最終更新日:2024年04月25日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,531

競馬の楽しみ方〜競馬業界を考察する (ダートグレード競走体系の見直しで、ダートの評価と今後に注目) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. ダートグレード競走体系の見直しで、ダートの評価と今後に注目

    楽しみ倍増のダート路線

    以前にも当競馬コラムで取り上げた、地方競馬を巻き込んだダートグレード競走体系の見直しについて、先日、JRAからもオフィシャルリリースとして、再来年の2024年から始まる具体的な内容についての発表された。
     
    改めて…になるが、大枠として『ダートのクラシック3冠競走の制定』と『ビッグレースに向けた各競馬場でのステップレースの制定』の2つが目玉となる。 
      
    ①羽田盃(4月下旬)  
    ②東京ダービー(6月下旬)  
    →従前までは南関東馬限定のクラシック競走だったが、これをJRAも含めた交流JpnⅠに格上げ。  
       
    ③ジャパンダートクラシック(10月上旬)  
    →今年まで7月に大井競馬で行われていた『ジャパンダートダービー』(交流JpnⅠ)と、10月に盛岡競馬で行われている『ダービーグランプリ』(地方交流)を一緒にした形での施行。  

    中央馬・地方馬ともに、ダート馬は上記①~③を目指す戦いが来年から始まることになる。



    今後ますますダートが評価・注目されていくだろう

    そして、それに伴って2歳~3歳年明けには全国的に開放された交流レース、各地方でのトライアルレースなども設定されており、これまでクラシック戦線は芝馬にしか目を向けられなかったものの、これでダートも同じように評価・注目されていくことになりそうだ。
     
    また、こういったレース体系の刷新に伴い、古馬ダートグレードレース一部変更の発表があった。
    主なところで言うと、川崎競馬の歴史あるグレード競走・川崎記念がこれまでの1月から4月に変更となった。 
     
    少し話は逸れるが、これまでは暮れの帝王賞とフェブラリーSの間に挟まれている日程だっただけに、最近は強豪馬が集まりづらい状況でもあり、この日程変更は興業的にもレースを使う陣営としても願ったり叶ったりだと思う。 

    などなど、他にも色々と変更事項がたくさんあり、馬券を買う我々も些か混乱してしまいそう気もするが、改革にはこういった時期も一定は必要だ。
    昨年は日本馬が海外のダートGⅠで快挙を達成したことで、改めて日本国内におけるダート馬の地位確立レベルアップが本格的に考えられている証拠でもある。
     
    一方で、賞金を中央馬にゴッソリ持って行かれる可能性のある地方馬・地方厩舎・地方オーナーとしては、すんなり喜べないところもあるかもしれないが、中朝的な観点で考えれば決して悪い結果にはならないと思っている。

    国内の競馬全体が活性化され、ひいては売上向上からレース賞金の増額…となれば、多くの人がハッピーになれるはず。
    色々なタイプの競走馬・種牡馬に価値が出て、昨今のように生産グループや良質な馬の買い手など、特定のものに偏ってしまう事象もいずれは解消されてくるのではないかと期待もしたいところである。

    実施して様々な課題は出てくると思うが、トライ&エラーの精神で日本の競馬界全体が良くなるように進んでいって欲しい。


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2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。