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競馬の楽しみ方~過去の名馬編 (競走馬の適齢期〜続けるか否かも大きな賭け。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 競走馬の適齢期〜競走馬を続けるか否かも大きな賭け。

    ダービー馬、マカヒキが復活

    先日の阪神競馬場で行われた京都新聞杯を制したのは、2016年の日本ダービー馬マカヒキだ。

    その日本ダービーを勝った後にフランスへ遠征し、凱旋門賞は見せ場なく14着大敗したが、その前の前哨戦ニエル賞を勝って以降、勝ち星から遠ざかること5年

    近年は順調にレースを使うこともできず、競走馬としての限界が見え隠れしてきた中での勝利となった。
    多くの競馬ファンの感動を呼んだのは間違いない。
    京都新聞杯を制したのは、2016年の日本ダービー馬マカヒキ
     
    実際のところレースレベルや道中の流れなど展開がマカヒキに向いたのは事実で、ただ近走の不振を払拭させるような走りっぷりが何とも言えないインパクトだった。「ダービー馬」らしさを見せてくれたレースとなった。

    早めに引退を決断し、種牡馬として生きる道もあったはずなのに、ここまで走り続けてきたマカヒキ
    粘り強く諦めなかったオーナーと、厩舎の努力が実った瞬間と言える。



    過去に復活を果たした馬たち

    そんなマカヒキのように、長年スランプ陥りながらも見事復活を果たした馬が過去にもいる。

    前年(1992年)の有馬記念を大敗し、その後丸1年の休養を経て挑んだ翌年(1993年)の有馬記念で勝利を挙げたトウカイテイオーは今でも色褪せることなく語り継がれる伝説だ。

    また有馬記念と言えば、骨折もあて3歳シーズンは全く結果が出せなかったものの、暮れの大一番で結果を出した1998年のグラスワンダーも印象的な1頭。

    ダート界では屈腱炎による約2年半の休養を経て、再度GIの頂点に立ったカネヒキリもいる。
    当時は競走馬として復帰することすら難しいとされていた屈腱炎で復帰戦の武蔵野Sこそ敗れたものの、そこからキッチリと変わり身を見せたジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ)と、その後も交流JpnIを勝利するなどまさに完全復活を遂げた。

    あとは「名馬」…とまではいかないかもしれないが、引退レースとしていた2009年日経新春杯で約3年ぶりの勝利を挙げたテイエムプリキュアの名前も挙げておこうか。
    デビューから無傷の3連勝で阪神JFを制覇し、クラシック戦線での活躍も期待されたが、その後は全くと言っていいほど結果が出せず、その日経新春杯まで24走して馬券に絡んだのはわずか1回だけだった(2008年日経新春杯3着)
    その復活勝利で引退が撤回されることになったのだが、その年のエリザベス女王杯で2着に入るなど、牝馬ながら7歳まで競走馬として全うした。



    キセキも最後に「キセキ」を起こせるか

    復活」…と言えば、その京都大賞典で3着だったキセキも久々の勝利が期待される1頭だ。
    2017年の菊花賞を勝って以来、約4年間勝ち星から遠ざかっている

    この4年の間でGI2着が4回。タラレバかもしれないが、ちょっとしたタイミングや巡り合わせが噛み合えばGIはもう2つ3つ勝っていても不思議ではないほどで、勝ち切れないレースが続いている。
    ただ大崩れせずに走っているのは今も力が衰えていない証拠だろう。何とか最後にもうひと花咲かせてほしいと個人的に応援している。



    競走馬としての適齢期は?

    繁殖活動も競走馬としての大切な役目だ。
    ひと昔前よりもその重要性、価値が高く捉えられるようになってからは、長年競走馬を続けるという馬は少なくなってきた

    牡馬は種牡馬としての道が閉ざされていれば走れるだけ走る…という考えは大きくは変わらないが、牝馬はより多く繁殖するために5歳の春には引退して繁殖入りする馬が多数だ。

    とくに社台グループの牝馬は計画的なビジネスで、ピークを迎えて競走馬として1年を過ごすよりも、子供を産み、その仔が競りで買われ、少しでも多く子孫を残すことに重きを置いている。

    このビジネススタイルは、何も社台グループにはじまったことではなく、欧州やアメリカの競馬界は昔からそういう傾向がある。
    日本はそのような海外の手法?を徐々に取り入れているという状況だ。

    ただ、早く繁殖に上がったからと言って必ずしも良い仔が出るわけではないし、長く現役を続けたからと言ってそのぶん稼げる保証もない。
    我々が1レース1レース馬券に勝負を賭けているように、競走馬・陣営も勝負を賭けて判断をしているということだw


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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。