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平地GⅠすべて1番人気が敗れ続けている現象
どこまで続く、連敗記録…
3歳クラシック最終戦・菊花賞は、アスクビクターモアが初の雪辱を晴らしてVとなった。
日本ダービーで先着された2頭(ドウデュース、イクイノックス)が不在となれば負けれない一戦。
着差こそ僅かではあったが、堂々のレースぶりで最後の一冠をモノにした。
その日本ダービー3着、皐月賞も5着という実績を考えれば人気も当然中心となるだろうと思われたのだが、前哨戦のセントライト記念で敗れたガイアフォースに奪われる形で2番人気だった。
以前もこのネタを紹介しているが、なんとそこから記録を伸ばし、この菊花賞まで今年の平地GⅠすべて1番人気が敗れ続けている。
ガイアフォースは前哨戦でダービー3着馬をねじ伏せて勝ち切ったことはもちろん、父が菊花賞を勝ったキタサンブラック(アスクビクターモアの父ディープインパクトも菊花賞を勝ってはいるが…)という血統背景もあり、能力値以外の期待要素が評価されてこのような人気になったのではないかと感じてはいるが…《1番人気馬の結果》
フェブラリーS ⇒レッドルゼル 6着 高松宮記念 ⇒レシステンシア 6着 大阪杯 ⇒エフフォーリア 9着 桜花賞 ⇒ナミュール 10着 皐月賞 ⇒ドウデュース 3着 天皇賞・春 ⇒⇒ディープボンド 2着 NHKマイルC ⇒セリフォス 4着 ヴィクトリアM ⇒レイパパレ 12着 オークス ⇒サークルオブライフ 12着 日本ダービー ⇒ダノンベルーガ 4着 安田記念 ⇒イルーシヴパンサー 8着 宝塚記念 ⇒エフフォーリア 6着 スプリンターズS ⇒メイケイエール 14着 秋華賞 ⇒スターズオンアース 3着 菊花賞 ⇒ガイアフォース 8着 中央競馬史上初の出来事になる前に終止符を。
まだ秋のGⅠシリーズも始まったばかりなので、どこかでこの馬券予想に優しくない流れが止まって欲しいところだが、仮に年間の(平地)GⅠですべて1番人気が勝てない…なんてことになると、中央競馬史上初の出来事となる。
…調べてはいないが、海外の競馬でも過去にこんな珍しいことはないと思う。
人気を迷わせる背景のひとつに、京都競馬場の改修という要素があるかもしれない。
春の天皇賞もそうだが、クラシック3冠目はともに本来であれば京都競馬場が舞台だ。
平坦な直線の京都に対し、阪神はゴール手前に急坂がある。
今までのイメージを変えて予想をしなければいけないため、些か迷いも出てくるのだろう。(個人的にも馬券を買う立場として実際にそうなっている)
今週末の天皇賞・秋は東京競馬場だが、その次はエリザベス女王杯、マイルCSと京都⇒阪神で行われるレースが続く。
現状、出走を予定しているメンバーを見ても「また荒れそうだな…」という印象がある。
そう考えると、今週の天皇賞・秋での記録ストップを期待したいところだ。…が、しかし、果たして1番人気はどの馬になるのか?だ。
日本ダービー2着のイクイノックス、札幌記念を制したジャックドール、日本ダービー1番人気(4着)のダノンベルーガのうちのどれか、ということになるのだが果たして。
ここまでくると陣営としてもむしろ「1番人気になってくれるな」という気持ちだろう(笑)。
とはいえ、そろそろスッキリとしたGⅠレースも見たいものだ。
1番人気という、この『呪い』を背負い、その呪縛を解き放つことができるのはどの馬、どのレースになるのだろうか?
最終更新日:2023年02月09日に更新しました。
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