第55回
競馬の楽しみ方~ 秋競馬編

予感が ローズSで的中

3日間開催がようやく終わった。

この3日開催で一番印象に残ったレースは「ローズS」。
始まる前から勝ち馬のラビットラン気になっていた馬で、なぜかと言うと、この馬は父Tapitのアメリカ産馬で、今アメリカで一番高い種付け料を誇る馬だからだ。

ソレすなわち、この産駒で走る馬はダートでの出世を期待されるワケ
(日本ではUAEダービーを制したラニが一応の出世頭)。
ダートで期待されたこの「ラビットラン」が中京の芝戦で直線一気をキメた時には「この血統でこれだけ切れるんだ!」と驚いたものだ。


そして、この印象を後押しする事象が今年の小倉2歳Sで起こった。
勝ったのはラビットランの弟アサクサゲンキ

父はストームキャット直子Stormy Atlanticに変わってたが、この馬もアメリカ産の外国馬なので、まずはダートと考えるのが普通だろう。で、この馬も御多分に洩れず使い出しはダートだったのだが、2度使って期待ハズレで勝てず、芝を使ったところ、ぶっちぎって勝ち、返す刀の小倉2歳Sを連勝してしまったのだ。

小倉2歳Sは新馬戦を「ダートでおろした馬」は嫌われる傾向にあるから3番人気だったのだが、今回の姉の激走で、この馬の芝での未来もかなり明るいものとなっただろう。
そして、この兄弟の母のAmeliaという馬がもの凄く芝向きの馬を出すってことも、コレで証明されたハズだ。…母の父がDixeland Bandなら距離も持つはずなので、この兄弟の今後の活躍が大いに注目が集まることだろうな。



月曜に中山競馬場で行われた「セントライト記念」だが、こちらも2勝馬のミッキースワローが、皐月賞馬アルアインを豪快に差し切って重賞勝ち。
この「ミッキースワロー」にも相当驚かされた。


そもそもこのレース、皐月賞馬「アルアイン」以下は「サトノクロニクル」が実績で頭一つ抜け出ていたが、あとはその他大勢というメンバー構成で、最終的にはミッキースワローが2番人気になってたことにも驚かされたな。
人気になる要素は色々あるが、今回に限っては厩舎を中心とした関係者が相当に自信があったということだろ。
皐月賞馬を負かせる自信だ。
結果的に一般のメディアに対して相当「吹いた」ことが予想される。
そうでなければ一介の2勝馬がここまで人気になる理由は見当たらない。



今回のこの「ミッキースワロー」の勝利で考えさせられたのは「厩舎力」。

私の持論か、以前誰かが言ってたことが持論と勘違いしてるのか覚えてないが、「G1馬を排出することが出来た厩舎は、例えそれが偶然であってもG1仕上げを体験できるため厩舎力が上がる」ってのがある。

菊沢厩舎」はこの春アエロリットでNHKマイルを勝っており、この時に「G1仕上げ」を体験できたんだと思う。
「G1仕上げ」を体験することは様々な場面で良い波及効果をもたらし、G1ならこれくらいの仕上げ、ならば今回のG2ならこれくらいでいーだろーという、そんな匙加減(余裕もった調整)ができるようになると思うのだ。



また、今回の「ミッキースワロー」の勝利でもう一つ考えさせられたことは、前にもコラムで書いたことのある、なかなか終息の気配を見せないエージェント制廃止問題だ。

この「エージェント制廃止問題」は、東西でかなり温度差があり、関東では「廃止論が強い」ようだが、関西では「このままでええやん」という雰囲気で、そんな中、いち早くエージェントとの契約を解消したのがミッキースワローを勝たせた横山典騎手だ。

おそらく発想の転換だと思うんだけど「行動で示せば馬は集まる」という考えだったんではないだろーか。
横山典騎手だからこそスグにできたエージェントとの契約解消だと思うし、この決意がこの春の一連の成績に繋がっているのではないか。ってのが、私の個人的な見解だ。
ローズSカワキタエンカも「権利をとる競馬をしてくれ」と頼まれれば「結果を出す男」が横山典騎手。

ミッキスワローも元騎手で義弟の菊沢調教師と手を取り合って作り上げた馬で、同厩舎のアエロリットもおそらくそーなんだろーな。


エージェント制に胡坐をかくことを止めて、「全ては自己責任」という原点に立ち返った横山典騎手は既にベテランの域に入っており、ここでまた人間的に一皮向けたのかもしれないね。

そーいえば最近「ノリポツン」は見かけなったね(笑)
G1が目白押しの今後の秋競馬、台風の目はこの男だろ。


第54回
競馬の楽しみ方~ 秋競馬編

2017年秋競馬開幕 良血馬が3勝

秋競馬が開幕した。

今回の注目は新馬戦だ。

これから続々と来年のクラシックを担う馬たちがデビューを迎えるんだが、今週は開幕週からイキナリ良血馬が3頭勝ち上がってきたから面白い。
全て阪神芝の勝ち上がりなんだけど、なんと、名門池江寿厩舎は土日で3頭を使い分けて全て勝ち上がらせてきた。
いやぁー、マジたいしたもんだ。しかもだ、全て結構な高馬ばかり。


では一頭ずつ見ていくとしよう。

先ずは土曜の芝1600mを勝ち上がったのはKitten's Joy、母ビリーヴの外国産馬ジャンダルム
母ビリーヴはスプリンターズS勝ち馬で、繁殖生活Sex Lifeは海外で送っている(笑)
ジャンダルムをマイル戦に使ったのは、慧眼と言えるだろう。
また、強敵と目されていたミッキーアイルの全妹で、ディープインパクト産駒のスターリーステージを下したのも評価できる。


日曜は芝2000mを勝ち上がった、サンデーレーシング所属の ディープインパクト産駒シルヴァンシャー
母がアメリカの年度代表馬、エクリプス賞馬 アゼリの超良血馬で、クラブの募集価格は1億6000万という馬。
「シルヴァンシャー」は後方一気のレースはエンジンの違いを感じさせ、これまでのアゼリ産駒の中では最もスケールの大きさを感じさせる馬だ。


真打ちは芝1400mに登場したオルフェーブルの全弟デルニエオール
この兄弟は体が小さく出る傾向にあり、この馬も408kgという小柄な牝馬なのだが、いい切れ味を見せていた。

本来なら、血統的にデルニエオール」と「ジャンダルム」は使うレースが逆であってもおかしくないところを、上手く使い分けたのは流石。

これからもまだまだ良血馬がスタンバイしている厩舎もあるし、今後も楽しみだ。


第22回
競馬の楽しみ方~ 秋競馬編

サマーシリーズ2016&セントウルS2016

秋競馬開幕!

サマーシリーズが今週で終わりを迎えるが、2000m部門スプリント部門チャンピオンが既に決定している。

2000m部門は、七夕賞を勝って新潟記念2着のアルバートドッグ
スプリント部門はアイビスSDを勝って北九州記念2着のベルカントが二連覇となった。残るのはサマーマイル部門ジョッキー部門だ。


マイル部門は今週の京成杯AHピークトラムが一着を条件に、もしかすると優勝の可能性があるかもしれない。橋口厩舎は父の時代にこのレースでサマーマイルチャンピオンのクラレントを出しているからね。縁のあるレースかもしれない。


ジョッキー部門はほぼデムーロに6pt差で戸崎でほぼ決定かな。一応、あと2レース残っており、デムーロはウリウリでセントウルSを予定してて、勝てば即優勝、二着なら一応同点で、戸崎京成杯AHで騎乗するカフェブリリアントが6着以下なら同点のチャンピオンが二人誕生する可能性は少しだけ残されてる。

今週の見どころは一応こんなところもあるんだけど、やはり最大の注目はセントウルS出走予定ビッグアーサーだろう。
一週前追い切りが、なんと栗東坂路49.5秒、半端ないっ!

父はサクラバクシンオーで息長くスプリント路線の主役種牡馬として活躍していたし、母はキングマンボで、かつての短距離絶対王者ロードカナロアと同系で、ハイブリッドスプリンターの血統構成。ここを勝つようだと、黄金時代が長く続くかもしれない…

要注目レースでしたw


第9回
競馬の楽しみ方~ 秋競馬編

2015年 12月の競馬

今回は「12月競馬の楽しみ方」について書きたいと思います。

今年もあとわずかとなりましたが、皆さんいかがお過ごしですか?
私はと言えば、2015年有馬記念と、残り少ない競馬開催に全力投球でクリスマスは愛する競馬に捧げるって感じですw

そんな状態なのでせめて馬券は楽しみたいですね!
そして12月、12月と言えば「餅つき競馬」。知ってる?「餅つき競馬」?表現が古いって?まぁ、昔から変わらないからねーw

その「餅つき競馬」ですが、正月の餅代くらいは稼がなければってところからその意味来てるんですよ。
でも今はあまりモチを食わないんだけどね。そういえば昔「モチ」ていう名前の馬がいました。アナウンサーはここぞとばかりに気が利いたセリフかと思っていたのか、「モチ粘る」を連呼していましたよ。…ベタですね。

さてさて餅つき競馬、これには二つの意味があります。基本的に厩舎としてのステイタスになるのは東西で各5位以内に入る事です。

現在の厩舎リーディングは関東堀厩舎が独走状態。全国一位厩舎は是が非でも取りたいタイトルなので、今更ですが年内の堀厩舎はメイチで勝負です。

ちなみに過去10年の最多勝調教師は下記の通りです。

2005年 瀬戸口勉   栗東   54勝
2006年 森秀行    栗東   48勝
2007年 藤沢和雄   美浦北  48勝
2008年 池江泰寿   栗東   51勝
2009年 藤沢和雄   美浦北  56勝
2010年 音無秀孝   栗東   52勝
2011年 角居勝彦   栗東   59勝
2012年 角居勝彦   栗東   57勝
2013年 角居勝彦   栗東   56勝
2014年 矢作芳人   栗東   56勝

で、まあ一位はほぼ確定しているので東西5位前後に居る厩舎が注目厩舎と見ていいです。
そんな中で特注厩舎はまず、西では松永幹厩舎です。既に厩舎新記録は更新しており現状40勝で現在関西3位4位5位が39勝で昨年の最多勝厩舎矢作厩舎友道厩舎が迫ってきており気が抜けないところでしょう。

当然追いかける二厩舎も年内メイチでしょうね。

現状は

1位 池江寿  46勝
2位 藤原英  45勝
3位 松永幹  40勝
4位 矢作 39勝
5位 友道 39勝

池江寿藤原英矢作厩舎はもうリーディング常連ですのでまあ、あまり執着はないかもしれませんが松永幹、友道厩舎は初のベスト5がかかっているのでこの二厩舎は特注でしょう。
逆に「ヤラズ」が多発するのも実は「餅つき競馬」のもう一つの特徴です。なんで稼がなければいけない年末にヤラズなの?
例えばリーディング常連厩舎が今年は巡り合わせが悪くなかなか勝ち星が増えないとします。
そうするともう既に「来年こそは」というモードに入って、今年の勝ち星を来年まで取っておくという事象も発生します。
関西では須貝厩舎なんかはそんな雰囲気ですね。

では関東はと言うと

1位 堀    52勝
2位 手塚   34勝
3位 尾関   32勝
4位 藤沢和  31勝
5位 木村   31勝


ここでポイントは、最近は冴えませんが、過去に1995年から6年連続と、1年おいて再度2000年から3年連続リーディングとなった、世界の藤沢厩舎現状3位につけているところ。
堀厩舎は既に藤沢の追い越した感があるので置いておいたとしても、他の若手厩舎としては「世界の藤沢厩舎を勝ち星の数で抜いた」というのは非常に高いステータスとなります。
この3厩舎もメイチで来ます。

年末のこの時期は実はこんな楽しみ方もあるんですw
ジョッキーのほうは福永騎手が独走状態だったんですが、怪我で年内絶望。そこへ戸崎が猛然と追い込みをかけてます。
戸崎は二年連続がかかっているのでこれもメイチです。

皆さん是非参考にしてくださいね!!!!!!!!

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