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競馬コラム~騎手編 (6名が騎乗停止になった今、チャンスを掴めそうな2人に注目?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 6名が騎乗停止になった今、チャンスを掴めそうな2人に注目?

    「6名の騎乗停止処分」これは逆転チャンス

    先日、若手ジョッキーらによる開催中のスマートフォン使用大きくニュースとなった競馬界。

    競馬検証.comの競馬コラム「JRAの制裁は30日の騎乗停止処分だけか?」でも触れたが、使用が発覚した6名のジョッキーは開催わずか10日間の騎乗停止処分となった。
     
    まさに緊急事態
    当事者だけでなく厩舎関係者も大慌てだ。 
    騎乗する馬の半数は、当該週ではなく、事前に出走する番組を厩舎が定め、それに合わせてジョッキーを確保して臨むのが一般的。

    騎乗停止となったジョッキーたちも同様に、騎乗予定が色々と決まっていた状況だっただけに、先週あたりは代わりのジョッキー確保に慌ただしい厩舎やその関係者も多かったように思う。
     
    そんな多くの人がピンチな状況で、チャンスに変えようとしている人もいる。
    今までなかなかチャンスを貰うことができなかったジョッキーや、騎乗機会が減ってしまったジョッキーたちにとっては、ここが再度アピールの機会になる。

    腕や技術はあるのにもかかわらず、有力厩舎との関係値や序列などで日の目を浴びることができていないジョッキーは多数。
    この1ヶ月の騎乗数や成績の変化は注目していきたいところだ。



    アピールに成功した、菱田裕二騎手

    まずは1週目…だが、早速?アピールに成功したジョッキーがいた。
    土日で5勝、2着も4回(19鞍騎乗)と固め打ちを決めたのが、菱田裕二騎手だ。

    菱田裕二騎手
    ▲ 菱田裕二騎手


    昨年は50勝、毎年コンスタントに勝ち星を挙げているジョッキーではあるが、その先週を除くと17勝止まりという昨年を下回るペースだったから、一気に流れをつかめたのではないだろうか。

    中堅の域に入って斤量の恩恵がなくなり、騎乗馬に恵まれなくなってくるタイプのジョッキーだ。
    太いパイプのあるエージェントと契約してもいないため、大きく飛躍するのが難しい環境である。
    とはいえ、重賞での実績も悪くないだけに、とにかく巡り合わせではもっと成績を伸ばせる存在。
    このアピールで次週以降のチャンスも増えてくることだろうから、5月の反撃に期待したい1人である。



    良い流れが来てる、佐々木大輔騎手

    そしてもう1人。
    今年がデビュー2年目佐々木大輔騎手がシンデレラボーイになりそうな予感。

    佐々木大輔騎手
    ▲ 佐々木大輔騎手


    佐々木大輔騎手は、いわゆる「今村聖奈世代」のジョッキーで、言わずもがなで、完全に今村聖奈騎手(や角田大河騎手)の陰に隠れてデビューイヤーは存在感が薄かった

    ただ、そんな印象を覆すかのように今年は4月の時点で昨年の勝ち星(9勝)をクリアし、5月の時点で18勝も挙げている。
    特筆すべきは先週、先々週とそれぞれ3勝の固め打ちを決め、勢いに乗り始めているところ。

    同期の稼ぎ頭が騎乗停止になったことと、自身が流れをつかみ始めてきたタイミングがちょうどマッチした今、この良い流れをモノにできるかが本人としても今後を左右することになるかもしれない。

    主戦場となるローカル開催は今週で一旦終了(次は夏の函館開催)となるだけに、騎乗馬の確保が見込める新潟開催最終週はさらにアピールできるか注目だ。
     
    父が調教助手という佐々木大輔騎手だが、所属するのはお世辞にも一流とは言えない美浦・菊川厩舎

    名門厩舎との繋がりがある今村、角田らの同期と比べると、劣勢な環境下にある佐々木大輔騎手だ。
    二人が戻ってきてもなおオファーが来るまでになって欲しいと思うし、若手ジョッキーを盛り上げる存在の1人にもなって欲しい。
     


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2024/04/22

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2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。