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【女性騎手】藤田菜七子について (藤田菜七子騎手、JRA重賞初制覇だが…) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 藤田菜七子騎手、JRA重賞初制覇

  2. 先日の「カペラSで藤田菜七子、チャンス到来」で書いた、日曜に中山競馬場で行われたGⅢカペラSで、藤田菜七子騎手騎乗のコパノキッキングが2番人気で勝利し、藤田菜七子騎手はJRA重賞初制覇となった。
    藤田菜七子、GⅢカペラSでJRA重賞初制覇
     
    カペラSで藤田菜七子騎手V



    レース内容は、スタートをしっかり決めて4,5番手で折り合い直線で抜け出すという全く危なげない騎乗で、ダート短距離のGⅢレベルでは力が違うことを証明したレースとなったのだが、今年GⅡの根岸Sを勝っているし、コパノキッキングの力は既にそのレベルに達していたとも言える。

    その後勝てなかったのは、単に巡り合わせが悪かったのか、騎手の技術が足りなかったのか分からないが、いずれにせよ今回、これでようやく藤田菜七子騎手重賞レベルで通用する騎手と認められたと言っても過言ではないだろう。

    藤田菜七子騎手はデビュー時から女子ジョッキーということで、その人気に伴い、かなりの騎乗機会を各方面から与えられてきていたので、その経験がここで結実したと言えるだろう。



  3. 藤田菜七子騎手、お手馬を手放す

  4. …ただ、歓喜に湧く関係者間の中ではこんな意見も出てきている

    オーナーの「Dr.コパ」こと小林祥晃氏は、常に藤田菜七子騎手を全面的にバックアップすることを明言していたが、こと、コパノキッキングに関しては「年内は藤田菜七子を乗せ続ける」と、早い段階からコメントしていたように、ここには「年内は」というタイムリミットめいた言葉が付いていた。

    同時にコパノリッキーをGⅠ勝利に導くなど、良好な関係にある武豊騎手についてDr.コパ(小林祥晃氏)は、「武豊騎手を乗せたらどうなるかも興味がある」とコメントをしている。

    これの意味するところとはオーナー自身が既にコパノキッキングがGⅢ、GⅡレベルを超えてGⅠレベルに達しているという確かな手応えを得ていて、今後GⅠ戦線で戦っていくには藤田菜七子では多少心許ない」という思いを示唆しているコメントだと言えるだろう。


    藤田菜七子騎手は現在JRAリーディングで26位(42勝)。ベスト30に入っているのはある意味一流の証なんだろうが、真正面からGⅠに挑むにあたり、オーナーも客も誰しもがコパノキッキングに「もっと経験、実績のある騎手を乗せたい」と思うのは当然といえば当然、真っ当な考え方だろう。

    2019年はDr.コパ(小林祥晃氏)も、藤田菜七子騎手も、様々な理由からコパノキッキングで戦い、結果的に今回の勝利(カペラS)で藤田菜七子騎手の実力は今までにも増して周囲から評価されることになった。

    それによって藤田菜七子騎手は騎乗依頼もさらに増えることが予想されるが、この勝利の代償としてコパノキッキングというお手馬を手放さなければならない可能性が出てきたのは、本人心苦しいところだが、このような試練はどのジョッキーも常に同じ状況下に置かれているのが普通なので、これくらいで一喜一憂していては一流とは言えないだろう。

    正直、個人的には勝たせるのが遅すぎた感もあるので、今後さらに一皮も二皮も剥けなければならない時期こそが、正に正念場といえるだろう。

    今後さらに真価が問われることになる藤田菜七子騎手の今後の活躍に、2020年は期待したいところですねw



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2023/05/28

モーカルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

モーカル無料予想(無料情報)も、1ヶ月に及ぶ長期検証を行った。
検証結果は的中率30%の、回収率8%といった、
お世辞にも「まぁまぁ」とも言えない結果となった。

そんなモーカルだが、以下日曜「東京8R 青嵐賞」を検証するのだが、久々に「こりゃあ酷い」と思った買い目であった。

モーカルという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ モーカルの無料予想(2023/05/28)

このレースは、メインのダービーと同じ距離で行われるレースであり、昔からこのレースを見てからダービーの馬券を買うというファンも多い。

レース前のオッズでは外枠の2頭に人気が集中しており、1番人気の◎9エイカイマッケンロに2番人気の〇11エクランドールという、面白くもない選択であった。

まあ▲以下の相手には、6番人気▲1ネイチャーシップ、9番人気△5ダノンターキッシュ、10番人気の穴7ホウオウユニコーン等が選ばれてはいたが、明らかにワイドの高配当を狙った適当なチョイスであることは明らかである。

レース結果は、1着には外枠でも1番人気との同枠である8ドリームインパクト(7人気)、2着には武豊を擁する6キャルレイ(3人気)、そして3着は3エクセレントタイム(4人気)が入り、モーカルが予想した5頭は1頭も馬券圏内に入らないという不測の事態となった。
いや、予想通りの事態というべきであろう。

モーカルが提供したレース

1番人気馬が飛んだ時に同枠が馬券になるなんてことは日常茶飯事だし、10頭前後の少頭数で武豊が騎乗する有力馬を切るなんてことは、ご法度だろ
武豊は下位人気だと馬券圏内には殆ど来ないが、上位人気となると尋常ではない力を発揮する。

実際にGI戦に限ったデータだと、1〜4番人気では1着は90勝あるが、5番人気以下だと0勝という記録がある。
そんなの「常識」なのだが、そんなことも知らないのだろうか。

それにしても、11頭中5頭(1,2人気在中)出して1頭も馬券圏内(3頭)に絡まないとは、どれほどの確率だろうか?
以前のモーカルなら、ここまでの醜態を晒すことはなかったと思うが、あまりに酷すぎてレースを間違えたのかとさえ思った。


2023/05/27

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトのことをある検証サイトでは9戦9勝の、回収率は1358.1%と、満点評価のサイトだと推奨していたのだが、競馬検証.comでも1ヶ月かけて検証すると、8戦1勝の、回収率 9%という、全く別モノと言えるほど乖離した検証結果となった。

一体どうすればこうも検証結果が変わるのか

ブレイクホースレーシングという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ブレイクホースレーシングの無料予想(2023/05/27)

検証するのは土曜「京都11R 葵S(GIII」の無料予想の検証となり、ダービー週に行われる、3歳春のスプリント王を決めるレースだ。

目下4連勝中のビッグシーザーや、前走を5馬身差の完勝で決めたルガル、行きっぷりの良いモズメイメイ等、錚々たるメンバーが揃った。
ブレイクホースレーシングは、いつもの馬連5頭BOXで推奨してきたのだが、上記3頭の中で唯一買い目から切ったモズメイメイが1着となった。

2,1,3,6,5番人気と選んで、上位人気の中で唯一切った4番人気のモズメイメイが1着となるとは、運の無さに呆れてしまう
このレースの買い目を監修した予想担当のツキの無さに感心する。
こんな予想担当が有料情報も監修しているとしたら皆さんはどう思うだろう?

そもそも、この時期の3歳馬にはまだそれほどの能力個体差は無く、日頃の練習の成果や騎手の技量が成績に現れ易い。
3歳限定戦が無くなった後、夏を超える頃になると馬自身の能力差がハッキリしてくる。

この上位人気6頭の騎手メンバーにおいて、武豊を差し置いて角田和や団野騎手を選択するとは如何なものか?
しかも、前走唯一の桜花賞組であり(この時点でワンランク上だ)、京都内回り1200m戦で行きっぷりが良く鞍上が武豊騎手であれば、切る理由など見つからないはず

そのあたりを踏まえた上で、買い目の予想をしてもらいたいものである。

ブレイクホースレーシングのことを優良と評価している検証サイトがあるが、改めてこのような検証サイトと、競馬検証.com検証結果を見比べてもらいたい