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競馬の楽しみ方~番外編★ (15回目を迎えるサマーシリーズについて) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 15回目を迎えるサマーシリーズについて

    今年で15回目を迎えるサマーシリーズ

    2006年に第1回が行われ、今や夏競馬の恒例イベントにもなっているのが「サマーシリーズ」だ。

    サマーシリーズ」は3つのカテゴリーに分け、それぞれの対象レースで獲得できるポイントの合計を競い戦いが繰り広げられる。
    (3シリーズに合わせ、当該レースに出走する騎手の成績を競う「サマージョッキーズシリーズ」も行われる)

    ・サマースプリントシリーズ (芝1000m〜1200m)
    ・サマー2000シリーズ    (芝2000m)
    ・サマーマイルシリーズ   (芝1600m)

    そもそもこの企画が実施された背景には、6月末の宝塚記念が終わるとその次のG1は9月末のスプリンターズSまで約3ヶ月近く間隔が開くので、夏における競馬ファンの参加頻度底上げ。という目的があった

    特にG1レースを中心に馬券を楽しんでいるファンは、それまで競馬に注目する機会が減り、それに伴って馬券売上も落ち着いてしまっていたのだが、そんな「狭間」となるこの時期にも、積極的に競馬を見てもらおう、馬券を買ってもらおうと企画したのがこの「サマーシリーズ」だ。



    サマーシリーズの見どころといえば?

    冒頭にも書いた3つあるシリーズの中で、とくに見どころとなるのは「スプリントシリーズ」だろう。

    スプリントシリーズは、冒頭にも出てきた9月末のスプリンターズSを目指す馬たちの争いとなり、このシリーズで賞金を積み上げればG1出走への扉が大きく近づくことになる。
    実際、このシリーズで名前を売った馬が、スプリンターズSで好走していることは過去に多くあり、その秋に向けても見逃せない注目のシリーズなのである。

    そして、その他の2つ、2000マイルシリーズだが、正直な話、毎年スプリントシリーズに比べて出走メンバーの質が今ひとつなのは否めない。

    6月のG1安田記念(芝1600m)、宝塚記念(芝2200m)を走るような馬たちは、来る秋のG1に向け、夏の暑さによる消耗を避けて英気を養うのがセオリーだ

    基本的に競走馬は暑さが苦手な動物なので、そんな夏に大きいレースで勝てる見込みのある馬を好き好んで出走させる調教師、馬主はそういない。
    毎年、自然とそれなりのレベルの馬しか集まらない状況になってしまうのは致し方ないところだ。

    ただそんな中でも唯一、夏の終わりに行われる「札幌記念」は、一流どころが集まりやすい

    10月末に行われるG1・天皇賞(秋)から約2ヶ月という適度なローテーションを組めること。また、昨今では日本でもメジャーともなったフランスの「凱旋門賞」挑戦へのステップレースにもしやすいことなどが、その理由に挙げられる。最近、巷で話題沸騰中の競走馬育成スマホゲーム「ウマ娘」でも人気?のゴールドシップなども、このレース(結果は1番人気2着)を経て、凱旋門賞へ挑んでいた。
    ウマ娘のゴールドシップ

    ちなみに今年の札幌記念には、白毛のG1馬ソダシが参戦を表明しており、今から競馬界は盛り上がりを見せている。
    春はクラシック戦線を戦ってきた3歳馬。ここから古馬(4歳以上の馬)との対戦にもなるだけに、色々と注目が集まることは間違いない。



    今年は京都競馬場の改修で…

    昨年秋から始まった京都競馬場の改修工事に伴い、今年の中央競馬の開催日程は例年とは大きく異なるものとなっている。
    春は、天皇賞(春)が京都競馬場から阪神競馬場で行われたりしていたが、このサマーシリーズにもその影響が出ている

    とくに気になるのが、今週末(7/18)に行われるサマーマイルシリーズの第2戦・中京記念だ。
    「中京」という名前の通り、今年も中京競馬場で行われるかと思いきや、なんと福岡県・小倉競馬場で行われるのである。

    …ってことはマイル(=1600m)と言っておきながら、小倉競馬場に場所を移したことで1800mに距離が延長となっている

    200mの延長は許容範囲内…と収めることもできるのだが、それと並行して行われている「サマー2000シリーズ」の存在を考えると、この「1800m」という距離、条件設定がなんともしっくりこない。
    マイル戦と中距離戦の定義がよくわからなくなってきた。

    1600m≠1800m≠2000m



    特別な事情がある故に文句を言っていても仕方ないのだが、この条件になるとマイル戦を得意とする馬、中距離戦を得意とする馬のどちらにもチャンスのあるレースになりそうだ。

    お馴染みになってきたサマーシリーズも今年はちょっとひと味違いそうで、いつもとは異なる楽しみ方もできそうだ。
    「中京記念ね。左回りで、直線が長くて…」と、毎年の流れで違った予想をしてしまわないよう、くれぐれもご注意ください(笑)


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▲ らくらく競馬の無料予想(2024/03/23)

結論から言えば何故、勝ち馬⑥シュトルーヴェ、2着⑩クロミナンスを抜けにして、⑧アドマイヤハレー、②マテンロウレオをピックアップしたかが勝負を分けた。

勝ち馬⑥シュトルーヴェは新馬、未勝利こそ敗れてはいるものの3戦目で勝利してからは1勝クラスでで2着。
その後1勝クラス、2勝クラスの特別戦を連勝し、昇級初戦の3勝クラス美濃Sで2着、その後のジューンSでも連続で2着目処クラスに目処を立てた。
デビュー3戦目の未勝利勝ちから、6戦し3勝2着3回パーフェクト連対は評価できたところ。

3走前の日本海Sで7着に敗れてはいるものの、勝ち馬は後の菊花賞馬ドゥレッツアでいくらも負けていないなら内容も悪くなく、実際に前走のJCベストレース記念(ハンデ戦)ではトップハンデを背負いながら勝っているなら、昇級でも見せ場以上を期待できていい馬

しかもその前走は、休養中に去勢し迎えた一戦。
そこを難なく勝ち切ったのであれば、気性面の成長も加味できた
しかも、管理するのは関東の名門堀厩舎だ。

対して、らくらく競馬の推奨馬としてピックアップされた⑧アドマイヤハレーは、3勝クラスに昇級してから9着、14着、8着と見せ場もない競馬
2走前に3勝クラスの迎春Sを勝ってはいるものの、ここは7頭立ての5番人気での勝利なら、余程恵まれたものと言える。
実際、前走のAJCCは見るも無残な12着の最下位入線

この2頭の臨戦過程を比較した時に、⑧アドマイヤハレーに一体どうしたら食指が動くのか?

さらには、2着⑩クロミナンスは前走のAJCCで3着と、⑧アドマイヤハレーに1.9秒差と決定的な力の違いを見せつけている。

らくらく競馬が提供したレース

もう一頭の推奨馬②マテンロウレオはいかにもムラな馬。
3歳時にきさらぎ賞勝ちがあり、その後も重賞で2着が2回あるが、近7走で馬券圏内はなかった

大きく負けたかと思えば僅差の競馬もしていた馬で力はあるのだろうが、鞍上横山典がずっと乗り続けているにもかかわらず勝ち負けまでには至らないところをみると、かなり乗り難しい馬と判断できる。

②マテンロウレオを切りきれなかったのはわからないでもないが、少なくともアドマイヤハレーは一刀両断できてよかったはず

このあたりを考慮できていればまだ結果は変わっていたかもしれない。
…因みに翌日の3/24も不的中だった。



2024/03/24

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まず、一頭軸の軸が馬券圏外では話にならない。

③ダノンフューチャーは、未勝利を勝つのに7戦を要した馬。
その直後、ダービートライアルのプリンシパルSに挑んだが見せ場なく10着。
自己条件に戻し、適鞍のダートを使われたが9戦して全くいいところなし。
10戦目に福島に初遠征して3着。
一戦挟んで小倉で2着。
このクラスで馬券になったのはこの2回のみ

中央場所では全く歯が立たず、ローカルの弱メン相手にようやく馬券圏内を2度確保したが、振り返って確かめてみるとダートで1秒以上負けているレースが10回。

中央のコース全く通用していないのは明らかで、今回は中京であったが坂のあるコースでの馬券圏内はゼロ

要するに非力なのである。
何処をどう切り取ればこの馬を軸にできるのか?

ダノックスの良血で血統は悪くなく、鞍上もそれなり以上のジョッキーを配しし続けたのに全く身にならず。
既に底が割れている馬なのは明らかで、理解に苦しむ

対して、勝った③レッドラグラスは既に前走でこのクラス首差2着と目処を立てていた。
休み明けの一戦を叩き状態が上がってきたのは確かで、休む前より馬が良くなってきていたのもまた確か。

川田、中内田厩舎の黄金コンビで買い材料は十二分だった
どうしてこっちを軸にしなかったのか?

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最下級条件だからこそしっかり軸を決めなければならないのに、軸馬選びがここまで杜撰だと相手馬どうこう論ずるのは不毛。
競馬は記憶の勝負だ
よく覚えておきたい。