最終更新日:2024年04月24日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,520

競馬の楽しみ方~血統編 (クロノジェネシス〜バゴ産駒でついに生まれた黄金配合?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. クロノジェネシス〜バゴ産駒でついに生まれた黄金配合?

    有馬記念、人気1位はクロノジェネシス。

    いよいよ今週末に迫った有馬記念だが、牝馬のクロノジェネシスファン投票1位となっている。

    2位ラッキーライラック大差はないが、なぜクロノジェネシスのほうが票を集めたのか?



    なぜクロノジェネシスが人気1位?

    クロノジェネシスが人気1位の大きな原因としては、宝塚記念G1で牡馬相手に1秒も千切って勝っている点だろう。

    やはりこのインパクトは相当だったのであろう。
    2020宝塚記念G1のクロノジェネシス
     
    2020宝塚記念のクロノジェネシス


    ただ、有馬記念のファン投票は勝ち馬投票とは違い「あの馬の走りが有馬記念で見たい」というものであるなら、これまでのクロノジェネシスの走りに感銘を受けたファンが多かったということなのだろう。

    またずっとコンビを組み続けている北村友一騎手との絆も人気の要因かもしれない。



    2020年は牝馬の「超」当たり年

    今年2020年は牝馬の「超」当たり年だ。
    今年行われた古馬の芝G1で牡馬が勝ったのは天皇賞(春)のフィエールマンのただ1頭だけだった。

    モズスーパーフレア、アーモンドアイ、グランアレグリア、ラッキーライラック、そしてクロノジェネシス

    この流れでいけばファン投票1位、2位の2騎に自ずと牝馬に流れるというものかもしれない。
    それにこの2頭に加え、伏兵だが侮れないカレンブーケドールもまた牝馬だからな。

    2020年、牝馬の流れは無視できるものでは無い。



    牧場的にはクロノジェネシス?

    今年、ファン目線では数々の記録を塗り替えたアーモンドアイがほぼ確実に「年度代表馬」となり、「最もインパクトを残した馬」であることは間違いないだろう。

    だが牧場目線で言えば実はアーモンドアイと同等か、それ以上に実はクロノジェネシスが牧場に貢献しているのではないかと個人的には思っている。

    その理由としては、この馬が凱旋門賞馬バゴの産駒であるということだ。

    凱旋門賞馬を種牡馬として日本に連れてくるということは、イコール失敗が許されないという、確実な結果が求められるもの。

    例えて言うのであれば「ディープインパクトの優良後継種牡馬を金目当てで海外に売るようなもの」だ。



    バゴ産駒でついに生まれた黄金配合?

    社台グループは1991年にサンデーサイレンスをアメリカから種牡馬として輸入し、一年目から大爆発と言って良いほど産駒は勝ちまくり、サンデーが没するまでその勢いは止まるところを知らなかった。

    しかしその反動で、社台グループの繁殖牝馬はサンデー系の馬で飽和状態となってしまう。
    なかなか相性のいい種牡馬も見つからなかったのだが、ここで突如現れたのがクロノジェネシスだ。

    当初、クロノジェネシスの父であるバゴは、種牡馬としての優劣順位はかなり低かったが、サンデー系繁殖牝馬がかなりの数いたため、試しに?付けてみたところ、クロノジェネシスという名馬が誕生したのである。

    クロノジェネシスの母はサンデーサイレンス直子のG1馬「フサイチパンドラ」と言う馬なのだが、もしかするととうとう黄金配合が見つかったのかもしれないのだ。

    クロノジェネシス一頭だけではただの偶然と見られる可能性が高いのだが、先週の朝日杯FSで2着したステラヴェローチェ も、バゴの産駒で母の父がディープインパクト。

    つまりはクロノジェネシスとの同系配合で、またもやG1戦線を賑わしておかしくない馬が出現したのである。



    バゴ産駒の時代到来?

    ディープインパクトの繁殖牝馬はサンデーサイレンス同様、現在かなり飽和しており、そうなるとバゴの出番はこれから一層増えるであろう。

    いずれにせよG1戦線に成功馬を複数頭送り出せたことは、牧場に大いに貢献したと言えて、今後もしかすると「バゴの時代」が来るのかもしれない。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/20)


【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。