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競馬の楽しみ方〜競馬業界を考察する (地方馬でドーピング…黒い噂) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 地方馬でドーピングが発覚!

  2. 地方馬ヒナクイックワンから、筋肉増強剤である「ボルデノン」という禁止薬物が検出された

    引っかからなければ間違いなく効果のある薬物なので、当然ながらオーナーサイドが真っ先に疑われた。
    だが調べられたらすぐにわかるような「検出されやすい薬物」なので、オーナーサイドが入れたとは考えにくく「外部」もしくは「内部」による「悪意」以外に考えられない。という線で「確信犯」という可能性が非常に高いことが予想される。
    …後ほど「事件の概要」をより詳しく説明する。



  3. JRAでも横行していた競走馬のドーピング

  4. 実は、ただ「バレないようにやる」という競馬界における「ドーピング」JRAでも横行しており、ポピュラーなドーピングといえば、馬を興奮させ競走能力を向上させるためにカフェイン系薬剤だろう。


    …その他では、
    冬季において競走馬が自己防衛のため「冬毛を本能的に伸ばす」という馬の性質を抑制するため、規約ギリギリの範囲内で強力なサプリメントを投与する。というのもあった。

    馬の冬毛」というのは人間に例えれば「脂肪を纏う」ことにより「保温効果を高める」というのと同じで、同時にシェイプアップされていない体は競走能力を低下させる。
    そこで、冬場の大きなレースにおいて勝負をかけてくる馬に相当に強力な「スーパーX」という伝説的なサプリメントを投与すると、ゴッソリと冬毛が抜け落ち、競走能力UPに繋がると信じられ使われてたこともあった。

    このサプリメントは副作用が非常に強く、1回使用すると内臓に相当な負担をかけるため、連続して使うことはまず不可能で、まさに「一発勝負」用のサプリメントとして一時期重宝されていた。
    今聞くと酷い話だ。人間の都合の為に動物を犠牲にするのだからな。…こういったところが「競馬=賭博」というダークな印象として根底に根付いているのだろう。

    JRAのドーピング規定」は時代に沿って常に変わるものだが、逆の意味では規定に引っかからない薬物を業者が開発すれば「やり放題」という状態になるので、ある意味イタチごっこ的な側面も常に内包しているのが実情だ。
    競馬における禁止薬物一覧(競馬ドーピング一覧)情報 
    ↑JRAの禁止薬物一覧(競馬ドーピング一覧)



  5. 2006年 凱旋門賞でディープインパクトがドーピング

  6. 近代の競馬における禁止薬物でもっとも有名な「ドーピング大事件」は、2006年凱旋門賞の、ディープインパクトだろう。

    wikipediaでも「ディープインパクト禁止薬物検出事件」というページタイトルがあるくらいの重大事件です。
    この時の凱旋門レース、未だにディープインパクトが3着だったと思っている人もいると思うが、公式記録は「失格」だ。


    これは、こんどこそ凱旋門賞を日本馬に獲られるという海外勢の恐怖からの「犯行説」が濃厚だが、JRAが謝罪してしまったし、「限りなくブラックに近い、グレー」な闇に葬られた「大事件」な為、不自然なくらいにニュースにならない「案件」だ。
    2006年の凱旋門賞でディープインパクトがドーピング(薬物)事件の情報 
    ↑2006年の凱旋門賞でディープインパクトによるドーピング事件



  7. 昔の競馬ドーピング

  8. 「昭和の競馬」時代にはここ一番の勝負って時には、マムシを食わせるという嘘か本当かわからない逸話も記事にあった。
    昔の日本では、体力を使った競技で、試合前にマムシの血を試合前にマムシの血を飲み、暗い部屋に選手を入れて開始直前ギリギリまで「興奮」を高まらせたってハナシも聞いたことがあるから、競馬でマムシを食わせるという「発想」は本当のことだろう。
    昭和の競馬ではマムシでのドーピングが主流という競馬情報 
    ↑昭和の競馬はマムシドーピングが主流w



  9. 相次ぐ「禁止薬物」検出の怪 4か月で3度

  10. ここから先は、岩手県競馬組合からのプレスリリースを参考に、まとめたものです。


    岩手県競馬組合は2018年11月5日、10月28日(日)に行われたレースに出走したヒナクイックワンから禁止薬物が検出されたと発表した。
    同組合によると、検出されたのは禁止薬物に指定されている筋肉増強剤「ボルデノン」で、岩手競馬で競走馬から禁止薬物が検出されたのは、7月と9月に続いて今年3度目となる。というから驚きだ。

    《禁止薬物が検出されたのは以下の3頭》7月29日(日)スターズレディ 三ノ宮通(水沢)
    9月10日(月)ウバトーバン 高橋純厩舎(水沢)
    10月28日(日)ヒナクイックワン 高橋純厩舎(水沢)


    岩手競馬では、1着と2着に入った馬に対してレース後の尿検査を義務付けており、今回、尿検査の結果、10月28日(日)のレース後ヒナクイックワンから禁止薬物が検出され「陽性」が確定したのだ。

    岩手県競馬組合は、7月に行われたレースに出走したスターズレディからも、今回と同様の禁止薬物「ボルデノン」が検出され、9月には高橋純厩舎所属の馬から同じ薬物が検出されたという。
    地方競馬では「ボルデノン」のドーピングが大流行だ。

    さらに、今回10月に同じ高橋純厩舎所属ヒナクイックワンから禁止薬物が検出されたことを受け、複数の馬から禁止薬物が検出された「高橋純厩舎所属の馬」について、異例の全頭尿検査を実施したところ、新たにワンサイドストーリからも禁止薬物が検出された。
    「高橋純厩舎所属」自ら関わっているのだろうか。



    競馬関係者の記事によると、地方競馬の同じ競馬場で4カ月の間に立て続けに3度も競走馬から禁止薬物が検出されたのは非常に珍しいケースだそうで、犯行の方法や、犯人の目的など、多くの謎が残っており、事件の真相は明らかになっていない。
    テレビの話題にも挙がっていないし、なんだか極めてダークな「力」を感じなくもない。


    盛岡競馬場の「セキュリティ」だが、盛岡競馬場に出入りする関係者によると、厩舎の入り口には鉄製の門があり、ガードマンが常時在中しているという。
    厩舎に入る際には、厩舎関係者は通行証、メディアはIDを提示しなければならなず、部外者が厩舎に侵入するのは極めて難しい状況にある一方、見ず知らずの者が競走馬に薬物を注入するのもまた、不可能に近いという。


    また、競馬はレースによって賞金がそれぞれ設定され、競走馬の順位に応じてジョッキーや厩舎関係者が賞金を得るのだが、仮に内部の関係者による犯行ならば、この賞金が目当てで犯行に及んだと推測されるが、地方競馬の場合、中央に比べて賞金はごく少額だ。

    7月のレースで禁止薬物が検出された際、岩手県競馬組合がジョッキーなどから返還を求めたのは、レース賞金を含むわずか、11万7千円ほどだった。…悲しすぎるほどに少ない・・

    この程度の賞金を得るために、リスクを冒してまで禁止薬物を注入するメリットは無いだろう。
    その上で「同じ厩舎の馬」に犯人が禁止薬物を注入する理由は、禁止薬物の使用が発覚すれば何らかのペナルティーが厩舎に与えられるため、犯行の動機は同厩舎もしくは岩手県競馬組合への「怨恨」しか考えられないという説が根強い。

    この騒動を受け、岩手県競馬組合は11月10日以降のレースの開催を中止しているが、この騒動が沈静化しないと開催までの期間が必然的に長期化し、再開自体が危ぶまれてもいる

    以上は内部の人間が怨恨から犯行に至ったという仮説であるが、別の仮説ではこの騒動が長期化し、仮に騒動が沈静化したとしても、再度薬物が検出されるようなことがあれば「岩手県競馬」自体がパニックに陥り、その結果、岩手県競馬が廃止になることも考えられる。
    そうなると大きなメリットを得る「何らかの組織」が存在し、それを企図しているのではないか?…という「黒い噂」も流れてきている。


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2023/05/28

モーカルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

モーカル無料予想(無料情報)も、1ヶ月に及ぶ長期検証を行った。
検証結果は的中率30%の、回収率8%といった、
お世辞にも「まぁまぁ」とも言えない結果となった。

そんなモーカルだが、以下日曜「東京8R 青嵐賞」を検証するのだが、久々に「こりゃあ酷い」と思った買い目であった。

モーカルという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ モーカルの無料予想(2023/05/28)

このレースは、メインのダービーと同じ距離で行われるレースであり、昔からこのレースを見てからダービーの馬券を買うというファンも多い。

レース前のオッズでは外枠の2頭に人気が集中しており、1番人気の◎9エイカイマッケンロに2番人気の〇11エクランドールという、面白くもない選択であった。

まあ▲以下の相手には、6番人気▲1ネイチャーシップ、9番人気△5ダノンターキッシュ、10番人気の穴7ホウオウユニコーン等が選ばれてはいたが、明らかにワイドの高配当を狙った適当なチョイスであることは明らかである。

レース結果は、1着には外枠でも1番人気との同枠である8ドリームインパクト(7人気)、2着には武豊を擁する6キャルレイ(3人気)、そして3着は3エクセレントタイム(4人気)が入り、モーカルが予想した5頭は1頭も馬券圏内に入らないという不測の事態となった。
いや、予想通りの事態というべきであろう。

モーカルが提供したレース

1番人気馬が飛んだ時に同枠が馬券になるなんてことは日常茶飯事だし、10頭前後の少頭数で武豊が騎乗する有力馬を切るなんてことは、ご法度だろ
武豊は下位人気だと馬券圏内には殆ど来ないが、上位人気となると尋常ではない力を発揮する。

実際にGI戦に限ったデータだと、1〜4番人気では1着は90勝あるが、5番人気以下だと0勝という記録がある。
そんなの「常識」なのだが、そんなことも知らないのだろうか。

それにしても、11頭中5頭(1,2人気在中)出して1頭も馬券圏内(3頭)に絡まないとは、どれほどの確率だろうか?
以前のモーカルなら、ここまでの醜態を晒すことはなかったと思うが、あまりに酷すぎてレースを間違えたのかとさえ思った。


2023/05/27

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトのことをある検証サイトでは9戦9勝の、回収率は1358.1%と、満点評価のサイトだと推奨していたのだが、競馬検証.comでも1ヶ月かけて検証すると、8戦1勝の、回収率 9%という、全く別モノと言えるほど乖離した検証結果となった。

一体どうすればこうも検証結果が変わるのか

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ブレイクホースレーシングの無料予想(2023/05/27)

検証するのは土曜「京都11R 葵S(GIII」の無料予想の検証となり、ダービー週に行われる、3歳春のスプリント王を決めるレースだ。

目下4連勝中のビッグシーザーや、前走を5馬身差の完勝で決めたルガル、行きっぷりの良いモズメイメイ等、錚々たるメンバーが揃った。
ブレイクホースレーシングは、いつもの馬連5頭BOXで推奨してきたのだが、上記3頭の中で唯一買い目から切ったモズメイメイが1着となった。

2,1,3,6,5番人気と選んで、上位人気の中で唯一切った4番人気のモズメイメイが1着となるとは、運の無さに呆れてしまう
このレースの買い目を監修した予想担当のツキの無さに感心する。
こんな予想担当が有料情報も監修しているとしたら皆さんはどう思うだろう?

そもそも、この時期の3歳馬にはまだそれほどの能力個体差は無く、日頃の練習の成果や騎手の技量が成績に現れ易い。
3歳限定戦が無くなった後、夏を超える頃になると馬自身の能力差がハッキリしてくる。

この上位人気6頭の騎手メンバーにおいて、武豊を差し置いて角田和や団野騎手を選択するとは如何なものか?
しかも、前走唯一の桜花賞組であり(この時点でワンランク上だ)、京都内回り1200m戦で行きっぷりが良く鞍上が武豊騎手であれば、切る理由など見つからないはず

そのあたりを踏まえた上で、買い目の予想をしてもらいたいものである。

ブレイクホースレーシングのことを優良と評価している検証サイトがあるが、改めてこのような検証サイトと、競馬検証.com検証結果を見比べてもらいたい