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武豊、VIP席招かれて嬉しいのは分かるが…
フランスまで行って「出走取り消し」
昨今、ヨーロッパで再度コロナウィルスの感染者数が急増中との報道が様々なマスコミで報道されている。
ロックダウン解除後のサマーバケーションをを挟んだことで気が緩み、再度感染が拡大しているのだ。
競馬においてもこんな話が。
先日行われたフランスでの凱旋門賞に騎乗するため渡仏した武豊騎手だが、「2020凱旋門賞で、極悪馬場に泣いたエネイブル。」の競馬コラムでも書いたように、結局騎乗予定馬であったジャパンから禁止薬物が検出され出走取り消しとなってしまい、渡航したものの何も実績をあげられずに帰国することとなった。
「11/4のGJ」の記事に書いてあったことだが、
レース4日前の木曜日にフランス入りした武豊騎手がこの「ジャパンから禁止薬物が検出」されたことを知ったのは、フランスに入った翌日の金曜日(レース3日前)。
レース当日、「出走取り消し」となった武豊騎手の騎乗予定馬はジャパンのみであったためどうなるかと思ったら、おそらくジャパン出走取り消しのお詫びの意味もあったのだろう、ジャパンを管理するクールモアグループ専用のVIP席に招待されたそうだ。
VIP席なのでゴール前の戦いを目の当たりにできたんだとか。「一般客」という自覚あったなら…
現在ロンシャン競馬場は無観客で競馬を開催されている為、武豊騎手は騎乗馬がいなければ「ただの観客」というカテゴリーに入れられてしまい〈そもそも競馬場に入れるのだろうか?〉と、考えたらしい。
海外競馬での直前の出走取消は決して珍しいものではないそうなので、〈凱旋門賞挑戦がなくなって残念〉くらいな気持ちだったそうだ。
まぁここで思うのが、
出場予定だった騎手ということもありVIP席に招かれたのだろうが、厳密に言えば「出場しない騎手=一般客」という扱いなので、武豊本人も〈そもそも競馬場に入れるのだろうか?〉と考えたということは、入れないことも想定していたはずだ。
そこを「騎手特権で入れてしまった」というのは、無駄に接触者を増やす可能性もあったわけで、こういったことがフランス、ひいてはヨーロッパののコロナに対する気の緩みに繋がるんじゃないか?…とも言える。
おそらく場の雰囲気に流されてしまったのであろうが、武豊騎手は渡仏した場合に帰国したら2週間の自主待機を強いられるのを承知で渡仏したわけで、これで万が一にも武豊がフランスでコロナウィルスに感染でもしていたら「出場もしなかったのに一体何考えてるんだ?」と、大問題となっていただろう。
VIP席で観戦したのは前述したように「流された」のかもしれないが、そこは「騎手会長という立場」であるなら、もう少し注意して発言した方がいいのでは?…と思ってしまう(少し厳しすぎるかw)
何はともあれ凱旋門賞への騎乗は叶わなかった武豊ではあったが、クールモアグループ専用のVIP席に招待されたのは日本のレジェンド武豊だからこそとも言える。
日本の馬が凱旋門賞を勝つ機会がこの先あるかどうかは定かではないが、少なくともクールモアグループ専用のVIP席で競馬観戦した日本人は、後にも先にも武豊くらいだろう(笑)
最終更新日:2023年02月09日に更新しました。
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