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競馬コラム~騎手編 (勝利同然のダービー2着、横山武史騎手に注目) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 勝利同然の2着というパフォーマンスを演じた横山武史騎手に注目

    福永祐一騎手と武豊の壁

    2021年のダービー福永祐一騎手シャフリヤールで勝利し、2018年ワグネリアン、2020年コントレイルに続いて自身3度目の勝利となった。

    ワグネリアンで勝利した年は19回目のダービー挑戦で、裏を返せば19回乗ってやっと勝てた。

    その前の18回のうちに武豊騎手は5回勝っているわけだから、武豊の壁はそれまで相当に高かったと言える。
    しかしその後福永騎手は今年を含めて2度のダービー勝利なので、ダービーの勝ち方を知ったとも言えるが51歳の武豊の壁だいぶ低くなってきたのが勝利の要因であろう。

    10年前なら有力馬は優先的に武豊騎手へという風潮で、実際にディープインパクトが勝ったダービーは16年前の2005年だ。初めて武豊騎手がダービーを勝ったのがスペシャルウィークで勝利した10度目の挑戦で、武豊騎手でさえダービーを勝つのに10回の挑戦を要したということだ。



    勝利同然の2着、横山武史騎手に大注目

    …それがたった2度のダービー挑戦で、1番人気のエフフォーリア勝利同然の2着というパフォーマンスを演じた横山武史騎手の未来は、もう既に順風満帆と保証されたも同然と言えるのではないだろうか。
    2021日本ダービーは鼻差
     


    息子覚醒、横山武史騎手が初重賞制覇」で横山ファミリーについて競馬コラムを書いたが、三兄弟の三男横山武史騎手は昨年、22歳で「関東」でリーディングを取った。

    勿論「全国リーディング」となると上にはルメール川田福永松山弘平武豊がいる。

    それに騎手の全国リーディングは関西所属騎手の独壇場なのだから関東で1位を取っても関西での評価はそこまで上がらないし、関西の厩舎関係者からしてみれば「5位やんけ」で終わる数字なのかもしれないが、今回のダービー2着で一気に風向きは変わろうとしている。
    勝利同然の2着というパフォーマンスを演じた横山武史騎手に注目
     


    横山武史騎手を超絶賛

    今年のダービーをシャフリヤールで勝った栗東藤原英昭調教師は雑誌の取材で「将来トップになる若武者。未来の競馬を背負っていく彼も今日は悔しくて眠れないだろう。その悔しさを与えたのがシャフリヤールであり、福永であり、藤原であることは、彼の記憶に残って、意味のあるダービーになるでしょう」と。

    自身の送り出したシャフリヤールのことよりも、横山武史騎手について多く語った関西のトップトレーナーは横山武史をこれ以上なく「一流」と認めた



    現在の関東騎手リーディング

    現在の関東騎手リーディングは突き抜ける存在はおらず、現状1位はソダシ効果もあり吉田隼人騎手の43勝だ。

    そして2位が横山武史騎手の34勝となるのだが、公の場で関西のトップトレーナーが関東の騎手を手放しで評価したのであれば、他の関西陣営も注目してるのは当然だが、更に「あいつはそんなに凄いのか?」と追随するはず。

    そうなれば自動的に有力な関西馬の騎乗依頼も増え、今後も横山武史騎手は勢いを増すのは間違いない。

    ダービー制覇はあと少し(同着だが)のところで手の上からこぼれ落ちたわけだが、間違いなく今回の負けで得る効果は彼の未来にとって絶大なものとなるだろう。


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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。