第37回
凱旋門賞 (10月)

2020凱旋門賞で、極悪馬場に泣いたエネイブル。

  1. 2020凱旋門賞回顧。極悪馬場に泣いたエネイブル。

    2020凱旋門賞がまさかの大波乱

    先日の「更に詳しく、2020凱旋門賞の展望」でも書いたが、2020年の凱旋門賞15頭立てが予想されていた凱旋門賞だったが、週中に「明らかに不良馬場になる」という理由でエネイブルと人気を分け合うはずであったラブ(A.オブライエン厩舎)が、まさかの回避を表明した。

    A,オブライエン厩舎は4頭出しとなったのだが、今度は出走予定の4頭が全て禁止薬物(ジルパテロール)の陽性反応が認められたため、出走取り消しとなった。

    武豊騎乗予定だったジャパンもその対象で出走取り消しだ。…ったく、2週間にわたって書いた「2020凱旋門賞」の競馬コラムは一体なんだったのか・・



    「ジルパテロール」とは?

    因みに、この「ジルパテロール」という薬物だが、調べてみると一般的には牛や豚といった家畜類の健康促進、体重維持などを目的に使われるものだそう。

    人間においても筋肉量の増加が見込める薬物で、2017年当時、プロボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介に挑戦したメキシコのルイス・ネリがこの「ジルパテロール」を服用して山中慎介に初黒星をつけたことで有名になった薬物だ。

    このボクシングでの「ジルパテロール」使用は、結果ドーピングが故意であったのか偶然であっったのか判明せず、明確な処分が下されないままに終わった。

    半年後に再戦が決定したのだが、今度は王者ネリが体重超過で戦前に王座剥奪となり、山中が勝てば王座返り咲き、ネリが勝てば王座は空位という形で試合は行われたが、試合結果は山中の敗北、引退となった。
    「ジルパテロール」とは、そんな知名度の高い薬物である。



    2020凱旋門賞の、回顧

    …と、まぁそんなワケで「ジルパテロール」に引っかかったA,オブライエン厩舎は全4頭出走取り消しとなり、結果、レース前に5頭の出走取り消しとなった。

    更に詳しく、2020凱旋門賞の展望」でも書いたように、凱旋門賞3勝目を目指すエネイブルに「風が吹いた」かと思われたが、週末のロンシャン競馬場は悪天候に見舞われ超不良馬場となった。

    前述のラブは、これを見越して早々と出走取り消しを表明したくらい(取り消してなくても、ジルパテロールで引っかかったと思うが)だから相当なものだったのだろう。


    実際には今年の凱旋門賞の決着時計は2分39秒3。
    2018年に凱旋門賞2連覇を決めたエネイブルの走破時計は2分29秒2。

    昨年2着の際は2分31秒9で、
    今年は実に1秒前後時計がかかったので相当に重い馬場だったのが分かる。


    エネイブルは、重い馬場が不得手の馬。

    しかし、馬場悪化は必至であることが予想されていたのだが、6歳牝馬のエネイブルにとっては、昨年で引退しようとしていただけに、これが事実上最後の引退レースに決めていた。ならば、そうそう簡単に「取り消し」というわけにはいかなかったのだろう。


    対して、勝ったのはソットサス

    2020年凱旋門賞結果
     

    騎乗したのは、M.デムーロの実弟であるC.デムーロ
    既に世界におけるキャリア的にはデムーロの弟というよりは、兄にデムーロがいるという表現が妥当になるくらいの快挙だった。
    (因みにソットサスはこのレースを最後に引退し種牡馬入りが決定した)


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  1. これからは、海外競馬馬券日本で買える時代になる…

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    このままでは日本馬がヨーロッパの大きなレースに挑戦しても、「絶対に日本馬に勝たせるな」という 海外勢の厳しいマークを受けることになり、日本の競馬ファンは、これからますます海外競馬から目の離せなくなる。
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    競走馬時代を知っている馬の仔がデビューというのは、競馬ファンなら、特別な思いがあるはずだ。




  4. 血が紡ぐ競馬の未来
  5. 2015年のダービー馬ドゥラメンテ。
    人気になったのは強さもそうだが、アドマイヤグルーヴの最後の仔であることも大きく関係している。

    当時は牝馬が牡馬を倒すことが珍しかった時代に、天皇賞を制したエアグルーヴ。
    そのエアグルーヴの仔であるG1馬アドマイヤグルーヴ。
    そのアドマイヤグルーヴの仔、ドゥラメンテ。




  6. 血が繋ぐ競馬新時代
  7. 海外競馬に目を向けなければ、「この馬の母って誰?」…そんなことも日常茶飯事になることだろう。
    ジェンティルドンナの母は海外馬。
    競馬は新しい時代に突入しています。


    情報の少ない海外競馬…
    海外競馬を見ていれば、「この母馬は知らない」が「この馬知ってる!」に変わります。

    「海外競馬」を知ることで、より充実して競馬を楽しむことができます。
    このコラムでは、海外競馬に関する情報を積極的に公開していきたいと考えています。



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