競馬の「注目馬」についてまとめてみた

  1. 競馬の「注目馬」についてまとめてみる

  2. これまで「競馬コラム」で幾度となく競馬の「注目馬」について競馬コラムを書いてきた。

    先日「騎手について」まとめたが、その時に書いた流れと同じように、ここで2018年注目馬の総括として、個人的な見解が中心とはなるが『競馬の「注目馬」について』まとめたページを作ることにした。



  3. 2018年注目馬の総括として「記憶に残った注目馬」

  4. 2018年最も「記憶に残った馬」といえばぶっち切りでアーモンドアイだが、もう一頭、記憶に残った馬といえば今年の安田記念を勝ったモズアスコットだろう。

    モズアスコットは安田記念の一週前の時点で除外候補だったため、やむなくオープン特別の安土城Sを使い、賞金加算を目論んだのが、まさかの2着賞金加算に失敗した。

    安田記念当週も当然除外候補だったのが、主戦のC.ルメール騎手は出走可能なお手馬を他に複数頭抱えていたにも関わらず、モズアスコットへの騎乗に拘り、ギリギリまで出走回避馬が出るのを待った。
    結果的にと懇意にしている関東の藤沢厩舎が、ルメールに忖度したのかは不明だけど、出走予定馬を2頭引っ込めたことで、モズアスコットは出走可能となれた
    (父が話題の種牡馬フランケルであったこともこれを後押しした要素だ)


    しかし連闘というローテーションはマイルGⅠに挑むにあたっては過酷なもの。
    それでもその状況でGⅠを勝ち切ったのなら、否が応でも記憶に残ったレースとなった。
    競馬の「注目馬」なら2018安田記念のモズアスコットとルメール騎手 
    ↑「記憶に残った注目馬」モズアスコット



  5. 2018年注目馬の総括として「記憶に残った注目馬」

  6. 2018年度に「記録 を残した馬」と言えば間違いなくアーモンドアイだろうね。

    牝馬三冠ジャパンC勝ち。現時点ではまだ発表されてないが、JRA賞において年度代表馬に輝くことは、ほぼ間違い無い。

    これだけでもシンプルに凄い記録だが、アーモンドアイは昨年(2018年) 4つのGⅠ勝ちを含む5戦全勝。そしてこれらの勝利一つ一つを検証しても実は様々な「記録」がついて回るのだ。


    まずは、1月に行われたシンザン記念
    このレースは1997年~1990年までは牝馬の三連覇があったが、その後2012年のジェンティルドンナまで約12年間牝馬の勝利は無かった。そして5年の歳月を経た昨年2018、アーモンドアイが勝利したのだが、これを整理すると21年間で牡馬を相手にしてこのレースを勝った牝馬は「たったの4頭」。
    このことを考えれば、この時点で強さの片鱗を覗かせていたと言える。


    次の勝利の記録は「桜花賞」。
    桜花賞には「王道ローテ」と呼ばれるローテーションがあり、近年の勝ち馬はトライアルのチューリップ賞から桜花賞という「ローテーション」を経た馬が勝ち馬になることが圧倒的に多かったのだが、アーモンドアイはなんとシンザン記念からの直行で桜花賞を勝利した。

    過去に本番の桜花賞から逆算して3か月間以上間隔が空いて勝ち馬となった馬は皆無で、これも「記録」と言えるだろう


    そして桜花賞を経て短期放牧に出されオークスへ向かうのだが、このレースだけはいたって普通で記録らしいものはない。
    強いてあげれば常に長距離適性を不安視されているロードカナロア産駒が2,400mを克服し、GⅠを勝てたということかな。
    牡馬のステルヴィオが1,800mのスプリングSを勝っているが、アーモンドアイがオークスを勝つまでは、これが重賞では最長距離だったことを考えれば、これも記録と言えば記録かなw


    この後は再度放牧となり、「レースを使って即放牧」というパターンはアーモンドアイにとってはこの頃から既に必須の調整方法となっていた。
    というのも、アーモンドアイはレースにおいて常に全能力を出してしまうために、それに比例して肉体にかかる負荷がかなり大きかったようだ。
    ましてや3歳牝馬なので、あまり馬に負荷をかけたくないという考え方としては理にかなったものと言えるだろう。


    この後は当然?のごとく秋は秋華賞直行というローテーションが組まれた。
    アーモンドアイは脚質的に「後方一気型」であったため、京都の内回りでどうか?という重箱の隅的な懸念もされたが、終わってみれば「力が違った」の一言だった。

    ここで「5年振りの牝馬三冠」という記録がまた増えた。
    過去に「牝馬三冠を達成した馬は4頭のみ」ならばこれも大きな記録だ。
    さらには秋華賞を迎える前に国枝調教師の頭の中には「勝ってジャパンC」というローテーションが既に頭の中にあったのだろう。


    レース前にこそ公言はしていなかったが「八分の出来で勝たせてジャパンC」というローテーションが師の頭の中では出来上がっていたようで、その証拠に秋華賞時のアーモンドアイの馬体重はオークスから14kg増
    これは輸送を経てものだから、実際にはもう少し余裕のあった体であったことが推察されるなら、青写真通りに秋華賞を勝ったと言える。


    そして昨年のラストランとなったのが牝馬三冠を達成して挑んだジャパンCだった。春に同距離で行われたオークスでは力の違いだけで距離を克服してしまったが、今回は牡馬のGⅠ級が相手で、少なく見積もってもここで勝利するためにはオークスの1.2割増しのパフォーマンスが求められるはずだったのが、終わってみれば従来のレースレコードを2秒弱も更新する、誰もが仰天の世界レコードでの勝利となった。


    2018年のアーモンドアイ が最後に残した記録は、

    「世界記録」となったのです。


    同じ牝馬が残した記録としてはジェンティルドンナも牝馬三冠でジャパンCを制しているが、ジェンティルドンナの場合は翌年もジャパンCを連覇し、5歳時にはドバイシーマクラシックと有馬記念を勝っている。

    アーモンドアイの場合はこれから再度、世界との戦いが待っているのだが、ジェンティルドンナを超え得るポテンシャルを持っている馬であることは、もう疑う余地のないところだ。
    期待しかない。


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