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競馬の楽しみ方~番外編★ (JRAの制裁は30日の騎乗停止処分だけか?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. JRAの制裁は30日の騎乗停止処分だけか?

    騎乗停止処分になったZ世代ジョッキー達

    Z世代ジョッキー角田大河今村聖奈永島まなみ古川奈穂河原田菜々小林美駒の6名のジョッキーが、開催中にジョッキールームでスマートフォンを使用したとして、騎乗停止処分になったと発表があった。
     
    Z世代ジョッキーが騎乗停止処分になった
    ▲ 騎乗停止処分になったZ世代ジョッキー達


    先週5月6-7日の開催までは騎乗したが、5月13、14日から30日間JRA開催にして開催10日間の騎乗停止となる。…それだけだ。
     
    公正確保のため、競馬開催中は騎手と外部との接触が禁止なのは周知のこと。 
    前日からジョッキーが宿泊している調整ルームにおいても通信機器の使用や、外部との連絡は禁止されているため、違反認定となったというわけだ。 
    (日本中央競馬会競馬施行規程第147条19号「競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した者」) 
      
    公営競技、公営ギャンブルにおいて、通信機器の持ち込み・使用はもってのほか。 
    騎手だけでなく、その他の公営競技選手も選手になる前から、いや、選手でなくても知っている「常識」だ。 
    そんな基本中の基本を、デビューしたばかりのジョッキー達が一緒になってルールを破ってしまったのだ。 

    これって「若い」という言葉では片づけられない大事件だろう。 

    昔から調整ルームに入る前に通信機器を預けるルールではあったが、2011年からはオフラインのデバイスについては、事前の届出があれば持ち込みが可能になっていた

    ただ、今回のケースは開催中のジョッキールームでの使用だ。
    使用することはおろか、持ち込みすら禁止されているハズの状態での行為だから、JRAのチェックの甘さに大注目が集まった。
    騎手同士で通話をしていたというのだから、何とも理解し難い。



    JRAの公式発表がこんなのでいいのか?

    そんな異常事態に対し、JRAの公式発表疑問が残るものだった
     
    公正確保上、重大なものはなかった
     
    ルールをしっかり把握しておらず、誤った解釈をしていたので、30日間の騎乗停止と判断した
     
    …という、どうにもこうにも『仕方がない感』を強調した説明だけ。
    公営競技の根幹である「公正安全」が揺らぐルール違反に対してこの制裁は、非常に甘いのではないか?という指摘が様々なところから聞こえてくる。 

    他の公営競技と比べると、こういった類の違反行為をすると半年から1年の出場停止が普通だ。 
    今回に限らず、過去のJRA騎手の通信機器使用による裁定結果についての緩さが改めて浮き彫りになった格好だ。 

    あまり公営競技を知らない人からしてみたら、「八百長しても1ヶ月で職場復帰できる」という風に思われかねないだろうし、むしろ「八百長してる騎手も多そうだ」くらいに思う人もいそうである。

    改めて規律を正し、馬券を買う人たちの信頼を損ねないよう、競馬界全体で気を引き締め直してもらいたい。


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2023/05/27

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトのことをある検証サイトでは9戦9勝の、回収率は1358.1%と、満点評価のサイトだと推奨していたのだが、競馬検証.comでも1ヶ月かけて検証すると、8戦1勝の、回収率 9%という、全く別モノと言えるほど乖離した検証結果となった。

一体どうすればこうも検証結果が変わるのか

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ブレイクホースレーシングの無料予想(2023/05/27)

検証するのは土曜「京都11R 葵S(GIII」の無料予想の検証となり、ダービー週に行われる、3歳春のスプリント王を決めるレースだ。

目下4連勝中のビッグシーザーや、前走を5馬身差の完勝で決めたルガル、行きっぷりの良いモズメイメイ等、錚々たるメンバーが揃った。
ブレイクホースレーシングは、いつもの馬連5頭BOXで推奨してきたのだが、上記3頭の中で唯一買い目から切ったモズメイメイが1着となった。

2,1,3,6,5番人気と選んで、上位人気の中で唯一切った4番人気のモズメイメイが1着となるとは、運の無さに呆れてしまう
このレースの買い目を監修した予想担当のツキの無さに感心する。
こんな予想担当が有料情報も監修しているとしたら皆さんはどう思うだろう?

そもそも、この時期の3歳馬にはまだそれほどの能力個体差は無く、日頃の練習の成果や騎手の技量が成績に現れ易い。
3歳限定戦が無くなった後、夏を超える頃になると馬自身の能力差がハッキリしてくる。

この上位人気6頭の騎手メンバーにおいて、武豊を差し置いて角田和や団野騎手を選択するとは如何なものか?
しかも、前走唯一の桜花賞組であり(この時点でワンランク上だ)、京都内回り1200m戦で行きっぷりが良く鞍上が武豊騎手であれば、切る理由など見つからないはず

そのあたりを踏まえた上で、買い目の予想をしてもらいたいものである。

ブレイクホースレーシングのことを優良と評価している検証サイトがあるが、改めてこのような検証サイトと、競馬検証.com検証結果を見比べてもらいたい



2023/05/28

モーカルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

モーカル無料予想(無料情報)も、1ヶ月に及ぶ長期検証を行った。
検証結果は的中率30%の、回収率8%といった、
お世辞にも「まぁまぁ」とも言えない結果となった。

そんなモーカルだが、以下日曜「東京8R 青嵐賞」を検証するのだが、久々に「こりゃあ酷い」と思った買い目であった。

モーカルという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ モーカルの無料予想(2023/05/28)

このレースは、メインのダービーと同じ距離で行われるレースであり、昔からこのレースを見てからダービーの馬券を買うというファンも多い。

レース前のオッズでは外枠の2頭に人気が集中しており、1番人気の◎9エイカイマッケンロに2番人気の〇11エクランドールという、面白くもない選択であった。

まあ▲以下の相手には、6番人気▲1ネイチャーシップ、9番人気△5ダノンターキッシュ、10番人気の穴7ホウオウユニコーン等が選ばれてはいたが、明らかにワイドの高配当を狙った適当なチョイスであることは明らかである。

レース結果は、1着には外枠でも1番人気との同枠である8ドリームインパクト(7人気)、2着には武豊を擁する6キャルレイ(3人気)、そして3着は3エクセレントタイム(4人気)が入り、モーカルが予想した5頭は1頭も馬券圏内に入らないという不測の事態となった。
いや、予想通りの事態というべきであろう。

モーカルが提供したレース

1番人気馬が飛んだ時に同枠が馬券になるなんてことは日常茶飯事だし、10頭前後の少頭数で武豊が騎乗する有力馬を切るなんてことは、ご法度だろ
武豊は下位人気だと馬券圏内には殆ど来ないが、上位人気となると尋常ではない力を発揮する。

実際にGI戦に限ったデータだと、1〜4番人気では1着は90勝あるが、5番人気以下だと0勝という記録がある。
そんなの「常識」なのだが、そんなことも知らないのだろうか。

それにしても、11頭中5頭(1,2人気在中)出して1頭も馬券圏内(3頭)に絡まないとは、どれほどの確率だろうか?
以前のモーカルなら、ここまでの醜態を晒すことはなかったと思うが、あまりに酷すぎてレースを間違えたのかとさえ思った。