田菜七子落馬骨折
前回の競馬コラムで「サウジ遠征で藤田菜七子とコパノコンビ復活か?」と、今後の藤田菜七子の期待値について書いた2日後にまさかの落馬で「左鎖骨骨折」とは。

2017年 10月にもルクレツィアから落馬した藤田菜七子騎手だが、今回は左鎖骨骨折となり、以降の騎乗が全て乗り替わりとなった。
これで2月末に予定されていたサウジ遠征は事実上断念ということになり、心身ともにかなり痛い怪我となってしまった藤田菜七子騎手。
通常の鎖骨骨折の治療は程度にもよるが、1~3ヶ月を要するというのが定説で、一般的には骨折部位にプレートを埋め込んで骨が繋がるのを待つというのが治療法だという。

かつて元騎手の藤田伸二騎手は、鎖骨骨折した際に手術してプレートを入れてすぐ騎乗再開していたが、今回藤田菜七子の落馬と治療について師匠である根本調教師は「完全に直すことが最優先」とコメントしている。
このコメントからしてもサウジ遠征は「断念」と見るのが妥当だろう。
藤田菜七子騎手が今年は関東リーディングでも上位に食い込み、小倉リーディングさえも視野に入っていたと前回の競馬コラムでも書いたように、そんな順調なスタートだった矢先の事件であるため、本当に悔やまれるタイミングである。
今回はある意味「もらい事故」のような落馬で不運としか言いようがないもので、これも競馬の一部と割り切るしかないのだが、友でありライバルである超絶美人のミカエル・ミシェル騎手が南関東で大活躍しており、藤田も意識していただろうこのタイミングとは。タイミングが悪すぎる。
…今後は一気に話題を持っていかれそうな雲行きで、藤田菜七子の騎手人生の中では大きな挫折の1つとなったことだろう。
騎手人生の中で最初のピークを迎え、2週後のサウジ遠征を果たしていれば彼女の騎手人生は今後大きく変わっていたことを考えれば返す返すも残念でならない。
ただ裏を返せば命に関わる怪我にはならなかったし、「鎖骨骨折」という治療できる怪我ですんだだけでも振り返れば幸運であったのかもしれない。
そもそも騎手人生を落馬なしに終える騎手など皆無に等しいし、一歩間違えば大怪我につながることも稀ではない騎手という職業だ。
特に障害騎手などでは、落馬が頻繁にあるため鎖骨骨折などは「またやっちゃった」くらいの怪我だそうで、あの武豊でさえも一年以上怪我で復帰できなかったことを考えれば、コレも藤田菜七子騎手の競馬人生の一幕の1つで、不幸中の幸とプラスに考えたいものだ。
終わってしまったことはもうどうしようもならないので、治療に専念して藤田菜七子第二章に期待したいものである。
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