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競馬の楽しみ方~騎手編 (強烈なデビューを果たした、角田大河騎手) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 強烈なデビューを果たした、角田大河騎手

    新人ジョッキーと、新人調教師がデビューする。

    今年も3月5,6日の週から、新人ジョッキー新人調教師デビューする

    先日の競馬コラムで引退調教師のことに触れたが、既報の通り藤沢和雄調教師が管理していた馬の大半は新規開業の蛯名正義厩舎へ転厩となった。

    ついにきた、蛯名正義厩舎
    その先週は出走がなかったが、今週はいよいよ初出走が見られる模様だ。
    預かっている馬の質の高さは言うまでもないだけに、その期待に違わぬ結果を出して欲しいものである。



    強烈なデビューをした角田大河騎手

    さて、今週は新人ジョッキーにフォーカスを当ててみよう。

    競馬学校での評判・評価がそのまま実戦に繋がる…ということはそう多くはないが(実戦で真価が問われる)、そんな中でデビューウィーク鮮烈な活躍を果たした新人ジョッキーがいた。
    それが角田大河騎手だ。
    角田大河騎手
    角田大河騎手

    『角田』と聞いて競馬ファンが思い出すのは元ジョッキーで現調教師の角田晃一だ。
    角田大河騎手は、その角田晃一調教師息子で、は現役ジョッキーの角田大和騎手となる。

    そんな角田大河騎手だが、3月5日(土)の阪神1Rにて、なんと初騎乗となったレースでいきなり勝利(メイショウソウゲツ)を挙げた。
    さらに驚くべきは、続く2Rでも勝利を挙げて連勝を決めてしまったのである。

    JRAにおいて初騎乗からの連勝は過去に2人だけおり、栗田伸一元騎手(1979年)、福永祐一騎手(1996年)に次ぐ、3人目の快挙となった。

    また、勝たせたのが8番人気という低評価の馬だったことも、高く評価できる(2勝目・メイショウトールは2番人気)

    無論、デビュー早々に勝つこと自体凄いのだが、福永祐一騎手の初騎乗初勝利は、当時の自厩舎(北橋厩舎)の勝てる馬、いわゆる「ご祝儀」的な感じで用意してもらった馬でもあっただけに、それに比べると角田大河騎手の勝利はより驚きとインパクトが強い。
    コロナ禍で入場者数を制限していた阪神競馬場だったが、初勝利を挙げた時はファンが思わず歓声をあげ、拍手が沸いた。

    デビューウィークはその2勝のみとなったが、8鞍に騎乗して2勝、2着1回、3着2回と申し分のないスタートとなった。
    同期10名の中、先週騎乗したのは9名で、勝ち星を挙げたのは1人だけだったため、今週以降より注目が集まることは必至だろう。

    角田大河騎手の成績
     


    デビュー前から光っていた角田大河騎手

    先ほど「競馬学校での評価が実戦に結びつきづらい」と書いたが、この角田大河騎手は、競馬学校在籍時に「アイルランド大使賞」という在校時の成績優秀者に贈られる賞を受賞しており、その当時から技術力の高さは証明していた。

    昨年デビューした兄・角田大和騎手は20勝という上々の成績だったが、その当時の大和騎手の評判などと比べると「弟の方が出世しそう」というのがまわり関係者の評価らしい。

    また、所属する石橋守厩舎というのも心強い材料である。
    2勝を挙げた「メイショウ」冠松本オーナーとの繋がりが深いし、最近はゴドルフィンの馬も血統馬含めて管理馬が多く、社台系との結び付きは少ないものの、競馬サークルにおいてしっかりとした人脈のある調教師が師匠であれば、今後あらゆる機会を増やしていけることは間違いない。

    弟・角田大河騎手は今週も含めて騎乗依頼が増えてくるだろうし、ローカル開催に行けば固め打ちするようなことがあっても驚けないだろう。
    目標とするジョッキーは武豊騎手とのことだが、そんな偉大なジョッキーにどこまで近づくことができるか、今後の騎乗ぶりには大いに注目したい。


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2023/05/28

モーカルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

モーカル無料予想(無料情報)も、1ヶ月に及ぶ長期検証を行った。
検証結果は的中率30%の、回収率8%といった、
お世辞にも「まぁまぁ」とも言えない結果となった。

そんなモーカルだが、以下日曜「東京8R 青嵐賞」を検証するのだが、久々に「こりゃあ酷い」と思った買い目であった。

モーカルという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ モーカルの無料予想(2023/05/28)

このレースは、メインのダービーと同じ距離で行われるレースであり、昔からこのレースを見てからダービーの馬券を買うというファンも多い。

レース前のオッズでは外枠の2頭に人気が集中しており、1番人気の◎9エイカイマッケンロに2番人気の〇11エクランドールという、面白くもない選択であった。

まあ▲以下の相手には、6番人気▲1ネイチャーシップ、9番人気△5ダノンターキッシュ、10番人気の穴7ホウオウユニコーン等が選ばれてはいたが、明らかにワイドの高配当を狙った適当なチョイスであることは明らかである。

レース結果は、1着には外枠でも1番人気との同枠である8ドリームインパクト(7人気)、2着には武豊を擁する6キャルレイ(3人気)、そして3着は3エクセレントタイム(4人気)が入り、モーカルが予想した5頭は1頭も馬券圏内に入らないという不測の事態となった。
いや、予想通りの事態というべきであろう。

モーカルが提供したレース

1番人気馬が飛んだ時に同枠が馬券になるなんてことは日常茶飯事だし、10頭前後の少頭数で武豊が騎乗する有力馬を切るなんてことは、ご法度だろ
武豊は下位人気だと馬券圏内には殆ど来ないが、上位人気となると尋常ではない力を発揮する。

実際にGI戦に限ったデータだと、1〜4番人気では1着は90勝あるが、5番人気以下だと0勝という記録がある。
そんなの「常識」なのだが、そんなことも知らないのだろうか。

それにしても、11頭中5頭(1,2人気在中)出して1頭も馬券圏内(3頭)に絡まないとは、どれほどの確率だろうか?
以前のモーカルなら、ここまでの醜態を晒すことはなかったと思うが、あまりに酷すぎてレースを間違えたのかとさえ思った。


2023/05/27

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ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトのことをある検証サイトでは9戦9勝の、回収率は1358.1%と、満点評価のサイトだと推奨していたのだが、競馬検証.comでも1ヶ月かけて検証すると、8戦1勝の、回収率 9%という、全く別モノと言えるほど乖離した検証結果となった。

一体どうすればこうも検証結果が変わるのか

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ブレイクホースレーシングの無料予想(2023/05/27)

検証するのは土曜「京都11R 葵S(GIII」の無料予想の検証となり、ダービー週に行われる、3歳春のスプリント王を決めるレースだ。

目下4連勝中のビッグシーザーや、前走を5馬身差の完勝で決めたルガル、行きっぷりの良いモズメイメイ等、錚々たるメンバーが揃った。
ブレイクホースレーシングは、いつもの馬連5頭BOXで推奨してきたのだが、上記3頭の中で唯一買い目から切ったモズメイメイが1着となった。

2,1,3,6,5番人気と選んで、上位人気の中で唯一切った4番人気のモズメイメイが1着となるとは、運の無さに呆れてしまう
このレースの買い目を監修した予想担当のツキの無さに感心する。
こんな予想担当が有料情報も監修しているとしたら皆さんはどう思うだろう?

そもそも、この時期の3歳馬にはまだそれほどの能力個体差は無く、日頃の練習の成果や騎手の技量が成績に現れ易い。
3歳限定戦が無くなった後、夏を超える頃になると馬自身の能力差がハッキリしてくる。

この上位人気6頭の騎手メンバーにおいて、武豊を差し置いて角田和や団野騎手を選択するとは如何なものか?
しかも、前走唯一の桜花賞組であり(この時点でワンランク上だ)、京都内回り1200m戦で行きっぷりが良く鞍上が武豊騎手であれば、切る理由など見つからないはず

そのあたりを踏まえた上で、買い目の予想をしてもらいたいものである。

ブレイクホースレーシングのことを優良と評価している検証サイトがあるが、改めてこのような検証サイトと、競馬検証.com検証結果を見比べてもらいたい