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競馬コラム~騎手編 (川田騎手とルメール騎手のリーディング争いの動向) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 川田騎手とルメール騎手のリーディング争いの動向

    リーディング争い、夏の陣

    ルメールVS川田のリーディング争いはここ数年の競馬界の見どころだ。

    昨年は川田騎手が悲願のリーディングジョッキーのタイトルを獲得し、日本人として6年ぶりの快挙を達成した。
    そんな勢いのある川田騎手に対し、奪還を狙うルメールも変わらず好調を維持し、この夏競馬を迎えている。
     
    また、今年の夏競馬において、これまでと少し様相が変わっているところがある。
    それが、ルメールの「夏休み」だ。

    昨年も「ルメール不在で、今年の夏は名を売る絶好の機会」という競馬コラムでも書いたように、フランス出身のルメールは拠点が日本にあるとはいえルーツはフランスであり、家族もフランス人。
    ヨーロッパは仕事よりも家庭を重要視する文化が根底にあり、引っ張りだこのルメールとはいえ、夏は決まって長期的な休みを取り、母国に帰って休暇を取っていた。

    ただ、今年はその夏休みを大幅に短縮した

    今年のルメールは、宝塚記念が終わった後の1週(7/1-2)のみ騎乗を取り止めただけで、その翌週からは騎乗を行い、ここまで毎週末のレースに参戦している。

    これには色々と事情などもあるようだが、主たるところは前述のリーディング奪回の意識は多くあるところ。
     
    今シーズンも後半戦に入ったばかりだが、この夏競馬の結果が最後にどう響いてくるかは非常に興味深い。
     
     
     

    リーディングを狙うルメールだが…

    そんなルメール騎手と川田騎手だが、つい先週の話をすると、90勝と87勝の3勝差でルメールがリードしていた状況だったが、ルメール騎手がまさかのノーヒットに対し、川田騎手はここぞとばかりに6勝の固め打ちとなり、これで首位逆転となった。

    リーディング争いをするルメール騎手と川田騎手
    ▲ リーディング争いをする川田騎手とルメール騎手


    加えて、ルメール騎手のノーヒットの内容何ともお粗末で、1番人気馬の騎乗が7度あったにもかかわらず、まさかのノーヒットとは…
    この悪い流れは何としても早々に断ち切らなければいけないところだろう。
     
    今週からは基本的に小倉をメインに騎乗を行う川田騎手に対し、メインレースの依頼を中心にして各地を転々とする予定のルメール

    それぞれにメリットはあるだけに、そのメリットをどこまで活かし、自分のものにできるか?にかかっている。

    3勝の差は、先週のように1週あれば逆転も十分に可能な範囲だ。
    双方まだまだ焦る時期ではないだろうが、毎週毎週ライバルの成績は気になってしまうものだけに、プレッシャーをかけられる時に一気にいきたいはずだ。
     
    早いものであと1ヶ月もしたら、舞台が中山&阪神に戻って秋競馬がスタートする。
    夏の戦いを制してどちらかが抜け出すのか、はたまた熾烈な争いのまま秋に突入するのか。

    秋GⅠに向けて競走馬も色々とチェックが楽しみな時期ではあるが、川田騎手とルメール騎手のリーディング争いの動向も夏競馬の楽しみにしたい。


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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

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2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。