最終更新日:2024年04月27日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,554

競馬の楽しみ方~女性騎手編 (2022年5月・JRA女性騎手の近況(藤田菜七子騎手・古川奈穂騎手・今村聖奈騎手)) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2022年5月・JRA女性騎手の近況について(藤田菜七子騎手・古川奈穂騎手・今村聖奈騎手)

    悩めるアイドルジョッキー藤田菜七子騎手の近況について

    2018年にJRA女性騎手の最多勝記録(35勝)を更新し、翌年には年間45勝を挙げるなど目覚ましい活躍を続け、JRAに貢献してきた藤田菜七子騎手だが、近年は落馬による負傷などの影響もあり、極度のスランプに陥っている。

    2022年JRA女性騎手、藤田菜七子騎手の近況
     

    スランプ」と言っても、本人の騎乗技術が著しく低下しているわけではない。
    単純に需要がなくなった。というのが正解だろう。

    これまでの競馬コラムでも何度も書いてきたが、女性騎手には斤量減の恩恵があり、男性ジョッキーに比べて有利なところはあるが、現実的な話をすると、やはり「腕っぷし」という部分で男性と女性では明らかに分が悪い
    馬を御せるか否かは、ひとつでも上の着順を目指すためにジョッキーの重要なスキルで、調教師やオーナーも「勝ちに導ける騎手」「上位に導ける騎手」を選ぶのは当然の流れである。

    その中で期待値の低いジョッキーは消去法で序列が下がっていってしまう

    これは女性ジョッキーだけの問題ではなく、伸び悩んでいるジョッキーすべてに言えること。

    とにかく自身の身体を鍛え、技術を磨いて結果を出せるジョッキーにならなければプロとしてはやっていけない。

    そんな苦悩の日々を送っている藤田菜七子騎手だが、3月初旬から拠点を所属する美浦から栗東に移して武者修行を始めた

    だいぶ差は縮まってきたものの、いまだ西高東低の勢力図となっている競馬界であり、レベルの高い厩舎、ジョッキーと一緒に過ごして学ぶことが第一ではあるが、それと同時に営業活動の側面も多いにあるのだろう。

    中京、新潟、小倉などのローカル開催では関西馬の出走も多いだけに、ローカル場が主戦場となる自身としては少しでも騎乗馬を集めたいところだ。

    そして、肝心の武者修行の成果はというと…先週・先々週と2週連続で勝ち星を挙げ、徐々に希望の光が見えてきた…かも?しれない。
    勝利を挙げたのは杉山厩舎、藤原英厩舎という栗東上位厩舎の馬だ。

    その2勝を挙げるまでは今年はここまで1勝のみだったことを考えると、大きな進歩と言えるだろう。
    ここから着実に信頼と結果を積み重ねていけるかどうか、今後の活躍に期待したい。



    古川奈穂騎手の近況について

    また、藤田菜七子騎手同様、もう一段階上のレベルへのステップが求められているのが古川奈穂騎手だ。

    2022年JRA女性騎手、古川奈穂騎手の近況
     

    超がつく名門・矢作厩舎に所属し、毎週のように勝ち負けを期待できる馬に騎乗させてもらえてるものの、今年ここまでわずか4勝

    周囲から「俺がオーナーだったら絶対クビにするけどね…」という笑えない冗談話も聞こえてきそうな状況だ。
    矢作調教師としてもオーナーがいる手前、いつまでも黙って見守っている訳にはいかないだろう。

    2021年、期待の女性騎手として注目されていたが、正味、古川奈穂騎手の騎乗技術「まだまだ」というレベルのもの。

    これから期待できる伸びしろを含めてのジャッジだが、その伸びしろを埋めるのは、こちらも今の努力次第だ。



    今村聖奈騎手の近況について

    今年デビューした別の女性ジョッキー今村聖奈騎手が、3月のデビューから3ヶ月も経たずに10勝を挙げる快進撃。(女性新人騎手の斤量減の恩恵アリ)

    2022笑顔の今村聖奈騎手
     
    ちなみにデビュー年に年間10勝は今までの9勝(牧原由貴子元騎手、西原玲奈元騎手)が最高でこれが新記録だ。
    加えて同期の中でも2ケタ勝利は一番乗り

    今年まだ7ヶ月も残しての10勝達成だから、ここからどこまで数字を伸ばしてくるか注目が集まっている

    父が元ジョッキーというDNAか、はたまた契約している敏腕エージェント・元競馬ブックの小原氏のお陰なのかは定かではないが、最近のJRA女性ジョッキーは完全に今村聖奈騎手一色で、永島まなみ騎手含めた他の3名の存在は確実に薄くなっている。

    勝負の世界、みんな平等に…という訳にはいかないのだが、せっかく厳しい世界に飛び込んできたのだから、華々しく活躍する姿を見たいものだ。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/20)


【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。