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競馬の楽しみ方~騎手編 (2021年秋競馬に向け、夏競馬のおさらい) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2021年秋競馬に向け、夏競馬のおさらい

    2021年秋競馬に向けて、夏競馬のおさらい

    今週から秋競馬が開幕する。
    ローカル競馬場から中山、中京へ場所を戻し、これから始まるGl戦線に向けて人馬ともにペースアップする。
    残念ながらコロナの影響により入場制限が緩和されることはしばらくなさそうだが、2021年の中央競馬、年末までしっかり楽しみたい。

    …とそんな秋競馬に向かう前に、2021夏競馬のおさらいをしておこう。



    熾烈なリーディング争い

    サマーシリーズの結果…は例年通り?それほど盛り上がることなく、つつがなくそれぞれのシリーズが終了した(笑)
    スプリントシリーズは今週末のセントウルSが最終戦だが、ここまでポイントを稼いでいる馬は2、3頭出走するくらい。スプリンターズSの前哨戦の色が強く、このあたりの舞台設定は少し考え直した方がいいかもしれない。

    ここで注目しておきたいのは、ジョッキーの勝ち星(リーディング)争いだ。その時期の各競馬場でより多く勝ち星を挙げたのは誰か?

    ●函館競馬
    横山武史:15勝

    ●札幌競馬
    横山武史:20勝

    ●新潟競馬
    福永祐一:15勝

    ●小倉競馬
    松山弘平:21勝

    ※福島競馬は変則日程の影響で1開催しかなかったため対象外。

    川田、ルメール、デムーロ、武豊といった面々がいないのは、有力馬への騎乗のため毎週違った競馬場で騎乗していることが理由になる。
    ただ、それを差し引いても、函館と札幌の両方で開催リーディングを獲得した横山武史騎手は立派は立派のひと言だ。



    横山武史、気が付けば関東リーディングトップに

    横山武史騎手は春、皐月賞をエフフォーリアで制し、初GI制覇を成し遂げた関東の若手注目株である。
    昨年も函館リーディングを獲得しているのだが、札幌はトップのルメール騎手に届かず2位だっただけに札幌でのリーディング獲得は喜びもひとしお。

    昨年から全体的な騎乗馬の質も確実に上がっており、この北海道シリーズにおいて完全に関係者たちの信用・信頼を勝ち取ったと言っていいだろう。

    これで父である横山典騎手とともに父子での札幌リーディング獲得となった。ちなみに父・横山典騎手は92、96、12年と3回札幌リーディングを獲っている。

    また、兄の横山和生騎手も14勝で開催リーディング3位ということは強調しておきたい。
    弟の大活躍の陰に隠れてしまっているが、兄もしっかりと着実に力をつけている。近い将来、北海道シリーズを横山親子が席巻するシーンを見てみたいものだ。


    この夏で計35勝を積み上げ、ここまで69勝でなんと関東リーディングでも1位
    スムーズなら自身初となる年間100勝も見えてくる数字であり、まだまだこれから…というジョッキーではあるが、横山武史騎手はトップジョッキーとしてこれから関東を引っ張っていく存在になるのは間違いない

    この秋競馬も大舞台に有力馬がスタンバイしている模様で、前述のエフフォーリアはクラシック3冠目・菊花賞を目指さずに天皇賞・秋へ行く。初の古馬との対決になるが、非常に楽しみである。



    2021夏は若手ジョッキーの活躍が目立った

    横山武史騎手以外にも、小倉では松山弘平騎手夏のリーディングを獲得した。2開催=7週で21勝だから、毎週3勝ずつ積み上げていった計算となり、こちらも非常に中身が濃い。

    また、先週の小倉開催をもって今年の小倉開催が終了となり、年間の小倉リーディングも決定した。
    トップに輝いたのは鮫島克駿騎手で、その夏で松山弘平騎手が急追し勝ち星(23勝)で並んだものの、2着の差で鮫島克騎手がリーディングに輝いた。

    一方、松山弘平騎手としては、最終日のメインレース(ショウナンマッハ)、最終レース(リンフレスカンテ)でともにで1番人気馬に騎乗し敗れ、あと1勝していれば…という状況だっただけに、悔しい結果となってしまった。

    それでも20代の若手ジョッキーがベテラン勢を押さえてトップ争いを繰り広げているのは競馬業界(JRA)にとっても喜ばしい限りだ。
    偉大な存在ではあるものの、いつまでも『ユタカ』に頼ってはいられない。

    この夏の勢いを維持して2021秋競馬も存分に活躍して欲しい。


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まず、一頭軸の軸が馬券圏外では話にならない。

③ダノンフューチャーは、未勝利を勝つのに7戦を要した馬。
その直後、ダービートライアルのプリンシパルSに挑んだが見せ場なく10着。
自己条件に戻し、適鞍のダートを使われたが9戦して全くいいところなし。
10戦目に福島に初遠征して3着。
一戦挟んで小倉で2着。
このクラスで馬券になったのはこの2回のみ

中央場所では全く歯が立たず、ローカルの弱メン相手にようやく馬券圏内を2度確保したが、振り返って確かめてみるとダートで1秒以上負けているレースが10回。

中央のコース全く通用していないのは明らかで、今回は中京であったが坂のあるコースでの馬券圏内はゼロ

要するに非力なのである。
何処をどう切り取ればこの馬を軸にできるのか?

ダノックスの良血で血統は悪くなく、鞍上もそれなり以上のジョッキーを配しし続けたのに全く身にならず。
既に底が割れている馬なのは明らかで、理解に苦しむ

対して、勝った③レッドラグラスは既に前走でこのクラス首差2着と目処を立てていた。
休み明けの一戦を叩き状態が上がってきたのは確かで、休む前より馬が良くなってきていたのもまた確か。

川田、中内田厩舎の黄金コンビで買い材料は十二分だった
どうしてこっちを軸にしなかったのか?

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最下級条件だからこそしっかり軸を決めなければならないのに、軸馬選びがここまで杜撰だと相手馬どうこう論ずるのは不毛。
競馬は記憶の勝負だ
よく覚えておきたい。



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結論から言えば何故、勝ち馬⑥シュトルーヴェ、2着⑩クロミナンスを抜けにして、⑧アドマイヤハレー、②マテンロウレオをピックアップしたかが勝負を分けた。

勝ち馬⑥シュトルーヴェは新馬、未勝利こそ敗れてはいるものの3戦目で勝利してからは1勝クラスでで2着。
その後1勝クラス、2勝クラスの特別戦を連勝し、昇級初戦の3勝クラス美濃Sで2着、その後のジューンSでも連続で2着目処クラスに目処を立てた。
デビュー3戦目の未勝利勝ちから、6戦し3勝2着3回パーフェクト連対は評価できたところ。

3走前の日本海Sで7着に敗れてはいるものの、勝ち馬は後の菊花賞馬ドゥレッツアでいくらも負けていないなら内容も悪くなく、実際に前走のJCベストレース記念(ハンデ戦)ではトップハンデを背負いながら勝っているなら、昇級でも見せ場以上を期待できていい馬

しかもその前走は、休養中に去勢し迎えた一戦。
そこを難なく勝ち切ったのであれば、気性面の成長も加味できた
しかも、管理するのは関東の名門堀厩舎だ。

対して、らくらく競馬の推奨馬としてピックアップされた⑧アドマイヤハレーは、3勝クラスに昇級してから9着、14着、8着と見せ場もない競馬
2走前に3勝クラスの迎春Sを勝ってはいるものの、ここは7頭立ての5番人気での勝利なら、余程恵まれたものと言える。
実際、前走のAJCCは見るも無残な12着の最下位入線

この2頭の臨戦過程を比較した時に、⑧アドマイヤハレーに一体どうしたら食指が動くのか?

さらには、2着⑩クロミナンスは前走のAJCCで3着と、⑧アドマイヤハレーに1.9秒差と決定的な力の違いを見せつけている。

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もう一頭の推奨馬②マテンロウレオはいかにもムラな馬。
3歳時にきさらぎ賞勝ちがあり、その後も重賞で2着が2回あるが、近7走で馬券圏内はなかった

大きく負けたかと思えば僅差の競馬もしていた馬で力はあるのだろうが、鞍上横山典がずっと乗り続けているにもかかわらず勝ち負けまでには至らないところをみると、かなり乗り難しい馬と判断できる。

②マテンロウレオを切りきれなかったのはわからないでもないが、少なくともアドマイヤハレーは一刀両断できてよかったはず

このあたりを考慮できていればまだ結果は変わっていたかもしれない。
…因みに翌日の3/24も不的中だった。