最終更新日:2024年04月26日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,544

競馬コラム~騎手編 (吉田隼人騎手の完全ブレイクの大きな予感?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 吉田隼人騎手の完全ブレイクの大きな予感?

    吉田隼人騎手とソダシの名コンビ

    桜花賞ではソダシ吉田隼人騎手騎乗で勝利した。
    このまま無事にいけば無敗の三冠も夢ではなさそうコンビである。

    …ただ、一頭の馬に巡り合ったからと言って「大ブレイクの予感」と言うには安易な感じもするので、今回の競馬コラムでは私がここ数年「吉田隼人」を見てて、ようやく彼の努力が身を結びつつあるのを感じる「理由」について書いてみよう。
    吉田隼人騎手とソダシ
     


    田辺裕信騎手に印象が被る吉田隼人騎手

    吉田隼人騎手のブレイクを予感するその「理由」としては、吉田隼人騎手は現在関東リーディング3位なのだが、毎年関東ベスト5をキープし、重賞もG1もコンスタントに騎乗して勝っているいる田辺裕信騎手と印象が被るのだ(コパノリッキー、ロゴタイプなど)

    田辺裕信騎手もここまで来るには泣かず飛ばずの時代が長かったがブレイクのきっかけとなったのは小倉だった。

    当時、これといった実績もなかった田辺騎手は3場開催で小倉開催が含まれれば意識的に小倉に回り精力的に攻め馬も手伝ったりして前向きに挑んでいた。

    小倉といえば関西馬だ。
    西高東低」と言われ続けて何年も経ち、少しは改善された部分もあったが、それでも数字を見ればいまだに関西馬の方が毎年勝ち星が多いのは明らかだ。

    それと地の利だ。
    関西馬は直接輸送ができるが関東馬は基本的には滞在しか選択肢がないため、これでは関西馬が有利となるのは自明の理であるのだ。


    …「馬」はそうなるが、しかし騎手は違う。
    積極的にローカルを回り、関西馬の調教を手伝ったりして顔を売ればその技術も認められる。
    これを実際に実行したのが田辺裕信騎手だった。

    田辺騎手の努力は元調教師でベガやアドマイヤドンなどのG1馬(11頭)を送り出した元調教師の松田博資の目に止まったのだ。

    その後、松田氏は田辺裕信騎手を積極的に自厩舎の馬に乗せ始め、その技術を見た他の調教師からも田辺騎手のもとに質の良い関西馬が集まり出し、その努力が報われて今の地位に至ったというわけだ。



    吉田隼人騎手のブレイクを予感する理由

    前章で書いた田辺裕信騎手の道のりを踏襲したのが吉田隼人騎手。

    昨年あたりから積極的にローカルを回り関西の調教師の信頼を得て昨年ソダシと出会い、無敗の三冠馬へと導いた。
    元々腕はある騎手だったのだがいい馬が回ってこなかっただけの話で、質の良い馬が回り始めたら格段に勝利数も上がってきたのだ。

    今年の一回小倉もダントツのリーディング。そしてソダシで5連勝で桜花賞制覇。先週の皐月賞でも人気薄のステラヴェローチェを3着に持ってくる好騎乗。

    そもそも昨年までは皐月賞当日に中山にいることさえ無かった吉田隼人騎手の戦略は、ここにきて実を結びつつあるようだ。
    ソダシに加えてステラヴェローチェ、管理するのは同じ須貝調教師であるが他の関西の調教師もこれを見て間違いなく便乗してくるのは田辺騎手の例を見ても明らかだろう。

    ならばこれからどんどん質の良い関西馬が吉田隼人騎手に集まってくるのではないだろうか。



    関東の中堅騎手にとってのステップ

    他に横山和生騎手なども今年の小倉開催に備えて栗東に滞在し、関西馬の調教を手伝い、そのまま小倉に一緒に行って信頼を得つつあるようだ。

    関東の騎手にとって中堅騎手から脱皮するには関西の調教師からの信頼を得ることがいかに効果的なのかは先人の田辺騎手が証明しており、今後、同様なステップを踏む騎手が増えてくるのではないかと思う。


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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。