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有馬記念 (12月・GⅠ) (2018有馬記念、レイデオロの勝算は?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2018有馬記念、レイデオロの勝算は?

  2. 前回の競馬コラムでは「2018有馬記、オジュウチョウサンの勝算は?」というタイトルで記事を書いたので、今回は前回に続き、有馬記念2018年ファン投票1位で、最注目馬の「レイデオロ」に目を向けてみよう。

    おそらく1番人気に推されるのは、ファン投票で堂々1位を獲得したレイデオロだろう。
    2018有馬記念で人気1位のレイデオロという馬の写真画像 
    ↑人気1位だろう、レイデオロ



  3. 2018有馬記念で、レイデオロがなせ注目なのか?

  4. 過去3年のダービー馬が勢ぞろいするか?と当初は思われた2018有馬記念だが、今年のダービー馬ワグネリアンは神戸新聞杯を勝ったものの、その後疲れが取り切れないため年内休養が確定した。

    一昨年のダービー馬マカヒキこそ今回は出走するが、天皇賞(秋)ではレイデオロに完敗している
    ここに向けてどれだけ立て直されてくるかが焦点だったのだが、どうも今ひとつ回復のピッチが上がらず、騎乗予定であった武豊騎手もギリギリまでこの馬の動向を見守り続けてはいたが、本調子にないと判断するや、この馬を袖にしてオジュウチョウサンを選択しているなら、マカヒキの調子の程は推して測るべし。といったところだろう。

    基本的にその世代の頂点に立つ馬というのはダービー馬なので、これらの比較からレイデオロに注目が集まるのは「必然」とも言えるし、また、天皇賞(秋)の完勝劇もコレを後押ししているだろう。

    さらには、出走してくればレイデオロに立ちはだかる可能性があったスワーヴリチャードや、アーモンドアイ などが続々と回避したのもこの馬に注目せざるを得なくなった要因だろう。



  5. 2018有馬記念で、レイデオロが来る理由

  6. 前回書いた「2018有馬記、オジュウチョウサンの勝算は?」という競馬コラムで、2018有馬記念の超・注目馬オジュウチョウサンの「来る理由」と「来ない理由」を3つずつ挙げたのだが、コレが私の周りで好評だったので、今回は「レイデオロ」版で3つずつ個人的な見解を挙げさせていただこうと思う。
    あくまでも個人的なものなので、流し読みして頂けたら幸いだw

    さて「レイデオロが来る理由」だが・・・

    【来る理由その1】
    レイデオロが「来る理由」と考えられる一番のポイントは、もちろん今年秋の始動戦に産経オールカマーを選択して完勝したことにある
    レイデオロの最大のウィークポイントは「スタート」だった。
    3歳時は皐月賞で出遅れ、ダービーでも大きくは出遅れなかったけどスタート後の二の脚はよくなかったがルメール騎手の好判断で途中から動いて行ったことでダービー馬の栄冠を手にできた。
    「スタートが悪い」というファクターは直線の短い中山コースでは弱点とされるもだが、この秋は産経オールカマーでもスタートはしっかり決めているし、二の脚も普通についていたので、「一応」は弱点を克服した(?)とみていいのではないだろうか。


    【来る理由その2】
    天皇賞(秋)では産経オールカマーよりも更に前目の位置で競馬ができ、尚且つ上がりは中団から追い込んだ2着サングレーザーに次ぐ33.6秒なら、ほぼ完璧な競馬であったと言える。
    この2戦において全くと言っていいほど隙を見せていない競馬をしているなら、レイデオロが完成の域に近づいたと言えるだろう。


    【来る理由その3】
    出走馬の中で最も理想的な「ローテーション」を踏んでいるのがレイデオロだ。秋に前哨戦を含め天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念と4戦使い、全てを勝ち切るというのは至難の技。天皇賞(秋)を勝ってからジャパンCをスキップして、ここまで余力十分というのは理想的なローテーションと言えるだろう。



  7. 2018有馬記念で、レイデオロが来ない理由

  8. さて次は「レイデオロが来ない理由」だが・・・

    来ない理由1:内枠を引いた場合
    今開催の中山は、初日から最終日まで全て「Aコース開催」だったのだが、先週の時点で馬場の内側がかなり荒れており、最後の直線で位置どりの都合上、内を通らざるを得ない馬の不発が相次いでいる
    スタートが上手くなっているレイデオロだが、内枠を引いて好発を切ってしまった場合は、周りの馬との兼ね合いもあるが、最悪内に押し込められ、悪い馬場に脚を取られ伸びあぐねる可能性も十分に考えられるということだ。


    来ない理由2:出遅れた場合
    ここまでの検証でレイデオロはスタートが上達したと何度も書いているが「出遅れ癖」というのは思い出したように再発するのもまた特徴です。

    天皇賞(秋)を見た人は思う出して欲しい。1番人気に推されたスワーヴリチャードはこれまでもあまりスタートが早い方ではなかったが、この時はまさかの大出遅れを演じてしまった。
    その直後、運の悪いことに同様に出遅れたマカヒキと接触し、さらにリズムを崩したため、その時点で万事休すとなった。騎乗したM.デムーロにとってもこの二重のアクシデントはシュミレーションの想定外だったんだろう。
    結果的にこのレースでスワーヴリチャードはキャリア初の二桁着順に終わった。

    レイデオロも最近はスタートがまともになってきているが、スワーヴリチャード同様に突然「癖」が再発する可能性がある
    ただ騎乗するルメールも、デビューからずっと乗ってきている馬なので過去の癖も知り尽くしている。万が一の時の「プランB」も考えてはいるだろうが「出遅れない」ほうが良いに越したことはないからね。せめて有馬が終わるまでもって欲しいところだ。



    来ない理由3:アクシデントに見舞われた時
    競馬に「絶対」はない。
    一見、中山コースを克服したかのように映るレイデオロだが(2歳時に2勝しているが今回とは相手関係が全く異なるため参考外)、レイデオロの本質は東京のような大箱向きの馬だ

    小回り中山で些細なアクシデントに遭遇しないとも限らない。
    先日行われたマイルCSでも、ルメール騎手が騎乗し1番人気に推されたモズアスコットは、デビュー時から安定感の塊のような走りをずっとしてきてたが、運悪くマイルCSの際には道中、他馬と接触する不利を受けて13着と敗れたからな。

    レイデオロは人気を背負って走らなければいけない立場なので極力、安全運転を心がけながらレースを進めたいのが騎手心理だろうが、裏を返せば勝負どころで攻めに入るところを安全策を取ったばかりに進路が塞がるというアクシデントが起こらないとは言えない。
    東京コースのような「大箱なら」多少の接触等のアクシデントも挽回が効くこともあるが、有馬記念は「小回り中山」なので一瞬の判断ミスが命取りになる確率はかなり高いのです。

    万が一にそんなアクシデントに巻き込まれたら「万事休す」という可能性を秘めるのが中山芝2,500mというコースなのです。



  9. 2018有馬記念、レイデオロの「結論」

  10. 最も理想的な展開と考えられるのは、前回の競馬コラムで書いたオジュウチョウサンの離し気味の逃げに、キセキが番手で睨みを利かす。…という展開になれば、後続馬群はまずバラけるだろう。
    そうなるとレイデオロが不利を受ける可能性は「かなり下がる」と見ていいだろう。

    ただ、この展開で最も恐ろしい結末とは・・・

    オジュウチョウサンが最後まで止まらない場合。

    「え、オジュウチョウサン止まらないよ!?」…となった場合、勝ち負けを意識している騎手の心に焦りが生じるだろうな。
    そうなると、仕掛けどころを誤る可能性が想定され、最初から勝ち負けを度外視した馬の「漁夫の利」、昨年の例で言えば8番人気で2着したクイーンズリングのような「まさかの馬」が漁夫の利をかっさらう可能性も無きにしも非ず、だろうね。


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日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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▲ アシストの無料予想(2024/04/20)


【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。