最終更新日:2024年04月24日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,520

競馬コラム~騎手編 (2023年注目すべきジョッキーは誰か?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2023年注目すべきジョッキーは誰か?

    昨年の年度代表馬も発表(大方の予想通りイクイノックスが選手)され、2023年の新たな競馬シーズンがスタートした。
    クラシック戦線含め、今年はどんな様相になり、どんな馬が活躍するのか非常に楽しみなところ。
     
    …そんな競走馬も気になるが、今週はジョッキーにスポットを当ててみたい。
    2023年注目すべきジョッキーは誰か?個人的な視点で3人選ばせてもらった。
     


    2023注目ジョッキー:岩田望来騎手

    先日も触れたが、武豊騎手とともに競馬界を引っ張ってきた福永祐一騎手が調教師へ転身のため2023年2月で現役を引退する。
    まず、その福永騎手が昨年挙げた『101勝』が誰の手に渡るか…というのがポイントだろう。

    福永騎手の騎乗依頼を仲介(エージェント)しているのは、元競馬ブックで記者をしていた小原氏だ。
    その小原氏が福永騎手以外に担当しているのが岩田康誠岩田望来今村聖奈の3名。
    それぞれに恩恵が渡る…とは思うが、その中でも今後の伸びしろ…というところでは岩田望来騎手への期待は大きいだろう。


    岩田望来騎手
    ▲ 髪が伸びた岩田望来騎手


    岩田望来騎手は、2019年にデビューし、今年がまだ4年目

    3年目の昨シーズンは自身初となる重賞勝利(京都牝馬S・ロータスランド)を達成し、5月にも京都新聞杯(アスクワイルドモア)を勝ってJRA重賞2勝をマークした。
    地方交流ではJBCレディスクラシック(ヴァレーデラルナ)も制した。

    年間通して51勝を挙げ、シーズン途中には自身通算100勝も達成した。
    今シーズンは年始の京都金杯をイルーシヴパンサーで制して早くも重賞勝ちを決めており、2023年さらなる活躍が期待されている。

    所属する藤原英厩舎は福永騎手とも繋がりの深かった厩舎のひとつでもあるだけに、より有力馬に騎乗するチャンスも増えてくるはずだ。
     
    一方ルーキーイヤー大活躍だった今村聖奈騎手については、色々と課題も見えている(このあたりは次週のコラムで?)ところもあるので、グループ内としては岩田望来選手を取り上げておく。
     


    2023注目ジョッキー:川田将雅騎手

    コロナウイルスも社会的に落ち着きを見せ、2023年は、あらゆるシーズンで外国人ジョッキーが日本にやって来るだろう。
    大舞台で日本人ジョッキーの活躍を見たいところだが、なかなか簡単にはいかないかもしれない…
     
    そんな中でも今年悲願のリーディングジョッキーを獲得した、川田将雅騎手がやはり日本の大将格になるのだろう。

    川田将雅騎手
    ▲ 川田将雅騎手


    先の福永騎手の引退で、小原グループ以外でより多く馬が回ってきそうなのが川田騎手でもある。
    これまでも「福永か川田のどちらか…」という選択は厩舎、オーナーの間でよく行われていたことで、それが片方いなくなれば、というところだ。

    普通にいけばルメールが最大のライバルになるのだろうが、いかなる時でもしっかりと計算できる馬を集めて2年連続を目指して欲しい。



    2023注目ジョッキー:戸崎圭太騎手

    また昨年、とくに後半でらしさ』を取り戻してきたのが東の戸崎圭太騎手だ。

    戸崎圭太騎手
    ▲ 戸崎圭太騎手


    2019年の秋に落馬で右肘の開放骨折を負い、翌年はGⅠを勝利(チャンピオンズカップ・チュウワウィザード)したりするものの、万全とはいかないシーズンとなり、翌年の2021年も本来の活躍ができずに年間88勝止まり。

    7年連続で100勝以上を挙げてきたトップジョッキーが、その2年は2ケタ止まりとなった。
    一部では「もうこれ以上は…」と噂されたこともあったが、そんな不安を払拭するかのように昨シーズンは136勝を挙げ、後半では川田騎手に追いつく勢いを見せた。
     
    その昨年で得た信頼があれば、東で川田騎手やルメール騎手らに対抗し、リーディング争いができる存在になることは間違いないだろう。
    40歳を過ぎてベテランの域に入ってきたが、地方競馬で培ったスタミナとタフさがあれば年齢も関係なしだろう。

    川田騎手とともに外国人ジョッキーに立ち塞がる存在として1年頑張って欲しい。


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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。