最終更新日:2024年04月26日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,548

競馬コラム~騎手編 (強烈なデビューを果たした、角田大河騎手) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 強烈なデビューを果たした、角田大河騎手

    新人ジョッキーと、新人調教師がデビューする。

    今年も3月5,6日の週から、新人ジョッキー新人調教師デビューする

    先日の競馬コラムで引退調教師のことに触れたが、既報の通り藤沢和雄調教師が管理していた馬の大半は新規開業の蛯名正義厩舎へ転厩となった。

    ついにきた、蛯名正義厩舎
    その先週は出走がなかったが、今週はいよいよ初出走が見られる模様だ。
    預かっている馬の質の高さは言うまでもないだけに、その期待に違わぬ結果を出して欲しいものである。



    強烈なデビューをした角田大河騎手

    さて、今週は新人ジョッキーにフォーカスを当ててみよう。

    競馬学校での評判・評価がそのまま実戦に繋がる…ということはそう多くはないが(実戦で真価が問われる)、そんな中でデビューウィーク鮮烈な活躍を果たした新人ジョッキーがいた。
    それが角田大河騎手だ。
    角田大河騎手
    角田大河騎手

    『角田』と聞いて競馬ファンが思い出すのは元ジョッキーで現調教師の角田晃一だ。
    角田大河騎手は、その角田晃一調教師息子で、は現役ジョッキーの角田大和騎手となる。

    そんな角田大河騎手だが、3月5日(土)の阪神1Rにて、なんと初騎乗となったレースでいきなり勝利(メイショウソウゲツ)を挙げた。
    さらに驚くべきは、続く2Rでも勝利を挙げて連勝を決めてしまったのである。

    JRAにおいて初騎乗からの連勝は過去に2人だけおり、栗田伸一元騎手(1979年)、福永祐一騎手(1996年)に次ぐ、3人目の快挙となった。

    また、勝たせたのが8番人気という低評価の馬だったことも、高く評価できる(2勝目・メイショウトールは2番人気)

    無論、デビュー早々に勝つこと自体凄いのだが、福永祐一騎手の初騎乗初勝利は、当時の自厩舎(北橋厩舎)の勝てる馬、いわゆる「ご祝儀」的な感じで用意してもらった馬でもあっただけに、それに比べると角田大河騎手の勝利はより驚きとインパクトが強い。
    コロナ禍で入場者数を制限していた阪神競馬場だったが、初勝利を挙げた時はファンが思わず歓声をあげ、拍手が沸いた。

    デビューウィークはその2勝のみとなったが、8鞍に騎乗して2勝、2着1回、3着2回と申し分のないスタートとなった。
    同期10名の中、先週騎乗したのは9名で、勝ち星を挙げたのは1人だけだったため、今週以降より注目が集まることは必至だろう。

    角田大河騎手の成績
     


    デビュー前から光っていた角田大河騎手

    先ほど「競馬学校での評価が実戦に結びつきづらい」と書いたが、この角田大河騎手は、競馬学校在籍時に「アイルランド大使賞」という在校時の成績優秀者に贈られる賞を受賞しており、その当時から技術力の高さは証明していた。

    昨年デビューした兄・角田大和騎手は20勝という上々の成績だったが、その当時の大和騎手の評判などと比べると「弟の方が出世しそう」というのがまわり関係者の評価らしい。

    また、所属する石橋守厩舎というのも心強い材料である。
    2勝を挙げた「メイショウ」冠松本オーナーとの繋がりが深いし、最近はゴドルフィンの馬も血統馬含めて管理馬が多く、社台系との結び付きは少ないものの、競馬サークルにおいてしっかりとした人脈のある調教師が師匠であれば、今後あらゆる機会を増やしていけることは間違いない。

    弟・角田大河騎手は今週も含めて騎乗依頼が増えてくるだろうし、ローカル開催に行けば固め打ちするようなことがあっても驚けないだろう。
    目標とするジョッキーは武豊騎手とのことだが、そんな偉大なジョッキーにどこまで近づくことができるか、今後の騎乗ぶりには大いに注目したい。


関連コラム

無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/20)


【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。