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競馬の楽しみ方~番外編★ (横山ブラザーズの災難) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 横山ブラザーズの災難

    天皇賞で競走中止となったタイトルホルダー

    3年ぶりに京都競馬場で行われた春の天皇賞、勝ったのはジャスティンパレス。
    前哨戦の阪神大賞典を快勝し、その勢いのままに初GⅠタイトル獲得となった。
     
    一方、同レース連覇を狙い、単勝1.7倍圧倒的な支持を受けたタイトルホルダーは、勝負どころで失速してまさかの競走中止となり、レース直後は状態が心配されたが、診断の結果ハ行だったようで幸い大事には至らず
     
    天皇賞で競走中止となったタイトルホルダー
    (動画)競走中止となったタイトルホルダー


    テンでの逃げ争いでペースが速くなり、道中は競ったアフリカンゴールドもまた競走中止(こちらは心房細動)でグッとペースが落ちて乱れたラップとなり、タイトルホルダーにとっては非常にキツいレースになってしまった格好。

    加えて、京都のアップダウンのあるコースもタイトルホルダーにとっては、結果的に不向きな条件だった印象だ。

    タイトルホルダーは自分のペースで逃げるのが得意なタイプであり、周りの動きに合わせてペースを上げ下げするのは苦手なので、これは今後のレースでも覚えておいた方がいいポイントである。
     
    おそらく春は全休になるだろうから、秋競馬に向けてしっかり立て直してもらいたいところだ。



    横山ブラザーズの災難

    例え命に別状がなくても、競走中止のシーンはあまりお目にかかりたくないものだ。
    今回も見ていて冷っとした。

    ケガやアクシデントは競走馬ゆえついて回るのだが、GⅠ馬の競走中止で思い出すのが、今年2月の京都記念のエフフォーリアだ。

    暮れの有馬記念で復調気配を見せ、復活を期す今シーズンだったはずなのだが、その初戦でまさかのアクシデントとなった。
    勝負どころで心房細動を発症して競走中止。その後、医師の診断の結果、これ以上負担をかけることは危険と判断されたため、種牡馬としての期待もあったし、そのレースを最後にターフから去ることになった。
     
    エフフォーリアの主戦ジョッキーは横山武史騎手。 
    そして、タイトルホルダーの主戦は横山和生騎手。 
     
     
    偶然…ではあるが、横山ブラザーズのGⅠお手馬が相次いで災難に遭っている。 
    タイトルホルダーは事なきを得たが、その瞬間、私もだが最悪の事態を想定したファンも少なくはなかっただろう。
     
    兄弟で切磋琢磨し、今年も重賞戦線、リーディング争いで活躍している横山ブラザーズ。 
    こういったシーンで一番ショックなのは間違いなく騎乗している本人だろう。
    ただ、この試練をなんとか乗り越えてまた大舞台で活躍するシーンを見たい。

    弟・武史は皐月賞(ソールオリエンス)を制覇し、日本ダービーの有力候補だ。
    横山ブラザーズで競馬界をより一層盛り上げて欲しい。


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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。