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日本ダービー(5,6月・GⅠ) (ダービー目前。ノーザンファームとエフフォーリア) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. ダービー目前。ノーザンファームとエフフォーリア

    2021ダービーの有力馬はエフフォーリア

    いよいよ今週はダービーだ。
    普通に考えればノーザンファーム天栄の無敗の皐月賞馬エフフォーリアが最有力馬と見えるが、はたしてどうだろう。

    ノーザンファーム天栄の馬で、高評価は一番手にエフフォーリア。2番手は他の馬を差し置いて牝馬のサトノレイナスとなり、ノーザンファーム天栄にはエフフォーリア以外に抜けた馬がいない



    昨年のダービーを振り返る

    競馬は基本的にはチーム戦ではなく個人戦なのだが、昨年の覇者コントレイルの勝利は実は「チーム戦」を用いたことで、より確実に勝利をものにできた。

    昨年ダービーにコントレイルの「ノースヒルズグループ」は、コルテジアディープボンド、そしてコントレイルの3頭出しをしたのだが、この3頭は生産から育成までを同じところで行った、いわば「同じ窯の飯」を食べたトリオだった。

    どの馬が勝ってもノースヒルズにとっては栄誉なことだが、それでもディープインパクト産駒で無敗の皐月賞馬コントレイルが勝つことが牧場にとって最も意味がある勝利であったのは言うまでもない。


    そこでノースヒルズ軍団の獲った昨年ダービーの戦術は、まずコルテジアを先に行かせて、その直後にコルテジアの位置にコントレイルを滑りこませ、さらにコントレイルの外にはディープボンドを配置し、他馬からのプレッシャーからガードするという戦法で2冠目を制することができたのだ。

    ダービーに3頭出せたこと自体なかなか稀なことであり、だからこそ成せたのだが、昨年のコントレイルは実力以上に運も味方したと言えるだろう。


    ではこの事象を今年のノーザンファームに当てはめることはできるのか?
    残念ながら答えは「ノー」だ



    チーム戦とはいかないエフフォーリア

    今年ダービーに出走予定なのは、ダノンザキッドは骨折のため回避なので、ダノンザキッドを抜いて17頭。
    そのうち12頭がノーザンファーム生産馬なのだがエフフォーリアがノーザンファーム生産馬といっても生産から育成まではノーザンファームで行うが、そこから競りに出されたりクラブに回されたりし利権はバラバラになるのだ。

    一番人気が予想されるエフフォーリアはキャロットファーム所属で、今年は1頭だけの出走となるのでコントレイルの時のような援護射撃は期待できない

    まぁ、それでもノーザンファームとしては最も勝って欲しい馬はエフフォーリアであるため、援護しろとは言わないまでも邪魔はしないだろう。

    昨年のノースヒルズグループの作戦が鉄壁に近かったことと比較すれば少々心許ないが、今年は先ほども書いたように12頭がノーザンファーム生産馬なので、邪魔をされないだけでも有利とは言える。



    ガチンコ勝負となるダービー

    ただ、ノーザンファーム勢12頭の他にも出走馬は5頭いるのは確かで、実際に先週のオークスを勝ったのはマイネル軍団のユーバーレーベンであったこをを考えれば、ダービーもある程度のガチンコ勝負にはなりそうだ。

    この5頭の中でノーザンファームが「最もこの馬に勝たせたくない」と考えているのはディープモンスターであろう。

    この馬はノーザンファームがディープインパクトの種付け権利を矢野牧場に売り、そこで生産されてDMMドリームクラブがセレクトセールで落札した馬なので、ノーザンファームがほぼ関わっていないディープ産駒ということなので何のしがらみも無いのだ。

    昨年のクラシックを牡牝無冠で終え、今年もオークスをマイネル軍団に勝たれてしまったノーザンファームからしてみれば、今年のダービーは自前で生産して育成した馬で是が非でも勝ちたいところであろう。

    さてダービー目前、どうなるか。


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土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。