第94回
競馬の楽しみ方~番外編★

前代未聞の大珍事


前代未聞の 大珍事が発生した。


その事件が起こったのは10月13日(土)の新潟6R 施行距離はダート2,500mで起きた。

新潟ダートの2,500mはスタートしてから1度ゴール板を通過し、もう1週して2度目に迎えるゴール板で2,500mを走りきるという設定なのだが、このレースでペイシャエリートに騎乗していた山田敬士騎手は何を勘違いしたのか1度目のゴール板をゴールと勘違いし、そこに向けて鞭を3発振り下ろし、ゴールを駆け抜けた後、通常のレースが終わったのと同様に手綱を緩め次のコーナーを緩やかに入り馬を止めにかかった

…次の瞬間、
後方を追走していた馬に騎乗していた騎手(ファイトアローンに騎乗していた柴山騎手)から「まだ終わってないぞ!」と声をかけられて、気づいた。

山田敬士騎手はこのレースを、ダートの1,200mと勝手に勘違いしたのである。


その後、如何にも「やっちまったぁー!」という感じで改めて馬を隊列に戻したが、既にペイシャエリートは全力を出し尽くしていた後だったため、結果的に前の馬から5馬身離された最下位でゴールした


不運というのは重なるもので、ペイシャエリート号は逃げてレースの主導権を握った際には1勝3着1回という好成績だったため、山田騎手はこのレースで「逃げの手」に出てたのだ。
この時もし他にハナを主張する馬がいれば山田敬士騎手も流れに乗る競馬ができていたはずだったのだが、如何せんダートの長距離戦でペースはお決まりのスローだ。

つまり山田敬士騎手の前には一頭も馬がいなかったため、距離誤認に気付かなかったってコトだ。
これがもし差し馬や追込み馬であったら、もっと早く勘違いに気付いたであろうに。
結果は後の祭り


しかしこの「後の祭り」が余計にタチの悪いものとなったのだ。

このレースでペイシャエリートは2番人気。
金額の多寡はおいておいたとしても、相当数の単勝馬券がペイシャエリートに投票されていたことを人気が証明しており、馬券を買っていたファンにとってみれば、少しも笑えない。
ブチ切れ、噴飯ものの騎乗だ。


JRAはこの結果を見て、山田敬士騎手の騎乗停止処分を決定。
それも、通常の制裁なら次週からとなるところをレースの翌日から騎乗停止とする異例の措置となり、日曜の山田敬士騎手の騎乗馬は全馬乗り替わりとなった。
まぁ、JRAとしては客が荒れ、トラブルを回避するためだろう。


これにより山田敬士騎手は裁定委員会の議定があるまで、無期限の騎乗停止となった。


かつて安藤勝己騎手JRAで活躍していた頃はレースの施行距離を忘れて、本馬場入場の際に武豊騎手に「ユタカちゃん、何メートルだっけ?」と尋ねたのは有名な逸話であるが、距離を誤認したままレースを行ってしまったのは初めてだろう。
いや、誤認だから走り終えるまで本人が気づかなかったのだから、もぅどうしようもない。


過去の同じような珍事件を振り返ると…
1993年にジャパンCで来日したK.デザーモ騎手は、単勝1番人気のコタシャーンに騎乗した際に、ゴール板を誤認しラスト100m標識をゴールと勘違いしてゴールインしたと思い込み腰を浮かせて追うのをやめてしまった(結果2着)という事件もあった。
この時はデザーモのおかげで日本馬であるレガシーワールドが勝ったためか、ほぼお咎めナシだった。

この当時は馬連全盛の時代だったため、1着2着の違いが馬券に影響がなかったのもあって、大きな問題にはならなかった。


いずれにせよ一瞬にして翌日の秋華賞を制したアーモンドアイ以上の話題をかっさらった山田敬士騎手

この事件で全国に名前が轟くほど有名になったが、当分は行く先々で馬券購入者や関係者から針のムシロとなることだろうなー。


第92回
競馬の楽しみ方~番外編★

こだわりのステッキ

競馬のジョッキーが手に持つ鞭(ステッキ)がある。
ちょっと個人的に気になったので今回、調べてみた。

…というのも、丁度2018年9月13日のNumberWebの記事に、道具の「しなり」にこだわりを持つ騎手として、天下の武豊騎手で特集が組まれていたからだ。

その記事には「今、68cmから72cmのステッキを使い分けているけど、このわずかな違いが本当に大きい。若い頃に使っていた77cmはもう使いこなせないかもしれないです。どうですか? 振ると良くわかるでしょ。一番大事なのはこのしなりなんです」と語る武豊。
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↑武豊使用のステッキ(鞭)2018年9月13日のNumberWebの記事より


並んだ5本のステッキ(鞭)は、形状も長さも私にはほぼ同じに見えるが、武豊騎手曰く、実は長さも1cm単位で違うし、硬さもそれぞれ

例えば、デビュー戦に臨む馬には刺激を与えすぎないようにあえて柔らかめのステッキを選び、馬体の大きな馬にはやや長めの鞭、雨の日はより軽いものにするなど気象状況も考慮し、レースに最適の一本を選び出すというから、一流騎手の感覚は鋭すぎて恐れ入った。

本当はね、鞭を1回も使わずに勝つレースが一番良いんですよ。自分から走る馬にはいらないですし、ディープインパクトなんてそれこそデビューから3戦くらいは1回も鞭を使わずに楽勝ばかりでした。逆に困るのは、バテるのが早い馬。ヨーロッパではバテた馬のことをノーガス(ガス欠)って言いますが、できれば燃費の良いガスを満タンで!と思います(笑)。鞭はあくまでも『全力で走りなさい』という合図ですからね。走るのが好きな馬にはいらないんです


ちなみに気になる鞭の値段だが、エコノミータイプの物だと6,000円程度で色の指定はできないそう。

自分好みの色のもを選ぶと、相場は14,000円前後、さらにジョッキーや攻め専(調教専門のライダー)の人たちが「自分の求めている形状にカスタムオーダー」すると20,000円前後となるそうだ。
因みにカスタムオーダーの場合、ステッキの完成までに2〜4ヶ月かかるとのこと。


で、そんなステッキをどこで鞭を買うかと言うと、武豊レベルは使っていないかもしれないが、面白いサイトを発見した。
それは「ジャパン_ギャロップス_インポーター有限会社」という超マニアックな店で、日本では美穂トレセン内に1店舗栗東は同じ会社かわからないが1店舗あり、ボクシングの試合用ブローブの独占販売事件ではないが、競馬はボクシングのように誰でもどこでもできる競技ではないから、おそらくほぼ、この2社の独占販売?なのではないかと思われる。
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実は他にも大井競馬場の近くにもコアな店があり、南関東所属の騎手はそこを使っているようだが、トレセン内の店とは品揃えが違うらしくJRAのジョッキーも度々使うことがあるんだとか


この店で鞭の形状で選択出来るのは
◎長さ 57cm〜75cm
◎しなり 柔らかい・やや柔らかい・普通・やや固い・固い・超固い
◎芯の太さ 超細い・細い・やや細い・普通・太い・超太い
◎グリップの太さ 細い・やや細い・普通・やや太い・太い

カスタムオーダーでない場合は70cmがレギュラーサイズとなり、その他のサイズは65cm、67.5cmのものがあった。

素材芯となる部分グラスファイバーで、約18cmの先端部分は革でできており、中に薄く衝撃吸収のパッドが入っている。

しかし、現在JRAの規定では長さ77cm未満で、この形状のものしか認可されておらず、短期免許などで来日する外人騎手も衝撃吸収パッドが入った鞭を使うことを義務付けられているそうだ。

そして一流と呼ばれるジョッキー程、馬具にも拘りをもっていて、
中でも田辺騎手などは鞭を含めて「年間400万円」も使うというから、ステッキ1本数万って、思ったほど高くないな。とも思ったが、トータルで見るとかなりの出費となるワケだ。

どのスポーツの世界においても道具へのこだわりは一流になればなるほど繊細になっていくようだね。


第91回
競馬の楽しみ方~番外編★

アドレナリンが分泌

今回の競馬コラムは、少し余談からはじめる

初打席から時の人となり米大リーグエンゼルスに所属する大谷翔平選手は、右肘の内側側副靭帯の損傷で、今期の投手としての出場は絶望となった。
エンゼルスのドクターは靭帯再建手術である通称「トミージョン手術」を受けることを勧めたが、大谷選手は昨期まで在籍した日本ハムのチームドクターにセカンドオピニオンを求める意向を表明し、今後、手術に踏み切るか否かは現時点で保留となっているそーだ。

大谷選手が右肘に「違和感」に気づいたタイミングは、登板した試合でマメを潰したため急遽降板し、時間が経ってアドレナリンが収まった後。
つまりは試合中はアドレナリンが分泌されている状態であったため「痛みに気がつかなかった」とのことだが、この「アドレナリン分泌」のメカニズムとは実際いかなるものなのか?



人の抹消神経には自分の意志で体を動かすことができる体性神経と、自分の意志では動かすことのできない自律神経があり、この「自律神経」はさらに2つにわけられており、それが『交感神経』と『副交感神経』。
交感神経は興奮した状態で働く神経で、闘争・逃走反応の神経とも呼ばれている。

人は、運動したり、敵に襲われたり、プレッシャーに襲われた時には、アドレナリンが分泌されるのだが、その結果、交感神経が働くことになり、アドレナリンが分泌されると、交感神経が全身の器官に働きかけ、様々なことを引き起こしすことになる。

まずは、心臓の鼓動は高鳴り、骨格筋などの筋肉の血管が拡張する。呼吸効率が上がり、しっかり見えるように瞳孔が開き、運動している時の体の状態のようになる。

ただ、プラスの働きだけではなく、アドレナリンが分泌されている間は皮膚や粘膜の血管は収縮し、消化管の機能は低下し、さらには、体の感覚が麻痺してしまうため、運動時に感じなかった痛みはアドレナリンの分泌が収まる運動後に襲ってくることがある為、スポーツ選手では多々見られる。

大谷選手が肘に違和感を感じたのは、まさにこのメカニズムが機能したタイミングだったのだろう。


「アドレナリンが収まったら肘が張ってきた」
「アドレナリンが収まったら頭蓋骨骨折していた」
ってやつだ。



これと似たような事象が先週の日曜に、阪神競馬場でも起きた。

日曜 阪神6R(2018/9/16)でスリーヘリオス号に騎乗した福永祐一騎手(41)はゴール入線後に落馬し、頭を馬に蹴られたのだが、それでもそのまま最終レースまで騎乗を続けた。
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そして迎えた月曜日に「福永騎手、落馬負傷のため全馬乗り替わり」と突然発表されたのだが、負傷の具体的な症状というのがなんと「頭蓋骨骨折」だったと言う。

おそらく日曜に落馬し、馬に頭を蹴られた際に骨折してたんだろうが、前記の大谷選手のケースと同様に、福永騎手はレースに騎乗している間はアドレナリンが分泌されていたようで、痛みの感覚が麻痺自覚症状がななかったため最終レースまで騎乗できている
そしてレースがすべて終わり、アドレナリンの分泌が収まった際に頭部に違和感を感じ、CT検査をした結果「頭蓋骨骨折」と判明したのだった。

一歩間違えれば大事件、死亡に発展していてもおかしくないの落馬事故だが、幸い当たりどころが良かったのか、軽傷で済んだようで、今週も経過を観察しながら問題ないようなら普通に騎乗するとのことです。
まじか(-。-;


第89回
競馬の楽しみ方~番外編★

モレイラJRA騎手試験にどう影響?

先週の札幌開催、キーンランドCにおいてナックビーナスに騎乗したモレイラ騎手は、JRAで初重賞勝利を飾ったが、今までの巡り合わせが悪く日本国内の重賞を勝ててなかっただけで、世界のG1を勝ちまくっているモレイラ騎手にしてみれば瑣末なことだっただろう。
それよりも考えなければならないことは、来年にも実現する可能性を秘めている「JRA騎手モレイラ」の誕生についてだ。


今年モレイラは札幌開催開幕と同時に騎乗を開始し、わずか5週間が経過した時点で、なんと「31勝」もしてしまった。
今週で夏開催は一区切りとなるが、秋にも短期免許で再来日すことが決まっているため、少なくとも年間で、概算としても50勝は楽に勝ってしまうことが予想されるだう。
この事が、今後モレイラが受験するJRA騎手試験にどう影響するのか?

受かる」「受からない」「受からせる」「受からせない

メディアでは侃々諤々の議論が飛び交っており、私の現時点での考察としては「モレイラ一発合格」かな。って思ってる。…ここまで来たら、もぅどうしょうもないでしょ、JRAも。



以下、前に書いたコラムとかぶる内容だが、今回の「モレイラ」に関係してくるので再度まとめる。
そもそも、過去を紐解いてみると安藤勝己に始まり、デムーロ、ルメールに至るJRA以外の外部からの騎手の流入を止められない理由は、2003年に安藤勝己騎手がJRAの騎手になった時点で「騎手免許制度は瓦解していた」といっても過言ではないだろう。

その理由としては、前にもコラムで書いたように、2002年にJRAの騎手試験を受けて不合格となった安藤勝己(アンカツ)に対して、ファンやマスコミから「これだけの成績を残しているジョッキーを学科で落とすのはナンセンス」という声が上がり、その結果「年間20勝以上を2回挙げれば一次試験免除」という「特例ルール」を当時おJRAが作ってしまったことに端を発していると考える。
この「アンカツルール」については前に書いたとおりだ。


最初の「アンカツルール」は「受験年の前年以前の5年間において、中央で年間20勝以上の成績を2回以上収めている騎手に対しては基礎的事項は問わない(一次試験免除)」というものだったが、これ以上の地方騎手の流入はJRA生え抜きの騎手の騎乗機会獲得に対して大きな影響を及ぼすと言う騎手会からの意見により「受験年の前年以内の5年間」という規定は「3年間」に短縮された

そしてさらに、地方の騎手が年間20勝以上出来る環境を狭める(地方招待競争、国際招待競走の数を減らす)ことにより、地方騎手がJRAで騎乗する機会が極端に減ったため、戸崎騎手を最後に地方騎手がにアンカツルールをクリアできる環境がなくなった。(セコイ)

このようにして、国内においての「鎖国(地方と中央)」は一応の成果を果たしたのですが、それも束の間、今度はデムーロ、ルメールという「黒船」の来襲という脅威が生まれた。

「アンカツルール」での地方騎手の流入は、1995年に始まった地方競馬と中央競馬の活性化を目指した交流元年」というスローガンが引き金となったが、外国人騎手のJRA通年免許交付の引き金になったのは、1994年にJRA騎手の技術向上や国際親善を目的として導入された「外国人騎手の短期免許制度」だ。



「アンカツルールからの交流元年」と「外国人騎手の短期免許制度」という、この2つの事象に共通していることは、ともに「競馬の活性化」、平たく言えば「どうすれば競馬が盛り上がり、売り上げ増加につながるか」という目標に対して主催者であるJRAがアイデアを具体化したというものだ。

結果」として売り上げには貢献し、施策としては成功のうちに終わったかに見えるが、JRA以外の騎手を前面に押し出したこの施策の皺寄せがJRAの騎手に大きく及んだため、騎手会からの突き上げがJRAにかかってしまったのだ。
そして、ようやくJRAが騎手会の要望に折れる形で、「規制」を設けると言う形で「一応の収束」を見せているという点に共通した部分を感じさせられる。


結論から言えば、売り上げ向上のためにJRAが打ち出す施策ってのは、今も昔も「スター騎手ありき」のものだ。
武豊全盛の時代においても主催者JRAは「競馬の更なる活性化」「売り上げ向上」を求めて「地方」や「海外のスター騎手」の招聘に力を入れてきたことは過去の歴史が証明している。


…先週の札幌開催でモレイラ騎手は土日で9勝を上げている。

…新潟開催では藤田菜七子騎手が、勝つたびに女性騎手の最多勝を更新し続けている。


これらの事象こそが、ファンの足を競馬場に競馬場に向かわせる超有料コンテンツであるのであれば、世界最強のコンテンツである「JRA騎手モレイラ誕生」は既に既定路線といっても過言ではないのではないだろーか?


第88回
競馬の楽しみ方~番外編★

よしずとミスト

連日の猛暑で各厩舎では馬への暑さ対策に様々な手法が用いられているのを知っているだろーか?

馬的に、「近年のトレンド」となっているのが「ミスト」。

最近では各馬房に、霧状の水を噴射するミストが設置され、そのミストを効率よく馬にかけるために扇風機が回っているのが今では当たり前になっており、そりゃー何億もかかった「お馬様」だから、これくらいは当たり前になっている。

競馬開催日にもパドックにミストが設置されている風景を見た人もいるでしょ。

そこで、トレセン内で使われているミストについて、ある厩舎の取材記事で、
昼間は1分間噴射して3分間止まるように設定され、さらにそこへ扇風機の風を送ることによって快適な温度を保つようにしている。
涼しくなる夜は1分間噴射して6,7分間止まるように設定するなど工夫している。

ただ冷やすだけならそこまで面倒もかからないが、ミストを出しっぱなしにしたり、扇風機をかけないと馬が水浸しになってしまい、逆に外気温と差が出てしまうと、その温度差で体調を崩してしまう馬もいるので常に外気温を想定し、適温である外気温からマイナス3度になるように設定している。

…と、まるで生まれたての馬の飼育でもしているかのような神経の使いようだ。


それにしても朝夕の温度差を考慮して、馬への暑さへのケアがここまで徹底されていたことには驚かされた。
さらにはある厩舎では厩舎の前にビッシリと「よしず(竹や葦などの、すだれ)」が貼られている厩舎もあった。

よしず」は日光を遮断しながら風を通す効果があり、馬房内に熱を通しにくく、馬の夏バテを防ぐのに効果的なのだそうで、このような「よしず」を使った暑さ対策は、トレセン内各所で使われてる知恵らしい。
調教師とかおじぃちゃんとか多いからな、色んな「古の知恵」があるんだろう。

競走馬は「経済動物」と評されることがあるが、はじめにも書いたように、億越えで取引された競走馬を預かり管理するにはこれくらいのケアも当たり前なんだね。


第87回
競馬の楽しみ方~番外編★

ポスト武豊

競馬界の「ドS」キャラとしてその地位を揺るぎないものにしている、川田将雅騎手


何勝達成記録などの節目となる表彰などがある時、後輩の面倒見のいいジョッキーなどは、記念撮影の時に後ろにプラカードを持った後輩騎手が加わることが多いけど、川田将雅はその「ドS」キャラゆえ?記念撮影では気のせいか一人記念撮影となっていることが多い。

…なんでこうなった?

…天才ジョッキー武豊騎手齢50歳に届こうとしているこの時期に「ポスト武豊」は誰かという論争になると、2、3年前は「川田将雅か、浜中俊」という答えが主流だった。

実際、浜中俊騎手は2012年に川田将雅よりも先に全国リーディングを獲得しており(川田は未だに全国リーディングは獲得していない)、この時点で浜中俊が川田より一歩先を行っていたのは事実だが、その後、相次ぐ落馬負傷や大レースでの斜行などが原因で浜中はスランプに陥り、ポスト武豊は今では「川田将雅じゃないか?」という声が大多数を占める状況となりつつあるのが現状だ。


そして現在川田は、かつての武豊がフランスに長期遠征に毎年出かけていたように英国へ長期遠征中
しかも武者修行という意味合いではなく、英国競馬関係者から「日本のポスト武豊」として招かれてのものならば、「世界も認めるポスト武豊」と言っても、もはや過言ではないかもしれない。


また、川田将雅騎手のここ数年のリーディングの指定席は、毎年概ね3〜5位だが、これに対して川田はあるインタビューに対して、「本来ならあの二人(デムーロ、ルメール)がいなかったら僕のいる位置は一番上のはずだった」と公言している。(いや、でもいるのが現実だからw)
川田は「日本人トップ」を強烈に意識しており、ゆえに「孤高のドSキャラ」になるべくしてなっていった。


そして、その陰に本来ライバルとなるはずだった浜中俊の脱落があったことも当然本人は自覚しているはず。

ダービーを勝った川田将雅と全国リーディングを獲得した浜中俊、この2つの実績を比べると、どちらが上という結論は難しいが、川田が毎年結果を出し続けているのに対して、浜中はアクシデントが重なったとはいえ、いま、明らかに「ポスト武豊」争いからは脱落してしまっているように見える。

この状況が続けば、見えかけていた浜中時代は去り、いよいよ川田時代の到来のはずだっただろう…


しかし、
競馬界ではたった一頭の馬の出現により、ガラリと状況が変わるのはよくあることで、偶然にも川田が英国遠征に出かけている真っ最中に「事件」は起こった

この「事件」の主役は8月5日の小倉競馬場で行われた新馬戦を、ほぼ追うところなく8馬身差をつける衝撃的なデビューを飾ったヴェロックスという馬。


このヴェロックス管理するのは川田将雅と「超」のつく蜜月関係である中内田充正厩舎
そして馬主は金子真人HD。
もし今年、川田が英国遠征に行ってなければ、ほぼ間違いなく川田が乗っていたラインの馬(実際川田は金子真人HD所有のマカヒキでダービーを勝っている)で、本来、中内田調教師は「この馬と川田でダノンプレミアムの雪辱を」と考えただろう。

しかし、

・新種牡馬ジャスタウェイの産駒で走らせて見ないことには「なんとも言えない」状況だった。
・セレクトセールでの落札価格が5000万円であったということ。

という不確定要素が重なり、新馬戦は浜中騎乗となったが、これだけの馬を理由もなく簡単に乗り変わらせるわけにはいかず、まずは、浜中の過失がない限りはしばらくは浜中で行くだろーし、中内田調教師と川田の関係はともかくとして、金子真人HDと浜中の間に確執めいたものもない。

もしこのまま順調にクラシックに乗るようなら、崖っぷちの浜中に光明が差し、10倍返しも不可能でなないだろう。

それにしても、持ってる馬主(金子真人HD)は騎手まで再生させてしまうんだな。

騎手人生のターニングポイントを迎えた浜中騎手、「これは良い出会いになりました」とクラシックの舞台で言えるといいなw
個人的には浜中を応援している。


第83回
競馬の楽しみ方~番外編★

JRAのコラボ企画

JRAのコラボ企画、
先週は藤田菜七子騎手の「ピンクジャージ」オークション事件に触れたが、これもコラボイベントの一巻で、今年のダービーではサッカー漫画で有名な「キャプテン翼」とのコラボイベントをサッカーワールドカップの時期にぶつけて集客を上げることに成功した(?)
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↑高橋陽一の絵は「軽い」からか、なんだか合ってない気がしてたが…
WC時期にはCMにも出演してた高橋陽一先生、今年はなんだかよく見るな。


JRA発信の企画は、毎週、大なり小なり何らかのイベントが各地の競馬場で行われているが、今開催の「福島」は節目の100年ということもあり、いろんなところに力を入れているようだ。

藤田菜七子のピンクジャージ」は想定外のことだったんだろうが、おそらくJRAがこの「福島節目の100年開催」で一番力を入れていたのが、先週土曜日に行われた「開成山特別」というレースだろう。
(これはファン感的なイベントではない)

この「開成山特別」というレースは、500万下条件の特別レースで、普通に考えればなんてことのないレースなんだが、JRAはこのレースになんと障害界の帝王オジュウチョウサンを招聘したのだ。
(まず間違いなく陣営の意志で出走したとは思えない)


オジュウチョウサン」は、障害でG1を6勝を含む9連勝中で、ここまで障害で実績を積み上げてしまうと、障害競走においては年間4走がギリギリ出走できる回数になる。
その理由としては、障害競走には2段階しかクラスがなく、未勝利かオープンの2つしかないから、1つ勝てば即オープン入りだ。

そしてオジュウチョウサンのようにG1を6勝もしてしまうと、障害競走では酷量(ハンデ)を背負わされるため、春と年末の中山大障害の前のトライアルを一度と本番の大障害のあわせて4回しか出走できないのだ。

物理的に障害のオープン競走に出走ないわけではないのだが、ルールに定められた斤量をオジュウチョウサンに背負わせるとなると、おそらく70kgを超える(前例がなく計算ができないため推測値)斤量となるため、流石に危険ということで、出走を自重しているという側面もある。


しかし、障害界のスターホースを年4回しか出走させられないのは「勿体ない」とばかりに、今回JRAは障害王のオジュウチョウサンを平地競走に出走させようと画策したのだった!
しかも鞍上は武豊!


かくして結成された「スーパー客寄せパンダコンビ」を、福島競馬場創立100周年記念開催の「目玉」に合わせて出走させることにJRAは成功した。


本来出走してもらえただけでも大成功なのだが、この日は福島の平地競走にオジュウチョウサンが出走するということで、入場人員は前年比138.8%
そして対象競争の開成山特別の売り上げ11億4320万1100円で、前年比195.6%増


たった1つの試みで、約7億円の「売り上げ増」に成功したのだ。


挙げ句の果てに、オジュウチョウサンは圧勝した。
出来過ぎ!?…かと思ったよ、笑いが止まらないとは正にこのことだろ、JRA。


オジュウチョウサンは平地未勝利であったため、今回は500万特別に出走したが、これで晴れて平地1勝馬となったことで、重賞はおろか、有馬記念にさえも出走が可能となった。


因みに、オジュウチョウサン血統だが、ステイゴールドシンボリクリスエスという、平地の長距離なら通用してもおかしくない下地を持つ血統構成(実際今回の開成山特別も芝2600m)なので、今後はさらに平地出走の選択肢が広がったということだ。


面白い話を最後に。
JRAには年度代表馬を記者投票で決めるという制度があり、投票数は300票と定められている。
そして昨年の年度代表馬、キタサンブラック297票を獲得して年度代表馬となったのだが、この時は満票ではなく、3票がキタサンブラック以外の馬に流れた。

…で、「その3票」を獲得したのが、何を隠そうオジュウチョウサンだったのです(笑)
果たして障害界の至宝の未来やいかに?


第77回
競馬の楽しみ方~番外編★

牝馬三冠に向けて

先週のオークスを勝ったアーモンドアイについてルメール騎手はトリプルクラウン(三冠って意味。このアーモンドアイがこの間勝って今2冠、でダービー勝てば三冠になる)と、牝馬三冠を取ることを示唆してた。
ここまで抜けて強い馬であれば言いたくもなるセリフだろー。


三冠馬が出現する年というのは、その馬が抜けて強いのはもちろんだけど、逆に他が弱い年ということも言える。

おそらくディープインパクトが三冠を勝った年は武豊を筆頭に、最初から「無事なら三つ取れる」と関係者も思っていたと思う。
プロの目から見れば世代レベルの強弱というのは最初からわかっているものだからな。


一昨年にダービー、皐月賞をともに2着したサトノダイヤモンド池江寿泰調教師は「皐月賞を叩き台にしてダービーを狙う」と公言してたからな。
言い換えれば、皐月賞を目一杯で使ったらダービーではマカヒキに勝てないかもしれない。と、言っているようなものだった。

この年、皐月賞を勝ったのはディーマジェスティだった。
ディーマジェスティは、マカヒキやサトノダイヤモンドとは対照的に、この年、馬主の大号令の元皐月賞で120%の仕上げを施していた。
おそらく能力的には三頭にそこまでの開きはなかったと思う。
結果的に「差」が出たのは仕上げの匙加減だったと思う。


今年三冠馬になる権利を有しているのは皐月賞を勝ったエポカドーロのみだが、エポカドーロを管理する藤原英昭調教師は「エポカは最初から皐月賞を目指していた」とあるメディアのインタビューに答えてたのを読んだ。
ならばもう「お釣りがないか?」と考えるのは早計だろうが、お釣りを残した仕上げをした陣営の馬や、敢えて皐月賞を使わなかった陣営の馬と比較すれば若干は見劣るだろう。


お釣りを残した仕上げをした馬とはなにか?
まずはキタノコマンドールを挙げなければならない。
この馬は皐月賞5着で権利を取ったが、実際のところは賞金面だけを考えれば2着以内に入らなければダービーには出られない馬だった。
そうなると、ある程度以上の仕上げが必要になる。
「ならば」ということで、勝ち負けは度外視して5着以内は外さない競馬をして欲しいと、ジョッキーに頼んだとしても不思議はなく、デムーロならその程度のことはいとも簡単にやってのけるだろうし、実際ダメージを最小限に抑えて権利取りに成功した。


次に
敢えて皐月賞を使わなかった陣営の馬とは?
筆頭格はブラストワンピースだろうな。
毎日杯を圧勝、レースぶりも余裕をもってのものだったし、誰が見てもダメージは最小限に抑えられた競馬だった。
しかし、皐月賞は毎日杯から中三週で、決してきついローテーションではなかったのだが、あっさり放牧に出してダービーに備えてた。
まだ全く底を見せていないという点でも最も他陣営が脅威と感じている存在だろう。


そして最後に・・・・
前述した三冠馬の権利を持つエポカドーロを管理する藤原英昭調教師は、ダービーに向けて特に気になる馬はという質問に対して

そりゃダノンプレミアムに決まっている。開業して5年目の中内田調教師は今やトップトレーナーになった。見ている方は楽しいかもしれんが、こっちは脅威しかない」と言っている。

おそらく挫石は皐月賞を使いたくないための、体のいい言い訳だと個人的には考えている。
ダノンプレミアムは競馬に行ったら放っておいても自分から全力を出してしまうタイプの馬。
そうなると当然ダメージが懸念される。
ならばそれを防ぐ一番シンプルな方法とは・・・出走しなければいい。シンプル。

二兎を追うものは一兎をも得ず?


第76回
競馬の楽しみ方~番外編★

ムーアの進言〜日本の種牡馬

先日イギリスから飛び込んできたビッグニュースだが、
なんと日本生産れでディープインパクト産駒であるサクソンウォリアーが、日本の皐月賞にあたる英2000ギニーを無傷の4連勝で制したって話だ。


既に英国のブックメーカーでは、きたる英国ダービーでの単勝オッズではサクソンウォリアーは抜けた一番人気となっているのであれば、今年の欧州においての世代No.1の評価を得ていると言っても過言ではないだろう。

サクソンウォリアーは、欧州最強グループであるクールモアグループの所有馬で、所属厩舎はAオブライエン厩舎という「超」のつくA級待遇
そしてサクソンウォリアーの母、メイビーはガリレオ産駒で、この配合は欧州最高の繁殖牝馬と日本最高の種牡馬との配合になるのだ。

ある意味、クールモアグループとは日本でいう社台グループのような存在で、そのエリートグループの一番馬が、なんと我が日本のディープインパクト産駒であるというのは、驚きを通り越して言葉も出なかった。



おそらくこの、世界競馬史における歴史的事件?の背景は、世界No.1騎手であるRムーアの存在なしには語れないだろう。

Rムーアは欧州ではクールモアグループと専属騎乗契約をしており、欧州競馬がシーズンオフになる秋や、クールモアグループの有力馬とかち合わない時期に 積極的に日本に短期免許で荒稼ぎしに来日する「出稼ぎジョッキー」なのは皆さんご承知かと思う。

ムーア騎手はレースでは何頭ものディープインパクト産駒に跨り、ディープ産駒の性能を熟知していたはずだし、欧州の血統事情がここ20年ほどサドラーズウェルズディンヒル系でガッチリと固められていたため、ノーザンダンサー系同士による強度のインブリード(近親配合)が危惧されていたという事情も当然ムーア騎手は知っていたはずだ。


当初はインブリードを回避する施策として、アメリカ系の種牡馬を導入したりもしていましたのだが、あまり成功した例はなかった。

ならばと、欧州トップジョッキーで日本の種牡馬のレベルも肌で感じて知り尽くしているムーアの進言も当然あったのではないだろーか。

さらにいえばディープインパクトはサンデーサイレンス産駒であり、米国血統だ。
日本に米国の「当たり」血統がいるのであれば、導入しない手はないとムーア騎手が進言していたとしても驚くよーなことではなく、むしろ自然な流れであったと言えるだろう。

そしてクールモアグループは第2、第3のサクソンウォリアー誕生に向けて既に3頭のガリレオ産駒をディープインパクトと配合するために日本のノーザンファームに預託している。
この中でも特筆すべきはサクソンウォリアーの母メイビーの全姉妹で、2016年カルティエ賞年度代表馬に選出されたマインディングで、間違いなく欧州におけるこの世代のNo.1繁殖牝馬と言える存在だ。

欧州競馬にかかわらず、世界的なスポーツイベントではアジアはこれまで後進国だった。
戦後たったの100年で、戦争敗戦国が経済やスポーツという分野において戦勝国に肩を並べるところまで来るとは誰も考えつかないことで、物理的にも相当な苦労を必要としたことだろう。

アメリカのMLBでいえば、過去に野茂投手やイチローが存在感を示したが、現在の主役は大谷翔平投手だ。
つまり、2018年はアジアのスポーツが世界基準に追いついたメモリアルイヤーであることを示しており、まさにこれからサクソンウォリアーのようなディープインパクト産駒が世界中の競馬を席巻してもおかしくない、そんな時代の幕開けがスグそこにやってきたことを意味する一年となる可能性が高いのではないだろーか。


第74回
競馬の楽しみ方~番外編★

時計とスポンサー事情

スポーツ競技でルール上「時計」を利用する競技は沢山あります。
今日はそんな雑学を話そうと思う。

…というのも、以前に『競馬のネタは、馬の知識が無いとわからない。』ってメッセージが「口コミ」で来たので、私としてはレース前の見解を述べてたのですが、もしかするとそーゆうネタって退屈なのかな?と、思い、今回のような個人的に話したい「ネタ」がある時は、自分も少し調べることで勉強にもなるので、「小ネタ」を書こうと思う。
なので、たまにこういうネタを挟むことにしたよ、どう( ・?・ )w



…さて、改めて。「時計」を利用する競技が沢山あるね、…ってトコから。

世界的に最も注目が集まるスポーツの祭典といえば、サッカーのW杯と夏季五輪か。
このようなイベントには必ず時計メーカーのスポンサーが存在している。
「昔からのなじみ」で言うと、甲子園の時計は長年日本のSEIKO(セイコー)がスポンサーだったけど、2001年頃から金の切れ目が縁の切れ目で、気づけばCITIZEN(シチズン)になっていた。

サッカーW杯だと、近年はHublot(ウブロ)がスポンサーになり、残り時間やロスタイムの表示、はたまた審判の腕時計などに自社の時計をこれでもか!って言うくらいに使ってる。まぁ、あれだけ見れば、スゴイ宣伝効果になるよな。

同様に2020年の東京オリンピックは既にOMEGA(オメガ)と決まっており、ゴルフの全米ツアーROLEX(ロレックス)だ。


では競馬をスポンサードしているメーカーはどの会社かというと、流石、時計と言えばスイス。
スイスのLONGINES(ロンジン)なのだ。
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ロンジンは、ワールドベストジョッキーシリーズをスポンサーしており、昨年はシリーズ最終戦のジャパンCでオーストラリアのH.ボウマン騎手シュヴァルグランで制し、首位のままチャンピオンを確定させた。

通常この賞は、フランスや英国のリーディングジョッキーが受賞するのだが、この年H.ボウマン騎手は、オーストラリアの歴史的名牝WINXS(ウインクス)でG1、6勝を含む9勝(現在ウィンクスは24連勝中でG1勝利数の世界記録を樹立したばかり)し、ロンジンが指定するオーストラリア圏のレースを全てウィンクスで勝ったため、昨年度のチャンピオンとなることができた。

日本で24連勝するのはただ事ではないけど、オーストラリアは1985年にパート1国に認定されてはいるものの、全体のレベルとしてはたいして高くないため、ウィンクスのような突出して強い馬が現れれば、24連勝も夢ではないという土壌があるにはある。

またウィンクスは牝馬であるため、牡馬に対して酷量の「ハンデを背負わされることがない」のも、この連勝を後押ししていると言えるだろう。

また、今週の天皇賞(春)もロンジンワールドベストレースホースランキングの対象レースとなっているため、シュヴァルグランで挑むH.ボウマン騎手も、力の入るところだろーねw


第73回
競馬の楽しみ方~番外編★

いたたまれない、当て馬

さて、今回の競馬コラムは、「男」ならいたたまれなくなる「当て馬」のハナシをしよーと思う。

…って、その「当て馬」の話の前に「種馬」について書こう。
桜花賞と皐月賞が終わり「クラシック」が始まったな〜って感じがしだしたところで、新種牡馬がいきなりクラクック初戦を勝ったから、改めて「種馬」についても調べ直してみた。


「種馬」の正式名称は「種牡馬」という。
現在日本 での人気No.1の種牡馬は、誰もが知る「ディープインパクト」だ。
1回の種付け料が3,000万円もする。(2017年の調べ)
今年はさらに1,000万上積みされて4,000万になるという噂。


そんなディープインパクトは、2010年から種牡馬入りをした。
この年は900万円から始まりで、大体これくらいの相場から種牡馬生活が始まる。

「来年4,000万円の種付け料を取るという馬が最初は900万円?」と思うだろーけど、何故ならスーパーサラブレッドでも人間と同じで、種付けしたからといって必ず受胎するとは限らないから、共用開始から数年は不受胎時全額返還という「保険」がつくそうだ。


この「保険」というのは生殖能力があるかないか、あるいは受胎率のバラツキなども考慮され、大体どの馬にも適用される「保険」なんだとか。
そして種付けをして確実に受胎し、そしてその馬が活躍すれば「種付け料」はガンガン上がって行くのだ。

ディープの場合、安定した種付け能力が証明されたため、右肩上がりに種付け料が上がり続けている。
2018年、ちょうど今頃(4~5月)が馬の繁殖時期なんだけど、

 一発4,000万円の大砲を、年間200~250頭の牝馬とヤリ続けているのだ。


…自分の馬がヤリ続けてくれるとガバガバと金が入る。…って仕組みは、なんだか「人間」が嫌になりそうだけど、しかし上には上がいるもので、2014年の記録によると欧州の種牡馬ガリレオは、なんと一発 5,300万円という、とてつもない大砲だったそう。

現在は「Private」となり非公開となってるが、私の調べたところだと、おそらく世界No.1の種牡馬が「ガリレオ」で、No.2が「ディープインパクト」のようだ。

…因みになんでこんなに「ガリレオ」が高いかって言うと、「ガリレオ」が2006年まで現役種牡馬であったことは確認できており、それまで欧州の至宝と呼ばれるくらいの価値の高い「サドラーズウェルズ」という馬がいて、その産駒の中でも最も良血で種牡馬となった後の評価も高いからなんじゃないかと思う。

つまり「サドラーズウェルズ」がディープの父「サンデーサイレンス」だとすれば、最高傑作の「ガリレオ」が「ディープインパクト」みたいなもんだ。



…さて、ここでやっと今回の本題「当て馬」の悲しい事情に話がつながるのだが、一応馬の「発情期(稼ぎ時)」としては4~5月となっているのだが、この時期にヤッてほしくても都合よくいくわけじゃない。

人間みたいに、スッポンとか朝鮮人参で、食べ物で精子が増えるとか、精力倍増とか、そういう調整ができるのか、今回調べてみたけど、そんな情報は流石に見つからなかった。
ただ、体調を整えるという意味ではサプリメントとかは食べさせてるんだとか。

オーナーとしては美尻の「かわいい牝馬」でもあてがって、兎に角 ヤリまくってもらいたいわけだが「当て馬」というのは「かわいい牝馬」のことではなく、「オスの馬」のことだ。

毎日毎日女をあてがわれたら、女に飽きて男色になる。…ってコトじゃない。
ヤル気の無いオスの前に、別のオスを出し、「あ、ヤベー、俺の女が寝取られる!」って思わせて「ヤル気」を出させる為の馬が「当て馬」だ。

当然、「当て馬」もそこらのポンコツ馬ではなくて(人間でもそれじゃ「寝取られる」って危機感感じないからな)人間で言うとこのイケメンで、たまに「当て馬」がヤっちゃって、できた子供の能力が高かったりもするそうだしな。


…ただ、悲しいのは基本的に「当て馬」のお役目は、スーパースターの種牡馬の「ヤル気」を出させるのが仕事。
なので、ギンギンにヤル気になっちゃっても、見るだけで「おあずけ」なのだ。
「ハイ、ハイ、お疲れさん」って言われて「おこぼれ」などにはありつけない。


どうだろう。男として、いたたまれなくならないだろーか。


第70回
競馬の楽しみ方~番外編★

中山注意報


先週から阪神、中山は2ヶ月のロングラン開催に突入しましたねー。

阪神の馬場は芝が青々として良好な状態だけど、中山は「これが開幕週か!?」って言うよーな芝コースの状態だ。
この状態で今週は「弥生賞」が行われるのだが、正直、私が馬主だったら「やっぱ、やめよう」と強権発動したくなるくらいヤバイ。


先週の「中山記念」でもペルシアンナイトが出遅れたこともあったが、全く差せずの惨敗。
送り出した厩舎も「まさかあそこまで酷い」とは思わなかっただろう。かなり馬場の影響が出てた。


昨年ダービーを勝ったレイデオロを管理する藤沢調教師は、「皐月賞に挑む前に「2歳時に葉牡丹賞、ホープフルSと使ったことで馬が痛んだ。そのために前哨戦を使えなかった。古馬ならいざしらず、この時期の若駒にとっては中山コースはかなりタフなコースで、レイデオロの場合、それがモロに出たと思う」とコメントしていたからね。

8週間のうちAコース使用は6週間、皐月賞を含む最後の2週間がBコースなのだが、その間に皐月賞トライアルのスプリングSもある。
これからクラシックを目指す陣営にとっては、これは大誤算だろう。


JRAのホームページも確認してみた。
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直前情報(2月23日(金曜)正午現在の情報)

芝の状態

第1回中山競馬終了後、損傷箇所の凹凸整正及び洋芝追加播種、肥料散布を行い、1月下旬より約2週間のシート養生を実施しました。低温の影響で洋芝の生育が鈍く、3コーナーから4コーナー内側を中心に回復の遅れている箇所が見られます。

(以上JRAのHPより抜粋)


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↑内と外と芝の色が全然違う。

回復が遅れているのに使ったら芝の状態は更に悪くなるだろー。
更に、これでどこかのタイミングで雨でも降ったら、もうとんでもないことになるだろーな。
実際、天候が崩れてきそうだし。


皆さん、なるべく中山の芝のレースでは勝負しない方が無難かと思いますよー。大穴を狙うのなら(狙えるような競馬じゃないので、そこらへんの小学生にでも3つ番号選んでもらってもいいかもしれませんw)チャンスかもしれないけど、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」の精神で行くのなら止めることはいたしませんw

以上、中山注意報でした。


第67回
競馬の楽しみ方~番外編★

「凍結防止剤」の影響〜どう予想する?

冬競馬まっただ中の競馬が続いてるが、今回の競馬コラムは個人的に前から書こうと思ってた、
この時期ダートコースに撒かれる凍結防止剤」について解説しよーと思う。

凍結防止剤」とは、書いて字のごとくダートコースの砂の凍結を防止する薬剤なんだが、多分知らない人も多いと思うけど、コレがなかなか厄介な代物なんですわ(-。-;
…で、この「凍結防止剤」が撒かれたかどうかで馬場のコンディションが変わり、ソレを知っているか否かで「ダート」の予想の勝率が大幅に変わってくるのだ。


基本的にはダートコースの砂が、雨や雪、霜で凍ってしまいそうな場合に撒くんだけど、のべつまくなしに撒くというものではなく、撒く場合は、ダートコースが凍るとされる、ある一定の砂内の含水率が予想される場合にのみ撒くのだ。
実際、先週の「東京競馬場」は撒いたけど「京都競馬場」は撒かなかった。


ある程度の水分を含んだ砂と結合すると、凍結を防ぐと同時に砂に粘り気が出る状態となる。
いわゆるパサパサのダートとは違う意味で、パワーが必要な特殊なダート状態となるのだ。
例えていうのであれば、アメリカの粘土質のダートに近い状態になることが、よく言われている。

ただ、先週の「東京競馬場」は雪の残る影響で水を含むことがほぼ確実されていたから撒いが、実際は雪が想像以上に一気に溶け出したため、砂の中にある水が凍結防止剤と結合する前に雪解け水と一緒に流されたらしい。

芝コースもそうなんだけど、各コースは水はけを意識して基本的にコースの内側に排水されるように設計されてるから、一気に水が排水された先週は結合されずに、普通の水の浮いたダートコースとなり、脚抜きのいいダートコースとなっていた。

つまりは先週の「東京競馬場」は予想された以上の水がコース上に浮き出してきてしまったという状態になってしまったのだ。


金曜の時点で水をある程度含んだダートに対しては凍結防止剤を撒くことは有効なのだが、水が浮くまでの状態になると撒いても流れてしまうので撒かないと考えるのが妥当で、凍結防止剤を撒いたか否かはJRAの「馬場情報」で必ず公表される。
ただ、実際に水分と結合して「粘土状」になっているかのどうかってのはココが厄介なところの本質で、
「目視や勘」でしかはかり得ないというところなのだ。



JRAのホームページで凍結防止剤を撒いたと発表され、馬場状態が重、ないしは稍重、稍重に近い不良と確認できれば、ダートコースの砂内の水分と結合して粘土状のダートとなっていると判断して良いだろうね。

そして、凍結防止剤とダートの砂内の水分とが結合した状態でのダートは、粘土状なので脚抜きが悪くなり、馬が走るのにパワーを要する状態となるから、そんな場合は巨漢馬や、いかにもパワー型という血統、例えばアメリカ寄りの血統の馬が活躍する馬場となると考えて良いだろう。


結論としては概ね三段階の状態をイメージしておくといい。
凍結防止剤が撒かれたと発表があった場合・・・

1.重程度の馬場状態は結合して粘土状のダートとなり力が必要な状態か?
2.撒いたはいいが、思いほか乾くのが早く良馬場になってしまった場合は普通の良馬場と同じか?
3.馬場が想定以上の水分がコース上に発生している場合、凍結防止剤は結合する前に流れて効果がなくなっているか?


どうだろ? こーゆう馬場情報もダートで予想するには重要な「情報」です。
少々難解なものとなってしまっているかもしれないが、冬競馬はダートが主体だから、馬場状態を把握しているのとそうでないのとでは、馬券の買い方のアプローチも当然変わってくるもの。このあたりを意識して競馬に取り組むのもなかなか面白いものだって、伝えたかったのでしたw


第66回
競馬の楽しみ方~番外編★

雪にまつわる競馬の歴史

先週は超絶・寒かったけど、今日は多少マシか。…しかし今週中にもまた大寒波が襲ってくるという予報(あくまでも)が出ているらしい。
来週の競馬は三日間開催も控えているので、開催中止とか順延とかにならないでほしい!

昔は雪が降って、芝コースが、安全上使えそうにないということで芝のレースを全部ダートに変更して施行されたという。
今では考えられない時代もあった。



調べてみたところ、最後に芝のレースが雪でダートに変更になったのは2008年が最後だそう。

この時は2008年2月3日、京都芝2000mの3歳未勝利戦がダート1900mに変更になった。
基本的に京都のダート中距離は1800mで行われていたんだが、この日はなんと12年ぶりにダート1900mが復活したんだとか。

その理由としては芝2000mのフルゲートの頭数がダート1800mだと入りきらないため、急遽ダート1900mを使用したというもの。
京都競馬場はダート1900mという番組も組めるコース形態であったために事なきを得たようだが、芝のレースに投票して、結果的にダートを使うという羽目になるというのは、今考えればヤケクソにも程があるというものw

そもそもどうしてここまでして強行に競馬を開催したかといえば、中止にして代替開催となると、それに伴うコストとともに売り上げが大幅にダウンしてしまうからだ。



覚えてる人も多いだろう。昨年、台風の中行われた菊花賞天皇賞だが、アレは騎手会が「安全面から競馬開催を中止して欲しい」と強硬に主張すれば中止になっていた可能性も十分にあったはずで、騎手の中には「無事回ってくるだけで精一杯」とコメントしていた騎手もいたぐらいだった。
誰も声をあげなかったからあの嵐の中でも強行開催としたが、騎手会が主張すればJRAも中止を余儀なくされたと思う。それくらいJRAとしては「代替開催」は避けたいのだ。


過去にも京都競馬場で開催日の途中から猛吹雪となり、当時の騎手会長であった河内洋騎手(現調教師)が「こんな中で競馬したら事故が起こる」とストライキも辞さない程の猛抗議をし、やっと以降のレースが中止になったことがあった程。

現在では今年の日経新春杯がそうであったように、「開催が危ないな」と想定されたら重賞の前売りを中止し、それとなく匂わせる施策をとっているJRAだが、昨年の天皇賞や菊花賞は前売りが始まった後に一気に天候が悪化したため、JRAも中止に際しての前売りの払い戻し等々、莫大な損失に見舞われることが明らかであったため強行に出たが、あれで、もし事故でも起こっていようなら大変なことになっていただろーな。


まぁ、個人的には今週末は開催中止とかにならないでほしいなぁ。
第65回
競馬の楽しみ方~番外編★

外国人勢の秘策

今回の競馬コラムのタイトルは、ズバリ「外国人勢の秘策」だ。

これまでメディアに出ることがなかったネタであるが、つい最近、Mデムーロの弟であるCデムーロ

ポロっと喋ってしまった(>人<;)

ことで、ある意味「バレて」しまった外国人勢の秘策が露見してしまったのだ!!
その秘策とは、「武豊の後を取ること」だそうである。


なんでもかんでも武豊の後を取りに行ったら「ユタカがコケたら皆コケた」になってしまうが、ここ1番ではこの作戦は外国人勢にとってはかなり「有効な作戦」として意識されているようだ。

前述のCデムーロのコメントは、ホープフルSでタイムフライヤーを勝利させた際のもので、舞台となった中山芝2000mでは、どの馬も大なり少なりどこかでゴチャつく。

乗り馴れた日本人騎手ならともかく、短期免許の外国人騎手となると、その時点で一瞬迷いが生じるのはある意味必然で、そんな際にどうしたら良いかを先輩から密かに伝授されていたCデムーロは、レース中に前を行く武豊のジャンダルムを視界に捉え、武豊の後ろを取ることに成功し、抜け出したジャンダルムをきっちり捉えてゴールした。


武豊のような経験豊富で技術の高い騎手はレース中に変な動きをしないし、ペース判断も的確で、日本に慣れていない外国人騎手からすれば、とりあえず武豊についていけばペースもおかしくはならないし進路も自然と開くと認識しているようで、どうやら外国人騎手の中でこの乗り方は、ある意味「スタンダード」となっているようだ。

デビューから「前人未到」の数々の記録の扉を自らの騎乗技術でこじ開け続けてきた「武豊」であるが、2010年に定位置である全国リーディングトップの座から落馬による大怪我で文字通り「転落」。

その後怪我自体は治癒したが、エージェント制による弊害や、外国人騎手や内田や岩田、戸崎など地方騎手の台頭により定位置である全国リーディングトップにはそれ以来返り咲けていない。
実は全盛期並の勝ち星を挙げられない理由は、こんなところにもあるのかも知れない。


第62回
競馬の楽しみ方~番外編★

キタサンブラァ〜ック〜♪ あ〜り、がぁ〜とぉお〜♪

とうとう有馬記念が終わっちゃいましたねーー。
しかし、後にも先にもあんな盛大なセレモニーは見たことなかった。

北島三郎が、愛馬キタサンブラックのために曲を作ったのも、サブちゃんならではの演出。
「キタサンブラァ〜ック〜♪ キタサンブラァ〜ック〜♪ あ〜り、がぁ〜とぉお〜♪」


自分で歌うと涙が出てしまうのでビデオクリップにしたってのは、あのクオリティのPVだからYouTubeとかも考えてのシナリオだったのか。それか体調のこと考えてしたのか分からないが、曲が3番まであったのには驚いた。きっと言いたいことはまだまだあるんだろう。あまり続けると「ロード」になってしまうから3番まででw

そしてトドメは「祭り」
北島三郎も高齢で、体の具合が万全ではない中の熱唱は感動した。レースでこれ以上ないくらいに興奮し、さらには歌まで披露し、血管でも切れはしないかと心配だった。今年は何回「祭り」を聞けたことかw


それにしても本当に大御所は器が大きい。
武豊騎手清水久嗣調教師がセレモニーの壇上にいるのは至って普通の光景だったが、最初にキタサンブラックが勝ったG1である菊花賞の鞍上を務めた北村宏司騎手も壇上に招き、「流石」と思った。

キタサンブラックの調教パートナーを務める黒岩騎手をも探し出して、壇上に呼び寄せて感謝の言葉を伝えて「祭り」でとどめを刺したサブちゃん劇場は、本当に最高だった。
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あれだけファンを楽しませてくれれば、JRAもどんだけでも「忖度」するだろう。


まあ、この先ここまでのカップリングはなかなか実現するのは難しいと思うけど、同日の阪神の新馬戦では勝ったDMMドリームクラブの所有馬で、北野武命名したキタノコマンドールが評判馬が揃った中、勝ち上がったな。

今年のここまでの牡馬2歳路線はかなりの粒揃いだったが、キタノコマンドールは血統的にも姉にジャパンカップ2着のデニムアンドルビーをもつディープインパクト産駒だからな。

来年の夢は「最も運がいい馬が勝つ」という格言を持つ日本ダービーで、北野武の「コマネチ」が見られるのではないかと思う。…「コマネチ!」って、一瞬で終わるネタだけどなw

第60回
競馬の楽しみ方~番外編★

今年の阪神JFは楽しみな一戦

今週は阪神JF(ジュベナイルフィリーズ)だ。

当初は札幌2歳Sの覇者ロックディスタウンと、アルテミスSの覇者ラッキーライラックの一騎打ちかなと思っていた。
ともにオルフェーブル産駒で牝馬、今のところ牡馬にこれといった馬が出ていないオルフェーブル産駒は牝馬に出るといいのかと思っていた。


ロックディスタウンは新潟で新馬を勝ちながら、新潟2歳Sを使わずに札幌に持っていったのはルメールに合わせたようだ。
なんとしてもルメールを手放したくないってコトなんだろーね、賢明だ。

ラッキーライラックは新潟の新馬戦に騎乗した石橋脩が「この馬は化けるかも」と絶賛したという噂の馬で、実際連勝でアルテミスSを制した。

石橋脩がナンボのものかという疑念もあるが、一応は堀厩舎の準主戦騎手で、調教でも数々の堀厩舎の名馬にも乗ってるし、ドゥラメンテの背中を知る男だからね、話聞いてあげようよ。

…と、考えていると、彗星が2頭現れた。


先ずはルーラーシップ産駒リリーノーブルという馬。
この馬は新馬戦をぶっちぎって、続く自己条件の牝馬限定戦に出走。
どれだけのもんかなと思っていたら圧勝だった。
これはまだまだ奥がありそう。


そして最後に秘密兵器登場。

関西の超新星、中内田厩舎

…が、送り出すのがベルーガという馬。


キンシャサキセキ産駒でデビュー戦が1札幌の200m、そしてファンタジーSをともに後方一気の末脚で二連勝した。

データ派の人達からすれば、この馬は傾向に合わない馬だろーけど、同厩舎の新潟2歳S勝ちのフロンティアを引っ込めてこっちを使うくらいですから、これは脈アリなんじゃないのか?


しかも、
この中内田厩舎は先週の競馬でとうとう音無厩舎に抜かれtsものの、関西リーディング5位を死守していたトコ。
調べたら重賞も今年4勝してた。
しかも実質開業3年目。
しかも上位のリーディング常連厩舎が軒並み28馬房を有しているのに対して、中内田厩舎は「たったの」20馬房しかないんだとか。


それで、池江、角居、藤原英、矢作厩舎と互角を張るんですから大したもんだ。


中内田充」という調教師の凄いところは、調べれば調べるほどにまだまだあって、書き始めたら短編小説くらいになるので次の機会に譲るとして…ちょっとだけ書くのであれば、矢作調教師が開成高校出身でエリートと言われてるが、中内田調教師はそれのさらに斜め上を行く経歴の持ち主なのです。

機会があれば「中内田大特集」をやりたいと思ってる。いま調べてるとこ。
どうだろ?皆興味あるのかな?


まぁ、いずれにせよ、
今週注目は勿論ベルーガですね!


第58回
競馬の楽しみ方~番外編★

京都競馬場の芝コースが、ヤバイ

デムーロ、これで年間JRA G15勝目かい。

それでもって今年のJRAのG1は16鞍全部乗って馬券圏外がたったの5回
高額賞金を目の前にした時の勝負根性は凄まじいな。マジで。

…で、調べてみたら、デムーロは全国現在リーディング3位だけど、獲得賞金は1位だそーだ。

驚異の銭ゲバぶりだな。


ルメールは事あるごとにリーディングを取りたいと話してるけど、デムーロからはそんな言葉はあまり聞いいたことない。
名より実を愚直に地で行ってるんだろ。
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そんなお金大好きデムーロ
今年のマイルCSレッドファルクスを袖にしてペルシアンナイトに乗ることが決まった。

より勝てるチャンスがある馬を選ぶのは自然の流れだけど、兄のお下がりを弟のクリスチャン・デムーロが面倒を見るとは。
でも今年のクリスチャンは、今までに来日していた頃とは比べ物にならないくらい腕が上がっているから、そうは馬鹿にできなさそうだぞw

それよりも問題は、京都の芝コース。
内がハゲて酷いっす。

それでもってそこを通った馬が止まらないのだから余計に酷い話。
エリザベス女王杯の後の12Rが、芝のマイル戦だったんだけど、大外18番枠から出たアドマイヤリアルが、影をも踏ませぬ勢いの逃げ切りだからね。
休み明けだが走れる仕上がりとはいえ、大外枠の逃げ馬なんて怖くて手が出せないよ。

京都9Rの黄菊賞もムーアの逃げ切り。
これくらいは好騎乗とみてもいいんだけど、2着が小林徹のケイティクレバーの逃げ残りだろ。
しぶとい馬とは思ってたがここまでとはね。勿論馬場のアシストのおかげ(笑)


そんな京都芝コース、一応今週から仮柵が設置されるので、少しはまともになるかもしれないが、そもそもが台風の影響で芝の状態自体が例年に比べ相当に悪い。
これ以上良くなる事は考えづらく、万が一にひと雨でも降れば先週と同じ馬場状態になるだろう。
そうなるとまたインを通れる馬ですよ。

マルターズアポジー
芝がヤバイ」と思ったら、とりあえずこの馬の名前を思い出そうw。


第44回
競馬の楽しみ方~番外編★

武豊 世紀の乗りミスか???

夏競馬が始まり、春競馬の思い出が徐々に薄れてきた今日この頃。

先日、あるマニアックなインターネット競馬媒体にて、私と同じような感想を抱いていた記事を見つけたので紹介したいと思う。


実は武豊、宝塚記念の当日、宝塚記念前の芝のレースで3つあるレースの内の2つ勝っているのだが(3歳500万:ヒシマサル、壬生特別:ダイアナヘイロー)、その2つのレースにおいて最後の直線で通ったコースが、ほとんど同じところだった…とのことです。

つまり、
その日の芝コースのグリーンベルトを、まぁ、本人もコンマ0.00の世界で探しながら乗っていたんだろうが、うまく見つけてしまったんだろう。
結果、本番の宝塚記念でも同じところを狙ったんだが、キタサタンブラックは伸びませんでしたねー。…無理もないが。


この結果を私なりに解釈すると、

「なんてセコく乗ってしまったんだろう??????」

思えば、レース前はキタサタンブラックの天皇賞の春の激走からくる反動をかなり気にしていたけど、結論としては「ダメージは気になくていい」でした。

それでも9着に敗れてしまったのは原因は?

キタサタンブラックストロングポイント、ストライドが大きて、スピードに乗るとそうそう簡単には止まらないって走りなんだが、どうも宝塚記念の日は、走りに豪快さを欠いている感じがしたね。

個人的には、おそらく武豊がグリーンベルト狙いを意識するがあまり、フットワークが小さくなってしまったのではないかと思う。


つまり、騎手が馬のストロングポイントである大きいフットワークを萎縮してしまったのでは???


本来は行く馬がいなければ自ら先手を取るキタサンブラック、実際逃げたのがシュヴァルグランなら、キタさんこの馬のハナを叩けない馬のはずはない。

結論は武豊が逃げよりもグリーンベルト狙いの走りをしたため、本来の走りができなかったんだろーなぁー。

武豊は「敗因は」について聞かれて「よくわからないです」答えていたけど、実際は分かっているのでは???
分かっていても立場的に「僕のミスです」と言えないのが武騎手だろう。

サブちゃんに内緒で謝って、もう一回サブちゃんにフランス語の練習をしてもらったほうがいいと思いんですけどw
多分、馬はピンピンしていると思うんだけどな。


第38回
競馬の楽しみ方~番外編★

2017春競馬〜芝コースって一体どうなってるの?

皆さん、どもーw

今週はNHKマイルCが東京競馬場で行われる。
今回は「芝コースって一体どうなってるの?東京編を書こうと思う。


前回に解説した京都競馬場編では、天皇賞(春)を「最も時計の出やすい状態」に持っていくことのみに専念すればいいため、難しく考える必要はなかったんだが(実際レコードが出たしねw)

春の東京開催はG1が5つ、NHKマイルC、ヴィクトリアマイル、オークス、ダービー、安田記念と5週連続のG1開催だから「どこをピークに」というのは難しいところなので、常にいい状態をキープするように努めるしかないのだが、それでもやはり最も馬場が良好な状態で使いたいのがダービーウィークだろう。


芝コース」は一番幅の広いAコースから始まって、開催を追うごとにBコース、Cコースの順に傷んだ内を覆うように仮策を設置していきます。で、そのため徐々にコースは狭くなっていくんです、…と、狭いといっても18頭が走るのに十分な広さはあるけどね。

この方式は長年変わらずとられてるが、何故長年この方式が取られたか?…という「競馬ウンチク」を少し説明しよーと思う。



聞いたことはある方もいるかもしれないけど、競馬用語で「スタンド前発走」という言葉があって、それはそのままの意味で「東京芝2400mはスタート位置とゴール位置がメインスタンドの目の前になるように設定されている」ってこと。
これにより「ゲートインする馬の様子」と、「ゴール前の叩き合いの様子」を、観客席 から最も近いところで見られるようになり、より臨場感が大きくなるというのが芝2400mの特徴で、さらにCコース使用時は最もスタンドに近くなるので臨場感マックス状態になる。

サッカーでも意識的にピッチと観客席を近く作るスタジアムがあるように、やはりスポーツの醍醐味は臨場感なんだな!


流石にダービーウィークくらいの時期になると、芝コースの状態は内外イーブンとなるから、追い込み馬が大外を回せば手が届く位置に馬がいる(大袈裟かw)というような臨場感が味わえるって演出も兼ねてるんだな。面白いっしょ、よく考えられてるよねw

オークス週がBコースでダービー週からCコース使用というのも、やはり「競馬の祭典」という意味合いでダービーに重きを置いているJRAの思惑も このあたりに見え隠れする。

この「スタンド前発走」、知ると競馬場に脚を運びたくなるハズ。ぜひこの臨場感を味わってみると良いでしょー。ただ、ダービー当日は毎回大変な混雑なので事前に指定席を取ることをお勧めする。

第37回
競馬の楽しみ方~番外編★

先週の回顧〜まさに競馬祭り

皆さん、コンチワ!
先週は青葉賞アドミラブルが好時計勝ち、キタサンブラック天皇賞をレコードV香港ではネオリアリズムまでも海外G1制覇と、まさにお祭り状態だった!


天皇賞(春)は逃げたヤマカツライデンが3200m戦ではありえない驚愕のハイペースで逃げ、前半1000m通過が58秒3ならレコードも出ようというもの。
…ただ、そのペースに乗っても凌ぎきったキタサンブラックの心肺機能にはただただ恐れ入るばかりで、これは調教での坂路3本追いや、CW2週半追いなど、相当に負荷をかけた調教がそのまま身になった結果といえ、キタサンブラックはまさに王者といえる実力だ。
素質があるのは勿論なのだが、それに対してしっかり鍛えられた結果がこの二連勝につながったといえるだろう。



青葉賞勝ち時計が2分23秒6、スローになることの多いこのレースだったが、前半少しやりあったにしろ、そうそう出る時計ではない。
…それを最後方から一気のごぼう抜きで制したアドミラブル相当な逸材だろう。

ミルコも、ここを勝ってダービーもこの馬と戦前語っていたようで、有言実行となったが、実は皐月賞に二着のお手馬ペルシアンナイトにダービーでの騎乗を確約せずに「このレースが終わってから返答する」という話になっていたという「裏話」もあったくらいで、本番もおそらく連続騎乗となるだうな。


このアドミラブルは、これで三連勝となったが、実はデビュー戦が9着惨敗で、この時に明らかにそれと分かる「喉鳴りの症状」が出ていたため即手術に踏み切ってのものであったという。

喉鳴りの手術」といえば有名なのは現役時代のダイワメジャーで、手術が成功してからの活躍は今更説明してもというところだが、喉鳴りは(正式名称は「喘鳴症」)その症状の度合いにも術後の効果にも個体差があり、手術をすればすぐ治るというものではないのだが、技術は進歩しているようで、アドミラブルにとっては手術は成功したようだ。
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…それと冒頭にも少し触れたが、香港ではネオリアリズムなんと香港G1制覇を達成した。

ネオリアリズムは一時期低迷してたが、昨年の札幌記念を制して復活ののろしを上げると、とうとう海外G1を制するまでになったのは一にも二にも「堀厩舎の厩舎力」といえるのではないだろうか。

鞍上の”マジックマン” モレイラの騎乗もたいしたもので、道中後方に位置しながらも、スローとみるや一気の捲りに出てハナを奪うとそのまま押し切りという、まさにマジック騎乗。
もはや日本の馬のレベルは、完全に世界水準といえるところまで来ているといえるだろう。

これからフランス語を勉強しようと思います」という北島三郎オーナーも語っていたように、秋の凱旋門賞が今年も大いに盛り上がるだろう、今から楽しみだ。


第35回
競馬の楽しみ方~番外編★

2017 3月の事件山盛り〜②

2017 3月の事件山盛り〜②

先週末の驚きのニュース、2つ目が、


先日フラワーCを勝ったファンディーナだが、十中八九、桜花賞出走はないと言われてたところを、なんと皐月賞からダービーというローテーションが発表された。

距離をこれ以上短くしたくないと考えるのは普通で、桜花賞を使わないのであれば無難に考えるのであれば、フローラSからオークスなんだろーが、あの勝ちっぷりを見ると皐月賞を使いたくなるのも理解できる。

前走が全く無理をしていない競馬だから皐月賞はフレッシュな状態で使えるので、一気にメンバーが上がってもいい勝負になるとは思うけど、仮にいい競馬になったとしても、この時期に中山で厳しい競馬を経験せるというのは個人的にはお勧めしたくないところ。

牡馬であっても余程抜けた馬でなければ、春の二冠は難しいものだからな。
皐月賞だけを取り行くというのであれば、まだ理解で来るのだが、どういう意図があるのやら。。

いずれにせよレースが楽しみになってきた!


第28回
競馬の楽しみ方~番外編★

ホープフルSの呪い? その原因は?

1/31に「重賞競馬総合コラム/ ホープフルSが、G1昇格?」というタイトルのコラムを書いた。
書いた内容は、2018年から2歳G1への昇格を申請中のホープフルSのことだが、今回はその「続編」といこう。

…「ホープフルSの続編」と言っても今回のハナシは「過去にホープフルSを使った馬はその後、結構な割合で故障することが多い」という、少し謎めいたジンクスについてだ。
これを「ホープフルの呪い」と言う。


ひとつ例として挙げたいのが、私も他で読んだ記事を要約して紹介するが、
2015年に新馬戦、ホープフルSと勝ちあがったハートレーという馬は、ノーザンファームが3歳世代で一番期待を寄せている馬だったようで、競馬関係者の間では「ディープインパクトの最高傑作」と評価が高かった。

…だが、ホープフルSの後のレースで共同通信杯に挑戦するが、その際に管理する手塚調教師は予定していた鞍上が白紙となってしまい、誰を乗せるかとマスコミに聞かれた手塚調教師は「鞍上は誰でもいい。それくらい誰が乗っても勝てる」と言い放ったくらいに自信満々だったそうだが、結果はと言うと、横山典弘騎手が騎乗し、9着と大敗してしまう。

そしてその後の皐月賞で巻き返しを狙った調整をしていたのだが、今度は左前脚の危険サインが見つかり、春のクラシックを断念することになってしまったのだ。

このハートレーのホープフルS勝馬のクラシック離脱は、2014年のシャイニングレイに続いて2年連続で、ここ15年以上、1999年の勝ち馬エアシャカールを最後にホープフルSの覇者がクラシックで勝つことはなく、この現実をみると、ホープフルSは実は2歳馬にとって「鬼門のレース」となってしまっているのだ。
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…で、その「故障する原因」は推測の域を出ないのだが、「ホープフルSを使ったダメージではないか」とも言われているのだ。

…こんな声が上がるのは、「2歳の時期にタフな中山芝2000mを使う」って事は、人間が思っている以上に馬にダメージを与えると可能性が高いと、みている関係者もいて、実際にデータもそのようになっているのであれば、もう傾向と見ても良いのかもしれないが、残念ながらそのようなものはない。

思い起こせば中山芝1600mで行われていた時代の朝日杯を使いたがらない馬が過去にも何頭もいたし、実際使った馬で大成した馬は、当時、裏2歳G1と言われていたラジオNIKKEI賞と比べれば少なかったように思える。


今更ながらこんなデータに気付かされたが、考えてみればみるほど思い当たる節は沢山あります。

最もシンプルな例としては昨年の皐月賞馬ディーマジェスティだ。
昨年の皐月賞はまさに「劇勝」という言葉がピッタリのもの凄い勝ち方だったが、その反動がもろに出て、ダービー前に回復に手間取ったのは周知の事実だった。
あわせて、その後、秋に最後のクラシックの菊花賞を目指してセントライト記念から始動したが、またもや、その後今一つの競馬を続けた。
これらを考えるとやはり若駒にとって中山芝コースは、どうやら避けた方がいいコースなのではないかって感触になってきた。
同じ条件で施行されている京成杯の勝ち馬がその後出世しないのもデータに当てはまる。


これはホープフルSがG1に昇格されなければ掘り下げていなかったデータであり、自分でも驚いたが、これがもしかすると「ホープフルの呪い」の「原因」なのかもしれない。
そしてその答えは昨年の勝ち馬レイデオロがもしかしたら出してくれるのかもしれない。

決して喜ばしいことじゃないし、外れることに越したことないが、もし仮に今年も「故障」なんてことになったら、これは立派なデータとなり、見直した方がいいだろうね。


第26回
競馬の楽しみ方~番外編★

砂と凍結防止剤の化学反応??

うっわ!  しまったぁああああ!!
折角コラム書いたのに、更新エラーになってた!!
急いで更新しなおそう。(2017/1/17(火)10:40現在)


競馬のほうも毎年の風物詩みたいになってるけど、この時期の京都は雪での開催順延が毎年多いです。

今週のレースも火曜に振り替えになったものの、一度京都競馬場に入厩して一旦トレセンに戻しての再輸送はどう考えても不確定要素になるので、火曜に馬券勝負しようとするのであれば慎重に勝負することをお勧めする。
そして無意識に購入した馬券が万馬券に化ける可能性も「大」だ。


…おかげでというか、日曜は中山を集中して見ることが出来たので、ちょっと「気づいた傾向」をお知らしよーと思う。


中山も雪が舞っていたようにとても寒い中出の競馬となり、この時期は寒すぎてダートが凍るので凍結防止剤が撒かれます。
これは毎年の事なんだけど、今年に関していえば砂と凍結防止剤の化学反応とでも言えばいいのか、とにかく中山ダートは前が止まらなかった。

短距離、中距離を問わず…「え?」と、いうような馬の逃げ切りが2レースくらいあったので、これはもしかすると「砂と凍結防止剤の化学反応」の傾向としてとらえてもいいかもしれない。
芝コースも2開催目ということで結構芝が荒れてきており、一昔前の中山の傾向とでも言おうか、こちらも案外前が止まらない。

偶然だろうか??

もう一つ気づいたことがあるんだが、
中山10Rに行われたニューイヤーSで、勝ったのがマイネオーラムで2着がグランシルク、3着がウインファビュラス…
…コレ、なんとステイゴールド産駒のワン、ツー、スリー決着だったということに気づいただろーか。オープン競争なので、これは「参考になる傾向」ではないだろーか。
かつてゴールドシップが中山の鬼と言われていたようにステイゴールド産駒は中山でめっぽう走りますw

迷ったらステイゴールドってのも「アリ」だろう。


第25回
競馬の楽しみ方~番外編★

2017年挨拶と、今日だけ個人競馬

2017、明けましておめでとうございます。

例年通り東西金杯で始まった2017年の中央競馬だが、東西ともに一番人気の馬が勝ったので、競馬予想サイトでも的中したのが多かったし、配当はともかくとして個人予想で購入した人も、的中した人は多かったのではないだろーか。

やはり中山のほうはどうにもメンバーが弱いように感じたねー。
一番人気ツクバアズマオー貫禄勝ちだった。

ツクバアズマオーはステイゴールド産駒なんだけど、じっくり育てられていー感じに古馬になったなという感じがする。
ただやはりメンバーに恵まれた感は大きいので、もう一回様子を見たいところだね。
中山が合いそうなので、AJCC(G2)あたりで通用するなら本格化と見ていーんじゃないだろーか。


京都のほうは注目を集めたのがエアスピネル
菊花賞以来の競馬で、菊花賞三着の後休ませて「来年はマイル路線へ」と早々と宣言していた。

ただ個人的には3000mの競馬からいきなり1600m、しかも菊花賞が武豊曰く「まともに掛かった」競馬だったとのことから距離短縮で折り合えると安易に考えるのはどーかな?って思っていたんだけど、前日の我が愛用の専門誌を見たところ、そこそこのメンバーにもかかわらず上から下まで◎だ。

…そこまで信用してもいいのか?…とも思ったが、日本一の専門誌と私が認める専門誌のTMがそこまで言うのなら…と、友人には元ネタは言わずに「個人的アドバイス」をw。やはり予想サイトの情報は勿体ないからね。予想サイトのことも言ってないし。腹をくくって三連単一着固定にし、的中したのは良かったものの、あれで110,00円ち ょっとですか。
まあ、当たったから良しとしましょう。

終わってみて考えさせられたのは現明け4歳世代のレベルの高さだね。
エアスピネルは個人的世代ランク暫定4〜5位の馬、その馬がG3のハンデ戦なら物が違うという、シンプルな考えで良かったのかもしれない。

2着のブラックスピネルも個人的世代ランク推定15位前後の馬、この世代は今年の競馬界をリードしていくこととなるだろう。

スピネル同士で決まった京都金杯ですが、もしかして今日は「友引」だっけか?と思ったけど違ったw…あ、大安とか仏 滅とかのアレね。
…なんだかこういうの信じちゃうタチなのね。友引の日って、本当に不思議なことに連れ目(番号が連続しているということ)、枠ゾロ目が凄くよく出るんだよね。木幡ファミリー馬券もあったりして。
「ジンクス」とかじゃなくて、気にして見ていると案外面白い発見がある競馬。


もう一つのついつい見るのが「出目」。
所謂サイコロを何百回降っても均等に同じ目が出るという「出目均等の法則」というヤツね。
「競馬」にも実はこんな要素はあるんですw

あと、今日だけもー少しだけ「個人競馬」のハナシをさせてw
あくまでも個人的な予想出しで、予想サイトとは別枠で完全に個人的に愉しんで、うんざり気味の友人にだけ力説してる私の個人的な競馬へのロジカルなアプローチはπrの二乗、円周率を常に意識して枠の内外を考えながら組み立てるんだけど、もしそうなら内枠の出現率が本来 圧倒的に高いはずなのに、1日の競馬で概ねすべての枠が出現する。。

後半残り3レースくらいからは競馬場ごとに「今日の出てない枠は?」なんて調べてしまうマイロジカル。
抗えない自然の宇宙の力、第6次元のチカラとでもいいましょうか?

…私の言ってることは聞き流してください。
やはりデータをもとにロジカルに予想する競馬予想サイトを見てた方が良いでしょーw
でなければ私個人ても予想家になれてますもんね(笑)
ではでは、皆さま今年も競馬を楽しみましょー。


第23回
競馬の楽しみ方~番外編★

昨年の2歳チャンピオンが揃って故障。

昨年の2歳女王で、NHKマイルCの勝ち馬メジャーエンブレム左後肢に異常が生じ、今後の予定が白紙となったことがサンデーサラブレッドクラブのHPで発表された(-。-;


HPによると、
放牧先の福島・ノーザンファーム天栄で、左後肢の半腱半膜様筋に痛みが出て経過観察してきたが、なかなか痛みが引かない状態で、X線検査では骨に異常はみらず、今後の予定はあらためて検討するとの事。
紫苑S(9月10日、中山)で復帰し、秋華賞(10月16日、京都)を目指す予定だっただが、残念な結果となった。


さらには昨年の朝日杯FS勝ち馬で2歳王者であったリオンディーズにも故障が発覚した。

これから始まる秋競馬の主役の一頭が、戦線離脱というかたちになってしまった…

リオンディーズは秋は神戸新聞杯から天皇賞・秋を目標に調整されていた。だが、14日の1週前追い切りの後に熱感が認められ、翌日にエコー検 査し故障が判明し、怪我の原因は、左前繋部浅屈腱炎との診断がでたそうだ。

現時点で全治は9か月の模様。
どう考えても2016、秋競馬での復帰は諦めるしかないだろうな…


大変残念なニュース。
実はこの2頭の主戦はメジャーエンブレムルメールリオンディーズデムーロで、ともに外国人ジョッキーだったのが、これが偶然なのか、ここで私の持論というか、少し気になることを書かせてもらうと、外国人ジョッキーは、日本人に比べ馬を動かす技術に長けており、その結果多くの勝利ものにしているのは事実なのだが、この弊害としてあるのは馬が実力以上に動きすぎるためにレース後に反動が出たり、このような故障につながるのではないか??って、ずっと考えていた。

これが原因とは断定はできないが、少なからずの要因ではないかと思ってしまう…


第12回
競馬の楽しみ方~番外編★

パリの競馬旅行記①

今回は、かなりプライベートなエピソードですw

秋晴れのシャルル・ド・ゴール空港に降り立った若き日の私。初の五伯七日のパリ旅行でありました。
同行したメンバーは三人だが、残りの二人は私ほど競馬に人生捧げてないのと、本業の服の展示会の為、昼間は完全に別行動となったので、早速私が目指したのは、凱旋門賞が行われるパリロンシャン競馬場だった。

しかしこの週は実は凱旋門賞の翌週、競馬があるかどうかもわからなかったが、日本と同じ事情なら競馬場の中には入れるはずで、競馬がなくても景色だけでも思い向かったのでした。


…と、その前に、パリの事情を簡単に説明しておきますね。
私の先入観では「花の都パリ」でしたが、何度もパリを訪れた事のある同行した先輩からパリジャンの気質について言われてたのが「あいつらラテンだから」と。…

私の頭の中はクエスチョンマークで埋め尽くされました。
しかしこの事実は日を追って痛感させられるのです。

まず、パリの人々は観光客を馬鹿にしています。というよりは、「フランス語を話さない人間」を馬鹿にすると言った方が当たってるかもしれません。

日常英会話には困らない私でしたが、英語をしゃべってくれるのは ホテルのフロントと公共交通機関の人間のみ(彼らは一応英語を話す事を義務付けられています)。

そして現地のパリジャンは相手がフランス語を話せないとわかるやいなや、凄く意地悪になります。

ロンシャン競馬場を目指した私は、ホテルのフロントでメトロの道順を聞き、最寄駅で降りて駅の新聞売り場で現地のおばちゃんに「ここからロンシャンまで歩いてどれくらいか」と尋ねると、「一時間もかからない」と言われ、まあ、それくらいなら景色も見ながらの散歩にもなるかと思い歩き始めました。

その行程の途中にはパリの名所ブローニュの森があり、テニスの全仏オープンが行われるスタッド・ローラン・ギャロス(Stade Roland Garros)も横目で見ながら歩き始めた私でした。


しかし歩くこと1時間、
一向に競馬場の陰さえも見えてきません。結果、三時間歩かされました。そうです。見事に騙されたのです。…先ほどは、「新聞売り場で現地のおばちゃん」と書きましたが、訂正します。

「新聞売り場の現地のクッソ、ババァ!」です。

そんなこんなで、なんとか辿りついたロンシャン競馬場でしたが、ある程度覚悟はしていましたがやはり開催はなく、しかもガッツリ施錠されていて中に入ることは叶いませんでした。
ま、想定内であったので取り敢えずロンシャン競馬場の回りでも歩いてみるかと思い、金網越しに競馬場を見ていると、中から人が出てきました。


幸運にもその「お方」は、競馬場内に住んでいる庭師の方で、やさしく英語で対応してくれたのです。
そこで「今日は開催がない事を承知で来たけど何処かで競馬開催はあるか?」と尋ねると「サンクルー競馬場ならやってる。たしかタダ券があったからちょっと待ってろ」と、なんと、言って家に戻りタダ券をくれ、丁寧にバスの乗り継ぎも教えてくれたのでした!!!

若き日の、私の競馬愛が伝わったのでしょうか、ロンシャン競馬場をわざわざ見に来て、呆然と放心状態だった、はるか遠方のアジアの猿に同情してくれたのでしょうか?

後にも先にもいじわるされなかったのはこの人だけです(笑)
お礼を言って、向かったサンクルー競馬場エルコンドルパサーがかつて滞在した競馬場でした。

ようやく辿りついたサンクルー競馬場、
ぉおおお!! ここが、フランスの競馬場ぉおおお!!」1人で興奮しまくりですw
ならば馬券勝負だと考えましたが、ここまで相当に歩き喉が渇いていた私は大井競馬場にでも来てる乗りでビールを飲もうと売店へ。

かの地でのメジャーなビールはクローネンバーグでした。
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これでようやく冷たいビールが飲めると思い注文し受け取った瞬間に、私は愕然としました。
その理由?

なんと常温だったのです。


…な、なんでパリまで来てこんな ヌルいビール飲まなければアカンの?
でも仕方がないのでそのまま飲んだところ、これが美味いのなんの。パリのビールは常温で飲んで上手いように造られてたようです。

さあ、喉も潤したことだし馬券勝負と意気込んだのですが、全く買い方がわかりません。


仕方ないので無難に馬連を買おうと思い勝ったのですが見事外れ。…だと思い、しかし諦めきれない私は払戻所に行き「この馬券は当たってないか」と聞いたところ、「当たってるよ」と!??


なんと間違えてワイドを買っていたのが功を奏したようでした。

馬券の結果は散々でしたが、雰囲気を楽しむという意味では十二分に楽しめた一日でした。
急ぎ足のフランス競馬紀行でしたが、当時の旅のエピソードはまだまだ山盛りありますので第二弾で紹介します。
…そして数年後に「凱旋門賞」も見ることになるのでした…


パリはラテンでしたw


ロンシャン競馬場への行き方



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