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新人ヤングジョッキーズシリーズが面白い。
新人ジョッキー10名の内、未勝利は3人
先日の競馬コラムでも名前が挙がったが、最近の競馬ニュースで「今村聖奈騎手」の文字を見ない日はないくらいだ。
そんな今年のJRAルーキーは今村聖奈一色ではあるのだが、そんなヒロインに隠れながらも他の新人ジョッキーたちも頑張っている。
すでに30勝以上勝ち星を挙げているジョッキーがいる傍ら、未だに初勝利を掴めないジョッキーもいる。
今年2022年にデビューを果たした10名の新人ジョッキーのうち、まだJRAで初勝利を挙げていないのは…
水沼元輝騎手(美浦・加藤和厩舎)
土田真翔騎手(美浦・尾形厩舎)
川端海翼騎手(栗東・浜田厩舎)
この3人だ。
厩舎的にも良い騎乗馬が集まりにくい難しさはあるが、なんとか近いうちにチャンスを掴んでほしいと思う。
水沼元輝騎手待望の初勝利@大井競馬
その中で先日(9月6日)、地方競馬である南関東・大井競馬で行われた全国の若手騎手による大会「ヤングジョッキーズシリーズ」のトライアル戦で、水沼元輝騎手が待望の初勝利を大井競馬で挙げた。
▲ 水沼元輝騎手待望の初勝利
JRAでの初勝利はまだでも、この1勝は価値のある初勝利と言える。
水沼元輝騎手はデビューからここまでJRAでの騎乗数は60鞍となり、1日1鞍(2鞍乗れる日がたまにある)ペースであるから、なかなかに厳しい状況と言わざるを得ない。
そういう騎乗機会に恵まれない若手騎手にとって、自動的に騎乗機会を与えられる今回のような企画は非常に大きい。
経験を積み、上手くいって結果を出すことができれば年末には中央・中山競馬場に戻ってきてレースに騎乗することができるようになるからだ。
水沼元輝騎手の叔父は元ジョッキーで、現在は競馬学校の教官をしている小林淳一。
その小林淳一に憧れ、乗馬クラブから騎手を目指した叩き上げタイプだ。
競馬学校を1年留年している経緯があり、なかなか周りの評価はシビアなようだが、実戦での騎乗ぶりにおける評価は決して低くないようである。
まずはジョッキーとしてしっかり結果を出し、ゆくゆくは若手ジョッキーの中心になれるよう頑張ってもらいたい1人だ。ヤングジョッキーズシリーズが面白い
ヤングジョッキーズシリーズでは、このあと9月27日の船橋競馬、10月12日の川崎競馬で騎乗予定がある。
トライアルはJRAの関東所属騎手の若手計12名で争われ、トライアルでの獲得ポイント上位4名がファイナルラウンドに進出できる仕組みだ。
水沼騎手はその先日の勝利で4位にランクアップした。
残り2節4レースで順位を維持するためにポイントを上げられるかが重要。ぜひ注目して欲しい。
なお、このシリーズには今村聖奈騎手も参戦しており、現在JRA関西の中で5位(9月7日現在)である。
また、未勝利の土田騎手、川端騎手も参戦していて、土田騎手は関東7位、川端騎手は関西7位と、まだなんとか逆転の余地を残す位置にいる。
トライアルは11月2日の笠松競馬まで行われており、最後まで熾烈な戦いが繰り広げられそうだ。
各地区の上位が集まって行われるファイナルラウンドは12月16日の名古屋競馬、そして12月17日の中山競馬となる。
秋競馬が始まりGⅠレースも楽しみだが、地方競馬含めてヤングジョッキーの戦いも非常に面白い。
最終更新日:2023年02月09日に更新しました。
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