最終更新日:2024年04月27日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,554

競馬の楽しみ方~調教師・厩舎編 (新馬戦の「国枝厩舎」は疑ってかかること。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 新馬戦の「国枝厩舎」は疑ってかかること。

    夏デビューでクラシック戦線に挑む。

    来年の日本ダービーに向け、今年も6月から始まっている新馬戦

    近年は育成技術が進歩したこともあり、いわゆる『クラシック戦線を見据える馬』は秋頃からデビューすることが今まで多かったのだが、この時期からデビューする馬が増えている。

    夏にデビューさせてしっかり勝ち上がり、その後トレーニングを経て秋冬で再始動…という形でクラシック戦線に挑むケースが近年の有力馬の青写真となっている。

    それだけに多くの期待馬を抱える厩舎としては早い段階での勝ち上がり、計画的な競走馬の入退厩などが求められることになり、意外とこの夏~秋シーズンというのは神経を使うことになるのだ。
     
     
     

    名伯楽に立ちはだかる鬼門…

    そんな状況の中、近年の2歳馬事情頭を悩ませている名門厩舎がある。 
    それが美浦の国枝栄厩舎だ。 

    毎年、年間40勝前後の勝ち星を挙げてリーディング争いの常連だが、そんな国枝厩舎が抱えている悩み新馬戦での成績
     
    近年ではアーモンドアイ、アカイトリノムスメ、サークルオブライフなどの2歳戦、クラシック勝ち馬を輩出しており、毎年様々なオーナーから良血の期待馬を預託されているが、その良血馬たちをもってして、とりわけ新馬戦の成績が芳しくない
     
    そもそも新馬戦を勝つということ自体が難しい(無論、その他のレースでも勝つことは簡単ではない)のだが、それを加味しても国枝厩舎は他の有力厩舎と比べてその期待値が下がっている

    今年も6月から11頭の2歳馬がデビューしているのだが、デビュー勝ちを収めたのはわずか1頭(シャンドゥレール・6/25東京)のみで、馬券に絡んだのは前出の馬を含めて3頭だけ。 

    今年ここまで(1-1-1-9)と複勝率.250。
    国枝厩舎全体の今年の複勝率.311と比較すると、この新馬戦をいかに苦手にしているかが分かる。
     
    国枝栄厩舎今年出走した新馬戦の成績を並べてみると…

    6/4 スティルディマーレ 4番人気 10着
    6/5 エルダーサイン 1番人気 4着
    6/12 ダノンザタイガー 1番人気 2着
    6/19 スカイラー 2番人気 4着
    6/25 シャンドゥレール 2番人気 1着
    7/3 ロジサキア 2番人気 10着
    7/9 アップトゥミ― 1番人気 4着
    7/10 サトノミネルバ 1番人気 3着
    7/17 ノットファウンド 3番人気 13着
    7/23 パルピターレ 4番人気 10着
    7/24 シュバルツガイスト 2番人気 7着
    7/30 モリーダーリン 2番人気 5着

    実に見事な飛ばしっぷりである。笑
     
     
     

    新馬戦の国枝厩舎は疑ってかかろう

    厩舎の育成方針として若い時期に無理をさせないということはあるし、そんな「国枝厩舎」というだけで自然と注目と人気が集まってしまうので、些か過剰に支持されていることはあるかもしれないが、それでもこの成績は目をつぶりたくなってしまう…。
     
    かのアーモンドアイとて新馬戦2着から牝馬クラシック3冠にまで上り詰めているし、昨シーズンもサークルオブライフが阪神JFを勝ち、エリカヴィータがフローラSを勝ってオークスに駒を進めるなど、最終的にはしっかりと結果を残しているので、厩舎としてはそれほど深刻にはなっていないのかもしれないが…ファンはついつい期待して馬券を買ってしまう。笑
     
    今週以降も続々と良血馬・期待馬がデビューを予定している国枝厩舎だが「新馬戦の国枝厩舎は疑ってかかる」というのを肝に銘じておいた方がいいだろう。


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2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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▲ アシストの無料予想(2024/04/20)


【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。