第31回
競馬の楽しみ方~春競馬編

2017年の牝馬クラシックの有力馬

今回の競馬コラムでは、2017年の牝馬クラシックについて、現時点での有力馬を検証していきたいと思う。


まずは獲得賞金最上位のフランケル産駒ソウルスターリングをあげないわけにはいかないだろう。
無傷の三連勝阪神JFを制しており、実績は断然。阪神JFが少し派手さに欠けるものだったが、時計の1分34秒0は優秀で、今一つメンバーが揃わなかったために簡単に勝ちすぎた勝負だった。
インパクトに欠けたものだったが「ソウルスターリング」の実力を示すことができた。

あわせて先週のアーリントンCをアイビーSで負かした、ペルシアンナイトが鮮やかに差しきったことは、この馬の強さを後押しする材料となるだろう。今後の予定はチューリップ賞から桜花賞という王道 路線ということで、まずはチューリップ賞に注目だ。


次位は一応阪神JF2着を評価しなくてはならないので、リスグラシューといこうか。
重賞のアルテミスSを勝ってG1を2着。実績的には文句なしなんだが、こちらは小柄なハーツクライ産駒で、もう少し体がパンとして来てほしいのが正直なところ。
こちらもチューリップ賞から桜花賞というローテーションが発表されている。この「リスグラシュー」にとっては「どれだけ成長しているか」が鍵になるだろう。


三番手には、東京のクイーンCを制したアドマイヤミヤビ急浮上という感じだな。
デビュー戦で2着に敗れたが、その際に繰り出した上りは34.1秒で、その後三連勝したのが三戦とも上り33秒台の切れ者だ 。
こちらもハーツクライの産駒だが、なんか馬格があり完成度が高そう。
2走前に負かしたカデナが、その後京都2歳Sを制しているのも「アドマイヤミヤビ」の力を裏付けることとなる。

「アドマイヤミヤビ」は血統、体型的に距離がもう少しあったほうがいいタイプで、クイーンC時も鞍上ルメールがかなり押していく場面が見られながらの33秒台の切れ。全体時計も申し分なく、まとめて負かせる素材だ。

これまでの4戦全てに手綱を取ったルメールが、ソウルスターリングが先約という事もあり既にデムーロを確保済との事で桜花賞はまたしてもデム、ルメ対決となるかもしれない。
ちなみにソウルスターリングの三連勝の全ての手綱もルメールで、本人も悩ましかっただろーな。

これだけ いい馬が回ってくれば、そりゃーリーディングも争えるワケだ。



穴っぽいところで面白いのは、フェアリーS勝ちライジングリーズンという馬。

こちらは知る人ぞ知る、コアな競馬ファンが愛する「牧雄馬」。「牧雄馬」とは、マイネル軍団総帥の岡田繁幸氏実弟岡田スタッド代表岡田牧雄の所有馬を表す符丁で、兄の繁幸氏が何処か少し「宇宙っぽい」のに対して牧雄氏はかなりの理論派。
この馬もブラックタイド×キングカメハメハという格安配合だ。


最後に激熱の一頭も紹介(笑)
その馬はディープインパクトの真打ようやく登場という感のファンディーナという馬。
デビュー戦が持ったまま9馬身差の圧勝、折り返しのつばき賞は1馬 身3/4と少し差が縮まったようにも見えるが、使った上りが33.0秒。京都開催の最終週の荒場馬であったことを加味すれば物凄い脚だろう。

この後は中山のフラワーCを予定していると言われてる。
牝馬にして500kgを超す雄大な馬格の持ち主で、素質は相当だろう。

ただ、
仮に桜花賞を目指すのであれば、使い出しが遅かった分、ローテーションが少しタイトだから、自重してオークスとなる可能性もある。
慎重派の高野調教師だから、その可能性は十分あると思われるが、もし桜花賞を使うという事になれば勝算がなければ使わない調教師さんだから、これは台風の目となるだろーな。

是非、これらの馬の今後に注目してくださいw


第30回
競馬の楽しみ方~春競馬編

2017年クラシック展望 牡馬編

フェブラリーS、終わりましたね〜。
終わってみれば率直に言うと少しレベルが低かったかなという印象だった。
勝ったゴールドドリーム抜けた実績がないにもかかわらず、二番人気というのはやはりデムーロ人気だったのかな。それで勝つんだから一応力はあるんだろう。

それにしても種牡馬ゴールドアリュールってすごいな。土曜に亡くなったようなので、ご冥福をお祈りします。


…さて今回は現時点のクラシック展望をしてみたいと思う。
と言うのは、共同通信杯の勝ち馬スワーヴリチャードが勝った際に「とうとう出た(?)」って感じがしたからだ。

…鞍上の四位騎手は朝日杯を勝ってサトノアレスというお手馬もいるんだが、当時が6番人気の勝利なら間違えて勝っちゃった感が強く、コイツぁまったく大物感がない。
負かした相手もたいした馬はいないので、そこまで評価はできない。同厩舎に無傷の三連勝中のレイデオロという馬もいるけど、この馬も戦ってきた相手を考えるとまだまだ全幅の信頼は置けないだろー。

そんな中、スワーヴリチャード推しの理由の一つとしては、四位ジョッキーがダービーの勝ち方を知っているという点か。
陣営からは皐月賞直行と既に発表されてるが、皐月賞はお釣りを残してダービーへという風に上手くいけば見通しは明るいだろう。


しかしなぁああ・・・・・・・・・・・、
このスワーヴリチャードを東京スポーツ杯2歳Sで負かした馬がいる。…その名はブレスジャーニー
冠号トーセンの島川さんの生産馬なんだけど、ただ一回負かしたわけでなく、この馬は東京スポーツ杯2歳Sの前にサウジアラビアRCという重賞も勝っていて、現在重賞二連勝中なのだ。


この世代で重賞二連勝があるのはこの「ブレスジャーニー」だけで、普通ならこれだけの戦績なら話題になっておかしくないのだが、調べないと名前も見つからないような馬なのは何故か。

その理由としては、まず血統が父バトルプランというバリバリのダート血統、厩舎も関東本間忍厩舎、主戦柴田善臣(フェブラリーSのサウンドトゥルーの乗り方は酷かったね)、一応母系にダイナカールが入ってるからエアグルーブ一族といえば一族なんだけど・・・・購買価格は 激安270万円 (2015年北海道サマーセール)で、中央獲得賞金7,350.0万円(メッチャ回収してる!!)、サトノの里見氏がセレクトセールで2億円の馬をバンバン買っているのに比べると、もう言葉が見当たらないトコ。
トーセンの島川さんも金持ち馬主という事であれば中央で5本の指に入るのですが、ご本人もまさかまさかの結果だろう。


今年のクラシックが「混沌」としててつまらないのはデム、ルメ、戸崎に確たるお手馬がいないというのと、素質馬が京都の悪馬場で悉く不運な競馬を続けているというのもあるだろう。

まだこれから出てくる馬もいるかもしれないが、例年だと、もうすでに遅いからな。
昨年のように上位何頭かの持ち回りというようなことはないだろう。

今後も新G1の大阪杯やドバイ、クラシックトライアルなど、暖かくなるにつれて話題豊富な時期となるから、今後も面白いお話があればどんどん紹介していきますね〜w


第16回
競馬の楽しみ方~春競馬編

春競馬 回顧クラシック編

皆さんこんにちは。いよいよ梅雨も明け本格的に夏ですね~w
この時期は、「競馬の暦」からみれば中盤戦。
この中盤戦、更には秋を見据えての馬券作戦の前に、一旦春競馬を振り返ってみようと思う。

わかりやすく月ごとに覚えておきたいレース、印象に残ったレースをクラシック編と古馬編に分けてピックアップしてみたので、皆さんも思い出してもらえると楽しめると思う。


春競馬 回顧クラシック編

1月 シンザン記念

1月のシンザン記念での勝ち馬はロジクライなんだけど、その後故障して 春はここで一旦終わりだったが、このレースの2着馬が後の桜花賞馬のジュエラーだった。
放送したアナウンサーが「矢のような伸び」と実況したように言葉通りに、もの凄い伸びだった。この時点で「桜花賞はこれか!」と思わされたが実際に勝ったからな。…この馬は新種牡馬ヴィクトワールピサの初年度産駒でもあり、「この産駒は走るな~」という印象を受けた。


2月 クイーンC

2月のクイーンカップでの勝ち馬は後のNHKマイルカップ勝ち馬のメジャーエンブレム。メジャーエンブレムは前年の暮れに阪神JFを勝っており、ここは桜花賞に向けての始動戦となったんだが、内容は驚愕のものとなった。…冬のこの時期の東京マイル戦で 1分32秒5を持ったままの5馬身差勝ちで、これは前の週の古馬重賞の東京新聞杯が勝ち馬スマートレイアーで1分34秒1。…単純比較で1秒6も早かった。

スマートレイアーはその後の阪神牝馬Sも連勝しヴィクトリアマイル4着。
既にこの時点で古馬G1級のポテンシャルを見せていたなら、牝馬ながらにNHKマイルカップを勝ったのもう頷ける。
まだ2016の秋はどの路線になるかわからないが、同世代同士の対決なら秋華賞は脚質的にも間違いなくチャンスだろうな。


3月 弥生賞、チューリップ賞

弥生賞勝ちのマカヒキは後のダービー馬となるんだけど、この時期から既にリアルに「ディープインパクト2世」を感じさせる走りだった。2016 凱旋門賞が楽しみだね。(平成28年07月04日更新の「凱旋門賞 (10月)」)

チューリップ賞勝ちのシンハライトは、ライバルのジュエラーを競り落として無傷の3連勝を飾り、この時期にマイル戦で1分32秒台で走れている訳だから、このレース2着のジュエラーと前述メジャーエンブレムは、3頭ずんどこで能力が抜けていたってことだ。


4月 桜花賞、皐月賞

桜花賞では揉まれこんで最後に失速したメジャーエンブレム…自分の競馬が出来ないと脆いという弱点を露呈してた。壮絶な叩きあいを制したのは前述ジュエラーで、とんでもない馬が出たと思ったら、残念ながらまさかの故障。早い復帰が待たれます。

皐月賞はあっと驚くディーマジェスティだったが、これはある意味人気の盲点だった。…ただ、ダービー云々を置いておいてここでメイチにつくったという話だったが、それでも坂を上ってから更に伸びた脚凄ぇ!の、一言だった。
2着のマカヒキも、この馬の激走にはこの時は霞みましたな。昨年の朝日杯FS勝ち馬のリオンディーズは、このあたりからどうにもメンタルが不安定になってきちゃったって感じだ。


5月 NHKマイル、オークス、ダービー

NHKマイルはオークスを捨てて挑んだメジャーエンブレムが貫録勝ちとなった。
桜花賞を教訓に、変に抑えず力任せに行っての逃げ切り勝ちで、2月のクイーンカップの時点で東京マイルで1分32秒台で走れていた馬、ある意味順当勝ちだろう。
父のダイワメジャーがそうだったように、早いラップを刻んで後続になし崩しに脚を使わせるという戦法があっているようだ。
これから更に成長するようなら、父ダイワメジャーを超える馬になっても驚けないだろう。ただ、距離はもって2000mってとこかな…

オークスは3強のうち2強がいなければシンハライトが順当勝ちだった。
最後は一瞬ひやっとしたけど、体当たりして進路を確保し馬群をこじ開けた勝負根性が、この馬のセールスポイントだろう。コース問わずに走れている馬なので、取り敢えずはローズステークスから秋華賞で、勝ったらJC(ジャパンカップねw)でいいんじゃないかな。

ダービーでは、マカヒキが鬼脚を炸裂させて勝った。
2着サトノダイヤモンドの上がりが33.4秒、ディーマジェスティがマカヒキと同じ33.3秒と大差はなかったんだが、数字に表れない瞬発力がこの馬が抜けていたというだろう。

2着のサトノダイヤモンドは、この時点ではここまでが精いっぱいってカンジで、瞬発力勝負に向く馬ではないので、個人的には「むしろよく走った」と感動すらしてしまったw…で、3着の皐月賞馬ディーマジェスティは、マカヒキと同じ上がりを繰り出したんだが、サトノダイヤモンドに寄られる不利もあったにはあったんだろうけど、やはり皐月賞で走り過ぎて疲れが抜けきらなかったのか、最後の一伸びを欠いたんだと思います。
…ここまでレベルの高い馬がメンバーに揃うと、皐月賞、ダービーの両方を取るのは至難の業だろうね。「マカヒキと2冠を分け合えたという事で良し」としてもいいだろう。


ちなみにマカヒキは2016年度の 凱旋門賞挑戦が決まっており、サトノダイヤモンドは案外菊花賞向きのスピード持続型なので、取り敢えず一冠を取りに行くのが無難だろうな。ディーマジェスティはマカヒキ並みの切れ者と見てるので、今年は古馬勢が手薄なので個人的には天皇賞からJCと向かってほしいですね!

…総括としては、
牝馬路線は引き続き「シンハライトが中心」と見ていいのではにだろーか。
牡馬路線で大きく強調したいのは皐月賞、ダービーともにディープインパクト産駒がワン、ツー、スリーを飾ったという事。…これは、とても大きなファクターとなっている。
…というのは、牝馬は初年度から活躍馬を出していたディープインパクトだったが、牡馬でこれだけ圧倒的な成績を残せたのは多分今年が初めてで、産駒5期目でようやく牡馬のディープ産駒の仕上げ方を掴んだと考えていいだろう。この3頭以外にも、まだまだ遅咲きのディープ産駒はこれから出てくるはずで、夏の上がり馬も当然ディープ産駒になると思いますよっ!


第3回
競馬の楽しみ方~春競馬編

2015年 春のクラシックに向けて!

桜花賞皐月賞の一番の前哨戦が終わった。

桜花賞トライアルのチューリップ賞を制したのはココロノアイこれ以上はないという競馬をした。

2着はディープ産駒のアンドリエッテ。末脚が凄い馬。距離が延びればさらに良くなりそうな不気味な馬。


3着レッツゴードンキ。この馬は強い。本番で一番怖い存在な気がする。ディープ産駒による桜花賞連覇を止めるとすれば、この馬か!?といった感じ。

弥生賞は、勝ったサトノクラウンはさすがの競馬。強い。本番で福永が乗れないのが残念


2着のブライトエンブレム。これが一杯かな?というレースだったと思うけど、皐月賞本番でもそこそこはやれそうな感じ。


3着タガノエスプレッソ・・。よくやったと思うが、ちょっとうやっぱりキツイかなと思う。


このメンバーに加えて、フィリーズレビューから桜花賞に出てくる馬もいるが、現状ではチューリップ賞組が中心になりそう


牡馬は、スプリングステークス組もよく注目しておいた方がよさそう。

この時期になると、徐々にワクワク度が増してくる。

第2回
競馬の楽しみ方~春競馬編

2015年 春のクラシックを見据えて

有馬記念でスターホースが続々と引退したが、これから競馬を楽しむためにはやはり春のクラシックを見据えて競馬を見ることに尽きる。


3歳重賞が続々と本格化していく時期。

今週末にはきさらぎ賞、来週には牝馬のクイーンカップがある。きさらぎ賞には牝馬のルージュバックが挑戦。なんだか牝馬がきさらぎ賞に出るということに違和感がありすぎる。しかも関東馬。なんでだろう。それだけの大物ということなのかどうかなのか。

勝算がなければ、こんなローテは組まないだろうけど。ダービーに出走させるということなのかな。




共同通信杯もあるけど、ゴールドシップが共同通信杯からのローテで皐月賞を制覇したということもあって、以前は共同通信杯はそこまで重視しなくて良いのかと思ってはいたけれど、リアルスティールドゥラメンテが対決予定ということもあって、すごく楽しみ。

牝馬はちょっと難しい。クイーンカップ・・これは難解なレースになると思う。


京都記念でキズナが復帰するということで、どんなレースを見せてくれるのか、まだオフシーズンのような季節だけど、2月の競馬というのはなかなかおもしろくなりそう。

フェブラリーステークスもあるし、徐々に競馬熱も上がっていきそう。


とにかくダービーを獲るためには、今月の競馬はちゃんと見ておいた方がいいだろう。
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