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競馬の楽しみ方〜競馬業界を考察する (2歳G1には父ロードカナロア産駒の登録無し?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 年末の2歳G1に父ロードカナロア産駒の登録無し?

    ロードカナロア産駒の活躍が無い。

    今週の阪神JF・G1、来週の朝日杯FS・G1と2週連続して2歳G1が行われる。
    そんなG1で、今年は登録馬の中ロードカナロア産駒の名前が見当たらない

    ロードカナロア産駒といえばアーモンドアイ最高傑作だが、それ以外の馬の活躍が最近聞こえない。

    そしてそれを如実に表したのが、今年の2歳G1の登録馬の面々だ。



    後継種牡馬探しが急務となった2019年

    今回の「2歳G1の登録馬」の面々とは、2019年7月30日、24頭のみに種付けしその後死亡したディープインパクト産駒の最終世代だ。

    翌月の2019年 8月9日も種牡馬界の二大巨頭であったキングカメハメハも亡くなり、2019年はディープ、キンカメ産駒の後継種牡馬探しが急務と言える年でもあった。



    2歳G1に間に合わない

    既にこの時点でロードカナロア産駒はデビューしており、新馬から多数の勝ち馬を送り出してた頃で、その中でも最も活躍したのがアーモンドアイだ。

    アーモンドアイはJCを2連覇して2400mという距離を克服しているが、これはアーモンドアイの能力の高さで成せた技で、他の産駒は概ね短距離志向の馬が多かった。

    そのため中長距離志向をこなせるキンカメの後継種牡馬として注目されたのがドゥラメンテだった。
    だが、これまでの傾向からしてドゥラメンテ産駒はマイルでも短いというデータが出ており、その結果新馬の勝ち上がりが遅く、2歳G1に間に合わなかったようだ。

    そしてこの年はモーリスも種牡馬デビューしており、こちらも良質の繁殖牝馬なのだが、現時点で速い時計の決着に弱い傾向が出ており、そんな理由からかやはりこっちも2歳G1に間に合わなかったと言える。


    ここで割りを食ったのが種牡馬ロードカナロアで、この世代の良質の繁殖牝馬ディープインパクトドゥラメンテモーリス、さらにはディープの後継種牡馬としての期待が高いキズナにも流れてしまったことで産駒自体の質が下がってしまったのだ。


    2021年ディープ産駒クラシックを席巻することにはなりそうだが、期待の新種牡馬の産駒たちがクラシックでことごとく走らないという目を覆いたくなるような状況になるかもしれない。

    …まぁ、唯一の救いは、さして期待もされていなかったエピファネイアの産駒が予想以上に走っていることか。



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2023/05/28

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モーカル無料予想(無料情報)も、1ヶ月に及ぶ長期検証を行った。
検証結果は的中率30%の、回収率8%といった、
お世辞にも「まぁまぁ」とも言えない結果となった。

そんなモーカルだが、以下日曜「東京8R 青嵐賞」を検証するのだが、久々に「こりゃあ酷い」と思った買い目であった。

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▲ モーカルの無料予想(2023/05/28)

このレースは、メインのダービーと同じ距離で行われるレースであり、昔からこのレースを見てからダービーの馬券を買うというファンも多い。

レース前のオッズでは外枠の2頭に人気が集中しており、1番人気の◎9エイカイマッケンロに2番人気の〇11エクランドールという、面白くもない選択であった。

まあ▲以下の相手には、6番人気▲1ネイチャーシップ、9番人気△5ダノンターキッシュ、10番人気の穴7ホウオウユニコーン等が選ばれてはいたが、明らかにワイドの高配当を狙った適当なチョイスであることは明らかである。

レース結果は、1着には外枠でも1番人気との同枠である8ドリームインパクト(7人気)、2着には武豊を擁する6キャルレイ(3人気)、そして3着は3エクセレントタイム(4人気)が入り、モーカルが予想した5頭は1頭も馬券圏内に入らないという不測の事態となった。
いや、予想通りの事態というべきであろう。

モーカルが提供したレース

1番人気馬が飛んだ時に同枠が馬券になるなんてことは日常茶飯事だし、10頭前後の少頭数で武豊が騎乗する有力馬を切るなんてことは、ご法度だろ
武豊は下位人気だと馬券圏内には殆ど来ないが、上位人気となると尋常ではない力を発揮する。

実際にGI戦に限ったデータだと、1〜4番人気では1着は90勝あるが、5番人気以下だと0勝という記録がある。
そんなの「常識」なのだが、そんなことも知らないのだろうか。

それにしても、11頭中5頭(1,2人気在中)出して1頭も馬券圏内(3頭)に絡まないとは、どれほどの確率だろうか?
以前のモーカルなら、ここまでの醜態を晒すことはなかったと思うが、あまりに酷すぎてレースを間違えたのかとさえ思った。


2023/05/27

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトのことをある検証サイトでは9戦9勝の、回収率は1358.1%と、満点評価のサイトだと推奨していたのだが、競馬検証.comでも1ヶ月かけて検証すると、8戦1勝の、回収率 9%という、全く別モノと言えるほど乖離した検証結果となった。

一体どうすればこうも検証結果が変わるのか

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ブレイクホースレーシングの無料予想(2023/05/27)

検証するのは土曜「京都11R 葵S(GIII」の無料予想の検証となり、ダービー週に行われる、3歳春のスプリント王を決めるレースだ。

目下4連勝中のビッグシーザーや、前走を5馬身差の完勝で決めたルガル、行きっぷりの良いモズメイメイ等、錚々たるメンバーが揃った。
ブレイクホースレーシングは、いつもの馬連5頭BOXで推奨してきたのだが、上記3頭の中で唯一買い目から切ったモズメイメイが1着となった。

2,1,3,6,5番人気と選んで、上位人気の中で唯一切った4番人気のモズメイメイが1着となるとは、運の無さに呆れてしまう
このレースの買い目を監修した予想担当のツキの無さに感心する。
こんな予想担当が有料情報も監修しているとしたら皆さんはどう思うだろう?

そもそも、この時期の3歳馬にはまだそれほどの能力個体差は無く、日頃の練習の成果や騎手の技量が成績に現れ易い。
3歳限定戦が無くなった後、夏を超える頃になると馬自身の能力差がハッキリしてくる。

この上位人気6頭の騎手メンバーにおいて、武豊を差し置いて角田和や団野騎手を選択するとは如何なものか?
しかも、前走唯一の桜花賞組であり(この時点でワンランク上だ)、京都内回り1200m戦で行きっぷりが良く鞍上が武豊騎手であれば、切る理由など見つからないはず

そのあたりを踏まえた上で、買い目の予想をしてもらいたいものである。

ブレイクホースレーシングのことを優良と評価している検証サイトがあるが、改めてこのような検証サイトと、競馬検証.com検証結果を見比べてもらいたい