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競馬の楽しみ方~番外編★ (「伝説の新馬戦」になるか?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 「伝説の新馬戦」となるか?

    「伝説の新馬戦」とは

    後に重賞ウィナーを多く輩出することになった新馬戦のことを『伝説の新馬戦』と呼ぶことがある。
     
    過去には、
     

    2008年10月26日(京都5R)

    1着 アンライバルド ⇒皐月賞
    2着 リーチザクラウン ⇒日本ダービー2着
    3着 ブエナビスタ ⇒桜花賞、オークス他GI 5勝
    4着 スリーロールス ⇒菊花賞
    5着 エーシンビートロン ⇒サマーチャンピオン(交流重賞)
     

    2009年10月25日(京都5R)

    1着 ローズキングダム ⇒朝日杯FS、ジャパンC
    2着 ヴィクトワールピサ ⇒皐月賞、有馬記念、ドバイワールドカップ
     

    2018年6月3日(東京5R)

    1着 グランアレグリア ⇒桜花賞他GI 5勝
    2着 ダノンファンタジー ⇒阪神JF
     
     
    など、一緒に出走した馬が揃って活躍する、いわゆるハイレベルなメンバーが集まったレースが数年に一度現れる。 
    全ては結果論なので、競馬ファン同士の話のネタでしかないのだが、こういった語り草もまた競馬の楽しみのひとつである。 
      
     
     

    「伝説の新馬戦」となるか…

    そんな「伝説の新馬戦」なのだが、もしかすると「伝説の新馬戦」になるかもしれないレースが今年ひとつ浮上した。 
      
    先日行われた、セントライト記念でガイアフォースが勝利した。 
    菊花賞への有力候補に名乗りを挙げた訳だが、このガイアフォースのデビュー戦で勝利したのは、後のダービー馬であり、今年の凱旋門賞に挑戦するドウデュースだ。 
     
    ドウデュースに敗れた後は骨折が判明し長期休養となったが、3月に復帰して早々に初勝利。ドウデュースにクビ差接戦を演じた走り本物だったということだろう。 
    7月に2勝目を挙げ、勢いそのままに重賞制覇となった。 

    また、その新馬戦で3着だったのはフェーングロッテン
    7月のラジオNIKKEI賞を勝ち、古馬相手の8月新潟記念でも3着とし、こちらも菊花賞の有力候補となっている。


    2021年9月5日の小倉5Rで1~3着馬が1年以内に重賞ウィナーになったのだ。

     
    4着以下の馬たちは残念ながら…という状況だが、夏競馬終盤の小倉競馬(秋競馬に向けた準備段階のため、古馬も含めてレベルが低くなる傾向がある)でこれほど馬たちを輩出することになったのは実に嬉しい誤算だろう。

    ドウデュース日本ダービーを勝って3歳馬の頂点に。
    凱旋門賞でどこまで海外の強豪相手に走れるかが見どころだ。
     
    前哨戦のニエル賞は4着と敗れてしまったが、フランスに到着してすぐのレースであっただけに、叩き台としては十分な結果と言えるだろう。
    陣営も「本番のための1走」とキッパリ捉えており、本番までしっかろピークに持っていって欲しいところだ。

    また、ガイアフォース、フェーングロッテンはこれからさらに力をつけてGⅠで好走してもらい、いずれはドウデュースとの再戦を期待したい。

    そう毎年毎年、伝説の新馬戦が出てくる訳ではないが、秋競馬クラシックを意識する馬が多くデビューするシーズン。
    今年もそのようなレースができ、来年同じように盛り上がることができると面白い。


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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。