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競馬コラム~騎手編 (落馬は死と隣り合わせ。ジョッキーという職業の過酷さを改めて知る) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 落馬は死と隣り合わせ。ジョッキーという職業の過酷さを改めて知る

    藤岡康太騎手の早過ぎる死

    すでに競馬界では大きなニュースとなったが、JRAの藤岡康太騎手(35歳)が2024年4月7日(土)のレースで落馬した。

    意識不明となりすぐに病院へ運ばれたが、結局そのまま意識を取り戻すことなく帰らぬ人となった。
     
    藤岡康太騎手
    ▲ 藤岡康太騎手(35歳)



    先週の皐月賞ウィーク。
    春のGⅠシリーズがより一層盛り上がってくるこの時期だが、さすがに東西どこの競馬場でもどこか落ち着かない雰囲気が漂っていた。
    土曜日の1レース前にはジョッキーおよび関係者による黙禱も行われた。
     
    黙祷を捧げる騎手たち(手前が兄の藤岡佑介騎手)
    ▲ 黙祷を捧げる騎手たち(手前が兄の藤岡佑介騎手)



    藤岡康太騎手が騎乗していた馬が皐月賞を制覇

    とくに皆が気持ちを強く持って臨んだその先週の開催だが、デビュー当時から調教をつけていたジャスティンミラノが無敗で皐月賞を制覇

    事故が起こった数日前の1週前追い切りまで藤岡康太騎手が騎乗していた馬だ。

    勝った後の友道調教師の涙がとにかく心を打たれた

    勝った後の友道調教師
    ▲ 勝った後の友道調教師



    その他にも藤岡康太騎手が手綱を取っていた馬が好走、同期や親交の深いジョッキーの奮起するシーンを見て、胸が熱くなった方も多くいるだろう。
     


    藤岡康太騎手とは

    藤岡康太騎手は、2007年デビューの35歳だった。

    リーディング争いをするところまではなかったが、毎年コンスタントに勝ち星を重ねて今年通算勝利を800勝に乗せたところ。

    昨年は急遽の代打騎乗で見事大仕事をやってのけたマイルCS・ナミュールの騎乗がとくに記憶に残る。

    また、そんな今年はとりわけ開幕から好調で、キャリアハイも狙えるペースで成績を挙げていただけに、突然思わぬ結末を迎えることになってしまったのが何とも残念でならない。。。



    地方ジョッキー塚本雄大騎手(25歳)も落馬で亡くなったばかり

    また、戦う舞台は違うが、先月には地方・高知競馬でもジョッキーの死亡事故が起こっている。
    塚本雄大騎手2024年3月24日のレースで落馬し亡くなっている。

    25歳という若さでの事故となり、立て続けの訃報は何ともやるせない。

    地方ジョッキー塚本雄大騎手(25歳)
    ▲ 地方ジョッキー塚本雄大騎手(25歳)



    騎手は時速60kmで走る馬に、ほぼ生身の状態で跨ってレースをする。
    今さら言うまでもないが、とにかく危険と隣り合わせの競技だ。

    落馬によるケガは多く見てきたが、そのぶんこのような事態にまで至ってしまうと、長年競馬サークルにいる人間でもショックは大きいだろう。
     
    長い競馬の歴史の中で、これまでも落馬により命を絶ったジョッキーは決して少なくはない。 
    その度に辛い想いをするものの、ふと様々なことに気付かせてくれるタイミングでもある。 
    ジョッキーという職業の過酷さ、一戦一戦に懸ける人々の想い、『安全』や『無事』ということの重み、などだ。 
      
    2人ともまだまだ長く活躍すべき存在だっただけに、ただただ残念でならないが、彼らの意志や想いを繋いで、競馬がより一層盛り上がってくれることを強く願うばかりだ。


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▲ トクスルの無料予想(2024/04/28)

結果:5-6-14

トクスル無料予想(無料情報)だが、馬券になった馬は、全て阪神大賞典経由の馬であった。
1番人気のテーオーロイヤルを推奨するのは誰にでもできる

ここから紐解いていけば、なんとかなっていい馬券ではなかったか?

トクスルが提供したレース


実際2着ブローザホーンは、勝ち馬テーオーロイヤルに離されていたとはいえ3着。
3着ディープボンドは3年連続で阪神大賞典をステップレースにして本番で2着していた。

これは結果論になってしまうかもしれないが、阪神大賞典組上位とみていれば組み立ても変わってよかったと思える。

では、何故ここまで崩れてしまったかといえば、ドゥレッツァを本命にしたことで組み立ての方向性が崩れたと見受けられる。

確かに前年の菊花賞馬で前走も金鯱賞で59kgを背負い2着。
一見瑕疵はないように見えるが、菊花賞は前を行くドゥレッツァをかわいがり過ぎてルメールマジックが嵌ってのもの。
タスティエーラも前走の大阪杯で、あの弱メンに見せ場なく完敗ならダービー馬の称号も霞み始めていた。
そもそもこの世代のクラシック勝ち馬レベルが低いとは散々言われていた。
実際に馬券になった馬で4歳馬は一頭もいない。

前年の菊花賞組重視は天皇賞(春)攻略においてセオリーではあるが、その菊花賞組は昨年末の有馬記念や年明けの始動戦で悉く古馬勢に敗れていたのであれば、この点に気付けてもよかったのではないか?

この時期世代間比較が出来るというのは、なかなか難しいことであるのは承知しているが、もう少しこの要素を予想に盛り込んでいればという結果であった。